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大泉洋×ムロツヨシ 劇中衣装で新解釈な完成報告会見に登場!
「新解釈・三國志」新解釈・完成報告会見

2020年11月04日

「新解釈・三國志」新解釈・完成報告会見

<左から、ムロツヨシさん、大泉洋さん>


魏・蜀・呉の三国が覇権を巡り群雄割拠していた史実をまとめた歴史エンターテインメント「三國志」を、福田雄一監督が独自に解釈した物語「新解釈・三國志」は12月11日より公開となります。
本作が完成したことを報告する会見を11月4日にホテル雅叙園東京にて実施しました。この日は蜀の武将・劉備役を演じた主演の大泉洋さんと、天才軍師・孔明役を演じたムロツヨシさんが、劇中衣装で登壇し、見事なぼやき術を披露しました。笑いの絶えなかった、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。


MC:福田雄一監督から「劉備がこの人でなければこれをやる必要はない」と熱烈オファーを受けて、大泉洋が福田組に初参戦! さらに、映画ドラマ、演劇、パフォーマンス界から全才能が結集した超大型スターキャストが夢の共演を果たしました。この冬、1800年間誰も想像し得なかった話題と驚きに満ちた新たな三國志が誕生します。

主題歌「革命」(福山雅治)が流れる中、大泉さんとムロさんが登壇。続けて呼び込まれた共演者の方々の"パネル"が次々と壇上に並べられていきます。

大泉さん:
ごめんなさい。(登壇者"パネル"を見渡して)...パネルですか?(会場:笑)

MC:そう見えますか?

大泉さん:
これ、ムロツヨシは(本人が)いるよね?

ムロさん:
ムロツヨシはいますね。ムロツヨシは動きます。

大泉さん:
(ムロさんの)隣からはパネル?

ムロさん:
隣からは、頭を下げる時に、ちょっと手をかさないといけないですね。(会場:笑)(橋本環奈さんのパネルを動かして)皆さまにご挨拶!

大泉さん:
そうだよね〜。だって、ムロツヨシ今、(パネルの)裏で板(角材)を押しているもん! 角材を!

ムロさん:
角材を押すと、橋本環奈ちゃんが皆さんにご挨拶を...。

大泉さん:
(ご自身の隣を見て)これ、小栗旬くんもパネル...だねえ。(会場:笑)

ムロさん:
こういう「新解釈の記者会見」っていうこちらの解釈でよろしいですか?

MC: はい、そうでございます。

ムロさん:
あら、それは勇気のある...。

大泉さん:
これは何ですか? 大事故ですか?

ムロさん:
勇気だけでここまで段取りました?

MC:ええ、満を持して。

大泉さん:
大丈夫ですか、これは? 伝わっているのでしょうか。これだけのメンツ...いや、これだけ来たら豪華ですよ。全員来たら!

MC:とても迫力があるな、と!

大泉さん:
結果、僕とムロツヨシしか来ていないから! この映画はね、僕が主役ですから良いですよ。で、次はムロくんで良いと思います。

ムロさん:
はい!

大泉さん:
でも、これでは僕とムロくんが暇に見える!(会場:笑)

ムロさん:
そうなんですよ。

大泉さん:
すごい暇なヤツに見えますよ!

ムロさん:
僕は今44歳ですけれど、結構頑張っていろいろ積み上げてきたものがあって...、こうなりますと...この二人は今日は仕事がなくて...。

大泉さん:
それで、僕らだけ来られたように見えるから...。(パネルを見渡して)しかも、何となく忙しくて(会見に)来なさそうだもん。いや、申し訳ないけれど、高橋努はスケジュール合うと思うわ!

ムロさん:
絶対来られたと思う。高橋努は。

大泉さん:
な、努は(時間が)あるよな! それに、努がこれを見たら悲しむよ!

ムロさん:
今、連絡したら来ますよ。

大泉さん:
(高橋さんは)「洋さん、僕行けたっす」って言うよ。努は来られるだろう。

ムロさん:
そうですよ。

大泉さん:
ま、あとはね...忙しいよね。しょうがないですわ...(小栗さんを示して)日本におるんかな?

ムロさん:
今は日本にいて、別の作品(「罪の声」/主演:小栗旬・星野源)のプロモーション中です。

大泉さん:
そうだわ。今、他の映画で忙しいもんな、彼は。...ああそう、パネル...。

MC: はい、今回は「新解釈の報告会見」でございます。

大泉さん:
そう言えば、聞こえは良いわ!

ムロさん:
大丈夫ですか? ガッカリしないと良いですけれど。

大泉さん:
相当ガッカリしているんじゃないの?

MC:(取材陣に)皆さま、大丈夫ですよね? (会場:拍手)

ムロさん:
ありがとうございます。

大泉さん:
絶対に、途中で帰しませんよ!(会場:笑) 本当に、(テレビ)カメラが帰ろうもんなら怒鳴るよ。「待てい!まだ会見してるでしょうが!」って。

ムロさん:
ちゃんと動画のRECボタン押していますね?(会場:笑) 赤く光っていないのが(テレビカメラが)いくつかありますよ!

大泉さん:
REC押してねぇのか?!(会場:笑)

ムロさん:
押していますか?

大泉さん:
あ、今(点灯)ついた!

ムロさん:
(大笑い)。

大泉さん:
どこのテレビ局だ? 今REC押しただろう?(会場:笑) (パネル入場の)どのへんで切った?(会場:笑) 賀来賢人で(RECを)切ったのか?

ムロさん:
びっくりするな〜。

MC:(会見の)お時間たっぷりありますから、お二人にお話を伺っていきたいと思います。改めてご挨拶をお願いします。

大泉 洋さん(劉備役)

(真面目な落ち着いた口調で)本日は諸都合ございまして、私とムロくん以外のキャストは全てパネルになってしまいました。決して私とムロくんが「暇だから来られた」というわけではないです。本作の主役が(会場に)来ていますから、我々が代表してお答えしていきます。いろいろなことを聞いていただければと思います。
ムロツヨシさん(孔明役)

大泉さん:
(ムロさんに対して掛け声)よっ!

ムロさん:
拍手、ありがとうございます。(会場からも「よっ!」「いいぞ!」) 諸葛亮孔明役でございます!(歌舞伎の掛け声のような「孔明!」)

大泉さん:
日本一!

ムロさん:
どうぞ、よろしくお願いします。

大泉さん:
ムロ!

ムロさん:
まさかパネルに囲まれて、このような発表をするなんて、想像もしませんでしたな。皆さんの質問にたくさん答えて、場を盛り上げてなんとか「今日、(会場に)来て良かったな」と少しでも思ってもらえるように、本日これから一分一秒を逃さないように頑張りたいと思います。どうぞ今日はよろしくお願いします。


MC:まずは、本作の出演オファー受けた際のお話をお聞きしたいと思います。

大泉さん:
福田監督から、何年前かも忘れたぐらい相当前にお話をいただきました。福田監督とは仕事はあまりないですけれど、プライベートでは仲が良かったものですから、「実は洋さん、三國志をやりたいんだ。それで洋さんにはぜひ劉備を演じてほしいんだ」と言われました。でも、劉備と私が結びつかなかったので、「私が劉備ですか?」と聞き返したら、「そうなんです!めっちゃぼやく劉備なんです」と言われたので、「それならできそう」と思いました。「洋さんが劉備で、何をやっても文句ばっかり言うってめっちゃ面白くないですか!」って。「めっちゃ面白いね」と答えて、ずっと「やろうやろう」と思っていたのに、延び延びになっていて、やっと形になりました。

MC:「ぼやく劉備」は新しいと思いました!

大泉さん:
新しいでしょうねぇ。劉備と言えば、三國志の中でもヒーロー的なスターですよ! 

ムロさん:
ヒーローですよ。人間性も素晴らしい。

大泉さん:
人徳もあって、大軍を率いて戦った男ってイメージがありますからねでも、(本作の劉備は)ずっとぼやいていますからね。最初「義勇軍に入るなんて言ってねぇから!」というのから始まっているので、本当に私にはぴったりの役でしたね。

MC:福田さんからは、その後にも正式なオファーはなかったということでしょうか。

大泉さん:
ん? もちろん正式なオファーはありましたよ!(会場:笑)

ムロさん:
そこは触らないでしょう。

大泉さん:
正式なオファーがないと映画には出ないからねぇ。(会場:笑) それは東宝さんもびっくりするでしょう! 「監督に呼ばれたんですけれど?」って...。そこはちゃんと事務所を通して...。(本作の)始まりは、ご飯を食べた時のバカ話から始まりましたってことですよ。

MC:それが本当に実現しましたね。

大泉さん:
あの人(=福田監督)忙しくて、やっと。それでも撮ったのは一昨年?

ムロさん:
一昨年? ...昨年の五月じゃないですか?

大泉さん:
昨年の五月か。やっと公開になります。

MC:ムロさんはオファーを受けた時、いかがでしたか。

ムロさん:
僕はおそらく五~六年前に、「新解釈・日本史」(2014年TBS系列で放送/脚本・演出:福田雄一/主演:ムロツヨシ)というドラマをやっている時に、ずっと福田さんが「『新解釈・三國志』を考えているんだよ」って話していました。その時に「どうしてもムロくんにやってほしい、ピッタリな役があるんだ」っていうんです。「何の役ですか?」と問い返したら、「諸葛亮孔明だ!」っていうので...。「え、すごいじゃないですか。才能ある軍師じゃないですか」って答えると、「違うんだ!『新解釈・三國志」は、ムロくんと一緒で、何もできないのに、できる人の知恵とか人脈とかに頼って成功していく人。だから、役作りはいらないしムロくんにピッタリ!」と言われました。(会場:笑)。その時、「この監督、何を考えているのかな」「僕のことをどう解釈しているのだろう?」と思いました。でも、福田雄一から見たムロツヨシは、人の知恵と力を借りてのしがっていく人間みたいです。今もそう思っているのかは分からないですが、福田さんから見たら僕にピッタリの役だということです。台本を読んだら僕らしい言葉とか、当て書きをしていただいている部分もあったので、全力で演じさせてもらいました。

大泉さん:
ムロさんは"人の力でのし上がっていく"、僕は"文句しか言わない"という福田さんの解釈...。

ムロさん:
(福田さんの)解釈がおかしいですよ!

大泉さん:
間違っているんですよ。

MC:撮影前に準備はされたのでしょうか。

大泉さん:
特に、していないです。(会場:笑) まず、台本が来なかったよね?

ムロさん:
台本、まあまあ来なかったよね。

大泉さん:
ああいうものですか、彼の映画っていうのは?

ムロさん:
ああいうものですね。周りの美術スタッフさんとか制作スタッフさん、演出部さんが焦っているっていう情報は入ってきましたが、こういうのを明かすとダメなので、今のは聞かなかったことにしてください。

大泉さん:
なんか私は「この映画はもうやらないんじゃないの?」って思った頃に台本が来ましたよ。

ムロさん:
ギリギリだったんですね? おそらく、もうちょっと枠的なものはスタッフさんに伝わっていたと思うんですが、俳優部に台本が来たのは、ギリギリでした。

大泉さん:
早いとこ(台本を)いただかないと、こっち(が演じるの)は劉備だしね! 役作りもあるし...と思っていたのに、全然、(台本が)来ねぇし(笑)。で、(映画製作自体が)飛ぶんじゃないかって思った、あと二カ月後に撮影という時に、やっと台本が来ました。(台本を)読んだら、「これだったら前の日でも良かったな」って...。

ムロさん:
(大笑い)。

大泉さん:
「明日撮ります!」でも良かったぐらいの台本でした。(会場:笑)

ムロさん:
そうかぁ〜。

大泉さん:
まあ私...本当に、私だもんね。

ムロさん:
そうですね、劉備さんは覚えるセリフというよりも、受け身ですから。

大泉さん:
僕の素がそのままで、役作りというか...。

MC:私も映画を観て、大泉さんそのままでした! 逆に「劉備ってこういう人だったのかな」と思いました。

大泉さん:
そうですよね。劉備は、ああいう人だったのかもしれないですからね。

MC:新しい解釈で、いろいろな視点ができますよね。

大泉さん:
誰も本当の劉備を見たことがないんですからね。

ムロさん:
そうそうそう。今、本当の劉備を見た人はいないですからね。

大泉さん:
本作を観て「怒り切れるのか?」「あなたは劉備を見たんですか?」「こうだったかもしれませんよ!」って...。

ムロさん:
そうだけど、ダメだよそこまで言ったら! 本当の「三国志」ファンの人が(意見を)言ってくるよ!

大泉さん:
これは僕が書いたわけではなくて、書いたのは福田監督で、僕は言わされているだけだから! 私はマリオネットですよ。僕に怒るのはお門違いです!(会場:笑)

MC:何かある時は福田監督のほうへ。

大泉さん:
そうです。ただ、孔明はムロツヨシがめちゃくちゃにした!

ムロさん:
(笑)。違う違う違う! 孔明も「役作りはしないで!」って福田さんに言われたんですよ。「ムロくんしゃべっていると思って(セリフを)書いているから」という福田監督の意思を汲み取って演じています。僕がしゃべっているかのように、というだけなので、アドリブっぽく見えますが、全て台本通りです!

大泉さん:
いや、ムロくんは、七割アドリブです。(会場:笑) 「サプライズの誕生日の仕切りも僕がやります!」は絶対アドリブ!

ムロさん:
それは、台本には書いていなかったです。「僕がサプライズの幹事をやるのがすごくうまくて、誕生日のサプライズもうまく段取ります」はアドリブです。台本は書いていないですが、行間に「ここは任せるよ」ってあるんですよ。読んでください。

大泉さん:
行間が読めすぎてるよ(笑)。

ムロさん:
行間にうっすら「自由にどうぞ」って書いてあるんです。

大泉さん:
ウッソ、あそこにあんだけ文字が見えていたら、ちょっと一回(病院で)診てもらった方が良いよ。

MC:ムロさんは福田組の常連ですから、やはり絆もあるんでしょうから、そういうところもすべて鑑みて受け取って?

ムロさん:
今回は福田さんが、劉備もそうですが、諸葛亮孔明への思いがすごく入っていました。とにかく「何かした人の意見をうまく自分の意見に置き換えて、のし上がっていく孔明を見たい」とずっと聞かされてきたので、僕は敢えて役作りはしないという役作りをして、演じて、皆さんにお届けしています。

MC:本作は豪華出演者があり、主題歌は福山雅治さんが担当してくださいましたね!

ムロさん:
そうなんですよ!

大泉さん:
とにかく豪華な出演者も次々と出てきますし、最後にカッコいい曲がかかったなと思ったら、福山さんの声が聞こえて、「ここまで豪華か!」と、映画を締めてくれますよね。カッコいい(楽曲の)「革命」という歌で。

ムロさん:
僕は主題歌のことを聞いていませんでした。でき上がった本作を観た時に、最後に良い話で感動するなと思っていたら、急に「うわっ!福山雅治...さんだ!」ってなりました。

大泉さん:
今、呼び捨てにしたでしょう?

ムロさん:
わざとです! 僕はまだ、リアルに(福山さんに)お会いしたことがないんです。

大泉さん:
リアルな言い方で言うと「うわっ!福山雅治だ!」ってなるんだ。

ムロさん:
この職業に就いていなければ、「福山雅治だ!」ってなると思うんですよ。でも、今は最後にちゃんと「さん」を付けますけれども...。

大泉さん:
僕は、完成した本作を観る直前に、たまたま福山さんとご飯を食べる機会があったんですよ。その時に、福山さんに言われましたよ。

ムロさん:
そうなんですか。

【大泉さんが、福山さんのモノマネをして芝居】
福山雅治役:大泉洋さん
大泉 洋役:ムロツヨシさん


福山「洋ちゃん、『新解釈・三國志』テーマ曲やりますよ」
大泉「本当ですか?知らなかったな、僕」
福山「洋ちゃん、あの役、カッコいいね」
大泉「そんなことないですよ」
福山「いや、カッコいいよ」
大泉「台本ちゃんと読みましたか?」
福山「カッコいいでしょう」
大泉「そうですか?そう言ってもらえたら嬉しいですけれど、福山さんの歌があるから映えます」
福山「いや、カッコいいから」
大泉「ただ、ぼやいているだけですよ?」


大泉さん:
って、福山さんがずっと「カッコいい」って言い続けるの。

MC:今のは福山雅治さんのモノマネですか?

大泉さん:
福山さん! 私ね、(福山さんは映画を)観ていないんじゃないかなと思っている。

ムロさん:
(笑)。

大泉さん:
どうやらね、後から聞いたら、プロデューサーが「最後の方を観せた」んだそうです。最後ね、確かに劉備が曹操に対して、「この世の中はお前には任せられない」みたいなことを言うんです。そこしか観ていないんじゃないかなって気がするんです。

ムロさん:
一番だらしないとか、ぼやいてるところを観ていない?

大泉さん:
本作の劉備は99パーセントカッコ悪いですからね!

MC:最後の戦いはすごくカッコ良かったです!

大泉さん:
最後だけなんかちょっとすごくカッコ良くね。終始(福山さんの声マネで)「カッコいいんだよね」って言っていて、何か僕がカッコいいことをあまりお気に召していない感じがしました。もしかしたら、プロデューサーが主題歌を引き受けてほしいがために、「カッコいい映画だ」と思わせたのかなという気がしています。

ムロさん:
その疑惑はちょっと良くないですね。

MC:そこは大泉さんが福山さんに伺っていただいて...。

大泉さん:
ヤバイですよ! ご本人がもし観て、こんな映画だと分かったら...。

ムロさん:
急に主題歌撤退しますよ! ご本人の意向により撤退! 主題歌が流れない映画になりますよ。その時は察していただければ...。(会場:笑)

大泉さん:
危険! あると思う!

MC: 福山さんの「新解釈」となってしまいますね。

大泉さん:
そうなったら僕らで、慌てて何か歌わないと。(会場:笑)

【マスコミ質疑応答】

質問①::「三国志」ファンに注目してほしいポイントと、「三国志」をあまり知らない人への注目ポイントは?

大泉さん:
「三国志」をよく知っている人は...もう見なくていいんじゃないかな。(会場:笑)

ムロさん:
観なくていいってことです。鉄の意思を持っております。「三国志」ファンの方、「三国志」を少しでも知っている方は見ないでいいです!(会場:笑)

大泉さん:
いや、本当に僕じゃないからね! 福田雄一の解釈だからね。まあね〜、「三国志」を知らない方は間違いなく楽しいですよ。ざっくりと「三国志」の知識も入ります。西田敏行さんが歴史学者役として、まず説明してくれるので、「三国志」はこういうストーリーだけれども、違う学説を唱えたいんだって言って「新解釈・三國志」が始まるというとても分かりやすい構成になっています。ただ、三国志や武将が好きな人には厄介です。(会場:笑)

ムロさん:
ですが、洋さん!「新解釈・日本史」をやっていた者としては、その時にね、歴史好きの方がこれを観て「面白い!」ってなったんです。「確かにこれは違うとは言い切れないよね」というのが一つでも見つかればそこからは楽しめるかもしれない。だから、新解釈というのは、もしかしたら「三国志」を知っている人がそこまではどうかなっていう粗探しから、逆に「否定しきれないな」という体が見つかれば、一気に楽しくなるかもしれない。

大泉さん:
あぁ、そうね! 否定しきれるものではないよね。

ムロさん:
そうなんです!(現代人は誰も本物の)劉備に会ったことはありません! ただ、(「三国志」ファンの方には)やはり観ないでいただきたい!

質問②::撮影現場でのコミュニケーションは?

ムロさん:
この作品のこの役割に、特別なことはなかったですね。

大泉さん:
実のある話は一つもないね!

ムロさん:
だから、記憶に残っている話もないです。

大泉さん:
ないねぇ。

ムロさん:
共演は12年ぶり?

大泉さん:
共演たって「アフタースクール」(2008年公開/監督:内田けんじ/出演:大泉洋)って映画だけど、一緒のシーンもなかったもんね。だから本当にしっかりと共演したのは僕の中で初めてに近いぐらい。

質問②::12年を埋めるようなお話は?

大泉さん:
何年かに一度、どうでもいい電話をかけてきていましたよね。一度、入院して暇だからって電話をしてきたよね?

ムロさん:
体調が悪くて、家にいないといけない時に電話したんだと思います。そしたら、舞台の本番10分前になのに、洋さんは優しくて電話に出てくれました。

大泉さん:
福田組にいるムロさんはとにかく頼もしかったです。「台本って何?」って感じで好き勝手にやってくるんです。こんなにも台本を逸脱して...、私もアドリブをやらない方ではないけれど、ムロくんはすごかったね。

質問②:一番驚いたムロさんのアドリブはありますか。

大泉さん:
散々段取りをやって、本番になったら立ち位置が違うことがあって、そのアドリブにはびっくりしました。(会場:笑)

ムロさん:
走って来たら右と左が分からなくなっちゃったんです(笑)。あれはアドリブではなくてミスです!...やり直しました。

大泉さん:
延々とやっていましたね。セリフが終わってからも、その倍ぐらい話すから、「すげえな」と思いました。映画というよりは、だんだんと追い込まれていく感じが「水曜どうでしょう」(1996年放送開始の北海道テレビ制作バラエティ番組)に近い感じがしました。(会場:笑)

ムロさん:
福田組も初めての洋さんに身内感覚を抱いたんでしょうね。一度、香盤表という、出番がある時に〇が付いている表があるんですが、洋さんが出るシーンなのに、洋さんの欄に○を付け忘れていたことがありました。当然、洋さんは休みなので現場には来ていなくて、呼び出されていましたからね! それはもうスタッフさんが平謝りしていました。

大泉さん:
主演に○を付け忘れるって前代未聞のミスよ!

ムロさん:
そう、○は主演から書くからね。

大泉さん:
丸書きは主演から始まるのに、そこに丸を付けないって一体なんなんだ! 

ムロさん:
これは事件ですよ。

大泉さん:
普通は相当ヤバイ事件で、現場がピリつくんだけれど、僕が現場に行ったら、福田さんは爆笑していたからね。「来た来た!」って!(会場:笑) まあ、でもそのおかげで橋本環奈ちゃんに会えたから良いですけれどね。

ムロさん:
撮影スケジュール上、本当は(大泉さんは橋本さんに)会えなかったんですよね。

質問③:道民としては、劉備の役柄が地方から全国へってことで大泉さんの足取りと似ていると思います。劉備の役は改めてどういう役か伺いたいです。

大泉さん:
北海道で毎日バラエティをやっていた男が、東京で三国志の大作に主演する。本来は大変喜ばしいことですけれども、如何せん今回の劉備って役は、カッコ良くないんだよね。福山さんは随分「カッコいい」と言ってくれているけれども、正直なことを言えば「『キングダム』に出たかったな」ってことですね。(会場:笑)。「キングダム」の主役だったらねぇ。

ムロさん:
同じ系列(の作品)なんだよね。

大泉さん:
プロデューサーも一緒だからね。「何とか『キングダム』に出させてくれ」と言っているんですけれどもね...。「役がない」って言われたの。(会場:笑) どうもね、難しいところなんですよね。ただね、本作もものすごい大作なんですよね。でも、「ここまで来たんだ!」という感慨は特になかったです。監督と仲が良かったから「やっと福田さんと遊べるな」っていう感じでした。

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