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二宮和也主演、この秋最高の感動実話「浅田家!」ついに完成!
日本アカデミー賞受賞者揃い踏み!
超豪華キャスト、スタッフによる完成報告会見開催!
「浅田家!」完成報告会見

2020年09月14日

「浅田家!」完成報告会見

<左から、浅田政志さん、風吹ジュンさん、黒木華さん、二宮和也さん、菅田将暉さん、
妻夫木聡さん、中野量太監督、平田満さん>


ユニークな家族写真を世に送り出し、写真界の芥川賞と言われる木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家・浅田政志さんの2冊の写真集を原案にした「浅田家!」がついに完成。9月14日に完成報告会が行われ、主演の二宮和也さんをはじめ、黒木華さん、菅田将暉さん、風吹ジュンさん、平田満さん、妻夫木聡さん、主人公のモデルとなった浅田政志さん、そして中野量太監督が出席した。強い絆で結ばれた家族への思い、浅田さんが従事した被災地の写真洗浄ボランティア活動への思いなどを、二宮さんをはじめキャスト陣が熱弁! こちらの会見の模様をレポートいたします。


二宮和也さん(浅田政志役)

本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。少しでも長く映画の話ができればと思っております。こういう状況ではありますが、少しでも皆さんが笑えたり、泣けたり、心が温かくなる映画になったと思います。いろいろとお話をさせていただけたらと思います。よろしくお願いします。
妻夫木聡さん(浅田幸宏役)

この作品は一年半くらい前に撮り終わった作品ですが、こうやって完成の報告ができて感慨深いです。
風吹ジュンさん(浅田順子役)

素晴らしい映画ができたと思っています。試写で観て、(MCの)笠井さんと喜び合ったことが印象的です。それが、「公開できるところまで来たか」と思うと嬉しいです。今日は皆さんにいろんなお話をできたらと思います。
平田 満さん(浅田 章役)

人をとても好きになる映画だと思います。一人でも多くの皆さんに観ていただけるように祈っております。
黒木 華さん(川上若奈役)

こうして映画ができ上がって、皆さんに直接、お話しできることが「本当にありがたいな」と思います。
菅田将暉さん(小野陽介役)

この家族の話に参加できてすごく嬉しいです。
浅田政志さん(原案)

なかなかこういう場には、慣れておらず緊張しています(笑)。家族みんなで来たかったのですが、ほかの家族は、三重県にいます。今は僕一人で心細いのですが、近くに東京のお母さん(=風吹さん)がいらっしゃるので頑張ります。
中野量太監督(監督・脚本)

この映画のお話をいただいてから5年。やっとこの場に立つことができました。映画って本当に長い旅だなと思っています。監督の時は、撮影現場で我を忘れて一生懸命やっているので大丈夫なんですが、久しぶりにこのキャストの皆さんにお会いすると、(豪華キャストを見て)ドキドキしますね。「このキャストを本当に僕が演出したのかな?」という感じです(笑)。そういう感じが、また嬉しいです。今日はよろしくお願いします。

MC:二宮さん、日本アカデミー賞受賞俳優陣たちとの豪華競演はいかがでしたか?

二宮さん:
贅沢でした。僕にとっても、いろいろな作品で観た人たちでしたので、その方達と「よーい、スタート」で芝居ができるのは贅沢でした。

MC:気後れすることは?

二宮さん:
でも、戦うわけではないので、同じ方向を見て走っていく...。(自席から写真を撮る浅田さんのカメラに向けてピースをする妻夫木さんを見て)今、僕がしゃべっていますから(笑)! ...同じ方向に向かっていくということで、温かい気持ちになりました。(同様に浅田さんの構えるカメラにピースする風吹さんに向かって)僕がしゃべっていますから(苦笑)。監督がそういう温かい演出をつけてくださり、楽しくできたなと思います。

MC:この中で二宮さんと初共演だった方は...?

妻夫木さん、平田さん、菅田さんが手を挙げる。

妻夫木さん:
そうですね。(二宮さんは)「感受性が豊かなんだろう」と、ずっと思っていました。実際に共演してみると、本当に画面の中で自由に羽ばたいている方だなと思いました。すごいんですよね、瞬発力が。「よーい、スタート」がかかった瞬間に、政志さんが憑依するような感じがして、すごい方だなと思いましたね。

MC:イメージと違ったなという部分は?

妻夫木さん:
イメージと違ったのは、現場で熱心に携帯をいじっていたので、「何か勉強をしているのかな?」と思ったらパズドラ(GunHoが運営するスマホアプリゲーム「PUZZLE&DRAGONS」)をいじっていて...。

二宮さん:
勉強です!

MC:平田さんはいかがでしたか?

平田さん:
緊張せずに気楽にできたのは二宮さんのおかげかなと思います。本番前は本当にリラックスなさっているのに、お芝居になるとスーっと(役に入る)...。すごいなと思いました。

MC:イメージと違う姿を見たりは?

平田さん:
リラックスした姿を見られただけで僕としては嬉しいです。

MC:菅田さんは「暗殺教室」シリーズ(第一弾:2015年・第二弾:2016年公開/出演:山田涼介・菅田将暉/二宮さんは「殺せんせー」の声で出演)で、一応共演はされているんですよね?

菅田さん:
そうなんです。声でしたが共演しました。

MC:実像とは初共演ですが、いかがでしたか?

菅田さん:
今回、浅田家の皆さんとはまた違うところでの参加で緊張していたんですが、「よーい、スタート」の声と共に、いらない緊張が一気になくなった感じでした。癒して温かく包んでくれるような現場にしてくださいました。

MC:「イメージと違うな」と感じる部分はありましたか?

菅田さん:
刺青(タトゥー)が似合っていましたね(※政志はタトゥーを入れている設定)。二宮さんがこういう感じって「どんな感じなんだろう?」って想像ができなかったんですが、すごくハマっていてカッコ良かったですね。ひげもあんまり見たことないですし。

MC:ご自身では、ひげはいかがでしたか?

二宮さん:
ものすごく時間をかけないと生えないので...。浅田さんくらい生やそうとしたら本当に年単位で時間が必要になります(笑)。なので、僕自身も見ていて、新鮮でした。

MC:風吹さんは久しぶりの共演でしたね?

風吹さん:
二宮さんは、私から見ると、撮影待機の部屋からそのまま自然に(芝居に)入っていったんですよね、。(芝居の)スイッチの入り方が分からないくらい自然な感じでした。妻夫木さんが「憑依された」とおっしゃっていましたが、そういうことだったのかなと思います。(カメラが回っていない)裏でも、母ちゃん(=風吹さん)を見る時の目とか、まるで息子に見つめられているような気持になるんです。それはすごくありがたいことでした。

MC:風吹さんにとっては「フリーター、家を買う」(2010年フジテレビ系で放送/風吹さんとは翌年放送されたスペシャルドラマ版で共演)以来、10年ぶりでした。

風吹さん:
あの時は、ワンシーンだけで、すれ違うような感じでしたね。

二宮さん:
本当に一瞬でした。

風吹さん:
二宮さんに先入観はなかったんですよ。バラエティを見ても、いつも力が入ってなくて、でも本当に実際に現場でもそうでした。

MC:黒木さんは「母と暮せば」(2015年公開/監督:山田洋次/主演:吉永小百合・二宮和也)以来、5年ぶり共演でした。

黒木さん:
変わらずでしたね。いつ見ても、お芝居をしている感じがなくて、あまり緊張せずに済むというか、だからこそ(役の関係で)ずけずけと言えるというか...。私、割と緊張してしまって、人との距離を詰めるのに時間がかかるので、今回は幼馴染という役柄なので、なるべく時間をかけずにつめられたら良いなと思っていたんです。でも、二宮さんだったので、「大丈夫だな」と思いました。撮影に入る前には、二宮さんとテレビ番組でご一緒した時、二宮さんから「やるよね?」(「出演の依頼を受けるよね?」の意)と脅されました(笑)。

二宮さん:
嬉しいじゃないですか。「(黒木さんを含む豪華キャストで収録を)やりたいと思っているんです」って話を、スタッフの皆さんから聞いていたので、「やるよね?」って(笑)。

MC:これだけのメンバーとの現場はいかがでしたか?

中野監督:
さっきも言いましたが、現場では一生懸命だったので、緊張している間もなかったんです。僕は、脚本も書くので、「こういうシーンを撮りたい」というイメージはできているのですが、イメージ通りに動くことは八割ないんです。でも、二割くらい、自分のイメージを越えた芝居をされることがあるので、そういう時は本当に興奮します。この映画は半分とまでは言わないですが、自分の想像を超える芝居をする皆さんが集まっていたので、興奮しました。

MC:現場での中野監督はいかがでしたか?

二宮さん:
撮りたい画、見たいものがはっきりと明確にあったので、僕はそこであまり時間をかけることなく、監督に提案することができた日々でしたね。

MC:ディスカッションしながら?

二宮さん:
(中野監督に向かって)ディスカッション...しましたっけ?

中野監督:
ときどきしましたが、基本的には僕が「こうしてほしい」と言ったら二宮さんが「はい」と答えるという感じでした。本当に「はい」「はい」って...。僕は二宮さんをよく知らなかったので、それが「二宮さんのスタイル」なのか? と思うくらい、芝居を着けたら「はい」と言って演じてくださったのが印象的でした。

MC:ご自身の作品を観ていかがでしたか?

中野監督:
いつもそうなんですが、自分で観ても最初は分からないんです。映画が公開されて周りの声が聞こえだしてから、ようやくこの映画がどういうものか分かる感じですね。今回は、特にコロナ禍で一般試写会が一回もないので、お客さんの声が全く入ってこないので...分からないですね。キャストの皆さんが、作品を観て喜んでくださっているのは伝わって来たので、「良いんじゃないかな」と思っています。(登壇者の皆さんに向かって)いかがでしょうか? 大丈夫でしょうか?

二宮さん:
もちろんですよ! 

中野監督:
平田さん、大丈夫でしょうか?

平田さん:
大丈夫ですよ!

MC:浅田さんは、ご自身を主人公に映画が作られて、しかもこれだけの豪華キャストが演じるということで、いかがでしたか?

浅田さん:
信じられないというか、「本当に冗談だろうな」と思いました。

MC:しかも嵐の二宮さんがご自身を...。

浅田さん:
「ウソだろ!」というか、家族もビックリしていました。今はもうみんなで映画を観て信じていますけれど。

MC:ご家族の皆さんをこの豪華俳優陣が演じています。

浅田さん:
一生に一度のことで、不思議な感じがしています。試写会では家族九人で一列に並んで映画を観ました。父も母も号泣しているし、小さな子どももいたので「ちゃんと観られているかな?」とか心配をしていて、集中して観ることができませんでした。でも、家族三世代で並んで映画を観られたのは良い経験でした。泣きました。今、うちの父は脳こうそくで倒れてから車いす生活なんですが、平田さんは、以前の元気に歩いている頃の父を演じてくださっていたので、それを観てみんな感動しました。

MC:二宮さん、妻夫木さん、風吹さん、平田さんは三重県の浅田さんのご自宅を撮影前に訪ねられたそうですね?

浅田さん:
普通に考えて、ごく普通の家庭にこの四人が来るというのは...もう大事件でした。掃除から始まって...。ありのままの姿を見てもらおうと思いつつも、ちゃんとしなきゃと思ってしまって...コーヒーもいつもはインスタントコーヒーなのに豆から挽いて、おもてなしを...(笑)。当時四歳の子に「皆さんが来たのは内緒にしてね」と言ったんですが、幼稚園で言いふらしていました(笑)。それくらい四歳の子からしても大きなことだったんだなと思いました。

二宮さん:
こういった訪問などは、撮影後だったり、こちらが一段落ついてからというスケジュールがほとんどです。でも、今回は撮影前にお邪魔できて、家族の空気感を感じられ、家族でお話しているところを見られて良かったです。僕は、「浅田さんがどういった感じの方なのかな」と思って見ていました。バラエティなどで、いろんなご家庭にお邪魔したことがありますが、「お父さんが好きか?」「お母さんが好きか?」って、子どもそれぞれで違うんです。浅田さんのご家族を見ると、等分なんですよね。お兄ちゃん(幸宏さん)にも同じように愛情があって、すごく珍しい人だなと思いました。そこはすごく鮮明に覚えていて、裏テーマとしてやりたいことだなと思いました。

MC:妻夫木さんが演じたお兄さん(幸宏さん)は映画では地味な印象でしたが、お会いしていかがでしたか?

妻夫木さん:
実際に、お兄さんが地味かというと、そうでもなくて、若い頃はいろいろヤンチャもしていたと思うんです。お兄さんからいただいた言葉で「政志さんとお兄さんが仲良くしていることが最大の親孝行です」というのがあって、その言葉がすごく胸に響きました。「自分の幸せより誰かの幸せを願える」ってすごいことで、それを"考えてやっている"というより、"根本的にそういう思いで生きてきた"んだろうなと感じました。だからこそ、政志さんの無茶ぶりにずっと付き合わされてきたんだろうし、心から政志さんを応援できたんだろうなと思いました。撮影前にお会いしてすごく良かったなと思いました。

中野監督:
写真を撮る時、お兄さんが交渉をしたり、いろいろ大変な思いをして、撮影の時も周りに人がいて「すごく恥ずかしい」とおっしゃっていました。「何で、それでも手伝うんですか?」と聞いたら「両親が喜ぶから。両親が喜ぶ顔が見たいからやっているだけだ」とおっしゃっていました。それは映画の中でもセリフとして使いました。その言葉を聞いて、この家族の全てが見えてきたというか「そういう風に撮れば良いんだな」と気づかせてもらいました。

MC:お母さんも強くたくましいお母さんでした。

風吹さん:
順子さんは寡黙なんですが、すごくしっかりしていらっしゃいました。見つめる目がぶれず、しっかり見つめられる方なんだなと思いました。

MC:どうしようもない息子を最後まで信じる...(浅田さんを見て)すみません(笑)。映画ではそういう風に描かれていますが...。写真集を見ると、お母さんと風吹さんがそっくりです。

風吹さん:
私は一番似ていないんじゃないかと思っていました。現場でも似ているとは感じていなかったです。菅田さんのモデルの方にはお会いはしていないんですけれど、皆さん、特徴的には全く違うんですよね。全く違うタイプの人間を、皆さんは役として演じています。「モデルの方にどれくらい近づけるか」と、自分を抑え込んで表現するところ、素晴らしいことだと思いますね。

MC:写真集の写真の構図を映画の中で再現されていますが、その撮影はいかがでしたか?

平田さん:
僕は楽しかったです。モデルさんがいらっしゃったので、その通りにやるのがワクワクしました。位置を確認したりと、結構厳しかったですがね...。

MC:それは浅田さんが?

浅田さん:
僕と監督で一緒に。

中野監督:
でも、平田さんが一番似ていましたね。あんまり指示をしなくてもきっちりと再現されていて。

MC:黒木さんは、政志さんの幼馴染として離れたところから見ていましたが、政志さん、浅田家の魅力は?

黒木さん:
やはり「この家族の絆の強さ」「つながりの深さ」に私が演じた若奈さんは惚れたんじゃないかなって思いました。「この中に入りたい」と思うのは、離れて見ていても思いました。政志さんの素晴らしさは、そうやって支えられて愛されている中で、自分が熱量を持ったことを突き進んでいく強さにあるのかなと思いますね。夢を一緒に追いかけたいというかこの人の背中を押したいと思わせる人物なんだなと思いました。

MC:この映画の魅力はコメディとドラマの絶妙なバランスにあると思います。浅田さんが被災地に赴き、写真を洗って被災者にお返しする洗浄ボランティア活動が描かれています。監督はこのシーンに特別な思いがあったのではないでしょうか?

中野監督:
そうですね。「3.11」の時、クリエイターとして衝撃的だったし、「何かを(表現)しないといけない」という思いがあったんです。でも、自分はどちらかというと厳しい状況にあっても希望を持って前に進むというラストを描くことが多いので、僕のテイストでの「3.11」の表現の仕方が分からなかったんですね。でも、浅田政志さん、浅田家と出会って、この人たちを通してならやっと自分は「3.11」を描けると思いました。浅田さんの思いもあったし、知らないことを伝えるのが映画の役割だと思っています。僕は、写真洗浄のことは、正直よく分かっていなくて「これは伝えなくちゃいけない」と思いました。そんないろんな思いが重なって、エンタテインメントとして「あぁ面白かったな」と思える作品にしたいと強く思いました。

MC:菅田さんはこの震災パートで重要な役割を担う、ボランティアの青年を演じています。モデルになった方にもお会いしたそうですね?

菅田さん:
実際にお会いしました。本当に素敵な方で、普段は先生をされているからなのか、穏やかな接しやすい雰囲気の方でした。この活動に参加されることになった経緯などを聞いたのですが、やはりものすごくしんどかったみたいで、冬に一人で写真を洗っていた頃のことを話す"目"を見て、「今回僕がやるべきことなんだな」と思いました。浅田さんと出会うまで、一ヵ月ほど一人で活動されていたんですが、そのことについてお話が聞けて良かったですね。

MC:二宮さんはこのシーンを演じられていかがでしたか?

二宮さん:
実際の撮影に入る前に、写真洗浄の手順など、説明していただきました。

中野監督:
東宝のスタジオに全部用意して、浅田さんたちに来ていただいて、実際にやっているやり方を全部説明してやってもらいましたね。

二宮さん:
その時、インクジェットの写真だったかな? それを洗浄すると、写真のインクごとなくなっちゃうんですよね。僕らは練習なので、「そういう現象が起こるんだ」って勉強になるんです。でも、当時は善意で動いてたのに、写真が真っ白になってしまうということが起こっていまったという部分でまた違う辛さ、疲れもあったんじゃないかと、練習しながら感じました。

MC:私も被災地を取材して汚れた写真を見ましたし、写真洗浄の現場も見ました。まさにそのまま描かれていて、さらに私たちが知らないいろんなことが描かれていました。菅田さんは実際に演じたことで感じる部分もあったのでは?

菅田さん:
ありましたね。いろんなことを感じました。(震災の)現場を見ていない人間からすると、衝撃的なこともたくさんありました。写真の量が...。

中野監督:
学校のシーンでは四万枚くらいかな?

菅田さん:
100枚に1枚くらい、監督が写っているんですよ(笑)。そこにも感動しました。スタッフさんから写真を集めて...。

中野監督:
僕とプロデューサーが仲良く写っている写真とか混ざっています(笑)。

MC:被災地で政志が流す涙にも胸を打たれました。

中野監督:
今回は政志の周りの人々をちゃんと描くことで、政志を表現したいと思っていました。みんな、政志に期待をしてしまうところがあるんですよね。ダメなところがいっぱいあるんですが...(浅田さん)すみません(笑)、それ以上に期待をしてしまう。そこは優しさとか、誰かのために何かしたいっていう思いなんですね。時には誰かのために涙を流すし、そこをしっかり表現したいと思いました。

MC:スタッフはどんな思いで二宮さんのお芝居を見ていたのでしょうか?

中野監督:
スタッフは一番最初の観客なんです。自分たちが作っていて、そこに感動できるって良い現場だなと思っています。今回は何か所かのシーンで涙を流しているスタッフがいました。今でも覚えています。菅田さんが辛い思いをしながら戻ってきて、今日あったことを二宮さんに話すというシーンでした。あのシーンは本当に難しいと思ったんですが、本当に見事に表現してくださって、涙しているAPがいました。

MC:二宮さんは菅田さんとの共演はいかがでしたか?

二宮さん:
ずっといろんな作品を観てきて、「一緒にやってみたいな」と思っていた一人なので、実際に決まって興奮しましたし、すごく当日まで楽しみにしていました。実際に現場に行ってみると、菅田くんが現場で全然見当たらなくて、「あれ?どこにいるんだろう?」「まだ来ないのかな?」と思っていたら、隣りにいたんです。それくらい、(菅田さんは)ステージが違うという風に感じました。僕は、現場に入って「今日は、こんな感じなんだ?」とか「エキストラさんこんなに来てくれたんだ」とか、いろんなことに、つい反応しちゃうけれど、菅田くんはもう(役の)小野くんでしかなかったので...「あ、あんまりはしゃいじゃいけないな」と教えていただきました(笑)。

MC:そろそろお時間ですが、コロナ禍で家族に会えなかったり、家族としか過ごせなかったり、いろんな思いを抱えた「家族」がいます。最後に二宮さんからメッセージをお願いします。

二宮さん:
僕たちはこういう状況になっても、恵まれている方だと思っています。撮影当時から今年の10月に公開と決まっていて、スタッフの方たちにご尽力していただきました。現状、公開を待っている作品もいっぱいありますし、いつ公開するか分からないけれど、撮影を頑張っている映画人もたくさんいます。その中で、この作品を公開できることに感謝していますし、皆さんに観ていただけることにも感謝しています。これを機にと言ったら大袈裟ですが、この作品が公開されて、(この作品が)いろいろな人たちの琴線に触れる日が10月2日に訪れます。これからもっと楽しい作品、面白い作品もいっぱい公開されますのでよろしくお願いします。

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