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ヲタクの聖地・有明に歌って踊る"福田組"豪華キャストが大集結!
「ヲタクに恋は難しい」完成披露試写会

2020年01月13日

「ヲタクに恋は難しい」完成披露試写会

<左から、福田雄一監督、佐藤二朗さん、賀来賢人さん、斎藤工さん、高畑充希さん、山﨑賢人さん、
菜々緒さん、ムロツヨシさん、若月佑美さん>


「ヲタクに恋は難しい」は、福田雄一監督が、高畑充希さん、山﨑賢人さんのW主演で、ふじた著の原作(一迅社)を元に、不器用な男女・隠れ腐女子とゲームヲタクのラブストーリーを描きます。
1月13日、完成披露試写会をヲタクの聖地・有明のTFT HALLにて開催しました。高畑充希さん、山﨑賢人さんをはじめ、菜々緒さん、斎藤工さん、賀来賢人さん、若月佑美さん、ムロツヨシさん、佐藤二朗さん、福田雄一監督が出席し、ヲタクダンサーズによるオープニングアクトで開幕し、福田組ならではの楽しいトークで大盛り上がりとなりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。


イベントの冒頭では、サイリウムを手にピンクの法被を着た30人の"ヲタクダンサーズ"が、劇中のミュージカルシーンを再現! その熱気をおびた会場にキャスト陣が登場し、ランウェイを闊歩すると大歓声が起きました。

高畑充希さん(桃瀬成海役)

すごい! サイリウムを振ってもらうのは初めてです。今日は足をお運びいただきありがとうございます。面白くて激しくてヤバイ映画が出来ました(笑)。楽しんでいってください。
山﨑賢人さん(二藤宏嵩役)

皆さん、こんにちは!(会場:声援)

福田監督:
(会場から掲げられた「賢人」と描かれた応援ボードを見て)やっぱり「賢人」のほとんどは、あっち(山崎さん)の賢人のことだ(笑)!

賀来さん:
やめなさい(笑)! 自分でもちょいちょい(応援ボードに書かれた)「賢人」は、「あっちの山﨑賢人のだ」と思いましたから。

山﨑さん:
分かりやすく「﨑」「﨑」って...ありますね。

福田監督:
(笑)。なるほど!...でも、「﨑」はヒドくない?!

山﨑さん:
分かりやすい! ...あっ、すごく面白い映画になっていますので、ぜひ楽しんでください。

斎藤 工さん(樺倉太郎役)

人数が多いので少し早口で話をします。(早口で)面白い映画ができたと思っています。今日は楽しんでください。ありがとうございました!

佐藤さん:
(斎藤さんに向かって)スカート、はいてる!

斎藤さん:
はい。スカートで、おじさんで、ひげという新しい何かを打ち立てたいなと思います。(会場:笑)

福田監督:
(大笑い)。

斎藤さん:
(スカートをはいていることに)笑っていただけたので満足です。

MC:人数は多いですけが、ゆっくり話していただいて大丈夫です。

斎藤さん:
(事前に、イベントの進行が後ろに)押すと聞いていたので...。

MC:本日(の演出)は盛りだくさんでございますからね。

菜々緒さん(小柳花子役)

ヲタクではない人でも、ヲタクの人でも楽しめる作品になっていると思います。
賀来賢人さん(坂元真司役)

皆さん、こんばんは~!

福田監督:
(声援を送るファンの方が)二人ぐらい、いたね!

賀来さん:
良いんだよ! そういうことは言わなくて!

福田監督:
(笑)。

ムロさん:
キャー! キャー! 賀来賢人キャー!(歓声を追加するように)。

賀来さん:
ツヨシも、そういうのはいらないから! 僕は、この映画で賞を取りたいと思います。

若月佑美さん(未来役)

原作に、ちゃんとした未来ちゃんが登場するわけではないですが、この「ヲタクに恋は難しい」の世界にリアルさを入れられるように、ヲタクの友だち役を一生懸命やりました。
ムロツヨシさん(バーのマスター役)

(会場からの歓声)すげー! どうした? 何かのビョーキでしょうか(笑)。(驚きの表情で)キャーはないと思っていたので、キャーのない時用のコメントを用意してきたものですから...。(会場のお客さんは)どうしちゃったのだろう(笑)。でも、ありがとうございます。
佐藤二朗さん(石山邦雄役)

(会場からの歓声)やはり「キャー」ではないね。(会場:笑) この反応は「うわ、佐藤二朗は実在したんだ!?」ってことなのかな(笑)? うわあ...。

佐藤さん&福田監督:
...顔が大きい! (会場:笑)

佐藤さん:
今日はね、(入場時に)会場を見渡して、めざとく僕以外の出演者の応援ボードやうちわを見つけました。「福田監督、Vサインして」というのも見ました。全員分見つけましたが、僕のだけまだ発見しておりません。誰か一人でも「佐藤二朗」いますか?(と、会場に挙手を求める)

福田監督:
(会場を見て)一人、いた!

佐藤さん:
でも、あれは「ムロ&ジロ」ですからね...。

福田監督:
「ムロ&ジロ」っていうのがあるんだね~(笑)。

佐藤さん:
マナカナ(三倉茉奈さんと三倉佳奈さん)みたい...。それはともかく、楽しんでください。ありがとう!

福田雄一監督(監督・脚本)

よろしくお願いしま~す!(会場からの「フー!」という歓声に)フー!

佐藤さん:
何が「フー」なの? いい歳して。

福田監督:
(今作が)本当に面白いか、面白くないかは分からないですが...。(会場:笑)

佐藤さん:
(爆笑)。ちゃんと(挨拶を)やれっつーの、本当に。

福田監督:
おかしな映画が出来あがりました。おかしな映画を観る感覚で楽しんでください。


MC:まずは、監督に伺います。これまで勇者(「勇者ヨシヒコシリーズ」2011年、2012年、2016年テレビ東京系で放送)、超能力者(「斉木楠雄のΨ難」2017年公開/主演:山崎賢人)、ヤンキー(「今日から俺は!!」2018年日本テレビ系列で放送)と、さまざまな個性的なキャラクターをコメディで描かれてきました。今回は「ヲタク」ということで、どのようなことを心がけたのでしょうか。

福田監督:
これはですね、皆さんは「ヲタク」というのは、それほど多くはいないと思っていらっしゃるかもしれませんが、すごく多いんですよね。例えば、AKBの総選挙で、自分の推しのアイドルを1位にしたいがためにCDを買う時代がありましたよね。そういう多くの人たちを描くのはとても難しいです。ちょっと下手するとヤバいことになるじゃないですか。でも、僕なりに頑張りました。

MC:コミックマーケットなどには出かけたりしたのですか。

福田監督:
はい。かなり勉強しました。アニメイトで18禁のBL(ボーイズラブ)の本を買って読みました。

佐藤さん:
それは18禁である必要があるの?

福田監督:
だって18禁なんだもん!

佐藤さん:
僕、知らないのに、(話に)絡んじゃダメですね(苦笑)。

MC:そんな「ヲタク」の皆さんが今作では歌って踊るという、これまた斬新な設定になっております。

福田監督:
僕はミュージカル映画を撮りたいと思っていたんです。信じてもらえないかもしれないけれど、「ラ・ラ・ランド」(2016年公開/監督:デイミアン・チャゼル)が公開される前から言っていたんですよ。

佐藤さん:
この話は、どうしたら良いのだろう? 「ラ・ラ・ランド」の前から?

福田監督:
そう、だから「ラ・ラ・ランド」のパクリみたいなシーンがいっぱいあるけれど、「ラ・ラ・ランド」より前に、ミュージカル映画をやりたいと言っていたので、「念願が叶った」ということです。

MC:この豪華キャストの皆さんのミュージカルですね。高畑さん、福田監督が「福田組によくぞ戻ってきてくれた」とおっしゃっています。

福田監督:
本当にそうです。糸の切れた凧のように、シャーっと高い所に行ってしまわれたので、「絶対に自分の作品には戻ってきてくれない」と思っていました。

MC:ヲタク役で、歌って踊ると聞いていかがでしたか。

高畑さん:
私もBL(ボーイズラブ)好きのヲタク役だったので18禁のBL漫画を読んで勉強しました。その内容は結構すごくて...。

福田監督:
すごいんだよね?

高畑さん:
(会場に向かって)...皆さんは読みますか? 「攻め」(能動的な役割をするキャラクター)とか「受け」(受動的な役割をするキャラクター)とかあるんです。

佐藤さん:
大丈夫ですか、そんな言葉を使って...。

高畑さん:
漫画上は人間の攻めと受けという話なんですが、「消しゴム×鉛筆」とか、「マグカップ×カップの受け皿」とか、そういう"モノ"が「攻め」や「受け」になるという哲学的なところまで考えが行っている世界だったので、危うくハマるところでした。でも、それで新しい世界が見えて、めちゃくちゃ楽しかったです。

MC:BLの世界は、めくるめく世界だったのですね。ミュージカルについてはいかがでしたか。

高畑さん:
私は、ミュージカル(「ピーターパン」2007年、2012年に出演)出身なので、「ラ・ラ・ランド」が流行る前から、「いつかミュージカル映画に出たいな」と思っていました。

福田監督:
エライ!

高畑さん:
でも、福田監督のミュージカルに出る予定はなくて...(笑)。

福田監督:
そうだよね。

高畑さん:
ミュージカル・コントをやるつもりはなかったんですけれど...。「やりたい」と思っていたタイミングで、福田さんがお話をくださったので、「初めてのミュージカル映画が福田さんの映画って、どうなるんだろう?」と思って、飛び込んでみたくなりました。(福田監督に)呼んでいただいて、ありがとうございました。

福田監督:
(出演してくれて)ありがとうございました。

MC:そして、山﨑賢人さんも福田監督とは二度目のお仕事ということで、今作では歌とダンスにチャレンジされましたがいかがでしたか。

山﨑さん:
すごく難しかったです。もともと事務所に入る時から、「ダンスは苦手だな」と思っていたのでレッスンすらしてこなかったんです。

福田監督:
最初は下手でしたね。

MC:監督から「ダンサーの血が流れていない」と言われたそうですが...。

山﨑さん:
言われましたね。でも、ある日(ダンサーの血が)流れだしました! 最後にはダンサーズハイになることができました。すごく気持ち良かったです!

福田監督:
最後には流れていました(笑)! 最初はもう本当に不安になるほどでした。ボックスが踏めないんですよ!(とボックスステップを実演)(会場:驚きと笑い)

山﨑賢人さん自らステージ上でボックスステップを踏むと会場から歓喜の声が上がる。

ムロさん:
後ろに下がる動きが、踊れない人の動きだったよね? もう一回やってみて!

再び山﨑賢人さん、ステージ上でボックスステップを踏むと会場から歓喜の声が上がる。

福田監督&ムロさん:
デキてる!

MC:それに加えて、歌もありましたね。

山﨑さん:
そうですね。でも、ダンスと違って、歌はカラオケにも行くので好きだったんです。ボイトレ(ボイストレーニング)をしました。

福田監督:
歌も上手くなりましたよね。歌とダンスは才能だと思っていたけれど、ちゃんと練習すれば上手くなるものなんだと、今回の山﨑賢人を見て分かりました。

MC:斎藤工さんは、初めての福田組はいかがでしたか。

斎藤さん:
僕は、「攻め」のように見えて「受け」です。(会場:笑)

佐藤さん:
...それは聞いてないよ!

斎藤さん:
すみません。舞い上がってしまいました。(会場:笑) 僕は「攻め」に見られがちですけど「受け」...。

佐藤さん:
そうか、何回も言わなくて良いよ。

斎藤さん:
(「攻め」と「受け」は)紙一重のような気がしていて、どちらでもいけるように...。

佐藤さん:
全然福田組の話と関係ないよ。

斎藤さん:
そうです。「攻め」の姿勢でやるしかないでしょうと思って飛び込みました。

MC:飛び込んでみて、いかがでしたか。

斎藤さん:
あれが正解だったのかなって、分からないのですが、本当に不思議で...あるシーンでは何かが起きました。

佐藤さん:
何かが起きたよね? 今まで見たことのない...?

斎藤さん:
...やったことないですね、しゃべると食べるを同時にしました。

MC:佐藤二朗さん、それは見たことのない斎藤工さんでしたか?

佐藤さん:
斎藤工さんは近年いろいろなことをやられていますが、そんな中でもちょっと見たことない斎藤工が観られます!

MC:(高畑さんと斎藤さん)二人きりでビルの屋上で歌って踊るダンスシーンがありますが、お二人の中で、お芝居について意識されたことはありますか。

高畑さん:
二人で踊るシーンが、星空の下、屋上であるんですが、ダンスもすごく難しくて、一緒に練習しました。ただ、その前の斎藤さんのシーンが、今お話されていたように衝撃的過ぎるので、ダンスシーンは観た方の印象に残らないかもしれないのが不安です。そういう素晴らしいシーンがあります。

斎藤さん:
本当に振付けが難しかったです。僕が担当する曲はあまり多くはなかったですが、皆さんは何曲も担当して、お芝居もして、本当に大変だったと思います。素晴らしいスペックの役者さんたちで、最高の作品になっています。これからご覧になる皆さんがうらやましいです!

佐藤さん:
ちょっとなんか(斎藤さんの言い方が)うさんくさい感じ?

福田監督:
うさんくさいよね?

佐藤さん:
でも、ここは額面通り受けとりますかね(笑)。

MC:菜々緒さんは、人気作品のコスプレに挑戦されましたがいかがでしたか。

菜々緒さん:
すごく楽しかったです。しっかりとしたコスプレをしたのは初めてだったので、途中から自分自身がすごく前のめりになってやっていた感じがありました。

福田監督:
そうですね、やはりあのポーズはやってほしいですよね。

菜々緒さん:
あのシーンでは、無茶ぶりがすごく多かったです。

福田監督:
そうですね。すみません。

菜々緒さん:
アメリカのバラエティのようになっていることもありました。その辺りは...ちょっと見どころかなと思います。

MC:悪女のイメージから変わって...。

菜々緒さん:
今まで発したことのない「汚い言葉」を斎藤さんに浴びせています(笑)。

斎藤さん:
とても自然でした。

菜々緒さん:
いえいえ、自然ではないですよ! また、そういうことを言うと語弊があるのでやめていただきたいです。でも、その「汚い言葉」に対して、斉藤さんは返しをされるので...。

MC:さすがの「受け」という感じでしょうか。

斎藤さん:
それは「攻め」でしょう。

MC:あ、「攻め」なんですね。

斎藤さん:
あ、「受け」だ!

佐藤さん:
どっちでも良いじゃないか!

MC:菜々緒さんと山﨑さんは過去にも共演されていますけれど、本作の現場の雰囲気はいかがでしたか。

山﨑さん:
(菜々緒さんに向かって)今回が...さ...三回目(「好きな人がいること」2016年フジテレビ系列/主演:桐谷美玲、「オオカミ少女と黒王子」2016年公開/主演:山崎賢人・二階堂ふみ、今作)でしたっけ?

菜々緒さん:
さ、三回目だと思う(笑)。

山﨑さん:
...めっちゃコスプレがカッコ良かった!

福田監督:
もう、その話は済んでいるからさ!

山﨑さん:
そうですよね。

菜々緒さん:
どうしたら良いですか?

MC:「弟のようにかわいがっていた」とか。

ムロさん:
(オネエ風の口調で)「今回はご一緒されて、どんな感じでしたか?」って聞いているの。

山﨑さん:
菜々緒さんは、優しいお姉さんです。

福田監督&佐藤さん:
(爆笑)。

ムロさん:
(オネエ風の口調で)そうそう。

福田監督:
(山﨑さんのコメントは、他の人のコメントと)同じことを繰り返すっていうね!

ムロさん:
(オネエ風の口調で、菜々緒さんに向かって)どんな弟でしたか?

菜々緒さん:
ちょっと頼りないですが、可愛い弟です。...面倒の見がいのある弟ですね。

ムロさん&菜々緒さん:
以上で~す!

MC:賀来賢人さんは「山﨑賢人を倒したい」とのコメントを出されていましたけれども?

福田監督:
それは叶わなかったんだよね。

賀来さん:
いや、まだ分からないですよ。お客さんに、観終わった後に判断してもらいたいです。僕と山﨑賢人くんは、因縁の仲でして、同じ「賢人」という名前であることと、それに前回の福田さんの作品(「斉木楠雄のΨ難」)の公開記念特番で「負けたら改名!3番勝負」をしたんです。あの時は、僕が負けて「賀来ポン太」に改名させられました。なので、今回は山﨑賢人くんを「どう倒そうかな?」と思って、現場には(闘志の火花)バチバチで入りました。「絶対に倒してやる!」と。

MC:そんな緊張感があったのですか?

山﨑さん:
(笑)。緊張感はすごくありました。すごくて笑えませんでした。

賀来さん:
バチバチですよ! こちらは助演男優賞を取るぐらいの芝居で「打倒・山﨑!」をぶつけようと思っていましたから。

MC:共演シーンは仲良くやられていたのですね。

賀来さん:
はい、そうです!(会場:笑) ヲタ芸を踊るシーンがめちゃくちゃ大変で、結構稽古をしたよね?

山﨑さん:
そうですね。大変でした。

MC:本日のオープニングアクトにもありましたが、ヲタクダンサーズの踊られたあのダンスにも、挑戦されたんですよね。

賀来さん:
もう何テイクやったか...。

福田監督:
カメラポジションを変えて撮ったのを含めれば、十テイク以上ですね。と言っても、テイクが変わる休憩時間に僕のところに山﨑賢人が来て、「僕、イケてますか?」と聞かれました。

山﨑さん:
(ダンサーの)血が流れちゃったんですよ!

賀来さん:
だんだんとダンサーの顔になってきていましたよね。

福田監督:
そう、どんどん顔が変わってくるの。

山﨑さん:
すごく楽しかったです!

MC:福田監督、賀来賢人さんのダンスはどうだったんですか。

福田監督:
賀来さんは、もう"ダンスの血が流れている人"なので。

賀来さん:
僕、そうなんです。親がダンサーなので!(会場:驚きの声) 嘘です!

ムロさん:
分かりにくいことを言わないの!

賀来さん:
福田さんの作品で、ミュージカルは経験しているので...。

福田監督:
そこの信頼感はもう!

MC:若月さん、今作ではコスプレあり、マシンガントークありのガチヲタの役でした。役作りをされる上で不安はありましたか。

若月さん:
不安はなかったです。逆に演出もなく、「普段の若月で」という感じでした。

福田監督:
若月さんご自身が、ガチヲタなんですよ!

若月さん:
(ガチヲタであることを)隠しているんです。(高畑さんが演じた)成海みたいな感じです。ヲタクの要素を出すということであれば...楽しくやりました。

福田監督:
実を言うと、台本の段階で、若月の検閲を受けているんですよ。「本当にこれはヲタクが使う言葉なのか」というのを若月に見せて、「これは言います」「これは言わないですね」というダメ出しがあった上で、決定稿に持っていっているんです。

MC:指南役だったのですね。

福田監督:
脚本協力です。なので、「テロップに"脚本協力"と入れたほうが良いんじゃないの?」という話をしたぐらいです。

若月さん:
いえいえ。

MC:高畑さんも、若月さんから指南を受けたのですか。

高畑さん:
私は、ヲタク用語をぶわーっと早口でしゃべるシーンが多かったんです。初めて話す言葉ばかりで、イントネーションも含めて若月大先生に師事していました。毎回「こんな言い方で良いでしょうか?」とか...。

福田監督:
「~かて」って、あれが絶対に「~か、って」になりそうじゃないですか。絶対にミスプリだと思って、小さい「つ」が抜けているよと指摘したら、「"かて"はそのままで良いんです」って教えられました。

若月さん:
そうなんです。ヲタクはもう、興奮しちゃうと「つ」を言う暇がないんです。だから、そこは「かて」で大丈夫です!

MC:ムロさん、実は歌われているんですよね。

ムロさん:
そうなんです! 私は今回二曲を歌っております。トレーニングにトレーニングを重ねまして、菜々緒さんと一緒に素晴らしい曲を歌いました。本当に良い歌です。

MC:その二曲とも、監督が作詞をされたそうですね。

福田監督:
ムロくんと菜々緒ちゃんが歌う曲だけ、僕が作詞をさせてもらいました。

MC:強い愛を込めて?

福田監督:
もちろんです!

ムロさん:
当て歌詞ですね。

佐藤さん:
当て書きならぬね。

MC:仕上がりのほうは?

ムロさん:
完璧です! ただ、僕は全力で歌って、音も合っているはずなのですが、先ほど二朗さんから「なんで、あんなに音痴なの?」と言われました。(会場:笑) これが音痴ならば、あなたが音痴だってことでしょう?

佐藤さん:
「わざと下手に歌ったの?」と聞きました。そしたら「全力で歌った」と答えるから! 僕には正直、下手くそに聞こえましたよ?

ムロさん:
菜々緒さんには、どう聞こえたの?

菜々緒さん:
私は...(笑)。

佐藤さん:
菜々緒さんは分かっているよ。一緒に歌っているから。

菜々緒さん:
...「おふざけになったのかな」と思いました(笑)。

ムロさん:
私は全力で歌っていましたよ!

MC:山﨑賢人さんもそのシーンにはいらっしゃいましたが、いかがでしたか?

山﨑さん:
そういうやつなんだと思いました。

佐藤さん:
(ムロさんに向かって)ほらほら~!

山﨑さん:
途中から...ちょっとああなったりするじゃないですか。

ムロさん:
(シーンを再現するように歌う)

福田監督:
うっとおしいアレンジが入るんだよね(笑)。

ムロさん:
(キョトンとする会場に)まだ歌を聴いていないから分からないですよね。ごめんなさいね(笑)。

MC:山﨑さんとムロさんは、バーのシーンでお気に入りがあると聞きました。

ムロさん:
あります。その時の歌に対する賢人くんのリアクションのお芝居で、今まで観たことのない新しい山﨑賢人が見られます! でも、そこだけを見たら山﨑賢人かどうか、分からないかもしれない。(福田監督に向かって)まだ、映像や画像は(表に)出ていないのですよね?

福田監督:
出ていないです。

ムロさん:
あれはすごい顔!

MC:喜怒哀楽で言うと、どのような?

ムロさん:
あれは...何だろうね? 

佐藤さん:
驚き?

ムロさん&山﨑さん:
驚き...か。

福田監督:
ただ、あの顔は、僕が「やってくれ」と言ったものではないですからね。山﨑賢人が「やりたい!」と言うから、「やって良いよ」と答えました。

佐藤さん:
ウソ! 完全に福田監督の演出だと思っていました。

山﨑さん:
それまでのところは、気持ちが分かったんですが、あそこだけは...。あの歌を聴いたら、ああしたくなりました。「するしかないぞ」と思いました。

MC:映画の冒頭は佐藤二朗さんのシーンから始まりますね。

佐藤さん:
もう...僕の話は...。(会場:笑) だって、これから映画をご覧になるんですものね。僕はコメントも出しましたが、本当に福田監督と仕事する時は「どうかしちゃっている状態」でやっています。ごめんなさい。

福田監督:
ファーストシーンからね!

佐藤さん:
正直、なんであんなことをしたのか記憶がないです。

福田監督&佐藤さん:
どうしちゃたんだろうね。

佐藤さん:
(編集で)切れば良いのに...。

福田監督:
長いんだけれど切れないのよ!

佐藤さん:
どうか皆さん、怒らないで!

福田監督:
温かい目で見守ってください。

映画「ヲタクに恋は難しい」内で山﨑賢人さんと高畑充希さんが歌う楽曲3曲(「いっさいがっさい SAVE THE WORLD」歌:高畑充希&山﨑賢人/「僕に何ができるのだろう」歌:山﨑賢人/「星よ教えて」歌:高畑充希)が各配信サイトにて先行配信がスタートしたことが案内されました。

MC:最後に、キャストとスタッフを代表して主演の高畑充希さん、山﨑賢人さんから、ご挨拶をいただきます。

山﨑さん:
最強のミュージカル映画ができました。皆さんに楽しんでほしいと思っています。(大元は映画「燃えよドラゴン」の冒頭で主演のブルース・リーが放った台詞)"Don't Think. Feel!" (考えるな、感じろ)です。ありがとうございました。

高畑さん:
(山﨑さんは)絶対にそう言うと思いまた。先ほどの取材で「どんな映画ですか?」と聞かれて、私が「『考えるな、感じろ』って感じの映画です」と答えたんです。その後に「山﨑さんは?」と問われたら「"Don't Think. Feel!" 」と言っていて...「丸パクリじゃん!」と思いました(笑)。...本当に共演者に恵まれて、歌にダンスにヲタク用語にとすごくいっぱいありで大変だったんですが、こうやって皆さんに観てもらえる日が来て嬉しいです。本当に、難しいことは考えずに、ただただ楽しんでもらえれば嬉しいです。本日はありがとうございました。

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