Movie Movie

Return Page

福山雅治、渾身作やっと公開!「よろしくお願いしマチネ」
「マチネの終わりに」初日舞台挨拶

2019年11月01日

「マチネの終わりに」初日舞台挨拶

<左から西谷弘監督、桜井ユキさん、福山雅治さん、石田ゆり子さん、伊勢谷友介さん>


映画「マチネの終わりに」は11月1日より公開となりました。芥川賞作家・平野啓一郎さんの長編小説をベースに、「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」「昼顔」の西谷弘監督が実写化した"切なくも美しい大人のラブストーリー"。東京・パリ・ニューヨークの彩り豊かな街並みを舞台に、クラシック・ギタリストの主人公と海外通信社所属の女性ジャーナリストが織りなす恋模様を描きます。
公開初日には、福山雅治さん、石田ゆり子さん、伊勢谷友介さん、桜井ユキさん、西谷弘監督がTOHO シネマズ 日比谷にて上映後の舞台挨拶を行いました。スペシャル企画の「ま」「ち」「ね」での「あいうえお作文」には登壇者全員が参加し、大いに盛り上がりました。最後の挨拶では福山さんが登壇者一人一人に感謝の気持ちを伝えました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。


福山雅治さん(世界的なクラシックギタリスト・蒔野聡史役)

初日に、お越しいただきまして、ありがとうございます。(劇場の)ドアから入って、皆さんの歓声を聞いて、「この映画がしっかりと皆さんに届いている」のだと実感しました。本当にありがとうございます。今日は短い時間ですが、よろしくお願いいたします。
石田ゆり子さん(パリの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子役)

今日から、この映画が歩き出していくのだと思うと感無量でございます。どうか皆さんの中でこの作品を可愛いがってあげてください。
伊勢谷友介さん(洋子の婚約者・リチャード新藤役)

今日は僕の母が客席にいます。僕が結婚する前に、振られてしまう姿を映画の中で見せてしまい......すみません! でも僕は、一人で幸せに生きております。今日は幸せな会だと思いますので、楽しい会話ができたらと思います。よろしくお願いします。

MC:伊勢谷さんのお母様がどちらにいらっしゃるのか、気になりますね。

福山さん:
めちゃくちゃ捜していますよ!

伊勢谷さん:
(笑顔で)捜さないでぇ~!

福山さん:
違う違う。さっきね、この舞台挨拶の後に「ご挨拶をしないと」と言っていたの。

伊勢谷さん:
(恐縮して)いえいえいえ......そんな、挨拶なんていいです。

桜井ユキさん(蒔野のマネージャー・三谷早苗役)

私の役柄上、こうして上映後に、お話をさせてもらえると、とても助かります。(ネタバレを気にすることなく)お話できることがたくさんありますので、短い時間ですけれどもよろしくお願いします。
西谷 弘監督

先ほど、石田さんがおっしゃったように、作った作品は"子ども"のようで、(公開初日は)いつもドキドキします。今回は特に「純文学」という、最近にはいない"子ども"でしたので、どのように受け入れてもらえるのか、ドキドキしますが楽しみにしております。本日はよろしくお願いします。

MC:はじめに福山さん、今作はクラシックギターなどいろいろなチャレンジがあった作品だと思います。改めて今、初日を迎えたお気持ちはいかがでしょうか。

福山さん:
「本当にやっと観ていただける」という気持ちです。撮影は、ちょうど一年前で、海外での撮影もありましたので、「やっと」という思いです。先ほども言いましたが、登壇する時、皆さんの拍手と温度を感じましたので、「あ~、届いたな」「ここから始まるな」と思いました。

MC:ギターの演奏シーンは、本当に素敵でした。もともとギターを弾かれるので、クラシックギターには簡単に馴染めたのでしょうか。そのあたりをお聞かせください。

福山さん:
クラシックギターの世界はとても奥深いものです。僕が普段やっているポップスやロックとはまったく違います。ですので、ギターという同じ楽器なのですが、構造も少し違いますし、正直ゼロからのスタートでした。僕は撮影に入るギリギリまで不安でしたし、監督に「もしかしたら、ダメかもしれない。上手くいかないかもしれないので、僕の手に似たプロのギタリストの人を用意しておいていただいてもよろしいでしょうか」とお願いしました。

西谷監督:
福山さんは、これまでアクションなど吹替えを要する部分でも割とご自分でなさっていた方なのですが、今回は一番緊張した顔をしていましたね。

福山さん:
そうですね~。

西谷監督:
なので、本当に用意したのですが、(撮影現場の)カット割りで「ここは吹替えかも」と記したら、助監督が福山さんから「全部自分でやるんだ!」と逆に怒られたと言っていました。

福山さん:
僕から「用意して」と言ったのに、「吹替えの可能性あり」とか書かれると、「何書いているの?」「僕が弱音を吐いているみたいじゃない」って、逆に頑張れましたね! 吹替えとしてお声がけをした方には、本当に申し訳なかったです。でも、何とか頑張って自分でやり切れました。

MC:蒔野が、その演奏にかけているという気迫が伝わってきました。クラシックギターを弾くために今も爪を伸ばしているそうですね?

福山さん:
(右手の爪を見つめながら)そうなんですよ! クラシックギターは急に上手くなるようなものではないので一生の課題として、趣味としても取り組んでいこうと思っています。今回のクラシックギターで知った演奏方法やアプローチは、僕のやっている音楽にフィードバックができるので、僕にとってはこの作品で大きな収穫になりました。

MC:西谷監督は、これまでも福山さんといろいろお仕事をされてきましたが、本作で改めて気づいた「役者・福山雅治の魅力」はどのようなところでしょうか。

西谷監督:
福山さんとは二十年近くやらせてもらって、その質問は取材でも毎回尋ねられていますが、答えには困らないです。例えば、「演者である前に作り手であること」「天才は99%の努力で生きていること」などがあげられます。でも、実は一週間ぐらい前のイベントでご一緒した時に感じたことは、すごくシンプルなものでした。「あ、この人と一緒にいると楽しいんだ」って!

福山さん:
...(右手でご自身の胸を押さえ、しみじみと)あ、嬉しい!

西谷監督:
それがすべての魅力ですね!

福山さん:
嬉しい!

西谷監督:
はい、すみません...。

MC:直球の褒め言葉ですよね。

福山さん:
もうなんか、(劇中セリフを引用して)「監督が死んだら僕も死ぬよ!」(会場:笑いと拍手)...という気持ちになりますよね?

西谷監督:
(うなずく)。

MC:それぐらい評価されているのですね。

福山さん:
ありがとうございます。光栄です。

MC:石田さんは、この作品の原作のファンでいらして、「実写化の際には洋子役を演じたい」というお気持ちがおありだったそうですが、実際に演じられてみていかがでしたか。

石田さん:
私は、原作の「マチネの終わりに」を読んで、この小説が大好きになり、恐れ多くも「必ずや映像化されるに違いない」と思っていました。ですが、自分が「洋子を役を演じられる!」と思ったわけではなくて、私なりの方法で、「この役をやりたいと願う気持ち」を周りに言い続けたことが、言霊となったように思えました。「この小説を読んでみて」と言い続けて、「もしも映像化されるなら、皆さんが演じたいと思うでしょうけれども、私も立候補したい」と伝えるようにしていました。

MC:そうして作品が皆さんのもとへと旅立ちました。改めてご自身で作品を観たときはいかがでしたか。

石田さん:
私は試写で一度観ただけなので、まだ客観視ができていないです。今日の封切りで、私も観客の皆さんと劇場で何度も観たいと思っています。それから、今日の会場の皆さんが、良いお顔をしているので、すごく幸せに思っています。

MC:ジャーナリストとしての強さも感じられましたが、どのように演じられたのでしょうか。

石田さん:
洋子さんの魅力は、強さと優しさと繊細さ、それに大和撫子な面もあることです。女性として理想的で、ほぼ欠点がないキャラクターでしたから、演じるにあたり、集中してその世界に入るしかありませんでした。ただ、「(洋子役は)私にできるのかな?」という思いはいつもありました。

MC:エレベーター内で緊急事態を伝える場面は、すごく好きなシーンです。

石田さん:
あのシーンは(撮影スケジュールの)かなり後半に撮りました。セリフは全てフランス語でしたから、まずはセリフを覚えて、一気に撮ってもらいました。

伊勢谷さん:
(小声でぼそぼそ)。

石田さん:
(伊勢谷さんに向かって)え、何?

伊勢谷さん:
フランス語を覚えてイッキに撮ったら大変じゃないかなと思って...。

石田さん:
大変ですよ! なので一連の動きを何回も繰り返して撮りました。

伊勢谷さん:
(驚いて)何回も!

石田さん:
ね、監督?

福山さん:
伊勢谷くん!(と制止して、石田さんを示して)まだ話の途中だから!(会場:笑)

伊勢谷さん:
(姿勢を正して軽く頭を下げる)。

石田さん:
ね、監督?

西谷監督:
はい、一気に何回も撮りました。

石田さん:
というのも、日本語ではないので、セリフと動きを流れで覚えていました。だから、途中まで演じるということができなくて、一気に演じ切るしかできなくて...(笑)。

福山さん:
ああ! それで繰り返し撮影をしていたと(笑)。

石田さん:
そうです。あの時私は何度も転んで、何回肩を後ろにぶつけたことか。結構肩が痛かったです(笑)。でも今は良い思い出です!

MC:伊勢谷さんは、フィアンセ役ということで石田さんとの共演はいかがでしたか。

伊勢谷さん:
僕は今回、日本語を話していない気がする!

MC:そうです。

伊勢谷さん:
ですから、石田さんと違って、映画をものすごく客観視できました。だから僕は逆に、この映画を観た皆さんと共有できると思っていることがあります。(会場の皆さんを見て)十代前半ではないですよね? (にやりと笑って)であれば、「悶々」としましたよね(笑)? 皆さんの気持ちが悶々されたであろうと...。

MC:それでは桜井さん、スタッフのアンケートによると、試写を観たほとんどの方が早苗に共感していたようです。ご自身ではいかがですか。

桜井さん:
(驚きつつ、笑顔になり)そうですか? それはすごくありがたいです。(本作の)完成披露試写会の時に、上映後の質疑で「共感できますか?」と伺ったところ、大半の方が共感できないようでしたから。(早苗を演じた)私としては共感してもらえるのは嬉しいです。早苗の行動は正当化できるものではありません。でも、あんなにも真っ直ぐで、後先考えずに人を想う気持ちで行動に移せるのはすごいです。年を重ねていくと理性が働いて、気持ちのみでは行動できなくなりますから、それほど人を想う姿勢に対しては憧れの気持ちもあります。その意味では、早苗をリスペクトしています。

MC:蒔野さんのそばで全てを捧げている女性ですよね。

桜井さん:
そうですね。原作小説にもあり、劇中のセリフにもある「蒔野さんの人生の名脇役になりたい」は、原作を読んだ時から「素敵なセリフだな」と思っていました。早苗はそのセリフを体現するような人生を送っているので、とにかく蒔野さんのことが愛おしくて、大好きな子なのだと捉えています。

伊勢谷さんがおもむろに登壇者を撮りをはじめる。

MC:伊勢谷さんが撮られていまーす!

福山さん:
急にどうしたの? 何かした?

伊勢谷さん:
宣伝のために...この角度(の写真)は僕からしか撮れないので、もう一度、ちゃんと撮り直します!

福山さん:
MCさんは進行を進めてください!

伊勢谷さん:
(良い写真が)撮れました!

スペシャル企画「ま」「ち」「ね」で「あいうえお作文」
作品タイトルの「マチネ」はフランス語で朝・午前という意味で、舞台用語では「昼の公演」を表します。そこで、この言葉を広く皆さんに知っていただくために、頭に「ま」「ち」「ね」を使って「今伝えたいこと」を作文にして発表していただきました。


福山さん:
(拍手を促すように)パチパチパチ、お願いします。(会場:拍手) これねぇ、皆さん、ここに登壇する直前まで「ああでもない」「こうでもない」とすごく考えていましたよ。

MC:トップバッターは監督です!

西谷監督:
普通はやらないですけれどね。

MC:そうですよね、普通は見守る感じですよね。...すみません。

西谷監督:
上映をした後なので映画「マチネの終わりに」のワンシーンを"俳句"で。

登壇者の皆さん:
俳句?!(会場:ざわめく)

西谷監督:
(登壇者に向けて)ハードルを上げますよ!

福山さん:
(ハードルを)上げましたねぇ!

西谷監督:
早苗さんが蒔野に思うことです。季語の「寒」を入れます。

西谷監督の「ま」「ち」「ね」で「あいうえお作文」
「ま」:また明日
「ち」:地を這う寒(かん)に
「ね」:寝息聞く


登壇者の皆さん:
あー!(と激しく同意)(会場:拍手)

福山さん:
あのシーンですね。さすが、監督! オーディエンスの皆さんの納得の拍手をいただけました!(会場:拍手)おめでとうございます!

桜井さん:
すごい!

西谷監督:
もうね、ずーっと考えていました。(と安堵の表情)

福山さん:
(監督を示して)雑談の輪から抜け出す抜け出す(笑)。いつの間にかいなくなっていましたからね。やりましたね!

西谷監督:
(頭を下げて)ありがとうございます。

MC:続いては桜井さん、お願いします。

桜井さん:
先ほどお手洗いに行った時にちょっとだけ考えました。監督の俳句が素晴らし過ぎて、ちょっと...。

福山さん:
監督がね、あんなにキレイにまとめると思わないものね。

桜井さんの「ま」「ち」「ね」で「あいうえお作文」
「ま」:蒔野さん、
「ち」:ちょっと待って!
「ね」:ねぇ、教えて大丈夫?


桜井さん:
どこのシーンかわかりますか? ヒントは「暗証番号」です。どうですか?

MC:ああ、なるほど。

福山さん:
そういうことね! (会場:拍手) いや、皆さんご納得の拍手ですよ。

桜井さん:
あ~、良かった!(満面の笑み)

MC:桜井さん、良かったですね。

桜井さん:
ドキドキして、冷や汗をかいていたんですが、良かったです。

福山さん:
さすがです! きれいにまとまっていますよ、二人とも。

MC:さぁ、ここで登場するのが伊勢谷さんです!(会場:笑)

伊勢谷さん:
さっきの会話はなんですか。「全然思いついていない」と言っていた、そこのあなた(=桜井さん)!

桜井さん:
いや、本当に思いついていなかったんです!

伊勢谷さん:
僕は「思いついているよ」感でいたのに(笑)! 全然ダメです。

桜井さん:
(笑)。

伊勢谷さんの「ま」「ち」「ね」で「あいうえお作文」
「ま」:マシャが
「ち」:小さいパジャマで
「ね」:寝てる


福山さん:
(笑)「マシャ」というのは僕の長崎時代からのあだ名です。

伊勢谷さん:
もうね、全然思い浮かばないよ!(とフリップを床に落とす)

福山さん:
(伊勢谷さんに)頑張りましたね!

伊勢谷さん:
頑張りました!

MC:それでは石田さん、お願いします。

石田さん:
私すっごい考えて、「映画に絡めないと意味がないだろう」と思って(笑)。

福山さん:
それ直前の、伊勢谷くんを全否定しているのね(笑)?

石田さん:
(笑)。映画に絡めないと(記事や番組に)使ってもらえないと思って、つまらないぐらい優等生的な答えです。

伊勢谷さん:
そんなに優等生なの? 聞きたい! 聞きたい! 優等生のやつ!(会場:笑)

石田さんの「ま」「ち」「ね」で「あいうえお作文」
「ま」:蒔野と洋子のように
「ち」:地球のどこにいても相手を思いやり
「ね」:熱意を持って生きたい


石田さん:
長いですよね?(会場:拍手) 面白くなくてすみません。

伊勢谷さん:
いいと思う!

福山さん:
そんなことない!

石田さん:
蒔野さんと洋子さんのようにずっと相手を信じて思い合う感じに憧れます。

伊勢谷さん:
(すねた感じで)洋子さんとリチャードは離ればなれでもね、全然...。

石田さん:
リチャードは、だってあの人...ヘレンが好きだったでしょう?(会場:笑)

伊勢谷さん:
そうっすよね。...でもそれは、前提があってですから! いつもそうなのです。

石田さんと伊勢谷さん:
(見つめ合って、うなずき合う)

MC:それでは福山さん、トリをお願いします。

福山さん:
いやー。これは意外でしたね。まず、監督がまさかの「あいうえお作文」から「俳句」という領域に踏み込み、そして桜井さんもしっかり映画の内容を絡めてオーディエンスの皆さんの納得をもらい、伊勢谷くんはすべりしらずでしっかり笑いをとり、そして石田さんは自分の思いをのせつつ映画の内容に絡めた。 私こそ、「優等生」かもしれません。よろしいでしょうか。(会場:期待の拍手) 事前に宣伝担当者から、「"マチネ"は一般にはまだ浸透していないのでは?」と告げられました。この「マチネの終わりに」という映画、僕らはこの"マチネ"という言葉を知った状態で、「マチネの終わりに」という小説を読み、「マチネの終わりに」という映画を撮りました。でも、世の中に浸透させるために、"マチネ"という言葉をこすりたいということですので、"マチネ"が広まるように考えました。

福山さんの「ま」「ち」「ね」で「あいうえお作文」
「ま」:待ちに待った「マチネの終わりに」が


福山さん:
「ち」:...いや、その前に、(会場:笑) 待ちに待った「マチネの終わりに」がやっと公開されました。ありがとうございます。

伊勢谷さん:
そこまでが「ま」?

福山さん:
だって僕は監督みたいに文字数のしばりがないから!「そしてこの作品が」...まだ「ま」ですよ。なかなか「ち」にいかない!(笑)ここから「ち」ですよ。「超大ヒットし超ロングヒットし、超あなたの心に刺さることを祈っております」。まだ「ち」が続いています。「これからこの「マチネの終わりに」という作品が」...まだ「ち」です。「更なる届き方、刺さり方をすることを祈っております」。まだ「ち」のままです。「皆さま、よろしくお」。ここまでが「ち」です! (会場:笑) じゃ、「ね」いきますよ(会場:笑)

MC:はい!

福山さん:
もうおわかりだと思います。「ね」に何がくるのか。「よろしくおね」...あ、ヤバい(笑)! 「ね」いきますよ。「皆さま、よろしくお」...。(で動きを止める) いきますよ、「ね」:願いしマチネ!(会場:笑と拍手) (笑いを堪えながら)何ですか? だって、「マチネ」をこすってくれって言われたから!

MC:(笑)。こすりましたね!

福山さん:
(石田さんに)ちょっと優等生過ぎたかな?

石田さん:
「お願いしマチネ」?...可愛い!

福山さん:
ありがとうございます。

改めて、福山さんの「ま」「ち」「ね」で「あいうえお作文」
「ま」:待ちに待った『マチネの終わりに』がやっと公開されました。皆さん、本当にありがとうございます。そしてこの作品が
「ち」:超大ヒットし超ロングヒットし、超あなたの心に刺さることを祈っております。『マチネの終わりに』という作品が、さらなる届き方、刺さり方をすることを祈っております。皆さん、よろしくお
「ね」:願いしマチネ!


MC:これは明日の...情報番組の人間としては、どこを切って良いのか...。やはり全てをお届けしないといけないですよね。

福山さん:
これはたぶん編集の技術を問われます。

MC:なるほど。

福山さん:
でも、一番使ってほしいのは「よろしくお願いしマチネ」です。よろしくお願いし...マチネ。よろしくお願いします。(と頭を下げる)

伊勢谷さん:
これが絶対の自信を持っていた作文だったのですね!

福山さん:
そうです!

伊勢谷さん:
(爆笑)。先輩、勉強になります! これから使わせてもらいます。

福山さん:
はい。

伊勢谷さん:
ありがとうございます。「よろしくお願いしマチネ」。

MC:それでは「マチネ」が決まったところでフォトセッションを行います。

フォトセッション

福山さん:
ここで誰かが「お願いしマチネ」って言ってくれたら...。(会場:笑)(なかなか言ってくれないマスコミの方々)...誰も言ってくれない。

カメラマン:
こちら、お願いしマチネ。

MC:さすが、素晴らしいですね。

福山さん:
(その後もなかなかマスコミの方が言ってくれないので)「お願いしマチネ」って言わないと誰も手を振らない!

カメラマン:
こちらお願いしマチネ!

カメラマン:
こちらも頼みマチネ!

福山さん:
お、アレンジ!

MC:最後に、代表して福山さんからご挨拶をいただきます。

福山さん:
今日はお越しいただきましてありがとうございました。まだ、映画は公開が始まったばかりです。この一年間、監督は編集に取り組まれ「神は細部に宿る」という言葉がある通り、本当に細かなところまで最後まで粘って、この偉大な純文学を映像化してくださいました。監督の頑張りと粘りに感謝しておりますので、皆さん今一度監督に拍手をいただければと思います。西谷監督、本当にありがとうございました(西谷監督に向かって頭を下げる)。(会場:拍手)

西谷監督:
(頭を下げる)(会場:拍手)

福山さん:
この作品にとって、今日が旅立ちでございます。当然ながら桜井さんもずぶ濡れになりながら(桜井さんに向かって)...ね? 頑張ってくださいました。台本にはあそこで「涙する」とか「嗚咽する」とかは書いていないですが、早苗になりきって熱い演技を見せてくださいました。今日で、長く続いてきた宣伝も一段落します。公開の喜びと寂しさはつきまとうものです。本当に、素敵な早苗さんをありがとうございました。(桜井さんに向かって頭を下げる)

桜井さん:
(一言一言にうなずきながら、頭を下げる)(会場:拍手)

福山さん:
(伊勢谷さんに向かって)リチャードさん、素晴らしい英語をありがとうございました。伊勢谷くんとは、ニューヨークで一緒にご飯を食べに行きましたね。その時、すでに英語が上手で、もともと英語をしゃべれるのに、更に(英会話の)レッスンに励まれて、リチャードをしっかりと演じておられました。僕は作品の中ではリチャードとは絡まないので、遺恨なくこうして会えるのですが、素晴らしい熱演をありがとうございました。トークもいつも面白くて、ありがとうございます。(伊勢谷さんに向かって頭を下げる)

伊勢谷さん:
(直立して恐縮さをにじませながら頭を下げる)(会場:拍手)

福山さん:
そして、石田さん。物語の中では「三度しか会わない」ので、撮影の期間よりも、宣伝活動のここ一ヵ月半ぐらいの方が長い時間一緒にいます。それで本当にいろいろなお話をさせていただきました。先ほどご謙遜されて「洋子が持つ優しさ強さ、大和撫子だとかをどうしようと思いました」とおっしゃっていましたが、その並べた言葉の全てを石田さんは持ち合わせていると、この一年で感じました。まさに洋子でございました!「オー! 洋子」 ええ、前回(10月7日の完成披露試写会の挨拶時)「スベッた」と記事に書かれたので、今日はもう一度こすろうと思いました。「オー!洋子」ありがとうございました。(石田さんに向かって頭を下げる)

石田さん:
(柔らかな微笑みを浮かべながら頭を下げる)(会場:拍手)

福山さん:
私の方からはとにかく、この映画はラブストーリーという立て付けですが、そこには様々な世界の対立と分断がテーマにもなっていて、メッセージを投げかけています。そして、この映画の最後に訪れるエンディング。僕はこのエンディングが大好きです。映画を観ても涙してしまいます。映画をご覧になるとおそらく、このエンディングの向こう側を想像されると思います。それは、もしかしたら皆さんの深層心理で「自分ならこうする」「こうありたい」という願望や願いかもしれません。「本当の自分の思いとは」「幸せとは何か」「人を想うとはどういうことか」「必要とされるとはどういうことか」「愛するとはどういうことか」と、ご自身に問いかけるためにも、もう一度観ていただかなければなりません。(会場:拍手) 一回ではなかなか分からないところもあります。また、違った答えが生まれるかもしれません。引き続き、この映画「マチネの終わりに」をよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

東宝website