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広瀬すず、"初共演"したルパン三世にほれぼれ
「ルパン三世 THE FIRST」
イエローカーペットイベント&完成披露試写会

2019年11月11日

「ルパン三世 THE FIRST」イエローカーペットイベント&完成披露試写会

<左から、藤原竜也さん、広瀬すずさん、栗田貫一さん、浪川大輔さん、山崎貴監督>


故モンキー・パンチさん原作の国民的アニメ「ルパン三世」を初めて3DCGアニメーションで映画化した「ルパン三世 THE FIRST」の完成披露試写会が11月11日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、栗田貫一さん(ルパン三世役)、小林清志さん(次元大介役)、浪川大輔さん(石川五ェ門役)、ゲスト声優を務める広瀬すずさんと藤原竜也さん、脚本も担当した山崎貴監督が出席しました。
栗田さんをはじめとするレギュラー声優陣が息のあったトークで舞台裏を明かす一方、広瀬さんと藤原さんは大好きな「ルパン三世」の世界に飛び込み、大興奮の様子。特に広瀬さんは"初共演"したルパン三世について「カッコ良すぎる」「結婚したい」とほれぼれしていました。当日の模様をレポートいたします。


【イエローカーペットイベント】

舞台挨拶を前に、劇場外の階段に敷かれたイエローカーペットに栗田さん、浪川さん、広瀬さん、藤原さん、山崎監督が登場しました。

栗田貫一さん(ルパン三世役):
(渡哲也のモノマネで)「えー、皆さん、こんにちは。渡哲也です。このたびは、待つこと二年半、ようやくこの日を迎えました。どうも、ありがとうございます。」(会場:笑)
ということでね、2年半をかけて、この映画がついに劇場でご覧になっていただける日が参りました。皆さんどうもありがとうございます。浪川さんは何もしていませんから(笑)。(会場:笑)


浪川大輔さん(石川五ェ門役):
ちょっとしゃべりました(笑)。

栗田さん:
あっ、ちょっとはしゃべりましたね。ということで、本当にありがとうございます。そして、(本作の完成)おめでとうございます。

【完成披露舞台挨拶】

<左から、山崎貴監督、藤原竜也さん、広瀬すずさん、栗田貫一さん、小林清志さん、浪川大輔さん>


舞台挨拶には、小林さんが加わり、豪華なキャストが勢ぞろいしました。

栗田貫一さん(ルパン三世役)

(水谷豊のモノマネで)えー、劇場版「相棒」のために集まっていただき...。

MC:栗田さん、ルパンです。ルパン。

栗田さん:
杉下右京役の...細かいことが気になるのが、僕の悪いくせ。

お客さん:
右京さーん!

栗田さん:
はい? おやおや...。えー、すみません(笑)。このたび広瀬すずさん演じるレティシアの相棒というか、パートナーのルパンの声を演じました栗田貫一です。よろしくお願いいたします。

小林清志さん(次元大介役)

小林清志でございます。次元大介を担当しております。もう少し、次元大介を演じさせてもらえればと思っております。(会場:拍手)

浪川大輔さん(石川五ェ門役)

いつも、「切れぬものはない斬鉄剣」を振りかざしているんですけれども、スタジオではズタズタに切られまくって、収録しております。(会場の反応がないことに)...こんなにスベるとは思いませんでした。(会場:笑) よろしくお願いします。
広瀬すずさん(ルパン一味とともにブレッソン・ダイアリーの謎を追うヒロイン・レティシア役)

今回は、ずっと見てきた「ルパン三世」にヒロインという形で参加でき、本当に嬉しく幸せに思います。ありがとうございます。今日は短い時間ですが、よろしくお願いします。
藤原竜也さん(ブレッソン・ダイアリーを狙う秘密組織のゲラルト役)

こんな楽しいルパンファミリーの一員と言いますか、一緒に参加させてもらったことを本当に嬉しく誇りに思っております。すごい3DCGアニメになったと思いますので、楽しんでいただければと思います。
山崎貴監督

ものすごく長い時間、スタッフが1コマずつ一生懸命作ってくれました。そして、ここにいるすばらしい皆さんの声をいただいて、本当にすてきで楽しい物語ができたと思います。ルパンのことがすごく好きな方も、初めてルパンに接する方も楽しんでいただける作品になったと思います。今日は楽しんでいってください。

MC:今回、シリーズ初となる3DCGアニメーションで、23年ぶりの劇場長編アニメになります。これは今年4月にお亡くなりになった原作者のモンキー・パンチ先生も非常に待ち望んでいた、待望の作品だそうですね。

栗田さん:
そうですね。実はもう二年半前くらいに、我々は声を収録していて、「いつ完成するんだろう」と思っていました。作業をされているスタッフの皆さんから話を聞くと「1週間に(作業が)7秒しか進まない」そうなんです。予算があって、もう少し人数を増やせれば、15秒くらいは進むみたいですが...。まあ、そういうこともあって、二年半かけて、やっとここにたどり着きました。実際に完成したものを、観たんですよ。すごいですよ! 「こんな風になるんだ」と驚きましたね。もう本当に、この作品をご覧になったら、絶対にもう一回観ないと気が済まないと思います。見逃しているところがいっぱいあるんですよ。もう、これ以上言わない!(会場:笑) でも、本当にこの作品を残せるのは名誉だなと思いますね。

MC:見どころを一つだけでも、お願いします。

栗田さん:
全部ですよ! もう、こんな作品はないよね、大ちゃん。

浪川さん:
いや、ないですよ! 本当にすばらしいですよね。ルパンって動きがコミカルじゃないですか。今までのルパンも動きがすばらしいんですが、このCGによってさらに「新しいルパン」というものができたという印象を受けました。ネタバレは言えないんですが、五ェ門はそんなにしゃべる方ではございませんが、心の葛藤だったりとか、非常に表に出てきます。

栗田さん:
すごいよね、清志さん。

小林さん:
このCGってやつですが、我々が一番関心が行くのは、登場人物の口元ね。これ、どうやって録ったかと言うと、まず最初にスタジオに入った時に、(キャラクターの)口のない映像を見ながら、我々が声をあてるわけですよ。その様子を撮影して、それをもとに今度は作画をしているわけですよ。大変な作業ですね。

栗田さん:
本当ですよ。だから、すずちゃんがレティシアを演じているんですが、すずちゃんのアテレコの様子からレティシアを作っているので、おのずとレティシアがすずちゃんになっていくんですよね。

MC:今回は事前に声を収録するプレスコ(絵の完成よりも前にセリフの声を録る方法)が採用されましたが、栗田さん、浪川さんはいかがでしたか?

栗田さん:
僕は初めてでした。大ちゃんはやったことあるでしょ?

浪川さん:
(プレスコでの収録経験は)ありますが、いつもは、そこにある絵に対して、自分たちの間であったり、セリフの言い回しを自分たちで作って声を吹き替えていくので、やりやすい部分もあります。でも、ルパンくらいいつも動いていたりすると、「どれくらいなんだろう」「どういう間でしゃべれば良いんだろう」と思うんですよね。で、今作では監督がそばにいるんです!

栗田さん:
監督さんは、普通、音響のブースにいるんですよ。

浪川さん:
違う部屋ですね。

栗田さん:
でも、監督が我々と同じ場所にいるんですよ。これが妙だったんですよね。

山崎監督:
すみません、邪魔で。

栗田さん:
いや、邪魔じゃないですよ。普通は我々がマイクに向かってしゃべるじゃないですか、それをブースの向こうで聞いて、監督と録音監督がやりとりをするんですが、そのやりとりは聞こえないんですよ。でも今回は、山崎監督が我々と同じ場所から「すみません、(録音監督の)清水さん、今のどうですか?」「良いんじゃないですか」「じゃあ、OKです」ってなるんですよ。で、僕がしゃべったら「本物だ!」って言ってくださって...なんかね、妙なやり方でしたね。

浪川さん:
いやー、なかなか斬新でした。でも、監督がいつもそばにいるっていう安心感もありました。

山崎監督:
ブースにいる距離感が苦手なんですよ。実写の映画みたいに、すぐそばで言いたくて、無理を言ってやらせてもらいました。

栗田さん:
いやいや、ありがたかったです。監督がそばに座っていて、しゃべるっていう経験はなかったんで...。すずさんはどうですか? ああいう感じは、やったことあります?

広瀬さん:
監督が近くにいてくださるのは、今思い返せば、今までの声のお仕事ではなかったかもしれません。でも、全然違和感はなかったですね。

栗田さん:
普通の映画のようにね。

広瀬さん:
近くに監督がいてくださる環境が多いからこそ、違和感はなかったですね。セリフを言い終わってすぐに、「もっとこうしたほうが良いよ」とか演出をいただけたので、確かにそのやりとりは、すごく早かった記憶があります。

MC:今回ルパン三世との共演はいかがでしたか?

広瀬さん:
用意スタートって始まってから、「横に本当にルパンがいる」って思っていました。私も「本物だあ」って気持ちだったんですが、あんまり見たら失礼かなと...。

栗田さん:
僕も横にすずちゃんがいると思うと...。

浪川さん:
レティシアです。

栗田さん:
すずちゃんと一緒にやっていると思うと、「ざまあみろ、浪川」って思いながら...(笑)。

浪川さん:
今日初めてお会いしましたが、やっぱり「あー、レティシアだ」って思いますね。

MC:改めて広瀬さん、ルパンとの共演はドキドキでした?

広瀬さん:
ドキドキどころじゃなかったです! ルパンとのシーンが一番多かったんですが、あの作品に自分の声を吹きこんで絵が動くっていう...まだアフレコの時は動いている絵がなかったので、「どこまで自由に演じて良いものなのか」「どうしたら良いんだろう」と思っていました。それに、私がこの作品に入るのはおこがましいなと思っていました。楽しかったですが、ドキドキはしていました。

MC:「ルパンがカッコ良すぎて結婚したいと思った」というのは本当ですか?

広瀬さん:
初めて観た時、「なんでこんなにカッコいいんだろう」って思うじゃないですか。でも、なんか改めて、衝撃的なカッコ良さを覚えました。試写を観た時に「うわー」って言葉しか出てこないくらいに「カッコいい」って思いました。

栗田さん:
今までルパンはいろいろと、実写化とかされてきたんですが、今回初めて、実際に存在する人間のように、CGで作ってくださいました。何だかリアルな人間を見ているような、いや違うような不思議な世界に連れて行ってもらった気がするなと、僕は思いましたね。ルパンのジャケットや靴の質感も、本物に近いし、ふと見ていると、本当に現実に存在するんじゃないかという感じに作品に吸い込まれましたね。

MC:藤原さんは「ルパン三世」にご自分が出演するということで、どんなお気持ちでしたか? 映画の感想もお願いします。

藤原さん:
めちゃくちゃ面白かったです。ちょっと言葉にするのは難しいですが、収録している時、ルパンと対峙するシーンも多かったんですが、僕が「ルパン」というセリフを言っていることが、何と言ったら良いのかな...。本当に小さな頃から、ルパンが好きで観ていたので、「何で僕がルパンに話しかけているんだろう」という気持ちになりました。

山崎監督:
僕もそう! まず、脚本を書く時にワープロで「ルパン」って打っているのが、「今、ルパンって打ったよ」みたいな(笑)。(会場:笑) で、栗田さんがルパンの声でしゃべってくれると、そんな立場じゃいけないんだけれども、「うわー、本物出た。ルパンいるわ」って感動しちゃうんですよね。

栗田さん:
さかのぼること25年前、山田さん(山田康雄さん)が他界されて、現場に入った時に、清志さんをはじめ歴代のレジェンド声優の皆さんがいらっしゃる中に立った時に、まさにその気持ちでした。「今、僕が不二子ちゃんとしゃべっている」とか「今、次元に『ばかやろう』って言っちゃった」とか。(会場:笑) 横を見れば、清志さんがいるし。「こんなことを言って良いのかな」なんて思ったことを思い出しますね。

MC:藤原さんは、お好きな「ルパン三世」のキャラクターはいますか?

藤原さん:
いやあ、もう全員好きですし、今回もルパンに対して、次元と五ェ門が集まって、救出するため手を貸すシーンがあるんですが、やっぱり三人が集まると、違うなって思いますね。三人の強烈すぎるインパクトといいますか...。

MC:藤原さんから見た、映画の見どころはどこになりますか?

藤原さん:
僕のですか? 必死に「ルパン」って言っているところですかね。ちょっと恥ずかしく、興奮しながら言っているので、ぜひ観てほしいなと思います。

MC:監督にお話をうかがいたいんですが、今回はゲスト声優として広瀬さん、藤原さん、そして吉田鋼太郎さんという豪華な皆さんが揃いました。どのように演出されたのでしょうか?

山崎監督:
そうですね。レティシアっていうキャラクターはすごくピュアで、情熱を持っているんだけれど、閉じ込められているんです。僕は広瀬さんの声は、すごく良いなと思っていて、このキャラクターに合わせたら、良い感じになるんじゃないかと思っていました。見事に(役に)はまって、すごくレティシアを体現してくれたと思います。(ゲラルトとランベールは)変な言い方ですけれど、シェイクスピア的な立ち振る舞いというか、古典的な"ため"を作るお芝居が大事だと思っていて、かつ、人生の岐路に立たされるというか、重要な局面に立たされるので、そのリアリティを藤原さんと吉田さんに演じてもらえれば、カッコ良くなるんじゃないかなと思ってお願いしました。すごく重厚なというか、ちょうど狙っていた世界観にピッタリ合う芝居をしていただいたので、すごく良かったなと思いますね。

MC:ただ、広瀬さん、監督とは四年前に何かあったというお話ですが?

広瀬さん:
そうなんです。監督は多分覚えていらっしゃらないと思うんですが、初めてお会いしたのが四年前なんです。その時に決まっていたお仕事があって、その話をしたら監督に「ぽくないね」って言われたんです。私も「ぽくないな」と思っていたので、監督に「ズドーン」って言われてしまって...、そこからずっと監督に会うのが怖くて...。

山崎監督:
すみません(笑)。何の時だろ? そんな失礼なこと言っちゃって...(笑)。全然覚えていない。不安を抱いているところに、さらに楔を打ち込むようなことをして...。

広瀬さん:
ちょっと不安になったという思い出が。

山崎監督:
それ、壇上で言わないでくれえ(笑)。本当に覚えていない(笑)。でも、今回は「ぽい」やつを演じてもらったので、「ぽかった」です! すみませんでした。

MC:それではこれで雪解けということでよろしいですか?

広瀬さん:
はい!

MC:藤原さんは、シェイクスピア的なお芝居という話もありましたが、そのあたりはいかがでしたか?

藤原さん:
今回世界観が、本当に壮大なスケールでした。また、今回は吉田鋼太郎さんが先に声を入れてくださっていたので、鋼太郎さんの「圧」というか、芝居に引っぱってもらいました。一生懸命やらないと成立しない現場だと思い、一生懸命やりました。

MC:監督、お二人に点数をつけるとしたら...100点でよろしいですか?

山崎監督:
100点で良いと思います。120点で。本当にすばらしかったです。

MC:さて「ルパン三世」といえば、どんなものでも華麗に盗み出す大泥棒ですが、広瀬さんと藤原さんが、ここ最近心を奪われたことを教えてください。

藤原さん:
やっぱり、レジェンドご本人たちを目の前にしたので、今日この日が興奮しているというか、心を奪われたというか、非常に嬉しいですね。

栗田さん:
そうおっしゃっていただき、ズシンときますね。実はゲラルトの声が藤原さんとは知らずに聞いていた時期がありました。「誰なんだろう」とずっと思っていて、藤原竜也さんだって分かった時に、「えー、いつもの藤原さんじゃない声だな」って圧を感じたんですね。ランベールの声も、全然鋼太郎さんとは分からなかったです。だからね、変な意味じゃなくて、有名な役者さんを使って、アニメとかやるじゃないですか。そうすると、その役者さんの顔が出ちゃうんですが、今回は藤原さんも吉田さんも顔が出てこないんですよ。そのくらい、演技をしてくださったというか、ルパンの中に入っていただいた気がして、とってもすばらしかったです。もちろん、すずさんは一緒にいたんで「ヒロインが広瀬すずだ」って知っていましたよ。これがもう二年半、言えなくて言えなくて...。(会場:笑) 「僕はすずちゃんと共演したんだよ」ってどんだけ言いたかったか。ようやく言える日が来て良かったな。

MC:広瀬さんはいかがですか?

広瀬さん:
いや、まさに私も興奮しながら、映画を観て「わっ!」と思ったので、ルパン(に心を奪われた)ですね。カッコ良すぎて。

栗田さん:
照れるから、やめてほしい。

浪川さん:
栗田さんに、ではなくてルパンにですからね。

MC:それではそろそろお時間となりますので、最後に...。

小林さん:
その前に最後に良いですか? 私がね、この作品で感心したのは、音響効果ですね。それと音楽。ちっぽけなルパンのお話が壮大なドラマに変わった!これはすごいですよ。これは観なきゃ分からない。

MC:それでは改めて、栗田さんから最後のご挨拶をいただきます。

栗田さん:
先ほど申し上げましたが、一度では全てを見切れないほど、細部にまで作り込まれております。先ほど清志さんもおっしゃっていましたが「音」、それと劇場によっては4Dと言うんですか、座席が振動したりもするので、またご覧いただければ、迫力が倍増するんじゃないかと思います。とにかく「音と映像」を満喫していただければと思います。新しい風が吹いた「ルパン三世 THE FIRST」をたっぷりご覧いただければと思います。
(ルパンの声で)「また、会える日まで、すてきに暮らせよ、愛してるぜ、ルパン三世~」


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