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松岡茉優&松坂桃李&森崎ウィン&鈴鹿央士
豪華キャスト4人が"祝祭"のステージへ登壇!
「蜜蜂と遠雷」初日舞台挨拶

2019年10月04日

「蜜蜂と遠雷」初日舞台挨拶

<左から、石川慶監督、松坂桃李さん、松岡茉優さん、森崎ウィンさん、鈴鹿央士さん>


直木賞と本屋大賞のW受賞という史上初の快挙を成し遂げた恩田陸の小説を「愚行録」などで知られる石川慶監督が実写化した「蜜蜂と遠雷」が10月4日に遂に公開。TOHOシネマズ 日比谷にて行われた初日舞台挨拶に、主演の松岡茉優さんをはじめ、松坂桃李さん、森崎ウィンさん、鈴鹿央士さん、石川慶監督が出席し、公開を迎えた気持ちや作品の魅力について語ってくださいました。MCにはフリーアナウンサーに転身されたばかりの笠井信輔アナウンサーを迎えました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!


松岡茉優さん(栄伝亜夜役)

本日は、貴重なお時間を「蜜蜂と遠雷」に使っていただいてありがとうございます。そして、今回は上映後の舞台挨拶ということで、皆さまに四名揃ってこうして姿をお見せすることができて良かったです。短い時間ですが、楽しんでいっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
松坂桃李さん(高島明石役)

皆さん、こんにちは。本日は「蜜蜂と遠雷」をご覧くださいまして本当に本当にありがとうございます。今日は最後まで楽しんで帰ってください。
森崎ウィンさん(マサル・カルロス・レヴィ・アナトール役)

本日は公開初日舞台挨拶にお越しいただきありがとうございます。皆さんのおかげで晴天にも恵まれ、最高のスタートを切れるのではないかと思います。今日は楽しんで帰っていただければと思います。
鈴鹿央士さん(風間 塵役)

今日の明け方は雨の音で起きてしまうくらい、雨がたくさん降っていたんですが、こうやって晴れて良かったなと思っています。初日にこうしてたくさんの方に来ていただけて幸せです。短い時間ですが、楽しんで帰ってください。
石川慶監督

今日は初日ということで、映画がお客さんの元に旅立っていく日なので、本当に特別な日です。この特別な時間を皆さんと共有できることを嬉しく思っています。どうぞよろしくお願い致します。

MC:ついに公開を迎えましたが、初日を迎えての思いと、この作品への参加が皆さんにとってどういう体験だったのかをお聞かせください。

松岡さん:
原作を読まれた方はご存知かと思いますが、最後のページにコンクールの結果が書いてあります。そのスタイルと同じように、映画でも最後に結果を見ていただいたと思います。その結果の中で、私が一番感動したのは、ネタバレになってしまいますが、明石の結果でした。明石の結果を見て、グッとこられた方は多いのではないかと思います。
この映画は「音楽映画」なのですが、私自身初めてこういった「音楽映画」に携わりました。「本当に実写化することは難しいな」と思ったのが、ちょうど去年の今頃ですね。台本を読んで「どうしたら良いんだろう?」と毎日葛藤していました。でも、こうして初日を迎えて、皆さんと、そして全国の劇場に足を運んでくださったお客さんの元に「あの日々が届いているんだ」と思うと、映画は偉大だなと感じています。


MC:ピアノのご経験は?

松岡さん:
私は小学校の低学年から高学年まで習ってはいました。ピアノのレッスンって、いろいろありますが、私の場合はマンツーマンでした。先生が私の手を持って教えてくださっていたんですが、その手が柔らかくて温かくて、私はよく居眠りをしてしまっておりました。なので、大変不真面目な生徒でした。その先生は、今はもういらっしゃらないですが、きっと今作を観てくださっていると思っています。

MC:松坂さんはいかがですか?

松坂さん:
僕は...この作品を撮ったのは、たしか去年の10月、11月くらいですかね? 僕が30歳になって初めての作品だったんですよ。なので、ものすごく緊張していて...。

MC:年齢と何か関係があるんですか!?

松坂さん:
勝手にですよ? 「30歳になって一発目の作品だな」と思って、「どうなんだろうな、これ?」「うまくできるかな?」って自分の中で不安みたいなものがすごくありました。でも、いざ現場に入ってみると、石川監督をはじめ、松岡さんはものすごい役とのシンクロ度合いで現場にいました。それを見て、なんか20代の時に現場にいた頃のモードに戻れたというか、「30になったぞ!」というフワッとした空気から一瞬で、地に足をつけた感じがしたので、「ありがとうございます」という気持ちです。本当にそれくらい僕の中では特別な作品なので、こうして皆さんにお届けできるのは嬉しく思います。

MC:ピアノのご経験は?

松坂さん:
ゼロでしたね。

MC:じゃあ大変でしたね?

松坂さん:
そうですね。

MC:森崎さんはいかがですか?

森崎さん:
僕も、原作をファンとして読んでいました。「この作品、映画化したら良いのにな」と勝手に思っていました。まさかの僕がこの映画に携わることになり、本当にたくさんの方に支えられながら、今日という日を迎えました。こうして、たくさんの方の前で初日を迎えることができたことに、まず感謝と幸せな気持ちでいっぱいです。
マサルという役と向き合って、僕も背中を押された部分がたくさんありました。マサルが自分の世界を切り拓いていく中で、僕も表現者として、「自分なりの世界を切り拓くには?」 と、考えさせられた部分が多かったです。この作品に出会えたことへの感謝の気持ちでいっぱいです。


MC:ピアノのご経験は?

森崎さん:
僕は、音楽もやっていまして、曲を作る時に簡単なコードは押さえるんですが、黒鍵が押さえられなくて...(苦笑)。今の時代は、すごいんですよ。「トランスポーズ」という機能(キー(調)を変更することができるキーボードや電子ピアノの機能の一つ)があるんです。黒鍵を使わなくても良いキーに変わっていくという...。ちょっと、皆さんがポカーンとしていますね(笑)?

松坂さん:
ちょっと専門用語過ぎて...(笑)。

松岡さん:
トランスフォーマー?

森崎さん:
ガシャーンという(「トランスフォーマー」の変形を表現しながら)...そっちじゃなくてね! 「トランスポーズ」といいます。今日はぜひ覚えて帰っていただいて...。

松岡さん:
イヤイヤ、覚えて帰らなくて大丈夫ですよ! 私、ウィンくんの話で、宣伝期間中に「いつか言おう」と思いつつ今日を迎えてしまったので、お話しますね。監督から私たちは、現場で指導をされるんです。たいていは「はい。分かりました」と言うものなんですが、国際派のウィンくんは「はい。はい。yeah! はい」って「yeah」が間に入っちゃうんですね。国際派だなぁって思いました(笑)。(会場:笑)

森崎さん:
ありがとうございます(笑)。マサルは英語のセリフもあるので、常に英語を身近に置いておこうかなと思いました。

松坂さん:
マサルが常に入っていたということね!

森崎さん:
Yeah! That's right!

松岡さん:
やっとそれが話せて良かったです!

森崎さん:
Yeah! You're so beautiful today!

松岡さん:
Thank you(笑)!

MC:さて、鈴鹿さんはいかがですか?

鈴鹿さん:
今日は、初日ということで、「あぁ、一年経ったんだな」って...。

森崎さん:
緊張しているんです?

松岡さん:
今日は、(鈴鹿さんにとって)人生初の初日ですからね。自分の出演している映画の初めての初日だもんね?

鈴鹿さん:
そうです。「誕生日」って感じですね。

森崎さん:
Happy birthday~♪(「Happy Birthday」を歌い始める)

鈴鹿さん:
そういう日を迎えて、デビュー作で、ここに立っているのが良いなぁと思います。

MC:映画初出演だったんですね。どんな経験でしたか?

鈴鹿さん:
映画は初めてです。僕は、クランクインがインタビューのシーンでした。「いつ撮っていたんだろう?」って思うような映像が使われていました。「あれ?ここで水飲んだかな?」とか、水を飲んだ時に、マネージャーさんから水は「消えもの」っていうものだと教わりました。

松岡さん:
飲み物や食べ物は、食べると"消える"ので、「消えもの」と業界では呼ぶんですよね。

鈴鹿さん:
そうらしいですね。それを、カメラが回っていない時に普通に飲んだら「そういうのは"消えもの"と言って、触っちゃいけないんだよ」って教わりました。

松岡さん:
テストでは飲まない方が良いかもね(笑)。まあ良いんですけれどね。

MC:もう少し、大きなお話を...。映画体験はいかがでしたか? ということを...。

松岡さん:
これが彼の持ち味なんです。日々の細々としたことを一つ一つ、受け入れて感動して進んでいくのが鈴鹿央士なんです!

鈴鹿さん:
じゃあ、大きい話をします。

松岡さん:
映画が公開して、とか、映画に出演してみてという話かな?

鈴鹿さん:
上京して半年後くらいにクランクインしました。たくさんの人と出会って、「蜜蜂と遠雷」という作品と出会いました。これから僕が生きていく中で、何ていうか、自分の種というか、自分の中心にあるものがこれ(「蜜蜂と遠雷」)だなと思いました。

MC:監督、鈴鹿さんのシーンはほとんどリハーサルをしなかったそうですね?

石川監督:
そうですね。確かにあまりリハーサルはやらず...。本当に鈴鹿くんがもう「風間塵そのもので来てくれた」っていうのが大きくて...。

MC:(森崎さんと鈴鹿さんが何かやり取りしているのを見て)鈴鹿さん、聞いていますか?

松岡さん:
すみません、彼らはもし泣いてしまった時用のハンカチを持っているかっていう話をしていまして...(笑)。

石川監督:
現場では、僕だけでなく、ここにいる三人を含めて、塵くんを温かく見守って現場が進んでいくという感じだったと思います。

松岡さん:
初めて鈴鹿くんとお芝居したのが本読みのリハーサルでした。月の光の中で塵と亜夜の二人が連弾するシーンだったんですが、(鈴鹿さんから)一つセリフを投げかけられた時に、(自分のセリフが)全部飛んじゃって...。あの、とても、本当に上手かったんです。「本当にお芝居を初めてしているのか?」と思うくらいでした。16年もお芝居をやってる私が、セリフが真っ白になっちゃうくらいの目力とハートの良さがあって、特に鈴鹿くんはこの風間塵という役が合っていましたね。これから良い先輩と混ざって、いろいろな役をやっていくのを見るのが楽しみです。

石川監督:
一年前って、リアルに考えるとクランクインがずれこんだりして、「本当にこの映画、出来るのかな?」って思っていた時期でした。あれから一年で、ここまで来られて良かったなと思いつつ、あの時影も形もなかった四人のキャラクターが、こうやってちゃんとスクリーンに焼き付いているのは、本当に感謝だし、最大の賛辞を贈りたいと思います。

MC:皆さんからも本作の見どころをお話しいただきたいのですが、「蜜蜂と遠雷」にちなんで「○○と■■」というお題で見どころを書いていただきました。

松岡さん「達成と拍手」

松岡さん:
私は「達成と拍手」です。この作品は、素晴らしい原作から始まり、映画化されました。言葉を尽くしてこの作品の魅力をいろんなところで話してきましたが、一言でシンプルに伝えるには「達成」だと思いました。次元の違う天才たちが次元の違う目標を軽々と、時には苦悶しながら達成していく様に勇気づけられます。「そこも達成してくれるんだ?」「それも達成してくれるんだ!?」と、ピアニストたちを観てもらう映画だと思いました。
「拍手」は、先日、秋篠宮皇嗣妃殿下に観ていただいた際に、まだ映画が続いているのに「拍手をしたくなりました」とおっしゃっていただきました。音響の方も含め、たくさんの方のお力添えもあって、本当にコンサートホールにいるような臨場感が表現ができました。思わず演奏終わりに拍手したくなる映画ということで「拍手」を選びました。


松坂さん「若者と年配」

松坂さん:
僕はこれはですね(笑)。今、松岡さんがお話されましたが、先日、秋篠宮皇嗣妃殿下がいらっしゃる試写会がありました。僕はスケジュールの都合で行けなかったんですが、ネットニュースを見たら、妃殿下が「若者三人と少し年配の...」とおっしゃったと書いてありました(笑)。「なるほど...」と思いました。いや、まあそういう設定だし、「非常にありがたいな」と思いつつ、僕が一つ言いたいのは、僕とウィンくんは今年齢が一歳しか変わらないってことです!

松岡さん:
え? そうなんですか?

森崎さん:
僕は、今年29歳です。

松坂さん:
僕は、今年で31歳です。

森崎さん:
そんなに変わらないですね。

松坂さん:
ほぼほぼ同期です。

MC:森崎さんはその秋篠宮皇嗣妃殿下の言葉を聞いてどう思われましたか?

森崎さん:
心の中で「よっしゃー!」って思いましたね(笑)。「桃李くんと一歳しか変わらないのに桃李くんが年配! よっしゃー!」と。逆を言うと僕もそういう設定だったんでね。

松坂さん:
すごくありがたいなと思いつつ、すごく才能ある若者たちと少し年配が頑張ったんです(笑)。

MC:先ほどの30代に上がったというお話と見事にリンクしていますね。

松坂さん:
ちょっとリンクしているなと思います。そうなんです。でも、僕自身は何かまだちょっと若者の輝きと言うんですかね...? そういうものも出しておきたいなという思いもちょっとありました(笑)。

森崎さん「天才と努力」

森崎さん:
マサル目線で見てしまった部分もあるんですが、彼は完璧で天才で期待もすごく背負っている反面、見せていない部分で努力を重ねているんです。僕は自分自身のことをごくごく普通であり、「生まれ持った才能なんてない」と思っているんですが、マサルを見て「あぁ、努力をすれば人間、ここまでいけるんだ」と勇気をもらいました。なので、僕の中ではこの映画は「天才と努力」です。すみません、すごく真面目で。

鈴鹿さん「白黒と体感」

鈴鹿さん:
「白黒」っていうのは、ピアノの黒鍵と白鍵です。僕は月の光の中での連弾シーンが好きなのですが、月の光の白とピアノのボディの黒でもあります。
「体感」は、一昨日の試写会で、初めて大きな映画館でこの映画を観た時、「雨の音とか一つ一つの音に包まれたな」と思いました。そして、コンクールの会場にいるかのような「体感」をしたということです。


松岡さん:
素敵!

鈴鹿さん:
ありがとうございます。

石川監督「こっち側とあっち側」

石川監督:
皆さんは、映画を既にご覧になられたので、これが誰のセリフかはお分かりかと思います。僕は、明石にものすごく感情移入しながら脚本を書いていました。今回は「あっち側」の天才の人たちの話ですが、「(あっち側のことは)分かんないな」と思いつつ、「あっち側」の世界が垣間見える瞬間があるというか...。恩田先生の本は、そういう風に書かれていて、それが醍醐味であり、「あっち側に行きたいな」と、思いつつもがいている人に観てもらいたいなと思っています。

MC:松坂さんは明石を演じつつ、「あっち側」と「こっち側」ということを意識していましたか?

松坂さん:
そうですね。海でのシーンで「俺にも分かんない」ってセリフがありますが、ものすごくその時に、腑に落ちるというか、気持ちよく言えるというか...。悔しいんだけれど、気持ち良い悔しさがこみ上げてきましたね。

MC(笠井信輔アナウンサー)「映画と文学」

MC:私も、皆さんと同様に見どころを書くように言われましたので書きました。恩田陸さんの原作は直木賞と本屋大賞をW受賞されていて、とにかくクラシックを知らない人が読んでも「音楽が本から聴こえてくる」と言われているほどの文学作品です。その限りなくイメージが広がっている皆さんに、映画として観てもらうというのは、ある種、イメージを固定化するという危険な作業だと思います。それにもかかわらず、この映画を観ると「これは文学作品に負けていない」と思える素晴らしい作品になっていました。原作を読んだ方にはぜひ観てほしいですし、逆に原作を知らないで観た方にはぜひ原作にも触れていただきたいなと思います。それによって「蜜蜂と遠雷」という作品を20倍、30倍と楽しむことができるんじゃないかなと思います。

松岡さんはこの原作とはどのような風に向き合ったんでしょうか?


松岡さん:
原作は、きれいな表紙なんですが、表紙を一枚めくると、真っ黒な分厚い本です。今回の映画のパンフレットも真っ黒で、そこがリンクしていて嬉しかったです。その中から、亜夜ちゃんの部分を引き抜いて、全てノートに書き写して、原作に存在している亜夜ちゃんに「私は、それはしないですよ」と言われないようにやらなきゃと常々自分に課していました。

MC:森崎さん、コンクールで弾く曲が一部、原作とは違っていましたが、その辺りはどう感じましたか?

森崎さん:
僕からしたら、初めてクラシックと向き合う現場でした。原作に出てくる楽曲を自分で調べて聴いていました。最終的に台本で上がってきた楽曲を聴いて、知らないからこそ、先入観なしに好きになれて、改めてクラシックの偉大さを感じました。

MC:原作と曲を変えるということは恩田さんに確認・許可を?

石川監督:
そうですね。じわじわと周りから攻めて...(笑)。最後に恩田先生に「ちょっと曲を変えたいんですが」と言ったら、意外とスッキリ「わかりました」と言われました。曲を変更した一番の理由は、「映画で勝負をしたい」ということでした。先生にも「分かります」と言っていただきました。

MC:原作で出てきた、恩田先生の中にだけ存在していた、誰も知らない「春と修羅」という曲を藤倉大さんがこの映画のために作曲されました。聴いてみていかがでしたか?

松坂さん:
聴いた瞬間「あ、これだ」というのはありました。それまで想像だけを体の中に巡らせていたんですが、それがものすごく腑に落ちる瞬間がありました。「これを目標に僕は今回の現場を頑張ろう」って思えました。

MC:鈴鹿さんが演じた風間塵のカデンツァ(独奏協奏曲などでオーケストラの伴奏を伴わずに即興的な演奏・歌唱をする部分のこと)ですが、文字で書かれたものを、どうやって体感し、表現されたんでしょうか?

鈴鹿さん:
あれは......。

松岡さん:
初めて聴いた時どう思った?

鈴鹿さん:
初めて聴いた時は激しいなという印象でした。ピアノの先生とも話をしながら、トレモロ(複数の高さの音を交互に小刻みに演奏する技法)から弾いていきました。毎日、現場に原作を持っていき、ピアノ教室にも持って行って、悩んだらそのシーンを読んだりしながらやっていました。でも、どうやってと言われたら...。

松岡さん:
どんなイメージで弾いていたの?

鈴鹿さん:
たくさん聴きました。それから、どう弾いているのかなと、藤田真央さん(風間塵のピアノ演奏担当)のレコーディングの時の映像をもらっていたので、それを見ました。

松岡さん:
一人一人の役に国際的なピアニストの方が、奏者としてついてくださったんです。

MC:松岡さんは鈴鹿さんのお姉さんみたいですね。

松岡さん:
見守っていくんでしょうね(笑)。そう思います。

MC:最後に主演の松岡さんからメッセージをお願いいたします。

松岡さん:
皆さん、短い時間でしたが、少しでも映画の世界を掘り下げることはできましたでしょうか? 先ほど、ここに入ってきて初めて皆さんのお顔を見た時、「私を亜夜ちゃんとして見ていただいているな」と感じました。
我々はいろんな役を演じているし、鈴鹿くんも今回がデビュー作品でしたが、今後いろんな役を演じていくことになると思います。その中で、一つ一つ、演じて終わりではなく、どなたかの中には、私はずっと亜夜ちゃんでい続けるんだろうと思いました。だから、役に出会うということ、十数年かけて執筆された原作が映画化されるということ、そして今日、皆さんにそれを観ていただいたということ――たくさんの奇跡が折り重なって今日という日があるんだなと思います。それぞれピアニストという役を演じたという経験を踏まえて、これからも活躍できたらと思います。何よりこの「蜜蜂と遠雷」という全く新しい音楽映画が出来上がったことを誇りに思います。ぜひ、臨場感のある劇場でこの映画を体感してほしいなと思います。今日は本当にありがとうございました。


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