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吉沢亮と吉岡里帆と長井監督が凱旋帰国!
シッチェス・カタロニア国際映画祭を振り返る
「空の青さを知る人よ」公開記念舞台挨拶

2019年10月20日

「空の青さを知る人よ」公開記念舞台挨拶

<左から、長井龍雪監督、吉岡里帆さん、吉沢亮さん、若山詩音さん>


10月11日より公開となりました、テレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(=あの花)、アニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」(=ここさけ)などのヒット作を手がけた、クリエイターチーム「超平和バスターズ」の長井龍雪監督、脚本の岡田麿里さん、キャラクターデザイン・総作画監督の田中将賀さんによるオリジナルストーリーの長編アニメーション映画「空の青さを知る人よ」(略して「空青」)。
10月20日、公開を記念した舞台挨拶をTOHOシネマズ 日比谷にて実施し、声優初挑戦にして二役を務めた吉沢亮さん、吉岡里帆さん、若山詩音さん、そして長井監督が登壇。本作が「大人に刺さる激エモ映画」との評判を受けて各自の激エモシーン、それから本作の魅力を語りました。また、本作のワールドプレミア上映を行った第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭での様子を振り返った、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。


長井龍雪監督

本日は、お集まりくださり、映画をご覧いただきましてありがとうございます。本日はよろしくお願いします。
吉沢 亮さん(31歳の金室慎之介/18歳の"しんの"役)

本作を鑑賞された皆さんの前でご挨拶するのは今日が初めてなので、すごくドキドキしていたのですけれども、皆さんの表情がしっとりした感じで(笑)、喜んでくださっていることが伝わってきました。(会場の皆さんに向かって)楽しかったですか?(会場:大きな拍手) ありがとうございます。最後までよろしくお願いします。
吉岡里帆さん(相生あかね役)

皆さん、今日は劇場に足を運んでくださって本当にありがとうございます。短い時間になりますけれど、いろいろなお話ができたらと思っています。よろしくお願いします。
若山詩音さん(相生あおい役)

短い時間ですけれども、こうしてキャストの皆さんが揃うのは珍しいと思うので、最後まで楽しんでもらえたらと思います。本日はよろしくお願いします。

MC:本日は公開後初の舞台挨拶となります。改めまして、公開おめでとうございます!(会場:大きな拍手!) 吉沢さん、先ほどおっしゃっていましたけれど、ご覧になったばかりのお客様から温かな拍手もいただき、少しホッとされたのではありませんか。

吉沢さん:
そうですね。本当にホッとしています。とても嬉しいです。ありがとうございます。

MC:長井監督はいかがですか。

長井監督:
本当にまだ緊張しています。観終わったばかりの方とこうして直接お会いするのは「大丈夫だったかな?」という気持ちでいっぱいになります。(会場に向かって)大丈夫だったでしょうか?(会場:拍手) ちょっとホッとしました(笑)。

MC:吉岡さんも、皆さんを目の前にしていかがですか。

吉岡さん:
私も本当に緊張しています。あの...(会場に向かって)大丈夫でしたか?(会場:拍手) ありがとうございます。

MC:そして、若山さん、周りからもたくさんの反応が寄せられているのではないですか?

若山さん:
そうですね。友人や家族などから感想をもらえて、今もすごくドキドキしています。...これは聞いたほうが良いのかな?
...(会場に向かって)大丈夫でしたか?(会場:拍手) ありがとうございます。


MC:若山さんには、役柄のあおいと同じくお姉さんがいらっしゃるそうですけれども、お姉さんはご覧になられたのでしょうか。

若山さん:
はい、観てくれました。姉は公開日から今日までに三回も観てくれています(笑)。それで姉は、あかねに共感して観たそうで、「すごく大人にしみる物語だよね」と言っていました。

MC:作品を気に入ってくれたのですね?

若山さん:
すごく気に入ってくれました。嬉しかったです。

MC:実は本作に関する嬉しいニュースがたくさんありますので、ご紹介していきます。本作の初日アンケートで満足度は92パーセント、また、ぴあ映画初日満足度ランキングは一位という高い数字をマークしております。おめでとうございます!(会場:大きな拍手)

吉沢さん:
素晴らしいですね! 皆さんがどのような反応をされるのか本当にドキドキしていました。不安もありましたけれど、試写会の評判が良かったので、「これはたくさんの方に喜んでもらえるのではないか」という自信につながりました。嬉しいです。

MC:公開後に吉沢さんにも反響はありましたか。

吉沢さん:
友だちから「観たよ」と言ってくれる人もたくさんいましたね。(本作は)十代の青春を描いている部分もありつつ、二十代、三十代の方の胸にも刺さる部分がたくさんあると皆さん言ってくださいます。幅広く愛される作品なのだなと思いました。

MC: SNSでも好意的な声が上がっているようです。本日(本作を)ご覧になるのが二回目以上の方はどれぐらいいらっしゃるでしょうか? (会場:たくさんの方が挙手)

吉沢さん:
おー!(と思わず声を上げる) すごい。ありがとうございます。

MC:本当にたくさんいらっしゃいますね。本作は、SNSで「大人に刺さる激エモ映画」と評されているようです。吉岡さん、どう思われますか?

吉岡さん:
私も大人の一人として、オーディションを受けた時には「なんて素敵なプロット(物語の大筋)なんだ」と思いましたし、台本を読んだ時には「なんて素敵な脚本なんだ」と思ってすごく感動していました。それがきちんとお客様にど真ん中で届いていることが本作に関わった一人としてすごく嬉しいですし、私自身、大好きな作品なので「ですよね!」と思って嬉しいです。

MC:ちなみに、吉岡さんの"劇エモ"シーンはどこでしょうか。

吉岡さん:
「デコピンのシーン」がめっちゃ好きです。すごく良くないですか? いち観客として試写で観た時に、「今の高校生って、こんなエモいことをしているのか!」と衝撃を受けました。その後に、お返しでデコピンをして、さらにおでこに息を吹きかけるシーンがあるんですが、ちょっと息が荒くなるというか...すごく好きです(笑)。おでこに息を吹きかけると赤ちゃんが...。

長井監督:
...赤ちゃんが泣き止みます。

吉岡さん:
あのシーンがすごく好きです!

MC:それでは若山さんの"劇エモ"シーンはどこでしょうか。

若山さん:
「しんのと慎之助が、お堂で対面して話すシーン」がめちゃくちゃ刺さりました。大人が感じる"劇エモ"があそこにぎゅっと詰まっていると思います。うまくいくわけではないけれど、慎之助からジワジワと感じられるところがすごくエモいと思いました。それに、その後ろのあおいちゃんの表情も切なくてエモいんです。あのシーンは"エモの集合体"みたいなシーンだなと思いました(照笑)。

MC:では、吉沢さんの"劇エモ"シーンはどこでしょうか。

吉沢さん:
あかねがペンダントを見つけて「お騒がせさんですね」と言うところがめっちゃエモいなと思いました。(会場:笑) 自分も「言われてぇ!」みたいな(笑)。...あんまりエモいの使い方をよく分かっていないんですけれど...。(会場:笑) でも、リアルなことを言うと、最後のあおいちゃんの「泣いて...ないし」ですね。

吉岡さん:
あれはヤバい! 

吉沢さん:
あれが結局...。

吉岡さん:
それ、言っちゃいます? それを言って良いんだったら...。

吉沢さん:
それを言っちゃうなら...ってありますけれどね(笑)。僕はあれを"エモい"というのではないかと思いました!

MC:長井監督、いろいろなエモいが出ましたけれども、監督が思われた通り皆さんが感じてくれていたのでしょうか。

長井監督:
そうですね。自分の中のエモい部分を詰め込んで作ったので、このように言っていただいて、その一つ一つを皆さんと共有できてすごく嬉しいです(と笑顔を見せる)。

MC:「誰かにエモいを伝えたい、ほかの方にもこの映画をおすすめしますか?」というアンケートにも多くの方が同意してくれています。そこで、「この『空の青さを知る人よ』をおすすめするフレーズ」を伺いたいと思います。

吉沢さん:
どの世代の心にも刺さる物語であり、登場キャラクターのどこかに共感してもらえると思います。キュンキュンだけじゃなく、心に刺さって泣けることが一番ですかね。最終的には、ポジティブな気持ちで終われて、すごく感情が揺さぶられる作品だと思います。

MC:それは男性・女性を問わずってことでしょうか。

吉沢さん:
そうですね。悩んでいる人が観たら心に刺さるのかなと思います。

MC:吉岡さんはいかがですか。

吉岡さん:
大人の人と、学生でこれから大人になる人とでは、それぞれに観方が異なるでしょうし、私は観る方の年代によって作品が色を変えるように思います。一貫して、観に来た人を全肯定する力がある気がします。「あなたはあなたで、そこにいるあなたが素晴らしいんだ!」って、温かく包み込んで背中を押してくれる優しい強さがあります。それに、愛情がいっぱい詰め込まれているので、ふらりと劇場に来て、ホロリと泣いて、浄化されると思います。この作品は「あなたは素晴らしいんです!」と言ってくれていると思うので、それを感じてもらえればと思います。

MC:若山さんはいかがでしょうか。

若山さん:
この映画にはフィクションが入っていますけれども、その中にある感情が本当にリアルで、私たちの生活に寄り添っているものがあると思いました。ですから、「疲れた人」や「傷ついてしまった人」にこそ、癒されにというか、「温まりに来たらどう?」と薦められる映画ですね。

MC:長井監督、おすすめポイントを聞かれて、どうでしょうか。

長井監督:
本当に嬉しいです。一人でも多くの方に観てもらえるよう願っています。実は、うちの父親は七十代ですけれども、今回「初めてお前の作っているもので良いと思えたよ」と言われました。ですから、年代を超えて楽しめる作品になっていると思いますので、お子さんだけでなく、お父さん、お母さんもご一緒に観ていただければと思います。

MC:本作は「シッチェス・カタロニア国際映画祭」に出品され、ワールドプレミア上映されました。(会場:拍手) 今回は吉沢さん、吉岡さん、長井監督が上映に合わせて現地を訪れたそうです。若山さんも行きたかったけれど、ちょっと残念でした。

若山さん:
そうですね。

MC:それでは一緒にスペインでのお話を伺っていきましょうか。

若山さん:
はい、よろしくお願いします。

MC:タイトなスケジュールだったと伺っておりますが、スペインでの反応はいかがでしたか。

吉沢さん:
もう、お客さんの反応がすごかったですよ! 「こち亀」のくだりで爆笑が起こるんですよ。「『こち亀』知っているんだ!」って思いました。こういう日本の文化を知っていないと笑えないシーンでもすごく笑ってくれて、熱を感じるし、日本を愛してくださっているのがビンビンに伝わってきました。緊張はしましたけれど、僕たちも現地のお客さんと一緒に映画を観ました。

MC:800名のお客さまと一緒に鑑賞されたのですよね。吉岡さんも同じように反応を感じられたのでしょうか。

吉岡さん:
一つ一つのリアクションがすごくて本当に驚きました。日本のアニメーションが愛されていることもあると思いますけれど、タイトルが出た時点でウワーって拍手が起こって、大盛り上がりでした。それで、言葉の壁や文化の壁を越えて、対"人"として心が動いてくださっているのを近くで感じました。私の前の座席に座っていた老夫婦が観終わった後に「良かったよ」的なことをスペイン語で言ってくれたような気がしました(笑)。嬉しかったです。

MC:それから、スペイン語でご挨拶をされたと伺いました。

吉沢さん:
はい、しました。

長井監督:
まだ、覚えていますか?

吉沢さん:
「Buenas tardes (ブエナスタルデス|意味:こんにちは)」

長井監督:
...ごめん、僕が覚えていなかった(笑)。

吉沢さん:
あと「Gracias(グラシャス|意味:ありがとう)」を言いました。それこそ、吉岡さんは長いスペイン語を話していましたよね?

吉岡さん:
私は、スペイン語で「Jamón estaba Está Rico.(ハモン エスタバ エスタ リコ)」「生ハム、めっちゃおいしかった」と言ったら、めちゃめちゃ笑ってもらえて、日本ではこんな風に笑ってもらうことはないので、すごく嬉しかったです。

MC:美味しい食べ物はありましたか?

吉沢さん:
はい! 舞台挨拶の後に、スタッフさんを含めて行ったレストランで食べたイカ墨のパエリアが、すごく美味しかったです。

MC:吉岡さんは印象に残ったお料理はありましたか。

吉岡さん:
バケットにトマトのペーストをぬって(パンコントマテ(pan con tomate)、そこに生ハムをのせて食べた瞬間に「あースペインに永住、あるかもなー」と思いました(笑)。

MC:先ほどの「生ハム、美味しかった」はリアルな感想だったのですね。

吉岡さん:
あまりの美味しさに感動しました!

MC:そしてスペインといえば、アントニ・ガウディの建築が有名ですけれども...そういう見学も少しはできましたか?

吉沢さん:
(バルセロナの街にあるガウディの代表的な建築物)サグラダ・ファミリアに行きました。僕と吉岡さんでガウディの建築物を見て周るテレビ番組をやらせてもらいました。(吉岡さんに)すごかったですよね?

吉岡さん:
すごかったです! ロケの初めの方はいろいろな言葉を使ってレポートしていたのですけれど、最後には「ガウディ!」「ガウディだわ!」しか言えていなかったです(笑)。

若山さん:
(笑)。

吉沢さん:
「ここ、ガウディだわ」とかね(笑)。

MC:長井監督もご覧になったのですか。

長井監督:
はい。「めっちゃガウディでした!」(笑)。食事はとにかく何を食べても美味しくて、お酒もワインがすごく美味しくて、...本当に美味しかった思い出しかないです。

吉沢さん・吉岡さん・若山さん:
(笑)。

長井監督:
優しい人の集まりのような感じでした。正直、この映画は日本丸出しで、日本人による日本人に向けた作品でしたので、(現地の方々に)受け入れられるのか不安でしたけれど、温かく迎え入れてもらえてすごく嬉しかったです。

MC:今回も物語の舞台は秩父ですが、その景色もスペインの方に刺さったのでしょうか。

長井監督:
そうであれば良いなと思っています。

MC:現地の方の感想は伺いましたか。

長井監督:
技術は褒めてもらいました。でも、スペインの方に秩父をどう説明して良いのかって話なのですけれども...。ただ、スペインには意外と山があり、その土地の感じは秩父と似ていると感じました。スペインはもっとだだっ広くて平たいイメージだったんです。それこそ教会建築があるところは平たいところにあるイメージだったので...。でも、秩父と似た風景もあるので、そういう意味で共感してもらえるところもあったのかなと思っています。

MC:吉沢さん、シッチェスの街で改めてゆっくりしてみたいですか。

吉沢さん:
はい。本当にあと何日かいたかったです。

MC:皆さん素敵な時間を過ごされたようですね。若山さんはまた次の機会に行きたいですね。

若山さん:
そうですね。あ、全然気にしていないです。

吉岡さん:
今度は、私が(若山さんをシッチェスに)連れて行きます!

若山さん:
ごめんなさい、さっきは気まずくしてしまって...。次の機会には行きたいと思います!

入場者特典のクリアファイルを手にした観客の皆さんと一緒のフォトセッションを実施しました。

MC:それでは最後にお一人ずつ、ご挨拶をいただきます。

吉沢さん:
皆さん、今日は本当にありがとうございました。すごく個人的なことですけれども、僕が運命を感じたことを話します。本作に登場するライブ会場の「秩父ミューズパーク」は、僕が「仮面ライダーフォーゼ」(2011年~12年テレビ朝日系で放送)で初めて仮面ライダーメテオに変身した場所でした。(会場:驚き)

長井監督:
本当にたまたまです。

吉沢さん:
そのことをシッチェスで監督から教えてもらいました。それで、「めちゃくちゃ運命的だな」と感じて...。

長井監督:
僕も「仮面ライダーフォーゼ」を観返して、確かに運命を感じました。

吉沢さん:
この「空の青さを知る人よ」は、僕自身も思い入れのある作品なので、(映画を観て)面白いと思っていただいた方は、SNSやお友だちへの口コミをしてもらえたらと思います。そして、皆さんと一緒に、この作品が広まれば嬉しく思います。

吉岡さん:
(吉沢さんの)すごい話でしたねー(笑)。
私の大好きな監督と、素晴らしいキャストの方々と本当に丁寧に作品を作れて、こうして皆さんに劇場で観ていただいて、皆さんの表情をこうしてすごく近くで見ていると、皆さんに伝わったのだと思えました。たくさんの方にこの「空の青さを知る人よ」という作品を観てもらいたいと思います。ぜひ、皆さんのお力を貸してください! よろしくお願いします。


若山さん:
これだけの方に(映画を)観ていただけて本当にありがとうございます。すごく嬉しく思います。本日お配りしたファイルにはシリアルコードが入っているので、それを入力すると「復刻版 あの花ラジオ 特別版」が聴けます。ぜひスマホかパソコンでアクセスしてください。
そして(映画は)一度だけでなく何度観ても面白いので、二度、三度、四度、五度ぐらい(笑)? 皆さんに観てもらえればと思います。本日は本当にありがとうございました。


長井監督:
いっぱい宣伝してもらったので僕からはあまり言うこともないのですが、スタッフとキャスト一同が心を込めて作ったものが、こうして一つの形になって皆さんの目の前にお出しできていることを、とても嬉しく思います。まだまだこれから頑張るので、応援していただけると嬉しいです。本日は本当にありがとうございました。

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