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福山雅治×石田ゆり子、初共演の二人が揃い、
切なくも美しい愛の物語をお披露目!
「マチネの終わりに」完成披露試写会

2019年10月07日

「マチネの終わりに」完成披露試写会

<左から西谷弘監督、板谷由夏さん、桜井ユキさん、石田ゆり子さん、福山雅治さん、
伊勢谷友介さん、木南晴夏さん、古谷一行さん>


芥川賞作家・平野啓一郎の長編小説をベースに、「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」「昼顔」の西谷弘監督が実写化した"切なくも美しい大人のラブストーリー"。東京・パリ・ニューヨークの彩り豊かな街並みを舞台に、クラシック・ギタリストの主人公と海外通信社所属の女性ジャーナリストが織りなす恋模様を描く、映画「マチネの終わりに」は11月1日より公開となります。
10月7日、東京国際フォーラムにて本作をお披露目する完成披露試写会を行いました。イベントには福山雅治さん、石田ゆり子さん、伊勢谷友介さん、桜井ユキさん、木南晴夏さん、板谷由夏さん、古谷一行さん、そして西谷弘監督が来場し、海外撮影の裏話などを語りました。また、上映後にサプライズで実施した舞台挨拶ではスタンディングオベーションが起きました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。


【上映前舞台挨拶】

キャストの皆さんは会場後方の扉より入場。多くの歓声に包まれながら、センターステージに集合し、ファンの声援に応えました。その後、会場前方のメインステージに登壇。

福山雅治さん(世界的なクラシックギタリスト・蒔野聡史役)

福山です。(歓声に応えるように)「ありがとうございます」(会場:大歓声と拍手)
今日は、おそらく全国からお越しになっていると思います。短い時間ですけれど、なるべく長い時間おしゃべりしたいですね。よろしくお願いいたします。
石田ゆり子さん(パリの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子役)

待ちに待ったこの日がやってまいりました。ちょうど去年の今頃、みんなで一生懸命撮影をしていました。とても素敵な映画になっていると思いますので、ぜひ楽しんでください。
伊勢谷友介さん(洋子の婚約者・リチャード新藤役)

僕は昨日、(完成した映画を)観ました。ニューヨークでの撮影のことや、福山さんとご飯を食べたことなどを思い返しました。それよりも何よりも、一人の独身、四十代の男として、すごくドキドキした映画ができちゃいました(笑)! 今日はこのまま映画を楽しんでもらえるということですので、皆さんのワクワクをうらやましく思っています。ぜひ皆さん、楽しんでください。
桜井ユキさん(蒔野のマネージャー・三谷早苗役)

私は、この映画の原作を読んだ時に、「このような素敵なストーリーの一員になれるんだ」とすごく興奮したことを覚えています。完成した映画を観て、一つの映画として大好きになりました。お話したいことはたくさんあるのですけれども、上映前なので余計なことをお話ししないように気をつけたいと思います。
木南晴夏さん(祖父江の娘・中村 奏役)

私も映画を観ました。それで先ほど、伊勢谷さんがおっしゃった通り、本当にドキドキしましたし、大人になっても全身全霊で恋をして良いのだと思えて、すごく憧れました。とても美しい世界が広がっている映画なので、最後まで楽しんでいってください。
板谷由夏さん(蒔野を担当するジュピターレコードの社員・是永慶子役)

本当に美しい映画だと思います。「大人になっての恋愛って...良いんですね」というのが私の感想です。ぜひ、この世界に浸って帰っていただきたいと思います。楽しんでください。
古谷一行さん(蒔野の師である、クラシックギター界の巨匠・祖父江誠一役)

よくいらしてくださいました。(会場:拍手) 一年前にパリにも行きました。あとでお話ししますけれども、パリでの思い出もあります。
天才ギタリスト・蒔野の師匠である伝説のギタリスト・祖父江(役)をやっております。どんなギタリストが出てきますか。お楽しみください!
西谷 弘監督

石田さんがおっしゃったように、去年の今頃から撮影が始まり、皆さんそれぞれのご苦労があり、ようやく完成しました。ずっと残暑が厳しかったですけれども、今日は少し秋めいているので、この映画を見るにはちょうど良い気候だと思います。最後まで楽しんでください。よろしくお願いします。

MC:それではお話を伺います。去年の九月ごろから撮影し、今日初めて皆さんに観ていただく日を迎えました。改めてどのようなお気持ちでしょうか。

福山さん:
嬉しいですね。(登壇前に)ネタバレになるので、「あれを言うな」「これを言うな」と言われておりまして、そう言われるとすごく言いたくなるんです(笑)。そこで、原作をすでに読まれている方は、どれぐらいいらっしゃるのでしょうか? (会場の反応に対して)あ、もっともっと原作を買ってください! (会場:笑)でも、敢えて原作を読まずに映画を観る方もいらっしゃいますからね。そのご期待に添える作品になっていると思います。本当に今日という日を待っていました。

石田さん:
私は、この平野啓一郎さんの書かれた原作の物語が大好きですので、こうして役として演じて、この場にいられることは本当に感無量です。その分、皆さんがどのように思われるのか、プレッシャーもあります。でも、映画は映画として楽しんでもらえればと思っております。

MC:原作の平野先生が、映画をご覧になられて「とても感動した。良かった」とおっしゃったそうですね?

福山さん:
はい、おっしゃってくれました。その試写会には石田さんもいました。原作者の平野さんがおられる場で、映画を観るのはすごく緊張しましたね。「自分が出演しているのに感動したと言うのはどういう神経しているの?!」と思われる方もいるかもしれないのですが、自分が感動したものを観てもらいたいと思うので、正直に「素敵な映画だな」と感動しました。 それで、その試写会の時に、平野さんに「いかがでしたか?」と伺ったら、平野さんが「自分が書いた小説の映画を観て泣けるとは思いませんでした」と言ってくれました。こんなに嬉しい褒め言葉はないなと思いましたし、同時にホッとしました。

MC:西谷監督も嬉しかったのではないでしょうか。

西谷監督:
そうですね。やはり純文学と向き合うことは最近ないので、こういう作品をもっともっと作っていけたら良いなと思っています。そのためにもまずは、この「マチネの終わりに」を皆さんに観てもらえればと思います。

MC:石田さんと福山さんは二十代の頃にCMで共演されたそうですが、映画、ドラマでは共演は初めてだそうですね。石田さん、改めていかがでしたか?

石田さん:
(笑)。二十五年前ですね。福山さんとは同じ年なんです。

会場:
えー!(驚きの声)

福山さん:
その「えー!」ってどういう意味?

石田さん:
「えー!」ってどういう意味なんでしょうね。

福山さん:
何でしょうね?

石田さん:
学年は(福山さんが)一つ上ですよね?

福山さん:
学年は、僕が一つ上です。

石田さん:
でも、まあ学年はどうでも良いんですが、同じ年です。(会場:笑) 二十五年前にコマーシャルでご一緒して以来、その後に映画やドラマで一度もお会いしたことがなくて、この作品で福山雅治さんと一緒になることになっていたのだなと感無量でした。

福山さん:
「運命の共演です!」

MC:共演に運命をお感じになった?

福山さん:
作品の内容と同様に、運命を感じましたね。石田さんはかなり早い段階で原作を読まれていたんですよね。映画化の話が出る前にね。

石田さん:
はい。

福山さん:
石田さんがすでに原作を読まれていた状態の時に、僕は「映画化の話があります」と聞きました。ですから、僕の中で、洋子は石田さんをイメージして読んでいたので、早く(声を低くして)「洋子に会いたい」と。「オー!洋子」という思いで撮影初日を迎えました。(会場:笑)

MC:だそうですよ、石田さん!

石田さん:
(笑)。本当にありがたいお話です。(福山さんに向かって)聞いていないですよね?

福山さん:
ごめんなさい。(伊勢谷さんに)「オー!洋子」の説明をしていました。ニューヨーク(が舞台)で、ジョン・レノンとかけてみたという話をしていました。(ジョン・レノンの奥様がオノ・ヨーコさんなので「オー!洋子」)

石田さん:
でも、会ったのは東京ですよ!

福山さん:
会ったのは東京ですけれど...(苦笑)、良いじゃないですか(照笑)。(会場:笑)

MC:「運命の出会い」は映画の中でも大きなテーマだと思いますけども、石田さんは「運命」についてどのように思われますか。

石田さん:
この映画の蒔野さんと洋子さんみたいな運命の出会いがあると良いなと思っています...(笑)。

福山さん:
ん?

MC:踏み込んだ発言ですね!

石田さん:
何を言っているのだろう(笑)? そういうことではなく?

MC:それぞれの「運命」の捉え方だと思います。板谷さんはいかがでしょうか。

板谷さん:
(石田さんは)何を言っているのでしょうね。(会場:笑) 

石田さん:
運命ばかりは予測ができませんから、前向きに生きていきたいと思います。(会場:笑)

MC:桜井さんは、いかがですか。この映画で描かれる運命というテーマについては。

桜井さん:
そうですね。私は基本的に流されるまま生きているタイプなので、この映画のお二人のような運命の出会いがあれば素敵だなと思います。私自身は、呼ばれるがまま、流されるがままなので、その中で転がっていれば良いかなと思います。

MC:桜井さんが演じられた役というのは、別の重たいものを背負う部分があったと思います。

桜井さん:
言える範囲ですと、...蒔野さんのマネージャーをしているのですが、とにかく蒔野の才能だとか、人柄に惚れ込んでサポートしている役柄です。それが徐々に...これ以上はやめておきます。余計なことを言ってしまいそうです。

MC:それでは、福山さんご自身は、この「運命」というテーマについてどうお感じになりましたか。

福山さん:
僕が今日ここに立っていることも含めてですけれども、分からないものですね。バンドがやりたくて18歳で東京に出て来たんですが、ちょっと違うかたちでデビューして、何とか皆さんのおかげで活動させてもらっています。まさか、クラシックギターを持って役を演じて、この場に立つということは全く想像していなかったことですから、運命はそういうものだと思います。想像していなかった嬉しいハプニングが起きるものだと思っています。

MC:福山さんはギターには慣れ親しんでいらっしゃると思いますけれども、今回はこの映画を通じてクラシックギターの魅力に魅せられたと伺いました。

福山さん:
魅せられていますが...まぁ、難しいですね。一朝一夕で出来るものではないなと思いながらも、生涯の楽しみとして付き合っていけるものに出会えたことは本当に幸せでした。

MC:クラシックギターを弾くために手の爪を伸ばしていらっしゃったとか?

福山さん:
結局、今も伸ばしています。細々とクラシックギターやっているので...。

石田さん:
(ご自身の手の爪を福山さんに見せるように)

MC:石田さん、なぜ今ご自身の爪を確認されたのでしょうか?

石田さん:
意味はないです。クラシックギターは、こっち(弦を弾く手の爪)が長いのですよね?

福山さん:
そうですよ。

石田さん:
反対側は別人のように短いです。...ね?

福山さん:
そうです。

石田さん:
...豆知識を。(会場:笑)

伊勢谷さん:
福山さんが(豆知識を)披露するなら分かるけれど...(笑)。

MC:伊勢谷さん、今回は全編英語のセリフでしたね。いかがでしたか?

伊勢谷さん:
そうなんですよ。だからリチャード新藤という役名でドキッとしました。よくこの役を受けたなというぐらい役名にビビりました。

MC:ですので、この映画に関して日本語をお使いになるのは、こういった舞台挨拶とかだけになるのですね。

伊勢谷さん:
あ、そうですね!(劇中は)ほぼ英語です。

MC:石田さんも英語とフランス語のセリフがありましたけれども、ご苦労はありましたか。

石田さん:
大変でしたよ。(英語やフランス語の)セリフが割と多かったので先生についてもらいレッスンしました。

MC:西谷監督、石田さんと伊勢谷さんが英語で演じるところを、監督は日本語で演出をされたのですか?

西谷監督:
もちろんです。

MC:その場合、OKの判断はどうされていたのですか。

西谷監督:
...言葉は分からなくても気持ちは伝わるかなというので判断して、それから先生方にも伺いました。

MC:流暢に話す役どころですから、相当に練習をされたと思います。

石田さん:
割とびっちり練習をしましたが、言葉はね...。(伊勢谷さんに)大丈夫でしたか、私?

伊勢谷さん:
なぜ、僕に?

石田さん:
英語でやり取りをしたのはリチャードなので。

伊勢谷さん:
大丈夫でしたよ。

MC:板谷さんは、蒔野と洋子が出会うきっかけを作る役どころですけれども、福山さんと石田さんとの共演はいかがでしたでしょうか。

板谷さん:
もう今激しく石田ゆり子にツッコミたくてしょうがないのですが...(笑)。 「運命」という話が出ましたが、福山さんとは二十年前の私のデビュー作(「パーフェクトラブ!」主演:福山雅治/フジテレビ系)で、私が右も左も何も分からない時にご一緒しました。今回は二十年ぶりにご一緒させてもらえたので、「続けていたらまた会えるよ」とあの頃の自分に教えてあげたいです。それぐらいデビュー作には感慨深いものがありました。そういう意味では福山さんとのお仕事は特別だったんです。なので、しみじみしました。

MC:福山さん、これももう一つの「運命」ですね?

福山さん:
そうなんです、「運命」。 本当に二十年前ですね。98年?99年?

板谷さん:
99年です。

福山さん:
99年に出会ったのですが、昔については僕も人のことは言えないのですが、素晴らしいですよ。やっぱり二十年経つとこんなに女優らしくなるんだなと本当に思ったよ! 感動しました。

板谷さん:
ありがたいですね。体育会系の私としては、福山さんはやはり先輩なので、「恐れ多いですー」という感じです。

福山さん:
確かにちょっとだけ先輩ぶってはいるんです(笑)。でも、本当にあんなこともできて、こんなこともできて...。結構蒔野を引っ張る役なので、役柄上引っ張ってくれました。「現場のお芝居で引っ張ってくれる素敵な女優さんになったんだな、いいぞ!」と思っていました。(会場:笑)

MC:良いですね。

福山さん:
「もっとやれ!」と思っていました。

MC:木南さんは古谷一行さんとお子さんとのシーンが多かったですね。

木南さん:
赤ちゃんとずっと一緒のシーンが多くて、すごく大変でした。ママと一緒の時は大丈夫でも、私のところに来た瞬間に「ぎゃー!」と泣き出してしまって、なかなかカメラを回せないことが続きました。とにかくお芝居をした記憶がないぐらい、あやしていたらカットがかかってOKだったという感じでした。

MC:そしてベテラン古谷さんとの共演はどうでしたか。

木南さん:
こんなにダンディーでカッコイイお父さんなんて、とっても嬉しくて光栄でした。

MC:古谷さんは冒頭のご挨拶でパリのお話をされていましたけれども、パリのロケは印象的でしたか。

古谷さん:
僕は大物感のあるギタリストとして登場しますが、監督に「その大物感を裏切りたい」と言われました。それで、パリでストリートミュージシャンたちとセッションするシーンを撮ったのですが、そこがすごく気に入っています。

MC:福山さんはパリのロケはいかがでしたか。

福山さん:
パリは撮影時間に制限があるので、撮影が短くて良かったですよね?  西谷さん!

西谷監督:
どういう意味ですか?

福山さん:
一日の労働時間が(法律で)決まっているんです。ですので、夜は食事に行く時間があったりして...。

MC:福山さん、「パリでの撮影時間が短くて」とおっしゃっていましたけれども、作品を観る限りはとてもそういう風には見えないです。

福山さん:
パリとニューヨーク...の話をしても良いのですよね? やはり良いですよね。画に説得力がありますし、現地のスタッフの方の働きもすごく良かったです。パリは映画発祥の地ですから、そこで映画を撮ることができたのも嬉しい「運命」でしたね。

MC:本日は様々な見どころを伺いました。最後に、これから映画をご覧になる皆さまに福山さんからご挨拶をただきます。

福山さん:
皆さんの心の中に、忘れられない人や思い出であったり、傷つけてしまったことや傷つけられたことがあるかもしれません。でも、この映画を観ると、皆さんが生きてこられた中での大切な人や、時間ともう一度会いたくなる、そんな映画になっていると思います。映画の結末には触れないようにして、皆さんの感想を伺えればと期待しております。楽しんでいってください。よろしくお願いします。



【上映後舞台挨拶】

<左から西谷弘監督、板谷由夏さん、桜井ユキさん、石田ゆり子さん、福山雅治さん、
伊勢谷友介さん、木南晴夏さん、古谷一行さん>


サプライズでゲストが再度登壇すると、観客の皆さんからのスタンディングオベーションが起きました。

福山さん:
ずっとこの拍手を聞いていたいです!

伊勢谷さん:
いっそこのまま寝てしまいたいです。

福山さん:
それはちょっと! あまり時間がないようですが、皆さんの......(会場のお客さんを見て)泣いていらっしゃる? いかがでしたか?(会場:盛大な拍手) 何か(拍手に)救われるというか報われましたね。

石田さん:
そうですね。

福山さん:
一年かけて監督が仕上げてくれました。皆さんからの万雷の拍手によってですね、キャスト、スタッフ一同すごく嬉しく思っています。本当にありがとうございます。(会場:盛大な拍手)  何を話しましょうか。

石田さん:
伊勢谷さんが話したいことがあるそうです。

伊勢谷さん:
(石田さんの無茶振りに仰け反りながら)ちょっと!

福山さん:
だって昨日観たばかりでしょう?

伊勢谷さん:
だから僕、ホットで皆さんと話したい! 石田さんは「一人ひとりにマイクを向けて感想を伺いたい」と言っていましたね。

石田さん:
そうですね。皆さんの感想が聞きたいです。どなたか?

福山さん:
聞いていきましょうよ。

伊勢谷さん:
本当にやるの?

石田さん:
正直なところいろいろな感想があると思います。

伊勢谷さん:
僕は自分が出演した映画を観て、こういう感じは初めてだったので、何て言えば良いのか...すごく悶々したんですよね。(会場:笑) しませんでしたか? しましたよね? (会場:拍手)

福山さん:
悶々ってどういうこと?

伊勢谷さん:
だって、みんな少しずつ間違ったことばっかりしているでしょう? 「そこがそうならなければ!」ってねえ?(会場:拍手) 

福山さん:
改めて、ジュピターレコードの是永さん! 引っ張っていただいて、ありがとうございました。

板谷さん:
いえ、こちらこそ、ありがとうございます。

伊勢谷さん:
板谷さんが二人(福山さんと石田さん)の目線に割って入る感じ、「板谷さんっぽい!」と思ったから、「芝居していないな」と思ったよ。

板谷さん:
(大笑)。

福山さん:
それは緻密な監督の演出ですよ。

板谷さん:
監督の演出です!

伊勢谷さん:
やはり、ああいう役にハマッたのですか。

西谷監督:
あのショットを撮りたかったから板谷さんにしました。

板谷さん:
(笑)。

伊勢谷さん:
すごくキレイに入っていきましたからね。

板谷さん:
スポーンっと入っていったでしょう。

伊勢谷さん:
あの時は二人(福山さんと石田さん)が良い感じになれば良いなと思っていたから...でも、途中で「俺はリチャードだ!」って気がついて、すごくヤキモチに変わったよ。(会場:笑) いろんな思いで観ていました。

福山さん:
石田さん、(会場の皆さんに)聞きたいことを聞きましょうよ。

石田さん:
この感じでどう聞いたら良いのか......。

MC:私、せっかくですから、客席に向かいますよ。

急遽、ティーチインを実施することになりました。

福山さん:
急遽、ティーチインです!

MC:一番聞きたいことは何ですか?

石田さん:
ズバリ、(作品を観て)どうでしたかという、正直なところを......。

お客さん:
私は"マシャ"のファンなんですが...。

福山さん:
(登壇者の方々に)"マシャ"っていうのは僕です。「僕がマシャです」。(会場:笑)

お客さん:
ラブシーンには嫉妬しちゃいます。(会場:笑)

伊勢谷さん:
苦情ですね?

MC:率直な感想ですね。

伊勢谷さん:
石田さんへの苦情?

MC:違います。続きがあります。

お客さん:
でも、今回は物語に入っていて、あまり嫉妬は感じずに観終わった後に「あ!」という感じでした。福山さんを"マシャ・ファン"としてではなく蒔野さんとして観ていました。相手の方が素敵な女性だったので素敵な物語だなと思いました。

福山さん:
ありがとうございました。

石田さん:
次は、辛口の意見も聞きたいです!

お客さん:
僕は18歳の大学一年生です。

伊勢谷さん:
じゃあ、これは観ちゃダメだ!(会場:笑)

福山さん:
Rはついていませんから!

お客さん:
こういうオトナの恋愛映画を初めて観ました。若者の恋愛は衝動的ですけれど...。

伊勢谷さん:
懐かしい!

お客さん:
この「マチネの終わりに」は、大人でも衝動的な恋をするんだなと感じましたし、恋愛のもろさも感じました。

福山さん:
大人になっても、そうよ、そういうことよ。伊勢谷さんが指摘していたんだよね、「少しずつ間違ったことをしているじゃないか!」って。

MC:そろそろお時間が......。石田さん、改めてスタンディングオベーションを受けてどのような思いですか?

石田さん:
本当にありがとうございました。観る方お一人お一人の感想はさまざまな映画だと思います。ぜひ、この映画を観てからたくさんの方とお話をして、今みたいに恋愛についての話をしてほしいなと思います。

福山さん:
そうそう。僕ら今、登壇する前に舞台袖で話して、ご意見・ご感想を聞きたいよねとなって、即席のティーチインになりました。皆さんの良識の範囲内で、SNS等で感想を書いてくれると嬉しいです。「原作があるのだからネタバレも書いて良いんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、敢えて原作を読まずに楽しもうとしている方もいらっしゃるのです。ということで、ネタバレしない程度の感想を聞かせてもらえると、我々は今夜、それを読みます。僕は酒のアテにしたいと思います。(会場:笑) 石田さんがおっしゃっていたように、観る人によってさまざまな受取り方があると思います。もちろん(公開初日の)11月1日も来てくれますよね?(会場:拍手) 二度三度と「マチネの終わりに」をよろしくお願いします。

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