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大ヒット&中井貴一58回目の誕生日を特製ケーキでお祝い!
「記憶にございません!」大ヒット御礼舞台挨拶

2019年09月18日

「記憶にございません!」大ヒット御礼舞台挨拶

<左から、三谷幸喜監督、中井貴一さん、ディーン・フジオカさん>


三谷幸喜監督・脚本の八作目となる、政界を舞台にしたシチュエーション・コメディ作品「記憶にございません!」は9月13日公開となりました。「もしも自分が総理大臣になったら?」という空想から生まれたオリジナルの物語で、三谷監督のもとに豪華キャストが集結しました。
公開六日間で観客動員数80万人、興行収入10億円を突破する大ヒットスタートを切り、9月18日に主演の中井貴一さん、ディーン・フジオカさん、そして三谷幸喜監督が登壇する大ヒット御礼舞台挨拶をTOHOシネマズ 日比谷にて開催しました。笑いの絶えないトークと、この日が中井さんの58歳のお誕生日のため超特製ケーキでお祝いをして盛り上がった、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。


中井貴一さん(総理大臣・黒田啓介役)

観客
お誕生日おめでとう(拍手)!

中井さん:
ありがとうございます。俳優にとりまして、もちろん監督やスタッフにとっても、何が嬉しいかと問われれば、一番は「多くのお客さまに映画を観ていただくこと」です。友人からは「(満席で)映画館に入れなかった」という連絡が来ましたし、(大ヒット御礼で)このように舞台に立たせてもらえました。こういうことは、常にあるわけではなく、大ヒットしないとありませんから。(会場:笑) ですので、今日舞台に立たせてもらえたことはとっても幸せなことだと思っています。我々全ての俳優陣、そしてスタッフ共に、皆さんに御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

ディーン・フジオカさん(首相秘書官・井坂役)

皆さん、こんばんは!

観客
こんばんは!

フジオカさん:
...今、「ディーン・タピオカ」と言った方がいいのかなって思ったんですが...。(会場:笑&拍手)

観客
店長!

中井さん:
(オフマイクでフジオカさんに向かって)「ディーン・タピオカ店長です」って。

フジオカさん:
(中井さんの指示を受け)ディーン・タピオカ店長です!(会場:笑&拍手) ありがとうございます。おめでたいこの日に、こういう形でまた舞台に立たせてもらえることを本当に嬉しく思いますし、光栄です。そんな嬉しい日ですが、同時に今日で三谷監督と中井貴一さんの隣に立ち、「記憶にございません!」を背負って皆さんの前に立つ機会がもしかしたら...最後になるのですかね? そういう意味ではすごく名残惜しいです。そういった気持ちを込めて、今日のイベントを思う存分ファンの皆さんと楽しませていただけたらなと思っています。

三谷幸喜監督

えーっと、今、ディーンさんが「今日が最後になる」とおっしゃいましたが、誰もそんなこと言っていません。(会場:笑)

フジオカさん:
大大ヒットが...。

三谷監督:
まだまだこれからも続きます!

フジオカさん:
そうですね、失礼しました。

三谷監督:
公開される前からスケジュールに「大ヒット御礼舞台挨拶」と書いてあったわけです。(会場:笑) ですので「大ヒットしなかったらどうしよう」と思っておりました。でも、本当に大ヒットして良かったです。ありがとうございます!


MC:本作ですが先週末に公開初日を迎えまして週末興行ランキング一位(興行通信社調べ)を獲得!(会場:拍手) さらに、公開から今日で六日目となるのですが、観客動員数80万人、興行収入10億円を突破いたしました。ありがとうございます。(会場:大きな拍手) 初日時点では興行収入の見込みが30億円とお伝えしましたが、週末を経て「35億円」見込みと上方修正されました。(会場:拍手) 中井さん、ご友人の「満席で観られない」とのお話もありましたけれども、周りの反響を含めていかがでしょうか。

中井さん:
そうですね、僕もまだ作品を観ていないんですよ! 僕はいつも自分の映画は必ず公開の翌日に劇場に行くのですが、行ける範囲のあらゆる映画館を調べたところ「全て満席」で諦めました。三連休だったので、日曜日ではなく月曜日に行こうともしましたが、やはり「満席」でした。ただ、前から三列目が空いていたんですが、「自分の映画を三列目で観る」というのは...しんどいじゃないですか? その後の平日は仕事が立て込んでいたので、もう少ししたらゆっくり観たいと思います。本当にありがたいことだと思っています。

MC:ディーンさんは、周りの反響などはいかがですか。

フジオカさん:
すごいですね。今10月クールのドラマの撮影をしていまして、その関係で番宣用の取材を受けているのですが、その話の中で必ずといって良いほど「記憶にございません!」のことが話題になります。プライベートでは、自分の家族や友人、仕事でおつきあいのある方でそんなに「記憶にございません!」の話をする必要がない方々にも......。

三谷監督&中井さん:
(「必要がない」というフジオカさんのコメントに納得ができない様子)(会場:大笑い)

フジオカさん:
(大慌てで)そういう仕事(「記憶にございません!」に関係のない仕事)の時にわざわざ「記憶にございません!」の話をしてくださるんだ...という、作品に対する食いつきを感じているんです。何て言ったら良いんでしょう。取材の時間は限られているじゃないですか。その中で、別の案件で取材に来ているはずなのに、「記憶にございません!」の話をしてくださるっていうのが...。

三谷監督:
取材の記者の方がってことね?

フジオカさん:
そうです、そうです。...これはすごいことだなって、改めて(大ヒットを肌で)感じております。(会場:拍手)

MC:三谷監督、ディーンさんと「コメディをやりたい!」とおっしゃっていましたが、これは見立て通りの?

三谷監督:
(フジオカさんは)普段の方が面白いから!(会場:笑)

MC:文字通りの「大ヒット」となりました。改めてご感想をお願いします。

三谷監督:
だって、六日間で10億でしょう? ということは単純計算で「60日間なら100億円」になっちゃうから!(会場:笑) アメリカ大統領役を演じてくれた木村佳乃さんから連絡がありまして「今、家族で(映画を)観てきた。草刈正雄さんがものすごい勢いで迫ってきた」とおっしゃっていました。聞いたら座席が「前から三列目」だったって(笑)。「そりゃあ、迫力あるわな」と思いました。

MC:三谷監督、お二人と作品を作られてみて、いかがでしたでしょうか。

三谷監督:
僕は、俳優さんありきの脚本家で監督なので、役者さんに当てて本(脚本)を書くことをいつもやっています。もし中井さんでなければ、ディーンさんでなければ、全く違う映画になっていたと思います。今回こういう良い形で映画を作ることができたのは「このお二人がいてこそ」だと心底思っております。本当に出てくれてありがとう!(会場:拍手)

MC:中井さん、三谷監督とやられてみていかがですか。

中井さん:
三谷監督とは同じ年でありますし、舞台も何本かご一緒しています。いつも「三谷さんとやる自分のモチベーションは何だろう」と考えた時に、三谷さんは「絶対にお客さんを置いてけぼりにしない」と思いました。舞台の演出でも「お客さんが入って、その前で演じることで、お客さんに教えてもらうことがたくさんある」と、いつも三谷さんはおっしゃっています。ですので、お客さんありきの作品を書かれて、演出をされています。全く僕もその通りだと思います。「自分たちが気持ち良くやって、気持ち良く終わる」「誰にも分からなくても良いよ」という価値観の方もいらっしゃるかもしれないですが、三谷監督は「エンターテインメントであること」を常に意識していることを僕は尊敬しています。だから今回の「記憶にございません!」の設定は如実にそれが出ていると(笑)、今は想像ですが思っております。

MC:ディーンさん、三谷監督とはいかがでしたか。

フジオカさん:
改めて、たくさんのものをいただいたなと感慨深く思っております。「ディンディン」という新しいニックネームとか...。

三谷監督:
そういうことですか!?

フジオカさん:
このプロジェクトのおかげで「ディーン・タピオカ」も言ってしまいました。あと、(三谷監督が)僕の楽屋にいらして「電話番号を交換しよう」と言われて驚きました。

三谷監督:
もうちょっと何かないですか?(会場:笑)

中井さん:
(笑いを堪えている)

フジオカさん:
......。

三谷監督:
じゃあ、もう良いです!

フジオカさん:
ありがとうございました!

MC:中井さんとディーンさんのシーンは多かったですよね。中井さん、ディーンさんとのお芝居で感じられたことは何でしょう。

中井さん:
最初は「ディーン・フジオカ」でした。立ち姿から何から、どこにいても「ディーン・フジオカ」なんです。そういう感じでしたから「とっつきにくいキャラクター」だと思っていました。例えば「ディーンくん」と肩に触れたら、「ちょっと触らないでください」みたいな返しがあるものだと思っていました。ところが、全然そんなことはありませんでした。今日のご挨拶を見ても分かると思いますが、とても真面目で真摯で優しくて面白い方なので僕はホッとしました。

MC:人間味があるということでしょうか。

中井さん:
はい、とっても人間味があって...。ただ、話す時の「間」が長いんだよ! 想像させるんだよ、あの間が。

フジオカさん:
「何か企んでいるのでは?」とか?

中井さん:
そう、「何かを企んでいるのでは?」というか暗さを感じさせるのかな。

三谷監督:
ディーンさんはしゃべり始めがね、(フジオカさんを真似るように間をとって)...遅いんですよ!

フジオカさん:
それは、考えているんです。

中井さん:
そこをもっとスパッといってみようよ!

フジオカさん:
ああ、そうですか。じゃあ、サクッといきます!

MC:ディーンさん、先輩方のアドバイスもありますが、中井さんとやってみて...。

フジオカさん:
(すぐさま)本当に...。

中井さん:
今のはちょっと食い過ぎ!(会場:大笑い) 質問を聞いてからすぐ。

フジオカさん:
(笑)。...はい。

MC:中井さんからのアドバイスもありましたが、ディーンさん、一緒に演じられてみていかがでしたか。

フジオカさん:
これぞ、「知的体育会系」ですよ。

三谷監督:
「これぞ」っていうのがよく分からない。

フジオカさん:
本当に鍛えていただきました。それに、間の取り方、声の大きさという人間のコミュニケーションにおいては基本中の基本だとは思うのですが、中井さんはこう...ボソッと......アドバイスを...(笑)。

中井さん:
そこの「間」が長い! そこの間が悪意を感じさせるんだよ!(会場:笑)

フジオカさん:
悪意はないです! こういう形で「千本ノック」を...千本はないか。(会場:笑)

MC:和気あいあいとしたやり取りの中で「学び」のある良い現場だったのですね。

フジオカさん:
やはり、その...。僕は日本で仕事をする前に、中華圏で仕事をしました。その時に、中井さんの海外でのご活躍がすごいんですよ!例えば、中国の大作で活躍されていたり、ご自身でプロデュースをされたプロジェクトもあったりします。それは並大抵の...何ていうのだろう「ノリ」ではできないですよね。(会場:笑)

中井さん:
そりゃ、そうでしょう! ノリノリで「やっちゃおうか」って言うのはないでしょう!

フジオカさん:
すごい先輩が自分の祖国にいるってことを誇らしく思いました。(会場:拍手)

MC:ありがとうございました。現場の楽しさが伝わってくるようでした。そして、先ほど客席からの声も上がりましたけれども、三谷監督、今日は「何の日」でしょうか。

三谷監督:
今日はね、びっくりしたのですが「かいわれ大根の日」なんです!(会場:笑)

中井さん:
(お約束で、ずっこける風ポーズののち)知らねえよ、そんなこと!

MC:「かいわれ大根の日」、そして?

三谷監督:
中井貴一さんの誕生日です!

観客
おめでとう!(拍手)

︎中井貴一さん58歳のバースデーをお祝い!
中井さんの好物である「ハムカツ」58枚で作られた特製バースデーケーキと紅白の幕がステージに登場!


MC:中井さん、何でできたケーキだと思いますか?

三谷監督:
匂いを嗅いでみれば?

中井さん:
これ、ハムカツ? (会場:拍手)

MC:ご明答でございます! 中井さんは「ハムカツがお好き」だという情報を小耳に挟みましたので、特製ハムカツケーキをご用意しました。

三谷監督:
大好きですよね?

中井さん:
ありがとうございます。大好きですが、ここまで好きじゃあ...。(会場:笑)

三谷監督:
(特製ケーキを)作ってくれた方に失礼じゃないの!

中井さん:
好きですけれどね、こんなに(量を)食べられるかな? この下はキャベツですよ...すごいなあ。

MC:そうです。年齢の58歳に合わせてハムカツ58枚です。

三谷監督:
でも、ケーキではない!

MC:型はケーキで、数字はプチトマトにしました。

中井さん:
それでは先着58名にお配りしようかな?

MC:中井さんのお誕生日ということですので、ディーンさん一言をお願いします。

フジオカさん:
中井さん、お誕生日おめでとうございます!(会場:拍手) (何かコメントを言いそうな間をとったまま)。

中井さん:
そこが長い!

フジオカさん:
(特製ケーキについて)僕、こんなの初めて見ました!

MC:三谷監督からも中井さんに一言お祝いをお願いします。

三谷監督:
中井さん...。

中井さん:
はい。

三谷監督:
(フジオカさんを真似てゆっくりと間をとっている)(会場:大笑い)

中井さん:
あんたも長いよ!(会場:笑)

三谷監督:
恥ずかしいです。...よく見ると面白い顔をしていますね。

中井さん:
(笑)。あなたにだけは言われたくない。(会場:笑)

三谷監督:
我が祖国のヒーローです! おめでとうございます!

中井さん:
ありがとうございます!(会場:拍手)

MC:この映画の大ヒットと共に、58歳のお誕生日を迎えられましたが、この一年をどのような年にしたいですか。

中井さん:
本当に...あの...。

三谷監督:
泣いているの?

中井さん:
いえ、嬉しいです。何よりも多くの皆さんに映画を観てもらえたことが一番のプレゼントだと思っております。下世話にお金のことを言いますが、別に僕たちが儲かっている訳ではありません。周りから「儲かったんだから奢って」と言われますが、一切それはないので奢ることはできないと思います。皆さんに楽しく二時間を過ごしていただくことが、役者とスタッフには最高に幸せなことです。ディーンくんは今日で終わるらしいですが...。(会場:笑) 

フジオカさん:
このあと何かあるんですか?(会場:笑)

中井さん:
僕たちの「記憶にございません!」は終わりません! 今日ご覧になった方は、また多くの方に伝えていただいて、ぜひ一人でも多くの方に劇場へ足を運んでもらえるよう、皆さんも宣伝部の一員として頑張ってください。そう思っております。そうだよね? ディーンくん?

フジオカさん:
間違いないですね!

中井さん:
よっしゃ! 本当にありがとうございました。

︎フォトセッションタイムになると、長さが1メートル超えの巨大クラッカーが登場し、三谷監督とフジオカさんが持ちました。

MC:私が「中井さん」と声をかけますので、皆さん「おめでとう!」と大きな声でメッセージをお送りください。その「おめでとう!」を合図にクラッカーを割っていただきます。それではよろしいでしょうか。「中井さん!」

観客
おめでとう!

クラッカー割れると、歓声と拍手が起こる。

MC:最後に代表して主演の中井さんからご挨拶をお願いします。

中井さん:
本当に今日は、「映画を観に来たのに、なんであなたのお祝いをしなきゃいけないの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、58歳になりました。(会場:拍手) 僕らが子供の頃は58歳というとおじさんではなくおじいさんに近い気がしました。自分が58歳になると小学校の頃とたいして変わっておらず、「人間って変わらない」と最近痛感しております。ここから、僕たち二人(三谷監督と中井さん)の「記憶にございません!」は終わりませんが...(会場:笑) もちろんディーンくんも、我々みんなでトライをしていきたいと思っております。「記憶にございません!」が終わってもまた新しい顔で皆さんにお会いできるよう努力をして参りますので、ぜひまた映画館・劇場に足をお運びください。今日は本当にありがとうございました。

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