Movie Movie

Return Page

新機軸の令和アニメーション
「HELLO WORLD(ハロー・ワールド)」が遂に公開!
俳優たちが描く、互いの10年後とは!?
「HELLO WORLD」初日舞台挨拶

2019年09月20日

「HELLO WORLD」初日舞台挨拶

<左から、伊藤智彦監督、浜辺美波さん、北村匠海さん、松坂桃李さん、福原遥さん>


「ソードアート・オンライン」シリーズの伊藤智彦監督が、近未来の京都を舞台に描いたオリジナルのSF青春ラブストーリー「HELLO WORLD」が9月20日についに公開。東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が行われ、声優を務めた北村匠海さん、松坂桃李さん、浜辺美波さん、福原遥さん、伊藤智彦監督が登壇しました。それぞれの登壇陣が語った、互いの10年後の姿とは――? こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!


北村匠海さん(堅書直実役)

本当に皆さん、ありがとうございます。たくさんの方々にこの作品を観てもらえたということで、やっと僕らの手を離れて皆さんの元に届くことを嬉しく思います。今日は最後まで楽しんでいきましょう。
松坂桃李さん(カタガキナオミ役)

今日は貴重な時間を割いて、この作品を観に来ていただきありがとうございます。「ようやく公開したんだ」と実感としてわいております。本当に嬉しいです。
浜辺美波さん(一行瑠璃役)

(客席から「瑠璃ちゃーん!」と声援)わぁ、嬉しい! ありがとうございます。皆さん、足を運んでいただきありがとうございます。私自身、一行瑠璃という役を見つけ出すところから始めて、時間をかけて演じていくうちに、すごくこのキャラクターが大好きになりました。それが今日、こうして皆さんの元に届くことが嬉しいです。新鮮というか不思議な気持ちです。今日は本当にありがとうございました。
福原 遥さん(勘解由小路三鈴役)

皆さん、こんにちは。今日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。最後までこの「HELLO WORLD」の世界を楽しんでいっていただければと思います。
伊藤智彦監督

皆さん、平日の夕方にお集まりいただきありがとうございます。今日、初日を迎えました。これまで、かれこれ二年と半年ほどの間、この作品を作ってきました。皆さんの元にこうしてお届けすることができて、とても嬉しく思っています。今日は福原さんも入れての「珍しい四人」の面白い話ができるように頑張ります。

MC:監督から「珍しい四人」とありましたが、実は福原さんは北村さんと松坂さんは初対面なんですよね?

福原さん:
はい、そうなんです。(北村さんと松坂さんに向かって)初めまして...。

松坂さん&北村さん
(福原さんに向かって)初めまして。

福原さん:
お会いできて光栄です。

松坂さん:
こちらこそ!

MC:北村さんは、念願かなっての声優挑戦でしたがいかがでしたか?

北村さん:
そうですね、今回は、プレスコ(絵の完成よりも前にセリフの声を録る)という手法で、ラフな映像を見つつ、僕らの声を主体に作品を作っていくという手法での収録でした。最初、どんな画になるのか分からない状態でした。徐々に画ができて、「30%できました」「50%できました」「80%できました」「完成しました」「初号を観ました」「感動しました」「やっと皆さんの元に届きました。嬉しいです」という流れですね。こうして製作階段を着実に進んでいく感じを、僕らも味わって完成した時には、今までにない感動を得たというか、実写の時とは違う感動を感じました。それを皆さんに、観ていただけてとても嬉しいです

松坂さん:
本当に完成した作品を観た時に「あ、監督の脳内はこんな感じなんだな」とちょっとのぞき見した感じがしました。シチュエーションや、画の細部にわたるこだわりを見て、ワクワクしました。何より、匠海くんも言っていたプレスコという画が完成していない状態で声を収録したので、完成した時に、ある種、収録していた時の「答え合わせ」のような感覚でした。だから、完成した作品を観た時に「あぁぁ、しまった!」「こんな感じの規模感だったんですね」という(苦笑)。収録時におっしゃった監督の「これくらい大きいですね」と、僕らが思う「これくらい大きいですね」のスケール感のあまりの違いとか...。

北村さん:
敵がめっちゃ多いとかね(笑)。

松坂さん:
多い(笑)! そういうギャップとかを感じながら、「あぁ、なるほど」というのはあったと思いますね。

福原さん:
私は、収録は一時間くらいで終わったんですよ、実は。

北村さん:
ウソっ!?

松坂さん:
早っ!

福原さん:
そうなんです。なので、あっという間に過ぎてしまったので、皆さんともご一緒にしたかったなという...。

浜辺さん:
私は皆さんとご一緒できて、北村さんと松坂さんのお二人に助けられて、楽しく監督に導いていただきました。

伊藤監督:
割と終わってから間が空いて、若干リフレッシュしているので、「これから独自に宣伝活動しますよ」という気持ちでいます。

MC:ちなみに皆さんが劇中の「神の手(グッドデザイン)」を手にしたら何をしますか?

北村さん:
映画の中ではいろいろとグッドデザインでね...歩道橋がサクサクッとなって波に飲み込まれたり、道路に変わったり、何でもできちゃうわけですからね。何をしましょうかね? かねてから言っていますが、「ガンダムには乗りたい」です。

伊藤監督:
やっぱりそれか!

北村さん:
そこはゆるぎないですね!

松坂さん:
(ガンダム自体を想像して作り出さないといけないから)相当難しいですね。

北村さん:
相当、イメージを...。

松坂さん:
(ガンダムが)出てくるところを想像すると、頭から出て来る感じ?

北村さん:
ガンダムの中身まで全て想像しないといけないですからね...。どういう構造でできているのかとか。

松坂さん:
頭のてっぺんから足のつま先まで、隅々までを想像するわけでしょ?

北村さん:
隅々までですね。関節の仕組みまで...。ガンダムが出てきても、動かせないとだめですからね。どうやってあそこまで上るのかっていうのもありますが...それは、タケコプターとか出しますね。

松坂さん:
それは映画の中に出てくるように、道みたいのを作ったりするのもありなんじゃないですかね?

北村さん:
たくさん想像しないといけないという(笑)。でも、そこ(ガンダムに乗りたい)はゆるぎないですね、申し訳ないです。

MC:松坂さんはいかがですか?

松坂さん:
そうですね、取材とかでは「エヴァンゲリオンに乗りたい!」というのがあったけれど、この感じ(エヴァンゲリオンの隅々まで想像しなければならない)で出すとなると、やっぱり螺旋丸(らせんがん/「NARUTO-ナルト-」のうずまきナルトの技の一つ)ですかね?

浜辺さん:
え? それは何ですか?

伊藤監督:
「NARUTO」ですね。

浜辺さん:
あぁ、なるほど。

北村さん:
チャクラってやつですね。

松坂さん:
(分からない話をして)申し訳ない。「NARUTO-ナルト-」という漫画の話ですね。作品(「HELLO WORLD」)の中に出てくる10年後と10年前の匠海...いや、匠海じゃない! 直実! 混同しちゃっている(苦笑)。

北村さん:
松坂さん、取材期間中、四回くらいやってますよね(笑)。

松坂さん:
二、三回くらいはやっていますね。

北村さん:
(名前が混同されて)嬉しいです(笑)。

松坂さん:
直実くんとの修行シーンは螺旋丸を作る時のそれとまさに似ているんですよ。ちょっと分からなくてすみません。

北村さん:
実際に作品の途中で螺旋丸みたいなの、出しますしね。

MC:浜辺さんはいかがですか?

浜辺さん:
私、そんな夢のあることが浮かばなくて...。マンションを建てて下の階を売ろうかなって思ったけれど、それは良くないですね! ということでお城にします!

松坂さん:
グッドデザイン(で作り出したもの)って永続効果なんですか?

伊藤監督:
どうでしょう? マンションとかお城は壊れちゃうかもしれない...。

浜辺さん:
じゃあどうしようかな? 山を平にしちゃおうかな?

伊藤監督:
資産価値を上げちゃうんですね(笑)。

北村さん:
(山が急に平地になったら)確実にニュースになりますね。

MC:福原さんはいかがですか?

福原さん:
私は現実的ですが、食べるのが大好きなので、自分の好きな食べ物をいつでもどこでも出して食べたいですね。焼肉とか、お肉とか(笑)。手で焼きたいですね。

松坂さん:
焼きたての状態で出てくるのではなく?

福原さん:
焼くところからですね。それをみんなに振舞うのも良いですね、自分の手から、どうぞどうぞと。

松坂さん:
ある意味、現実的というか...男は本当にバカですね。

MC:続いての質問ですが、もし劇中のナオミのようにどの時代にもアクセス可能ならどの時代に行きたいですか?

北村さん:
僕ですか? 縄文時代ですかね。アウストラロピテクスと対話したいですね。

浜辺さん:
本当に?

松坂さん:
できるの? 対話?

北村さん:
できるんじゃないですか? 僕らの起源ですからね。北京原人でも良いです。

伊藤監督:
道具は渡しちゃダメだよ。

松坂さん:
ライターとか渡したらダメだよ。

北村さん:
なんか、ビックリさせたいな。割りばしとかなら、ちょうど良い感じかな? 「手が汚れない!」とか。

松坂さん:
流行っている、彼らの食べ物とか食べたいですね。

北村さん:
マンモスのステーキとか? 意外とおいしいなって(笑)。

MC:松坂はいかがですか?

松坂さん:
僕は戦国時代ですね。宮本武蔵の構えが本当にあの画の構えなのか? どこにも体重を預けない構えがどういうものなのか...。

MC:浜辺さんは?

浜辺さん:
私、また現実的なことを考えちゃって...。平成の時代の、私が小学一、二年生の時に戻りたいです。そのくらいの年齢で、どれくらい体内に脂肪細胞があるかで、その後の太りやすさが変わるらしいので、そこで食事指導をしたいですね。

松坂さん:
すご過ぎるわ!

浜辺さん:
すぐにそれが思い浮かんだんですが、お二人のお話は本当にすごいと思います。

松坂さん:
我々は何にもすごくないですけれどね。

北村さん:
恥ずかしくなってきた...。

浜辺さん:
もう少し夢を持ちたいですね(苦笑)。

福原さん:
私は未来に行きたいので、「HELLO WORLD」の2027年に行ってみたいですね。車とか空飛んでいたり...。

伊藤監督:
劇中ではまだ車は飛んでいないから、困るんですよね(笑)。

福原さん:
それこそ「『神の手』を使えるのか?」とか。

松坂さん:
使えたらすごいですよね。

北村さん:
使えたら、すごい世界! 誰もが想像して作っていく世界...。

福原さん:
未知の世界を楽しんでみたいですね。

MC:監督、こんな話を参考に新しい作品をいかがですか?

伊藤監督:
縄文時代、良いですね。

北村さん:
縄文時代アニメとかどうですか?

伊藤監督:
「ギャートルズ」(園山俊二さんによる漫画/1974年「はじめ人間ギャートルズ」、1996年「はじめ人間ゴン」というタイトルでアニメ化)くらいしか思い浮かばない(笑)。

松坂さん:
良いですね! 懐かしい(笑)!

MC:最後の質問ですが、お互いの10年後についてお聞きしたいと思います。北村さんは松坂さんの10年後はどうなっていると思いますか?

北村さん:
松坂さんとはゲームとか、夢とか漫画の話をするので、ぜひ10年後、アニメーションの監督とかチャレンジしてほしいです。

松坂さん:
いやぁ、ハードルが高いな!

北村さん:
ぜひ出たいです!

松坂さん:
なるほど、10年かぁ...。え? その時は伊藤監督の協力は?

伊藤監督:
やります、やります! プロデューサーで参加します!

北村さん:
「役者初(アニメーション監督)」とかになるのかな?

松坂さん:
アニメーションはそうかもしれませんね。「妄想を叶えたい」っていうのもあるので「ギャートルズ」とか「ジャングルの王者ターちゃん♡」(徳弘正也さんによる漫画/1993年同名でアニメ化)とか? そういう時代をテーマにしたものを...。

MC:2029年にあえてそういうものを...。

松坂さん:
ぶつけますね! やっぱりそこは(笑)。ほとんど全裸のターちゃんみたいな役をやってもらうよ?

北村さん:
ぜひ頑張ります!

MC:逆に北村さんの10年後はどうなっていると思いますか?

松坂さん:
10年後...いくつ? 31歳? じゃあ、ちょうど今の僕と同い年くらいになるってことですね。そうだなぁ、それこそ音楽活動もやっているし、アニメとかお芝居もやっているし、海外に羽ばたいているんじゃないでしょうか?

北村さん:
行きましょうか、海外!

松坂さん:
その海外進出作品一発目として私の作品を...(笑)。

北村さん:
あぁ、海外作品だったんですね(笑)。

松坂さん:
海外作品です。

北村さん:
世界に向けた?

松坂さん:
そうです。世界に向けて、「ここから(人類は)始まったんだぞ!」と。

MC:伊藤監督、プロデューサーですが大丈夫ですか?

伊藤監督:
何とかしましょう(笑)。

MC:一方、女性陣はいかがですか? 浜辺さん、福原さんの10年後はどうなっているでしょう?

浜辺さん:
今何歳でしたっけ?

福原さん:
今、21歳です。

浜辺さん:
これは「10年後、どうなっているか?」というよりも「どうなっていてほしいか」という願望が入っているんですが、福原さんの花嫁姿がぜひ見たいなと思います。絶対に似合うと思うし、そこに呼ばれたい!

福原さん:
ぜひやりたいです。

浜辺さん:
今日の衣装も、白ですし...。もういけますね! 絶対に良いお母さんになると思うし、天使のような子どもたちに囲まれて木陰で本とか読み聞かせをしていてほしいですね。アニメのような...。

福原さん:
嬉しいですね。(結婚式には)来てくれる?

浜辺さん:
呼んでくれたら行く!

伊藤監督:
今の言葉を覚えておきましょう!

松坂さん:
女子のこのトークの間に立っているって...いたたまれないですね(笑)。

北村さん:
僕たちは縄文時代の話をしていたのに...。

浜辺さん:
福原さんが投げたブーケを私が受け取りたいですね。

福原さん:
頑張ります!

浜辺さん:
こっちに投げてください(笑)!

MC:福原さん、浜辺さんの10年後はどうなっているでしょうか?

福原さん:
美波ちゃんとは小学校の時から雑誌モデルで一緒だったのでよく会っていました。本当にすっごく小っちゃくて「かわいい女の子だな」と思っていました。先日、別の作品(2019年公開「映画 賭ケグルイ」)で久々にご一緒したら、とんでもなく魅力的な大人のレディになっていました。この変わりようは、本当にすごいなと思っていて、何かもうどんどん大人になっているなと思うので、10年後にはとんでもない人に...。

伊藤監督:
どういうことですかね(笑)?

松坂さん:
ざっくりと(笑)。

福原さん:
日本を代表する女優さんになっているんじゃないかと思います。一日一日素敵な大人に変わっていくので、本当に芯のある素敵な女性になっていると思います。

浜辺さん:
そうなるといいですね。そういう人になって、(福原さんの)結婚式に呼んでもらって(笑)。

福原さん:
ブーケを渡します!

浜辺さん:
嬉しいです。ありがとうございます。

MC:伊藤監督、この作品は10年後もたくさんの方が観て、話題になっていくかと思います。

伊藤監督:
そうなると良いですね。

MC:最後に皆さんから一言ずつメッセージをいただきます。

伊藤監督:
初日を迎えまして、我々作り手から映画はお客さんのものになりました。「面白かった」にしろ「よく分からなかった」にせよ、誰かと話せる映画だと思います。次は誰かを道連れに、また映画館に来ていただけたら嬉しいです。今日はどうもありがとうございました。

福原さん:
今日は本当にありがとうございました。この日を楽しみにしていたので、こうして皆さんに作品を届けられて嬉しく思います。本当に見どころがたくさんあって、言い切れないほど素敵な作品になっています。何と言っても直実が、大切な、大好きな人と出会って、どんどんしっかりした強い大人に成長していく姿が素晴らしく描かれているので、そこに注目していただけたら嬉しいです。何度観てもいろんな発見があると思います。ぜひ何度も劇場に足をお運びください。

浜辺さん:
私自身、映画で初めて声の出演をしました。声を録りながら「どういう作品になるんだろう?」と想像していたんですが、完成したものを観て、「私の想像の何十倍も素晴らしい映画になっていたんだな」と感じました。まだ大きな映画館のスクリーンでは観てないですが、観た時に鳥肌が立って、「この映画に関わることができて良かったな」と思える素晴らしい作品になったと思います。「この物語は、ラスト1秒でひっくり返る」のを皆さんは観たと思いますが、本当に切なくて、何度も観返していただきたいです。私もまた観返したいお思える作品になったと思います。作品に関わることができて本当に良かったです。

松坂さん:
皆さん、今日は本当に来てくださってありがとうございました。アニメーション作品は一シーン、一シーン、一枚一枚の画の中にいろんなメッセージやスタッフさんのこだわりが細かく描かれていることが多いです。とくに、この「HELLO WORLD」という作品には、監督のこだわり、スタッフさんのこだわりがたくさん散りばめられています。一回ご覧になった皆さんは、ぜひ二回目、三回目にはスタッフさんのこだわりを探すのも、この作品の面白い観方なんじゃないかと思います。ぜひ二度、三度とこの「HELLO WORLD」を楽しんでいただければ幸いです。

北村さん:
今日は皆さん、本当にありがとうございます。この映画に音楽で関わってくれたOKAMOTO'Sさんを筆頭に、「2027sound」の皆さんの音楽も、ものすごく実験的で素晴らしいものでした。映像も、監督の考える世界観も、すごく美しくかったです。僕は初めての声優作品がこの作品で良かったなと本当に思いました。アニメーションも、映画も好きな僕からすると「HELLO WORLD」は新しい扉をこじ開けたんじゃないかと思います。僕らの手を離れ、この先、この作品は皆さんのものになっていきます。監督もおっしゃっていましたが、ぜひ何度も観ていただければと思います。

東宝website