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吉沢亮、吉岡里帆、松平健らが"ブルースカイプレミア"に登壇!
「空の青さを知る人よ」完成披露試写会

2019年09月17日

「空の青さを知る人よ」完成披露試写会

<左から、長井龍雪監督、種﨑敦美さん、若山詩音さん、吉岡里帆さん、吉沢亮さん、松平健さん、落合福嗣さん、大地葉さん>


テレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(=あの花)、アニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」(=ここさけ)などのヒット作を手がけた、クリエイターチーム「超平和バスターズ」の長井龍雪監督、脚本の岡田麿里さん、キャラクターデザイン・総作画監督の田中将賀さんによるオリジナルストーリーの長編アニメーション映画「空の青さを知る人よ」(略して「空青」)は10月11日より公開となります。
9月17日、「空青」の完成を記念してブルースカイプレミアをイイノホールにて実施。声優初挑戦にして二役を務めた吉沢亮さん、吉岡里帆さん、若山詩音さん、落合福嗣さん、大地葉さん、種﨑敦美さん、松平健さん、そして長井監督がブルーカーペットに登壇し、作品にまつわるエピソードと裏話を披露しました。大盛り上がりとなったこちらのイベントの様子を詳しくレポートします。


大歓声の中、客席を通って登壇者の皆さんが登場。

長井龍雪監督

完成披露試写会に足をお運びくださり本当にありがとうございます。監督をやらせていただきました。
吉沢 亮さん(31歳の金室慎之介/18歳の"しんの"役)

ついに皆さんに観ていただけるということで、どのような反応をされるのか不安でもあり、楽しみでもあり、ドキドキしています。最後までぜひ楽しんでください。
吉岡里帆さん(相生あかね役)

今日は、皆さんに作品を観てもらって、心に焼き付けていただけると思うとワクワクが止まりません。長井監督の作品は、胸がギュッと切なくなると思いますので覚悟してください。
若山詩音さん(相生あおい役)

今日、皆さんに観てもらえることが本当に楽しみでワクワク・ドキドキしています。
落合福嗣さん(中村正道役)

(会場とステージの色合いが)青いですねー。真っ青ですね、ここ(ステージ)に居ると本当に空の中にいるようです。
大地 葉さん(中村正嗣役)

皆さん、はじめまして。こんなに天気の良い日に、皆さんとお会いできたことを大変嬉しく思っております。
種﨑敦美さん(大滝千佳役)

本当に晴れて良かったなと思います。この作品日和な日に皆さんに観てもらえて嬉しいです。
松平 健さん(大物演歌歌手・新渡戸団吉役)

演歌の大物歌手役でして、この映画の中でも歌っております。ぜひ楽しんでください。

MC:長井監督、ファン待望の秩父を舞台にした三作目ですが、本作で描きたかったテーマは何でしょうか。

長井監督:
いろいろありますが、一つは「姉妹愛」です。それから「過去の自分との対峙」です。そこに様々なことを詰め込み、ぐちゃっとさせて、いつもながら地味に地に足のついた話になっていると思います。

MC:脚本の岡田さんは「今までで一番シンプルで静かに、意欲的」だとおっしゃっています。これまでと違うものという意識はおありでしたか?

長井監督:
そうですね。これまではテレビシリーズの延長として作りましたので、今回は"映画らしさ"を意識しました。

MC:吉沢さん、冒頭のご挨拶でおっしゃったように「この日(完成披露)が参りました」が、改めてどのようなお気持ちですか。

吉沢さん:
正直、不安はありますね。もともと僕は、長井さんの「あの花」と「ここさけ」のファンなので、今回、この作品に参加させてもらえたことはすごく光栄です。でも、(自身の声で)作品の邪魔をしてはいけないというプレッシャーもありました。なので、皆さんの邪魔をしない形になっていれば良いなと思っています。物語は、100パーセント面白いので、そこは安心して観てください。

MC:長井監督、吉沢さんが「邪魔をしなければ」とおっしゃっています。

長井監督:
「何をおっしゃる?!」という感じですね。堂々とメインを張っていただきました。これから観られる方々は本当に驚かれると思うので、最初に心の準備をしておいてください。

MC:吉沢さんは本当にアニメの声優は初だったのですか?

吉沢さん:
はい、初めてです。

MC:今回は18歳と31歳の慎之介を演じ分けていらっしゃいますが?

吉沢さん:
(声優)初にしては、ハードルが高かったですね(苦笑)。

MC:長井監督、素晴らしかったですよね?

長井監督:
本当にお世辞ではなく、素晴らしかったです! 皆さん、期待してもらって大丈夫です。

MC:実写のお芝居と異なるアプローチはされましたか?

吉沢さん:
そうですね。表情や仕草で伝えられないぶん、「どこまで声に感情を乗せられるか」に気をつけて、普段の五~六倍のテンションで芝居をしている感覚でした。今までにないくらいはっちゃけました。それから、僕の声を録音して聞いてみたら、想像していた声が出ていないこともあり、いろいろな発見がありました。大変でしたが、楽しかったですね。

MC:劇中の「歌うシーン」は見どころの一つだと思います。

吉沢さん:
男性の方が歌われた音源をいただいて、それを聴いて、そのまま本番で歌いました。その時は、その歌があいみょんさんが歌う主題歌「空の青さを知る人よ」だとは知らなくて、予告編を観たら、あいみょんさんが同じ歌を歌っていて、「え? どういうこと!?」ってなりました。(会場:笑) 「これ、主題歌?」「先に、言って!」みたいな...。(会場:笑) びっくりしましたね。でも、逆に知っていたらプレッシャーで歌えなかったかもしれないですね(笑)。その緩さがちょうど良かったのだと思います。

MC:吉岡さんも長井監督の作品のファンだそうですね? 

吉岡さん:
はい、そうです。

MC:吉岡さんから見た監督の作品の魅力はどのようなところでしょうか。

吉岡さん:
作品はファンタジックな設定と世界観だったりしますが、そこには人と人との関わり合いや、人を想う尊い気持ちが含まれています。私が好きなのは、「あの時に忘れたくない気持ち」「大人になると忘れてしまいがちな気持ち」「時間の経過で忘れてしまうような記憶」がすごく鮮明にアニメーションの中に閉じ込められている感じがするところですね。

MC:先ほども本作の魅力を語ってくださいましたけれど、やはり「キュン」となりましたか。

吉岡さん:
「キュン!」としますよ。すごい! びっくり! というのも、私は若山さんが演じるあおいちゃんの姉役なので、若山さんの声に引っ張られて、あかね役をやれたと思っています。若山さんの透き通る声からは、初々しい思春期独特の感情の機微を隣でずっと感じていました。なので、本編を観た時に、姉としての気持ちが溢れすぎて、「あおいーー」ってなり、震えました。

MC:吉岡さんは、2017年に「劇場版 名探偵コナン から紅の恋歌」のゲスト声優として枚本未来子の声を担当されました。今作では長編アニメーションのメインキャストの声となりましたが、また違ったご苦労もあったかと思います。いかがでしたか。

吉岡さん:
私はオーディションの結果連絡が(所属)事務所の方から全然来なくて、「(選考に)落ちた」と思っていました。随分時間が経ってから「アニメーションの仕事が決まっています」と告げられて、驚きました。「えっー、すぐに言って!」と思いました。慌てて、普段お世話になっているボイストレーニングの先生に、「アニメーションのアフレコが決まって...」と、指導をお願いしました。長井監督の作品が素晴らしいだけに、長年のファンの方がいらっしゃるので、とても緊張しました。

MC:長井監督、吉沢さん同様に、吉岡さんも素晴らしかったですよね?

長井監督:
素晴らしかったです! あおいのお姉さんであり、母親代わり、そして30歳で恋人がいないと、要素がてんこ盛りのヒロインとなっているキャラクターなので、演じるのは本当に大変だったと思います。それなのに、吉岡さんはキャラクターをものすごく素敵に演じてくださったので本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

MC:若山さん、吉岡さんが素敵なコメントをしてくださいました。若山さんもオーディションで選ばれたのですよね?

若山さん:
選ばれたことが、「まさか!」という感じで、とにかく信じられませんでした。初めて現場に行く時は「誰かと間違えられているのでは?」と思ったぐらいです。収録の初日に、長井監督と吉沢さんと吉岡さんにお会いして、ようやく「自分があおい役だ!」と確信が得られました。

MC:収録のその場で、ですか?

若山さん:
はい。でも、死ぬほど練習はしていたんですよ(笑)。確信が持てなくて不安で怖くて仕方ありませんでした。

MC:あおいはとっても感情豊かで魅力的な女の子でしたけれど、演じられてみて難しかったですか。

若山さん:
「あおいの良いところをどのようにして生かしていくか」を考えましたが、本当に難しかったです。私は(声優としての)経験が豊富ではないので、いろいろなアニメーション作品を観てから臨みました。

MC:落合さんが演じた正道役は一見お気楽に見られがちですけれども、31年の人生経験による厚みを、どのように演じられたのでしょうか。

落合さん:
実はアフレコをした時、僕の年齢が、正道と同じ歳でした。それに、正道にも僕にも子どもがいましたから、親近感というかシンクロした部分がありました。この「31歳」という年齢は、まだまだ若いと思われるかもしれませんが、31年も生きていればそれなりにいろいろあるものです(笑)。そういうことが、伝わると良いなと思いながら一言一言心を込めて演じました。

MC:種﨑さんが演じた千佳はちょっとおませな女の子でしたけれども、どのようにアプローチして演じられましたか。

種﨑さん:
千佳は、会う人や目の前の出来事、それに人から言われた言葉に「すごく素直に反応する子だな」と思いました。今作は大切な人に本当のことが言えないキャラクターが多い中で、そうではない...かもな子でしたから、しゃべることよりも、反応することを意識して演じました。

長井監督:
ある意味、一番素直なキャラクターです。それをそのままやっていただけてありがとうございました。

MC:大地さんの演じる正道の息子ツグは応援したくなるような「キュン!」とさせられるようなキャラクターでしたね。

大地さん:
登場キャラクターの中で、ツグは一番年齢が若いですが、もっとも心が落ち着いた、大人なキャラクターでした。でも、年相応な部分がチラッと垣間見えるところがあるので、そこに「キュン!」としてもらえると思います。そこはかなり頑張りましたので、注目してください。

MC:大物演歌歌手の新渡戸を演じられるのは、「松平健さんしかいない!」と長井監督が熱烈なラブコールを送ったそうです。

松平さん:
(初耳の様子で)あー、そうでしたか。(会場:笑)

MC:松平さんは「豆富小僧」(2011年公開アニメ―ション映画)の妖怪・見越し入道役、「暴れん坊力士!! 松太郎」(2014年/テレビ朝日系)の力士・坂口松太郎役以来の声優となりますが、今回の声優は楽しめましたか。

松平さん:
はい。役としては大物演歌歌手ということなので、私の大先輩をイメージしました。劇中では場の空気が読めなくて、皆さんを引っ掻き回しますので、その辺も面白いかなと思います。

長井監督:
本当にこの役は松平さんにしかできない役です。とにかく存在感の強さを味わっていただきたいです。

MC:松平さんと言えば、ヒット曲の「マツケンサンバ」がありますが、劇中で披露される演歌は「やってきました、色男」です。(会場:笑)

松平さん:
ええ、ド派手に登場しますので、楽しみにしてください。

MC:こちらの楽曲も大ヒットするといいですね。

長井監督:
そうですね。新渡戸さんの登場シーンは最初の見せ場ですのでぜひ楽しんでください。

MC:さてここで、タイトルにちなみまして「あの頃の自分はまだまだ青かった」と感じるエピソードを伺いたいと思います。吉沢さん、吉岡さん、松平さんにお答えいただきましょう。

吉沢さん:
高校時代は本当に友だちが少なくて、二人か三人ぐらいの固定の友だち以外とは、ほぼ喋らなくて、本当に根暗なグループでした。スクールカーストで言うと一番下にいましたね。そうだったので...いわゆる「リア充」な人たちの悪口をずっと言っていました。(会場:笑) "しんの"みたいな高校時代をすごく楽しんでキラキラしていて、女子にモテそうな人のことを「いや、別にカッコ良くねえから」と、裏で言っていました。青いというか、黒かったですね(笑)。

MC:ちょっとドス黒かったのですね(笑)。

吉沢さん:
ドス黒めの青ですかね(笑)。

MC:でも、吉沢さんは、2021年にはNHK大河ドラマ第60作「青天を衝(つ)け」の主演(渋沢栄一役)をされます。

吉沢さん:
「青天を衝け」ですからね...真っ青ですね! 

MC:吉岡さんはいかがですか。

吉岡さん:
中学の修学旅行で、思い出を作りたくて行きの新幹線に乗る時に「写ルンです」(レンズ付きフィルム)を二つ買いました。思い出をいっぱい撮って帰ろうと思っていたのですが、テンションが上がりすぎて、新幹線の中で全部使い切りました(笑)。まさに吉沢さんの言う「あいつ、マジ何やってんだ?」と思われるタイプの一人だったかなと思います。当時の写真を見ると全部新幹線の中でピースをしている写真ばかりです(笑)。そんな「青かった」思い出です。

MC:松平さんはいかがですか。

松平さん:
私は17歳の時にこの世界に入りたくて東京に出て来ました。そして、いきなり石原裕次郎さんのお宅を訪ねました。(会場:驚きでざわつく) 石原さんご本人には会えませんでしたけれどね。

MC:それは、石原さんに会いたいという気持ちで訪ねたんですか?

松平さん:
そうです。...「青かった」です(笑)。

MC:最後に、吉沢さん、吉岡さん、長井監督からメッセージをいただきます。

吉沢さん:
皆さん、今日は本当にありがとうございます。この作品はどの世代の方が観てもキュンキュンするし、切なくなるし、胸に刺さるものがたくさんあると思います。そして、最後にはポジティブな気持ちになれると思います。僕自身、アニメファンとして、全力でやらせてもらいましたので、楽しんでもらえれば嬉しいです。そして、楽しかったら映画が公開してからお友だちを誘って、観てください。あとはSNSで呟いてください。皆さんもこの「空青」を一緒に広めていただけたら嬉しいなと思っております。

吉岡さん:
皆さま、本日はありがとうございました。これから上映するので、トークでは内容には触れませんでした。とにかく、姉・あかねの視点で見て、妹のあおいちゃんのまっすぐで不器用で、故郷の秩父を思う気持ちが、思春期そのものの感情だと思っています。これまで「超平和バスターズ」の皆さんが、秩父を舞台に繊細に描かれてきたストーリーが重なることで、今回この「空の青さを知る人よ」につながり、作品が生まれました。私は、自分の大事な場所を「大事だ」と言える尊さをこの作品から感じました。「大事なものを大事」と言えなくなるのはすごく寂しいことだと思います。個人的には、自分にとって「大事なもの」を考える時間になれば、とても素敵だなと思っています。そして、吉沢さんの演じる‟しんの"、若山さんの演じるあおいの、二度目の初恋の物語をみて、キュンキュンしてください。

長井監督:
今日はお集まりいただき、本当にありがとうございました。月並みではありますが、脚本の岡田麿里、キャラクターデザインの田中将賀、それにスタッフ一同が精一杯心を込めて作りました。皆さんに楽しんでもらえればと思います。

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