田中圭「おっさんずラブがとまらない」と初日を迎えて改めて感謝!
「劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」初日舞台挨拶
2019年08月23日

「劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」初日舞台挨拶
<左から、伊藤修子さん、金子大地さん、大塚寧々さん、沢村一樹さん、林遣都さん、田中圭さん、吉田鋼太郎さん、
志尊淳さん、内田理央さん、眞島秀和さん、児嶋一哉さん、瑠東東一郎監督>
2018年の新語・流行語大賞トップテンに選出された人気ドラマ「おっさんずラブ」を映画化した「劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」は8月23日公開となりました。連続ドラマ版の結末から一年後を描く劇場版では、おなじみの、モテない独身ダメ男・"はるたん"こと春田創一と、上司・黒澤武蔵、後輩・牧凌太の三人に加えて、開発事業部リーダーの狸穴迅、それに新入社員山田ジャスティスを交えた五角関係のラブバトルロワイヤルが展開します。
この日のイベントには、田中圭さん、吉田鋼太郎さん、林遣都さんら超豪華なキャスト&スタッフ総勢12名が出席。舞台挨拶は、全国131館の会場で生中継されました。待望の初日を迎えて、登壇者は自身の「○○がとまらない」を発表し大盛り上がりとなりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。
■上映後の会場に、主題歌「Revival」(スキマスイッチ)が流れ、キャストが入場すると大きな歓声が飛び交いました。田中圭さんを先頭にして、登壇者の皆さんは客席通路を歩いてステージへと登壇しました。

田中 圭さん(春田創一役) | |
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初日舞台挨拶にたくさんお越しくださりありがとうございます。そして、全国131館での生中継ということで...。(中継カメラに向かって手を振る) 皆さんは映画をご覧になった後ですので、ネタバレは一切気にしないでお話したいと思います。短い時間ですけれどもよろしくお願いします。 |

吉田鋼太郎さん(黒澤武蔵役) | |
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(「部長」という多くの声援に)ありがとうございます! ヒロイン黒澤武蔵を演じました...「大島です」。(会場:笑)
児嶋さん: 児嶋だよ! いややり方が違う! いきなり「大島です」って無茶苦茶だよ。(正しくは)「大島さん!」「児嶋だよ!」なら分かりますけれども。(会場:笑)...そこは「吉田だよ!」(会場:笑) 吉田さん: ははは! 今日以降は、しばらくというか、一生児嶋さんとは会えないと思います。 児嶋さん: そんなことはないです! そんな冷たいこと言わないで、またご一緒しましょう。 吉田さん: 今日の初日を僕たちもドキドキしながら楽しみに待っていました。本日観てくださった方々はきっと田中圭、林遣都をはじめ僕たちと同じく「おっさんずラブ」を愛して止まないのでしょう。そういう方々のお顔を直接見られて僕たちも嬉しいです。今日のお客様は特別です! 本当にありがとうございます。 |

林 遣都さん(牧 凌太役) | |
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(「牧くん」という歓声に)ありがとうございます! 今日は暑い中、そして東京は雨の中、劇場に足を運んでいただきありがとうございます。それからライブビューイングをご覧の皆さん、本当にありがとうございま~す! (田中さんと一緒に中継カメラに手を振る) この熱気を受けて、改めてすごい作品に参加していたことを実感しました。本当に幸せな一年間でした。本日ご覧になって「面白い」と思われた方は、これからより大きな応援をお願いします。 |
沢村一樹さん(狸穴 迅役) | |
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僕は「おっさんずラブ」のドラマには出ていなくて、この映画から参加しました。やっと、幕が開いたね!
田中さん: 開きましたね! 沢村さん: 幕開けに、これほどドキドキしたのは初めてです! 田中さん: 本当ですか? 沢村さん: はい。僕も番宣でドラマと映画の話をして、この23日という日がくるのが待ち遠しかったので「やっと(初日が)来たな」という感じです。今晩飲むお酒は、きっと美味しいと思います。(客席に向かって)映画は楽しかったですか?(会場:大きな拍手) ありがとうございます。僕はこの映画で初めて一人二役を演じました。演じ分けるのが難しかった。(会場:笑) 田中さん: ん? 沢村さん: えっ、気がつかなかったですか? (社長令嬢を演じた「おかずクラブ」の)ゆいPと狸穴の二役をやっていたんですよ! 田中さん: (首を傾げて)ん? どうした? どうした? 沢村さん: 「ゆいP」役を演じるのがすごく難しかった。 田中さん: コツとかありますか? 沢村さん: いろいろな映像を見て練習しましたよ。「クソがっ!」(ガンバレルーヤのネタ)とか。(会場:爆笑) いやあ、作品を楽しんでください!(笑)...って、皆さん観た後でしたね。(二役で演じた)ゆいP上手だったでしょう?(会場:拍手) 田中さん: (会場に)拍手はおかしいから! 皆さん、騙されちゃダメですよ。 沢村さん: 観た方が気づかないってすごいな。思い残すことは何もありません! ありがとうございました。 |

志尊 淳さん(山田正義(ジャスティス)役) | |
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実は、今年の初め頃、(ご自身の)ファンの女性が亡くなられたことをご遺族からのお手紙で知りました。そのお手紙の中には「志尊くんが娘の生きる糧でした、ありがとうございました」とつづられていました。その言葉にすごく胸を打たれました。それと同時に「自分にもっとできることがあったんじゃないか」という後悔が僕の頭をよぎりました。それで、ちょうどその時に、(本作の)ジャスティス役のオファーを受けました。僕はジャスティスを通して、皆さんの愛に触れることができました。僕自身、これからも後悔のないように、(劇中のジャスティスのセリフ)「明日も会えるとは限りません!」という言葉を胸に秘めて生きようという気持ちになりました。ですので、この作品を観て、少しでも(大切な人に)思いを伝えたい人がいたら嬉しいです。 |
内田理央さん(荒井ちず役) | |
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今日は足元の悪い中、ありがとうございます。応援してくださる皆さんの顔を間近に見られることはあまりないので、こうしてたくさんの皆さんのお顔を見られたことで、世の中には「おっさんずの民」が大勢いらっしゃることを実感できました。(本作の副題の)愛か死か。「愛」を選びましょう! |
眞島秀和さん(武川政宗役) | |
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初日から劇場に足を運んでいただいてありがとうございます。全国の皆さん、ありがとうございます! 今日という日を皆さまと一緒に迎えることができて、最高の気持ちです。あれ以上の「足ドン!」はできません! 自分としては最高の「足ドン!」をやりました! |
大塚寧々さん(西園寺蝶子役) | |
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今日はこんなに大勢の方に映画を観てもらえて本当に嬉しいです。感謝の気持ちでいっぱいです、ありがとうございます。この映画では、全てのキャラクターに対して「頑張って!」と応援したくなりますし、すごく温かくて優しい気持ちになれると思います。ですので、この優しい気持ちを一人でも多くの方に観ていただき、感じてもらいたいと思います。 |
金子大地さん(栗林歌麻呂役) | |
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皆さん、ありがとうございます。この作品に出ることができて、麻呂を演じられたことは本当に幸せでした。(作品を)観た後にこんなにも温かくて優しい気持ちになれるのは、なかなかないと思います。 |
伊藤修子さん(瀬川舞香役) | |
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ドラマから出させてもらって、映画の公開直前には「全力坂」(テレビ朝日系列で放送)にも出ました。グラビアの方がされるお仕事( 「全力坂」は女優やアイドルなどが出演することが多い)ができたことは、良い思い出になりました。ありがとうございました。今日はせっかくの舞台挨拶なのに、私だけ運動靴で来てしまいました。(会場:笑) 場違いな感じです。次からは服装に気をつけます。 |
児嶋一哉さん(荒井鉄平役) | |
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僕も「おっさんずラブ」のおかげで「全力坂」を二度やりましたが、(番組を)見てくれましたか?
お客さん: 見たよ! 児嶋さん: あれが結構大変なんです。でも、こういう機会がないと「全力坂」には出られませんからね。それから、世間では「おっさんずラブ」がめちゃくちゃ話題になっていますが、「僕も出ている!」と言っても、「え、出ていましたか?」という反応が多いんです。「嘘つけ!」という感じのボケだと思われているんですが、(観客に向かって)「(映画に)出ていたでしょう?」(会場:拍手) ですから、できれば「おっさんずラブ」の「児嶋が良かったよ」とSNSで呟いてもらえると、ありがたいです。(会場:笑) |
瑠東東一郎監督 | |
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会場の皆さん、ありがとうございます。全国の皆さん、ありがとうございます。初日を迎えられてすごく嬉しいです。キャストの皆さんとスタッフと一緒に大切に作った作品です。観客の皆さんの手でより大きく育ててもらえたらなと思いますので、よろしくお願いします。
田中さん: もっとしゃべって! それでいいの? 瑠東監督: いい、まだいい。 |
MC:いよいよ「劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」が公開となりました。そして、先日開催された「おっさんずフェス」では、完成披露試写会の応募倍率が250倍、トークイベントの最中にはツイッターの「#おっさんずラブがとまらない」が世界トレンドの第一位を獲得しました。改めて作品のパワーとファンの皆さまのパワーを実感した日となりました。田中さん、改めてファンの皆さんの存在についてどのようなご感想をお持ちでしょうか。
田中さん:
「おっさんずラブ」を連ドラの時に大きくしてくれたのは応援してくれた皆さんです。今日を迎えられるのも、僕たちと一緒に「おっさんずラブ」を愛してくれて、僕たち以上に「おっさんずラブ」を盛り上げてくれた皆さんのおかげなので、本当に感謝しかありません。映画化が決まった時に、「おっさんずラブ」のドラマの世界観を愛してくれて、登場人物たちを愛してくれた皆さんから、僕らへの「映画化というプレゼント」をいただいた感覚がしていました。そういう皆さんに、その恩を倍にして返すために、「あのドラマを超えるものを作れるのか」とみんなで葛藤しました。映画版をパワーアップするためにドラマからのキャストと、映画版からのキャストと、スタッフ、監督、プロデューサーと頑張ってきました。「何とか恩返しできるものになったかな」と自信を持って皆さんにお返ししています。今日をもってドラマと同じく映画も僕たちの手から離れて皆さんの所に行くので、あとは皆さんが大切にして、いい感じにしてくれたら嬉しいです。話が長くなりましたけど、まとめると感謝しかないということです。(会場:大きな拍手)

■瑠東監督の答え:【想像】がとまらない
瑠東監督:
僕の愛してやまないことになんて興味がないでしょうから、作品について話すことにしました。これはどういうことかというと、皆さんのお芝居がとても深いので、編集作業をしていて、改めて気づくことが何回もありました。何度も見ている僕が新たに発見できるぐらいですから、(観客の皆さんにも)「あの時の感情はこうだったのかもしれない」と「想像」してもらえると思っています。
MC:続いては「大島さん」
児嶋さん:
児嶋だよ! それ、さっき(イベント冒頭の挨拶で)やってよ!(会場:笑)
■児嶋さんの答え:【こじまだよ】がとまらない

(フリップを見せると会場から笑いが)...ハマっている訳ではないですが、「児嶋だよ」を言う機会が多くておかしいことになっています。司会の人が「大島さん」と言うので、(反射的に)「児嶋だよ」と返したら、森三中の大島さんに振っていたとか、そういうトラブルも起きるんだなと思いました。「児嶋だよ」を言わないといけないと思い込んでいるので、普通に「今日のゲストはアンジャッシュの児嶋さんです」と紹介してくれているのに、とまらなくて「児嶋だよ」と言っちゃたりとか...というお話でした。
■伊藤さんの答えは:【香港映画熱】がとまらない

私の趣味なので皆さんは興味がないと思いますが、香港映画のDVDを多い時は月に五万円ぐらい買っちゃってしまいます。これからは買い過ぎに気をつけようと思います。
MC:今特にハマっているということですか?
伊藤さん:
いえ、何年か前からで、地道に買い集めています。
田中さん:
皆さん、修子さんが香港のシーンにいたの、気づいているんですかね?
伊藤さん:
ちょっと、よーく見返していただくと...。
田中さん:
実は春田の後ろにいるんですよね。
お客さん:
ええ!!
伊藤さん:
ほら、ほら...。
田中さん:
しかも、それが偶然なんですよね?(会場:驚きの声)
伊藤さん:
偶然といいますか、どうしても観たい香港の映画があって、ちょうどその日にこの作品の香港ロケ撮影をしていると聞いたので、「見学に行きます」と、軽い気持ちで行ったらエキストラ参加みたいなことになりました。
田中さん:
だから、実はいるんですよ! 皆さん、ぜひ探して見てください。
瑠東監督:
だいぶがっつり映っていますよね?
伊藤さん:
お団子屋のところとか注目してもらえると...。でも、瀬川舞香の服装とは異なるので気がつかないかもしれません。
■金子さんの答え:【眞島愛】がとまらない

眞島愛がとまらないですね!(会場:大笑い) 鋼太郎さんと眞島さんのシーンを撮っている時ですが、途中で眞島さんが一人で足ドンをめっちゃ練習しているのを見かけました。
眞島さん:
(照れながら)影の努力は言わなくていいの!

すみません!
眞島さん:
(金子さんのフリップの)"眞島愛"の字、細字と太字がバラバラなんだけれど...本当かな?
金子さん:
本当です!
■大塚さんの答え:【キュンキュン】がとまらない

ドラマの時からそうですが、この映画でも皆さんのお芝居を見て、心を動かされました。いい芝居を観たりとか、心を誰かに揺さぶられた時に、細胞がジュワーと泡立つというか、キュンキュンするなあと思っています。「おっさんずラブ」はキュンキュンする映画だなあと、キュンキュンがとまりません。
■眞島さんの答え:【ソフトクリーム】がとまらない

完全に個人的にハマっていることです。最近、ものすごくおいしいソフトクリーム屋を見つけました。(会場:笑) その店を通るたびに買っています。本当にとまらないのはこれだなと思って書きました。
吉田さん:
甘党なのですか?
眞島さん:
甘党ではないですが、その店のソフトクリームは甘過ぎずサラッとしていて、美味しいんです。
金子さん:
そうなのですね! 今度連れて行ってください!
眞島さん:
わかった、連れて行く!


私も個人的なことです。最近ゲームセンターに通ってゾンビを倒しています。私はゾンビ倒しが得意だということが分かって、めちゃくちゃ倒しています。
田中さん:
...みんながマイクを持たずにボソボソと突っ込んでいて...。両サイドの二人に(林さんと吉田さんに)「マイクを持ってください」とお願いしているんですが、持ってくれません。せめて(マイクを)口元に当ててもらっても良いですか?
吉田さん:
(眞島さんに向かって)本当にソフトクリームにハマっているの?(会場:笑)
眞島さん:
はい、本当です!
吉田さん:
好感度とかそういうのは関係ないの?
眞島さん:
よければ(お店に)お連れします!
吉田さん:
本当?(と笑顔)
児嶋さん:
もう、ソフトクリームの話は終わりましたから。
吉田さん:
(内田さんに)すみません、最初からお願いします。
内田さん:
大丈夫です(笑)。
MC:ほかにゲームを一緒にされたりしないのですか?
内田さん:
この中で一緒にゾンビを倒したことがある人はいないです。
MC:どなたかコメントしてください。
児嶋さん:
大丈夫です。(会場:笑)
内田さん:
大丈夫です。
林さん:
今度一緒に、ゲームを...。

(声を弾ませて)行きますか? ゾンビ!
林さん:
やっぱりいいです。(会場:笑) 珍回答ばかりだな...。
吉田さん:
どこでゾンビを倒しているの?(会場:笑)

もういいんですよ。ちょうど次に行こうとしていた流れなんで...。
吉田さん:
いろいろちょっと興味が...。
田中さん:
ゲームセンターって言ってましたよ。
内田さん:
はい、渋谷方面のゲームセンターに行きます。
吉田さん:
へー! 渋谷のゲーム...。
児嶋さん:
もういいよ!(会場:笑)
■志尊さんの答え:【お馬ラブ】がとまらない

僕も個人的なことです。馬が大好きになったきっかけは、競走馬のドキュメンタリーを見たことです。最近は、競走馬のルーツや血統について調べることが趣味です。「馬をずっと見ています」という報告でした(笑)。
吉田さん:
これって、そのままの意味でいいの? 裏はないの?

裏はないです。このままでございます。
田中さん:
次、いって!
■沢村さんの答え:【おかずクラブ】がとまらない

先ほども話しましたが、役作りが大変で、役がなかなか抜けないんです。(会場:大笑い)
田中さん:
役の研究のために見ていたら、ってことですね。さっきのはすごいフリだったんですね!
沢村さん:
(ハリセンボンの近藤春菜さんのネタ)「角野卓造じゃねーよ」
田中さん:
(訝しがって)え? どういうことですか?
沢村さん:
さっきからずっと間違えているのに、誰も突っ込んでくれないよね。「クソがっ!」も違う人でしょう?
田中さん:
(「ガンバレルーヤ」の)よしこさんですよね。でも、映画の中で「クソが!」と言っていましたよね?
沢村さん:
あ、映画のセリフで言っていた? じゃあ、その台詞だ!(会場:笑)

ちょっと!
沢村さん:
(真顔で)僕はアカデミー賞の助演女優賞を狙っているから...。
田中さん:
そうですね。本当に沢村さんがゆいPを演じていたのであれば、賞を獲れると思うし、世界に出られると思います!
沢村さん:
(笑)
■林さんの答え:【感謝】がとまらない

非常に出しづらいのですが...。(フリップを見せると会場から拍手) 柄にもなく真面目に書きました。圭くんが先ほどおっしゃっていましたが、ファンの皆さまあっての作品だと思います。ドラマからここまで、一般の方にエキストラ出演と応援をしていただことに感謝の気持ちがあります。「おっさんずラブ」に携わった一年間で、僕自身もすごく変化がありましたし、この作品をきっかけに自分を多くの人に知っていただいた実感もあります。
吉田さん:
(無言で、腕時計を示すジェスチャー)
田中さん:
今、みんなが「ガンバレ!」と思って聞いているからいいんです!
林さん:
どこまで話しましたっけ? ...自分の頑張り以上に、ご褒美のような経験ができたので「おっさんずラブ」には感謝してもしきれないです。そういう意味で「感謝がとまらない」と書きました。(会場:拍手)
■フリップを会場に見せる前に、田中さんにだけ見せる吉田さん。


これはヨイショでもお世辞でもなんでもございません!(フリップを会場に見せると会場からは歓喜の声と拍手が起こる) 思い起こせば三年前に、このドラマは単発で(「年の瀬 変愛ドラマ第3夜」内で2016年テレビ朝日系列で放送)始まりました。年の暮れも押し迫り、いろいろな番組がやっている中、僕は家で放送を見て「結構面白い」と思いました。当時は「エゴサ」という言葉を知りませんでしたが、ネットで検索をしました。そうしたら、ものすごい数の「面白い」という反響がありました。その反響が次の日も、そのまた次の日にも続いて、今までそういう評判ってあんまりなかったので、「ちょっとすごいな」と思っていたところに、連続ドラマが決まりました。そして「社会現象を巻き起こした」と言われ、Twitterの世界トレンド一位にもなり、そして今、映画になりました。この仕事に携わっている者には、夢のような段階を踏んでいるわけです。その中心に田中圭がいるわけです。
全国の方々に愛された「男はつらいよ」(山田洋次監督)というシリーズがありますが、ご存知ですか? その主人公の寅さんを演じた(俳優の)渥美清さんはお亡くなりになりましたけど、全国から愛されていたんです。ひょっとしたら、僕は田中圭がその寅さんの代わりになってくれるんではないかと僕は本当に思っています。映画が一話、二話、三話と続いていってね...。(会場から拍手が沸き起こる) ずっと田中圭が誰かに...あっ、寅さんは、マドンナを好きになって振られる映画なんですけれども、「おっさんずラブ」は逆ですね。田中圭がいろんな人から好きになられるというパターンで...ぜひですね、「おっさんずラブ」を田中圭の代表作にしてもらって、田中圭がずっと春田を演じてくれたら良いなと思っています。そういう意味で「田中圭がとまらない」し、「とまってほしくない」と思っています。それで、ついでに僕もシリーズにずっと出させてください(笑)。「田中圭がとまらない!」(会場:大きな拍手)
■田中さんの答え:【おっさんずラブ】がとまらない

僕はこれです。(フリップを会場に見せると会場から拍手が起こる) 先ほどもお話ししましたが「劇場版おっさんずラブ」は今日で僕らの手を離れて皆さんのもとにいきました。僕らができることは何もなくて、皆さんによって「おっさんずラブ」をより大切な作品にしてほしいという思いも込めました。あと、このメンバーで会えるのは今日が最後です。撮影中も撮影後のプロモーションも、すべてみんなでプライベートも共有しながら作りました。「おっさんずラブ」は僕にいろんなものをくれたと思いますが、中でもこのような仲間をくれたことがとても嬉しいです。今ここにいるキャストだけでなく、スタッフの皆さんとも、これからもずっと一緒にお仕事をしていきたいと思っています。そして「また会える」と思う大切な仲間をくれました。「おっさんずラブ」に「出会えて良かった」と思ってくれる人がたくさんいることを僕は知っています。そういう人たちにとって、この作品が元気になれるきっかけになって、それで一緒に育ってくれれば良いなと思います。「どこまでもとまらずに行けばいいな」と思うので、僕は「おっさんずラブがとまらない」にしました。(会場:拍手)
MC:生中継をご覧の全国の皆さまとはここでお別れとなります。全国の皆さま、ありがとうございました。
田中さん:
(全国の皆さんに向かって)ありがとうございました!
