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佐藤健「愛とサプライズを詰め込んだ大切な人へのプレゼント」
ついに公開!スタッフ&キャストが"ドラクエ愛"を語り尽くす
「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」初日舞台挨拶

2019年08月02日

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」初日舞台挨拶

<左から、堀井雄二さん、ケンドーコバヤシさん、賀来千香子さん、山田孝之さん、坂口健太郎さん、
佐藤健さん、有村架純さん、井浦新さん、山崎貴総監督、八木竜一監督、花房真監督>


国民的RPG「ドラゴンクエスト」シリーズ初のフル3DCGアニメーション映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」は8月2日より公開となりました。「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」(1992年発売)を原案にして、父・パパスの意思を継ぎ、魔界の門を封じるために"天空のつるぎ"と"勇者"を探す旅をする主人公の成長物語です。
公開初日の8月2日にTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶を実施。佐藤健さん、有村架純さん、坂⼝健太郎さん、⼭⽥孝之さん、ケンドーコバヤシさん、井浦新さん、賀来千⾹⼦さん、そして原作・監修の堀井雄二さん、八木竜一監督、花房真監督、山崎貴総監督が登壇しました。声の収録方法プレスコ・アフレコの様子を振り返り、ネタバレなしで映画の見どころも明かしました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。


佐藤 健さん(リュカ役)

本日は公開初日という特別な日にご一緒できることを嬉しく思います。お越しいただきありがとうございます! この映画を早く皆さんに届けたくて、今日という日をすごく楽しみにしていました。しかし、今日をもって"宣伝の旅"を一緒にしてきた(キャラクターの)スラりんとはお別れかと思うと、寂しいものがあります。
有村架純さん(ビアンカ役)

映画を観て、一緒に冒険を楽しんでくださる方々がいらっしゃることを嬉しく思います。
坂口健太郎さん(ヘンリー役)

とても暑い中、足を運んでくださりありがとうございます。少しでも作品の良さを伝えられたらなと思います。
山田孝之さん(パパス役)

二年前に声を録ってから、やっと公開となり嬉しいですが、今日をもってこの"宣伝の旅"が終わると思うと...スラりんと一緒に、いられなくなると思うと、ちょっと寂しいなと...。(佐藤さんのフレーズを真似ているため観客:笑)

コバヤシさん:
(山田さんに向かって)ないよ!(スラりんは)持ってないよ!(お客さんに向かって)すみません、本当に。

MC:佐藤健さん、山田さんはそのようにおっしゃっていますけれども。

佐藤さん:
多分、山田さんはこれ以上触れてほしくはないと思います。(山田さんに向かって)ね?

山田さん:
(うなずく)(佐藤さんは)分かってくれている!

ケンドーコバヤシさん(サンチョ役)

本日は猛暑日なのにご来場ありがとうございます。(熱中症予防策として)こういう日は脇の下を冷やすといいらしいです! 皆さん、冷やしてくださいね。(観客:笑)
井浦 新さん(ミルドラース役)

お暑い中、公開初日に足を運んでくださいまして、ありがとうございます。思う存分、映画を楽しんでいってください。
賀来千香子さん(マーサ役)

この猛暑にぴったりの熱い映画だと思います。この壮大なストーリーにきっと、カッコいい涼やかな勇気をもらえると思います。私はマーサ(の声)をやらせてもらえて、とても光栄で感謝しています。どうぞ思い切り満喫してください。
堀井雄二さん(原作・監修)

今日はありがとうございます。「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」は特に思い入れのある作品です。一番のポイントは、お嫁さんを選べることです。ゲームでは、自分で選んで進めますが映画では...あまり話すとネタバレになりますので、とにかくビアンカもフローラも超かわいいです! ですので、この映画をきっかけに、また「ビアンカ・フローラ論争」が生まれるのではないかと楽しみにしております。

MC:これまでたくさんのゲームの発売初日を迎えてこられたと思いますが、こうして映画の初日を迎えるお気持ちは、何か違いますでしょうか。

堀井さん:
ゲームは体験する物語、映画は観る物語ですよね。ゲームをプレイされた方々がプレイをした時の思い出がよみがえるのか等、観た方の感想が楽しみです。


山崎 貴総監督・脚本

とても暑い中、このようにたくさんの方にお集まりいただき本当に嬉しいです。八木監督と花房監督の二人がずいぶんと長い期間大変な思いをして、完成しました。それを全国の方に公開できる今日は、待ちに待った日という感じです。夏休みらしい映画ですので、存分に楽しんでください。
八木竜一監督

四年もの間、コツコツと作ってきた作品が、ようやく公開になりました。この映画のシナリオができた時に、「レベルアップをしたな」と思いました。僕の頭の中では、(「ドラゴンクエスト」でレベルアップした時の効果音)テレレ・テッテッテ~が鳴っています。そして、キャストの皆さんの声をいただいた時にも、鳴りました。音楽が付いた時にも鳴りました。最後に、繋がったものを堀井さんに観ていただき、堀井さんから拍手をもらいました。そうやってレベルアップを繰り返して、レベル96の映画ができ上がったと思います!

花房監督:
レベル100じゃないんですか?

八木監督:
(「ドラゴンクエスト」の)最高レベルは99までなのでね(笑)。あと3は、もうちょっとやりたいことがあるので。

花房 真監督

本当に、長い旅を続けてきました。終わるかどうかが分からない中、一生懸命にやりました。今日の初日を迎えられたことが嘘のようです。これが夢でなければ良いなという感じです。ぜひ楽しんで観てください。

MC:改めまして、全国公開おめでとうございます! 長い年月をかけてと伺いましたが、キャストの皆さまは今までにない体験をされたそうですね。画ができあがる前の、何もない状態で声を録り、そのあと少し画ができたところで追加されたセリフを録ったと伺いました。この体験はいかがでしたでしょうか。

佐藤さん:
僕は声だけで表現する仕事は、ほぼ初めてでした。声優のお仕事が「こんなにも普段やっていることと違うのか」と思いました。分かりやすく説明すると、(手にしていたスラりんを少し離したステージ前方に置いて)普段のお芝居は、ここにいるスラりんにだけ聞こえればいいんです。ところが、監督たちからは「声はこの会場の客席の後ろの方に届くくらいでないとダメだ」と言われました。そこに気づくのに一日かかりました。 (ステージ前方に置いたスラりんを回収し)ありがとう、スラりん。

MC:八木監督が大きくうなずいています。

八木監督:
本当にそうですね。最初は戸惑われたと思います。ただ、五日間に分けて収録したのですが、最初の一日は戸惑いがあった様子でしたけれど、分かった瞬間がありましたよね?

佐藤さん:
はい!

八木監督:
そこからは「リュカそのものになっているな」と感じました。

佐藤さん:
ありがとうございます。(気がつくまで)時間がかかりましたが、声の出し方は全然違いました。

MC:有村さんは、その画がない状態に参加されてみていかがでしたか。

有村さん:
画がない状態では、自分の中でイメージをして表現するのですが、そのイメージが監督とも、一緒に声を録っていた(佐藤)健さんとも違っていました。そのイメージの違いによって、「この表現で合っているのかな?」という不安を感じていました。その点では、「難しいな」と思いました。

MC:佐藤さんと一緒にお芝居をされたということで、佐藤さんのアプローチを見て気づいたこともあったのではないですか?

有村さん:
そうですね。(佐藤さんと)掛け合いでやらせてもらえたからこそ、できたことがありました。その点では嬉しかったです。

MC:坂口さんはいかがでしたか?

坂口さん:
とても難しかったです。僕もそれほど声の芝居をしたことがなかったので、映像があって声を録ると思っていました。でも、今回は僕の声に合わせて映像を作ってくれるということでした。一度、健さんと二人で同時に声を出すシーンを録った時、すごく上手くいきました。そのシーンはリュカとヘンリーが樽の中に入っているシーンなので、観てください。

佐藤さん:
先ほど有村さんが言ったように、二人で樽が転がる軌道をイメージしてやらないといけないので、(二人の声を)合わせるのは困難なんです。でも、全て坂口くんが合わせてくれました。

坂口さん:
いえいえ、すべて健さんが!

佐藤さん:
"写輪眼"(「NARUTO-ナルト-」に登場する能力。その一つに相手の技をコピーする能力がある)くらい合わせてくれました(笑)。すごかった!

坂口さん:
結構できましたよね? 監督も「良かった」と言ってくれました。

佐藤さん:
できました!

MC:そのセリフを入れる時は身体も動かしたのでしょうか。

坂口さん:
何かちょっと...。

佐藤さん:
縦ノリぐらい?

坂口さん:
本当にはやっていないですが、かすかに縦ノリ...(笑)。

MC:山田さんはいかがでしょうか。

山田さん:
(テンション低く)人類史上初じゃないかというくらい毅然とした態度で、ここにいます。(会場:笑) 実は風邪をひいておりまして、ステージに出てくる直前まではマスクをしていました。そのマスクに鼻を通りやすくするためにスースーするアロマオイルを塗ったところ、鼻が通りやすくなりました。すると、目がシバシバしてしょうがなくて、これから後に行われるフォトセッションが不安でしかたがないです。ステージに出てきてからも、皆さんに移さないようにと、ずっと息を止めていたんですが...そろそろ身体も限界です。心身ともにボロボロの状態でして、その質問にお答えすることはできません!(会場:大笑)

コバヤシさん:
(サンチョはパパスの従者なので代わりに)すみません!

MC:それでは"代わりに"ケンドーコバヤシさんに話していただこうと思います。

コバヤシさん:
僕が"代わりに"言うんですか!?(会場:笑) 僕が初めてスタジオに入った時に、佐藤くんが一点を見つめてプロテインバーをかじっていました。それを見て、"どんな過酷な現場なんだ"と思い、すごくプレッシャーを感じました。ところが、僕は(声録りは)3時間半の予定でしたけれども、確か...1時間15分ぐらいで録り終えました。なので、「結構やるな」と思いましたね(笑)。

MC:役作りは完璧にされていたのですね。

コバヤシさん:
そうですね(笑)。なんとかやらせてもらいました。

MC:井浦さんは、画がない状態で声を録られただけで、画ができてからの声録りはなかったと聞いております。

井浦さん:
はい、そうです。全て画のない状態でした。(スタジオでは)僕の前に、山田くんが声録りをされていました。録り終えて部屋から出てきた山田くんは、"達成感にあふれた顔"をしていました。

山田さん:
(控えめに)絶対にしていないです!

井浦さん:
山田くんのまとっている"パパス感"がすごくて、「自分が入ったらどうなるのだろう」とちょっとワクワクしましたし、思い切りミルドラースになれるとも思いました。それで、監督方とお話をして、とんでもないミルドラースになりました。謎が多い役なのでちょっとこれ以上は言えないです。ですので、印象に残っているのは山田くんの"達成感ある顔"です。

山田さん:
(何か言おうとしてマイクを口元にするも無言で、マイクをさげると、会場:笑)

MC:それでは賀来さん、お願いします。

賀来さん:
私も声のお仕事の経験はあまりないです。でも「ドラゴンクエスト」なので光栄だという気持ちでスタジオに入りました。そこには堀井さんをはじめ山崎総監督と監督たちが並んでいました。私は佐藤健さんと有村さんとご一緒しました。不思議な感じの緊張の中、やらせていただきました。それから二年後に、スタッフがすごくご苦労をされて、素敵な作品ができあがってきました。作品を目の当たりにした時に、見とれてしまうようなすごさを感じました。とても貴重な経験でした。ドキドキワクワクして嬉しく思いました。

MC:堀井さん、今回の映画制作に関わられたことが、次回作のゲームを作る上で何か参考になるのでしょうか。

堀井さん:
ゲームと映画の違いは、主人公がしゃべることです。ゲームはプレイヤーが主人公なので一切しゃべりません。もし、しゃべったとしても「はい」「いいえ」だけです。(リュカ役の)佐藤さんはプレッシャーがあったと思うのですが、素晴らしい演技をしてくれて感情移入ができました。でも、だからといって(次のゲーム)「ドラゴンクエストXⅡ」で主人公がしゃべるわけではないです。ただ、主人公により感情移入できる演出方法や映像の見せ方は参考になりましたので、次回作に活かしたいです。

佐藤さん:
光栄です。(次回作は)ここにいる全員が絶対にやりますよ! 楽しみにしています!

MC:続いては監督に伺います。これから映画をご覧になる方々を前にして、「ここは苦労した」「ここは注目してほしいシーン」などをお話いただけますでしょうか。

八木監督:
どのシーンも手を抜かずに密度を上げました。いろいろこだわったので「全部です」と言いたいところですが、特に表情を見てもらいたいです。素晴らしい声を生かして、目のお芝居や目の潤い、アイキャッチ(瞳にある輝き部分)の揺れなどに気持ちが表れています。

花房監督:
僕も全てのシーンに力を入れました。なかなかコレと言うのは難しいんですけれども、一つ挙げるならば、アクションシーンです。「ドラゴンクエスト」のゲームでは、アクションを別の見せ方にしているので、ゲーム中は想像しながら見ていると思います。映画ではそこを考えました。例えば剣の振る舞い、技の出し方、呪文をどのように出すのか...。

八木監督:
呪文については二人で話し合ったよね?

花房監督:
こうやって(手のひらの上下にこだわって)呪文はどこから出るのか。「もしかしたら目から出るのでは?」「いや、目はない」とかね(笑)。いろいろ苦労して作りました。実際には、こうやって戦っていたんだと楽しんでもらいたいです。

山崎総監督:
(主人公リュカの)プロポーズのシーンは、何度見ても(気持ちが)持っていかれます。(プロポーズの相手が)誰か今は話せないですけど、そこをぜひ楽しみにしていただきたいです。

MC:この話は佐藤健さんだけが...。

佐藤さん:
上映前ですから、ここはあまり触れない方がいいです。

MC:最後に映画を楽しみにしている全国の方々に向けてご挨拶をいただきましょう。

山崎総監督:
八木監督と花房監督の二人をはじめとする多くのスタッフが長い時間をかけて丁寧に作った作品です。いろいろなところに驚きや感情の動きといった要素があります。楽しむためにも、瞬きは少なめにして味わい尽くしてください!

佐藤さん:
大切な人の誕生日に、"どうしたら喜んでくれるか"をすごく考えて、精一杯の愛とサプライズを詰め込んだプレゼントを用意して、"自分はめちゃくちゃ好きなんだけどな、あなたは喜んでくれるかな"という不安な気持ちと似ています。僕は大好きな作品です。楽しんでいただけたら幸いです。

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