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神木隆之介の「スペシャルな能力」を共演者が証言!
「フォルトゥナの瞳」初日舞台挨拶

2019年02月15日

「フォルトゥナの瞳」初日舞台挨拶

<左から、DAIGOさん、志尊淳さん、有村架純さん、神木隆之介さん、時任三郎さん、斉藤由貴さん、三木孝浩監督>


「永遠の0」「海賊とよばれた男」でも知られる作家・百田尚樹さんの小説を三木孝浩監督が映画化した恋愛映画「フォルトゥナの瞳」が、2月15日から公開となりました。公開初日にはTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶を行い、主演の神木隆之介さん、有村架純さん、志尊淳さん、DAIGOさん、斉藤由貴さん、時任三郎さん、三木孝浩監督が出席。
神木さん演じる本作の主人公には、死を目前にした人間が透けて見える"フォルトゥナの瞳"と呼ばれる能力があることから、実際の神木さんには、どのような特殊能力があるのか? をテーマにトークが行われました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。


神木隆之介さん(木山慎一郎役)

初日を迎えました。寒い中、皆さんが劇場に来てくださって嬉しいです。感謝しています。(映画をご覧になって)いかがでしたか? (客席:大きな拍手)ありがとうございます。「どのように伝わるのかなぁ」とか、公開が近くなると不安が大きくなり、不安でいっぱいでした。でも、こうして皆さんの拍手を聞いて安心しました。今日は短い時間ですけれども、ぜひ楽しんでください!
有村架純さん(桐生 葵役)

今日は寒い中、足を運んでいただきありがとうございます。シリアスな作品ですけれども、作品の現場は本当に穏やかで和やかでした。それは、きっと神木くんが座長だったからこそ生まれた雰囲気だったと思います。撮影は毎日ハードでしたが、(神木さんは)いつも笑顔で、どんな時でも態度が変わらなくて、明るく現場を盛り上げてくれました。おかげでとっても楽しく撮影することができました! これからたくさんの方々に観ていただく日々のスタートです。どうか皆さんに届いてほしいなと思います。
志尊 淳さん(金田大輝役)

本日、無事に初日を迎えることができて、とても嬉しい気持ちです。今日はよろしくお願いします。
DAIGOさん(宇津井和幸役)

このような素敵な作品に携われて、そして無事に初日を迎えることができて、DAIGOの瞳も今日はうるみっぱなしです!(会場:笑)
斉藤由貴さん(遠藤美津子役)

すごく暑い夏に、奈良と神戸で撮影をしました。監督のもとで、スタッフの皆さんが家族のようになりました。とても素敵な現場に関われて、本当に感謝しております。楽しかったです。ありがとうございました。
時任三郎さん(遠藤哲也役)

初日から足を運んでくださりありがとうございます。素敵な作品に関わることができて、本当に嬉しく思っています。
三木孝浩監督

今日は平日の初日ですが、お越しくださりありがとうございます。キャストとスタッフ含めて大切に作った作品です。いろいろなメッセージも込めています。ラブストーリーですが、家族や自分の大切な人を想うきっかけになれば嬉しく思います。

MC:神木さんは、初のラブストーリーということですが、皆さん、いかがでしたか?(会場:拍手)

神木さん:
(謙遜して)大丈夫でしたか? この拍手は強制じゃないですよね(笑)。

MC:皆さんが登場する前には、本当にたくさんの方が涙を拭っていました。

神木さん:
本当に...。

神木さんは嬉しさのあまり会場に何度も何度も頭を下げる。

MC:慎一郎と葵のデートシーンは印象的でした。あのシーンの一連はアドリブだそうですね?

神木さん:
そうですね。台本にはセリフがなくて、ト書きで「デートをする葵と慎一郎」とだけ書いてありました。作品中は音楽がかかっていて、二人は何を話しているか(観客には)わからない描写です。このデートシーンの撮影は何回もやりましたし、特に多かったのは車の博物館でのやりとりでした。僕の役が自動車修理工なので、僕が説明している描写は、十回以上撮りました(笑)。アドリブなのでその車のことを急いで調べて知識を得て、毎回小出しにして演じていたのです。でも、四回目ぐらいで即席の僕の知識は尽きました(笑)。なので、(五回目以降の撮影は)同じことを繰り返していました。それでも、架純さんはやさしく「そうなの」と相づちを打ってくれたので、助かりました。

有村さん:
最終的には、「長いね」とか「大きいね」とか車の外観のことを話していましたね(笑)。

神木さん:
「光っているね」とかね(笑)。でも、車に詳しい設定の役なので、手の動きは「光っているね」(車全体を指すような動き)ではダメで、塗装のことやホイールのことなんかについて語っているように見せないといけなかったんですよ。「光っているね」とか単純なことを言いながらも、手の動きは(ホイールや車の各箇所を指して説明しているかのように)頑張っていました。それを真剣にやっていたから最初は恥ずかしかったですね。

MC:すごく素敵なデートシーンには、そのようなご苦労があったのですね。有村さん、神木さんとはこれまで何度か共演(「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」TBS系、「11人もいる!」テレビ朝日系、映画「3月のライオン」監督:大友啓史)されていますが、今回はラブストーリーですし、改めて神木さんの男らしさを垣間見たのではないでしょうか。

有村さん:
車の仕事には、男くさいイメージがありますし、カッコいい印象もあります。神木さんは劇中で"つなぎ"を着ているのですが、役を通して、(神木さんが)"つなぎ姿"で真剣に作業をしているのを見て「背中が(知っている神木さんとは)違ってたくましい」ですし「"つなぎ"が似合う」と感じました。これまでは神木くんが学生服を着ている作品での共演が多かったので、ギャップもあって違った一面を見ることができました。

神木さん:
ずっと背中で芝居をしていれば良かったかな(笑)。でも、たくましいあの頃には・・・戻れないですからね。

有村さん:
鍛えていたのですよね?

神木さん:
つなぎが似合うように鍛えました。でもね、もう(トレーニングを)やっていないから、以前は「強化(きょうか)神木」と表現しましたが、今は「弱化(じゃくか)神木」です。

MC:志尊さん、この作品の撮影を通して、週に何度もお会いになるほど神木さんととても仲良しになられたそうですね。

志尊さん:
会うときは、週に三回か四回会っています。仲良くなったきっかけは、四、五年前にテレビ局ですれ違ったことですね。そのときに、二人の共通の知り合いに、隆ちゃん(=神木さん)が「志尊くんの映画が良かったと伝えてくれ」と言ってくれたんですよ、僕からしたら"天下の神木さんが"。そして、今回ご一緒できるのであれば、そのときのお礼がしたいなと思いました。初対面は、自動車整備工場で練習をする日でした。隆ちゃんは、僕より先に練習をしていて、後から僕が行ったんです。十メートルぐらい離れた距離に、隆ちゃんの姿が見えました。僕は「神木さんだ!ご挨拶をしなくては」と心の中で覚悟をしていたら、遠くから「じゅーん!」って初対面で言われたんです。(会場:笑) それで休憩の時に会話をして、「淳、今日は何で来ているの?」、「車だけど」、「えっ、乗せて行ってよ」、「いいよ」というやりとりがあって、二人でドライブをして帰りました。

MC:神木さんの秘密を何か知っていますか。

志尊さん:
隆ちゃんの秘密はいっぱい知っています。でも、何だろう。ずっとこのままで変わらないことが一番の秘密です。・・・なんかのろけ話のようになってしまってすみません(笑)。

MC:DAIGOさん、今日は上映後ですので、DAIGOさんの役柄はお客様も理解していらっしゃいます。

DAIGOさん:
一般的なイメージとして、「DAIGOはすごくいい奴」だと思っているでしょうけれど、今回は監督から「普段のイメージではなく、嫌な奴を演じてほしい」と言われました。悪役的な感じなので、僕の中では「平成最後の悪役」という気持ちで取り組みました。

MC:素晴らしかったです! どなたか身近な方から感想はいただきましたか?

DAIGOさん:
身近な方(笑)? それはもう、うちの奥さん(北川景子さん)の話ってことでしょうか。(会場:笑) 奥さんとは映画を一緒に観ました。それで「すごく嫌な奴に仕上がっていたね」と言ってもらえたので、良かったです。(会場:爆笑)

MC:斉藤さんには、劇中で「人は朝起きてから夜寝るまで、九千回何かを選択している」という素敵なセリフがありましたね。斉藤さんご自身、最近何か選択したことはありますか?

斉藤さん:
この前、ふと思い立って北海道の「雪まつり」に行きました。大寒波がくる直前でしたので、とにかく暖かい肌着などを中に着込んでくことを選択しました。でも、実は北海道の室内は、暖房が効いていて、とても暖かいのですよね。だから、上着に暖かいものを選んで、中の服は薄着にするべきでした。事前に北海道の方にアドバイスをもらっておけば、そういうことはしなかったと思うので、あれは間違った選択だったなと思っています。

MC:時任さんは、慎一郎のお父さんのように彼を見守る姿が印象的でした。この役を演じられて、周りの方からなにか反響はありましたか?

時任さん:
僕の周りの方に有名人はいないです(笑)。ただ、息子が映画館で(本作の)予告編を見て「観たい」と言ってくれました。でもタイトルが覚えにくかったみたいで、「お父さん、あれ(タイトル)何だっけ?"透けているやつ"」って言われました。(会場:爆笑) どうせなら"透けているやつ"の方が呼びやすいなと思いましたので「フォルトゥナの瞳 透けているやつ」としてサブタイトルにつけるのはどうだろうと、そんな話を息子としました。

MC:三木監督は、これまでとは少し異なる作風になりますので、挑戦された点もあったかと思います。改めて今回はお客様にどのようなところに注目してもらいたいと思っているのでしょうか。

三木監督:
自分が今まで作った作品の中でも、本作は「死」の色とにおいがする作品になったと思います。でも、「死」を感じることはマイナスな点だけでなくて、「死」を意識することで、「今をどう生きるか」という「生」の尊さも感じられると思うのです。これは僕が原作を読んだときに強く感じた部分です。こういった部分は映画だからこそ表現できるものですし、日常の生活で身近に「死」を感じることはあまりないですからね。それこそが、ファンタジー映画にこそ込められるメッセージです。観てくれる方にはご自身への問いかけとして「自分はどう生きているのか」、「自分が『死』を感じたらどう行動するのか」など、映画を通して受け止めてもらえたらと思っています。

MC:神木さん演じる慎一郎が、死を目前にした人間が透けて見える特殊な能力を持っていることにちなみまして、共演者の皆さんと三木監督から見て、「神木隆之介さんにはどのような特殊能力があるのか」をフリップに書いてもらいました。

神木さん:
これって僕だけですか?

MC:はい、そうです。(証言に対して)神木さんはリアクションをお願いしますね。

時任さんが思う神木さんの特別な能力は「輝く力」

時任さん:
普段の神木くんは、いたって普通ですが、一旦カメラの前に出ると、ものすごく輝きます。(会場:拍手)

神木さん:
(恐縮しつつ)嬉しいです。...どうしよう...これがずっと続くのですか?

斉藤さんが思う神木さんの特別な能力は「一瞬で人の心に入ってくる能力」

斉藤さん:
先ほど志尊さんがお話された「じゅーん!」のエピソードからも分かるように、一瞬で人の心に入ってくる能力の持ち主です。実は俳優のお仕事をしている人は、意外と人見知りで、人と打ち解けるのが苦手な人が多いのです。本音は違うのかもしれないけれど(笑)、神木さんは最初から「仲良くなりましょう」「あなたのことを受け入れますよ」「僕が飛び込んでいってもいいですか」という感じが全身から溢れているのです。今回は座長ということもあって、監督とは異なる点で現場をとりまとめる役割もありましたが、共演者たちが安心して良い作品を作ろうという気持ちになるようにしてくれました。その素直さとオープンなところが、なかなかない素晴らしい能力だと私は感じました。(会場:拍手)

神木さん:
ありがとうございます、嬉しいです。...僕はこれに耐えられるのでしょうか。照れ過ぎてどうしていいのかわかりません。

DAIGOさんが思う神木さんの特別な能力は「KSK」

DAIGOさん:
これは、僕のプロポーズ時の言葉「(K)結婚(S)して(K)ください」ではなく、「(K)苦しむ(S)芝居が(K)神」という意味です。(会場:笑いと拍手) 今回は隆(りゅう:神木さん)が苦しむシーンがたくさん出てきますが、そのシーンの苦しみ方が半端ないなと思いました。この映画をうちの奥さんと観た後に、二人で「隆の苦しむ芝居を勉強しよう!」となりまして、家でずっと苦しんでいるんです。例えば、洗濯物を干している時に、奥さんがいきなり「ウッ!」となり、僕が「大丈夫か!」と声をかけるというやりとりをずっとしていました。それぐらい隆の芝居は素敵でした!(会場:拍手)

神木さん:
いやいやいや、それはビックリするでしょう。...でも、嬉しいです。

志尊さんが思う神木さんの特別な能力は「懐(ふところ)お化け」

志尊さん:
さきほど斉藤さんがおっしゃっていた通り、本当にすごいです。それは、お仕事の時だけではなく、プライベートの時もそうなのです。偶然、会った時に、僕が紹介した友人まで、いつのまにか仲良くなっていました。誰からも好かれるのは、隆ちゃんの才能だと思います。それに、一緒にいると懐の深さ感じるので、懐(ふところ)お化けという能力と書きました。 (会場:拍手)

神木さん:
嬉しいです! ありがとうございます。

有村さんが思う神木さんの特別な能力は「SDSFSDN」

神木さん:
ソドフスドゥン?(有村さんのフリップに書かれた文字をそのまま読む)

有村さん:
これはDAI語です。「(S)初対面でも(O)恐れることなく(D)誰とでも(F)フレンドリーに(S)接することが(D)できる(N)能力」です。(会場:拍手)

DAIGOさん:
めっちゃ長くて大作ですね。すごい! 完全に本家超えをされました。

有村さん:
斉藤さんと志尊さんがおっしゃる通りで、本当に誰にでも同じテンションで、"スッと懐に入ってくる能力"がすさまじいと思いますね。(本作が四度目の共演のため)どの現場のスタッフさんや共演者の方に対してもそうなのです。どういう心持ちで人と接しているんですかね。

神木さん:
「平和に行こうぜ!」という感じです。人も好きですし、楽しいのが好きなので、「(どのようなことでも)楽しくやれればいいのに」と思っています。大変なことや苦しいこともありますが、楽しみ方というのはいっぱいありますからね。結果的に「あれは楽しかった」となれて、前に進むことができるようにと思って生きています。

三木監督が思う神木さんの特別な能力は「人生を楽しむ力」

三木監督:
場を明るくしてくれるというのは、「神木くん本人が一番楽しんでいるから」だと現場で思いました。人に気をつかって、楽しませようとすると、受け手は緊張してしまうものです。でも、神木くんの場合は誰よりも神木くんが楽しむことで、周りに伝播していくのでしょうね。しかも、仕事とかプライベートとか分けることなく、趣味の話をしても仕事の話をしてもどちらも楽しそうに話していました。僕は、人生を楽しむ力こそが神木くんの一番の能力だと思っています。(会場:拍手)

神木さん:
嬉しいです。...今日は僕を盛り上げてもらう日なのでしょうか。こんなにも素敵な言葉で、普段褒められることがないので嬉しいです! 撮影中は僕が本番直前までふざけている時もあるのですが、先輩や同じ年の方、スタッフさんが、そういう僕を許してくれたからだと思います。そのおかげで僕自身も楽しむことができました。本当に皆さんに感謝しています。

神木さんは何度も何度も頭を下げて、登壇者の皆さんに感謝を伝える。

「フォルトゥナの瞳」特製"透けるくす玉"が登場し、お客様の掛け声と共に登壇者の皆さんがくす玉を割り、初日のお祝いをしました。

MC:最後に代表して、神木さんからご挨拶をいただきます。

神木さん:
今日はありがとうございます。改めまして初日を無事に迎えることができたのは皆さんのおかげです。この映画はスタッフ、キャスト一同が魂を込めて作った作品なので、皆さんの心に残る作品になっていけたらいいなと思っています。撮影では、関西の皆様にご協力や、サポートをしてもらいました。それがなければ撮影はできませんでした。本当にありがとうございました。 皆さんにとって、この映画がずっと長く生き続ける作品になればいいなと思っています。これからも「フォルトゥナの瞳」をどうぞ、よろしくお願いします。

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