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篠原涼子、安室奈美恵さんの引退日に振り返るSWEET90年代BLUES!
「SUNNY 強い気持ち・強い愛」大ヒット御礼イベント

2018年09月16日

「SUNNY 強い気持ち・強い愛」大ヒット御礼イベント

<左から、大根仁監督、篠原涼子さん、広瀬すずさん、リリー・フランキーさん>


「モテキ」「バクマン。」の大根仁監督が熱望し続けた企画で、韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」を90年代の東京を舞台に翻案した青春音楽映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」は、8月31日より公開中です。 その大ヒットを受けて9月16日にTOHO シネマズ日比谷にて舞台挨拶を実施し、主演の篠原涼子さん、広瀬すずさん、リリー・フランキーさん、そして大根仁監督が出席しました。この日は、本作の劇中歌「SWEET 19 BLUES」 「Don't wanna cry」を歌われている歌手の安室奈美恵さんの引退日であり、同じく小室ファミリーとして歌手活動されていた主演の篠原さんからは、安室さんへの期待とお祝いの言葉が語られました。また、観客の皆様からのご質問にお答えするティーチインの時間もあり、大盛り上がりとなったイベントの様子をレポートします。


篠原涼子さん(2018年の奈美役)

この作品は本当に何度観ても、また違った形で感動を与える作品だと思います。まだこれから、いろいろな方々にお届けしたいと思います。どうぞ、これからも応援してください! よろしくお願いいたします。
広瀬すずさん(90年代の奈美役)

私も初めて観た時に、本当に「何回も観たくなる映画」だと感じていました。今日は、こんなにたくさんリピートしてくださった方がいて、びっくりしています。そして、すごく嬉しいです!
リリー・フランキーさん(中川役)

今日は、映画をご覧になられた後のお客様ということで、僕もこの映画を最初に試写で観た時から、すごくいい映画だと思いました。だから、もっと長く映画館で上映してもらいたいです。観終わった後ですから、分かると思いますけれど、アンケートを取ったところ爽快感もすごく高くて、95.4%ですって。すごいですよね。ですから、(映画館での上映期間が)長くなるように、これからは普段時間のあまりとれない子育て世代の方にも観てもらい、そのためにも上映回数を増やしてもらえればと思います。
大根 仁監督

ヒット御礼の舞台挨拶ですが、この映画よりもっとヒットしている映画がいっぱいありまして...(笑)。"ヘリコプター"とか、"サメ"とか、"ゾンビ"とか。そういった映画にはまだ負けているので、今日リピートしてご覧になった皆様にもチェーンメールのようにどんどん広めていただき、もっと多くの方々に観てもらいたいと思っていますので、そのお願いにも参りました。よろしくお願いいたします!

MC:リピーターの方はどのくらい、いらっしゃいますか?(挙手により、本当に多くの方がリピート鑑賞されており)ありがとうございます! この映画は映画評論家や映画ライターの方からも人気が高く、先ほどリリー・フランキーさんがおっしゃったように、鑑賞後の満足度がとても高いのです。ですので、登壇者の皆様のところにも何かしら感想が届いているのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

篠原さん:
先日、プライベートで劇場に行きました。そうしたら、50代くらいの男性が一人でいらしていて、お忙しい中観に来てくださっているのだなと思い見ていました。最後のエンドロールが流れてもずっと座っていらっしゃる方、涙ぐむ方、お友達同士でいらしていた女性が「キャッ!」と笑ってくださる、そういった生の声が聞けたことがすごく嬉しかったです。「よかったよ」という言葉ももちろん嬉しいですけれども、そういった姿を目の当たりにして、すごく嬉しい気持ちになりました。観てくださる方がいることで、自分も仕事を頑張れるのだと改めて感謝しました。

広瀬さん:
昨日も友人や知り合いの方から「観たよ」という連絡をもらいました。こういった連絡を毎日いただく作品は初めてです。「笑った」とか「泣いた」という声が多いですけれど、「泣いた」という声はどの世代の方の感想にもあり、「高校時代の友達と笑いたい」という感想もありました。自分たちが「サニー」のみんなと過ごした時間を共有できているのだなと思って、すごく嬉しく思いました。

リリーさん:
すずが言うように、本当にこの映画を観た方や知り合いが「観たよ」と連絡してくるね。感想としては「とにかく可愛い!」と..."俺"がね。(会場:笑) 時代は関係なく若い頃は(みんな)バカですよね。それでも成長し大人になったら、ちゃんとした人になって母親や主婦になったりするわけです。主人公の奈美なんて、バカをやってお好み焼きを投げていたにもかかわらず、しっかり母親になっているのですから。いろいろあるその甘酸っぱさ、そして音楽がいいのです。今日は、安室奈美恵さんが引退する日ですよね。映画音楽の小室さんに対して、大根監督が粘着質なダメ出しをするので、小室さんが一生懸命やっていらっしゃる姿を僕は見ていました。だから余計に感慨深いです。それは日本の文化としてもすごく有意義なことだと思います。

MC:本当にその時代の輝いていたものが凝縮されています。大根監督は、今の感想を聞いていかがですか。

大根監督:
そうですね。僕の周りの女性で特に30代40代からは、熱いメールやメッセージがきています。「面白い」や「最高!」という個人の感想だけではなく、盛り上がっているグループのメッセージのやりとりをキャプチャーしたものを僕に送ってくれます。そういった反応を知ることで、僕はこの映画を作ってよかったなと思っています。 「とにかく泣ける」、「上映中ずっと泣いていた」というような感想があったりしました。でも何回も観ていると泣くポイントが、どんどん早くなって、最初の篠原さんがきゅうりを切っているところから泣いたという...。(会場:笑)「そこ?」と思いました。

リリーさん:
きゅうりのところはもちろん、すずが踊っているところや、お好み焼きのところも泣いているようです。...情緒不安定ですね!

MC:確かにサニー世代の女性たちが思い入れたっぷりに語りますよね。そんな中で、本作はママ世代にもターゲットになっている作品だと思います。実はこの映画、赤ちゃん同伴でオーケーな上映会がTOHO シネマズをはじめ各映画館で実施されています。このことについて篠原さんはママ目線でどのようにお考えですか?

篠原さん:
小さなお子様も保護者が一緒であれば大丈夫ってすごくありがたいです。それに、この作品はいろいろな方々に観ていただきたいのです。うちの息子もそうですけれど作品を観て「すごく感動した」と言っていました。まだ十歳なので、十年しか生きていないけれど「今まで観てきた中で一番良かった」と言ってくれました。それは本人にとってすごく印象的で、小さな子どもも感動して涙が流せる作品です。それに、コギャルの子が出てきたときに"熱い青春があった"とか、"もっと自分たちはやっていいのだ!"とか、そういった熱いメッセージが込められた作品なので、もっといろいろな方々にお届けしたいですし、(熱いメッセージを)感じてもらえたらと思います。

MC:お子さんが感動されたのはどういったところでしょうか。

篠原さん:
「すずちゃんのお好み焼きのところは笑った」と言っていましたね。

大根監督:
あの顔(の表情)ね!

篠原さん:
そうです。あの「うわーっ」となっているところとか。私が劇場へ観に行った時も、皆さんそこは笑っていましたね。本当に笑いどころ満載なので観ると明るい気持ちになれると思います。

リリーさん:
コメディエンヌとしての才能を発揮したと思うのですよ。ちびっ子たちはお好み焼きのところが好きみたいだけれど、僕は教室でダンスの練習をしているときに(広瀬さん演じる奈美が)適当に踊っているところが好き! 試写を観たときに、最も笑ったのだけれど、「あれは監督の演出なの?」と(広瀬さんに)聞いたら、「いいえ、私が勝手に踊りました」と答えて。あれがアドリブって、べらぼうにやべえやつだな、と思いました(笑)。

大根監督:
あはは。

広瀬さん:
あの時はアドリブですけれど、最初はみんなと同じように真面目に踊っていました。そうしたら監督が「踊らなくいいよ!」とおっしゃって。

大根監督:
そうだったっけ?(笑)

広瀬さん:
はい。「"みんなと同じ空間に一緒にいるのが楽しい"ということが分かれば、踊らなくていいよ」と。で、自分が何をしていたのか、あまり記憶はないです!

リリーさん:
いや、「踊らなくていい」と言われて、あれだったら一番恥ずかしいでしょ?

篠原さん:
そこが、可愛いですよね!

MC:そういったところも含めて観る人を虜にしますよね。先ほどリリーさんもおっしゃっていましたけれども、今日は安室奈美恵さんの引退される日ということで、会場の皆さんも楽曲が鮮明に印象に残っていると思います。安室さんの「SWEET 19 BLUES」と「Don't wanna cry」が劇中曲として使われています。そこで安室さんとの思い出やエピソードがあれば、ぜひお話しください。

篠原さん:
私は、小室ファミリーで音楽活動をしていた時に、安室さんとご一緒する機会もありました。女優の仕事をしているときに音楽活動を少し休んでいて、その時にスーパーで安室さんに会いました。

リリーさん:
それは、どこのスーパーですか?

大根監督:
どこなのか聞きたい! ...あとで教えてください!

篠原さん:
...分かりました。そこで、私は(安室さんがいることに)気がついていなくて、安室さんから声をかけてくださって「涼子さん、ドラマをいつも観ています。応援しています!」と言ってくれました。その言葉から、心の広さや人間力がすごく伝わってきて、「私も頑張ろう」という気持ちになりました。今回、大根さんとも16年ぶりのお仕事ですけれども、小室さんの楽曲を使うことで小室哲哉さんともご一緒することができました。私には音楽をやっていた時代があったので、すごくご縁を感じていますし、考えさせられることがありました。安室さんは引退ですけれども、人としても優れている方なので、何らかの形で「またお届けしていただく機会があればいいな」という望みを込めて、お祝いしたいと思います。(会場:拍手)

MC:安室さんはシャイなイメージがありますけども、思わず声をかけたくなるぐらい篠原さんのことを応援していたのでしょうね。広瀬さんは何かありますか?

広瀬さん:
私は安室さんの世代ではないのですけれども、私たちの世代から見ても常に第一線に立たれている方で、音楽やファッションなど、女性が可愛いと思えたり、カッコいいと思えたり、ずっと憧れる存在という印象です。だから、こういった映画で直接ではないですけれども劇中で楽曲を歌わせてもらうことで、触れることができて光栄に思います。

リリーさん:
まぁ僕も昔、白いブーツを履いて、眉毛を剃っていたアムラー世代ですから...。(会場:大笑い)

大根監督:
アムラー世代ですか? 知らなかった...。

リリーさん:
そうですよ! だから、この映画を企画して安室ちゃんの曲や小室さんの音楽をお願いしたときには、まさか小室さんが引退されるとか、安室さんが引退されるなんて知らなくて。でも本当に、小室さんと安室さんのお二人は、この何十年の日本の文化にとってすごく大切な方です。本当は二年後のオリンピックの時に一番いてほしいお二人なのですけれど。でもその二人がもう見られない、聴けないのかという喪失感を、この映画の中に感じます。映画を観ていても青春の喪失感が感じられますし、家族を持っていても何かしら失っていて、その喪失感を抱えながら生きている。そういった切ないことが増幅して、リアルタイムでもまた甘酸っぱい感じがするのだと思います。それに、安室ちゃんが「Chase the Chance」(チェイス・ザ・ チャンス)を歌っている時に、すずはまだこの世に生まれていないのですよ! すごくないですか? その頃、僕は白いブーツを履いていたのです。世の中、みーんなそういう格好をしていたの。ここにいる記者のおじさんも全員そうだから!(と真顔で冗談を言う)

広瀬さん:
見たいです!

リリーさん:
マジで? それでは記者の皆さん、次は全員アムラー(の恰好で取材に)いらしてください!

MC:大根監督は、映画の企画段階から「安室奈美恵さんの楽曲を使いたい」と川村プロデューサーにおっしゃっていたのですよね?

大根監督:
はい。七年くらい前にこの映画の企画が立ち上がった時、まず決めたことが韓国映画をリメイクして日本版にするならば、女子高生はコギャル世代に、そして「音楽は小室さんにお願いしよう」と言いました。それで「安室さんの楽曲は必ず使いたい」と思っていました。(お二人の引退と重なる)このタイミングになるとは本当に思っていませんでした。映画は、他の映像メディアに勝る点がいくつもありますけれども、こういった大きなスクリーンと大きな音で、観たり聴いたりできることは映画の素敵なところだと思います。小室さんの90年代の代表曲を含めて(映画として)残すことができたのは非常に嬉しいことだと思っております。

リリーさん:
それから、小沢健二さんもこの映画をご覧になって、「すごくいい映画だった」というお電話をいただきました!

(会場:驚きの声!)

大根監督:
小沢さんから(映画の公開)初日の夕方に電話をいただきました。わざわざご自分でチケットを買って、観てくれたそうです。

リリーさん:
小沢さんの音楽と小室さんの音楽が一つの映画の中に共存しているのは、なかなかないことですし、その時代が分かっていいと思います。

MC:90年代の音楽が散りばめられていてすごく感動します。それも大根監督のこだわりですよね?

大根監督:
そうですね。(楽曲の選択は)自分で言うのもなんですけれど、割と得意だと思っています。ですので、力一杯やりました!

リリーさん:
これは大根監督の傑作ですよ!

大根監督:
リリーさんは、普段はあまり褒めてくれないのですけれど、今回はちょっと気持ちが悪いくらい褒めてくれます。

観客の皆様からご質問を募り、登壇者がお答えする、ティーチインを実施しました。

【お客様の質問】

Q:パンフレットを読んだら、「小室さんも撮影現場にいらっしゃった」と書いてあり、篠原さんとの素敵なお写真も載っていました。その際、現場で小室さんとどのようなお話をされたのか知りたいです。

大根監督:
ちょっと先に説明をしようと思います。小室さんがいらしたのは、奈美が中川の探偵事務所に訪れるシーンを撮る日でした。

篠原さん:
本番までに少し時間があり、その時に「小室さんがいらしていますよ」と声をかけてもらい、私は上の階へ会いに行きました。(小室さんと会うのは)すごく久しぶりだったので、舞い上がって、何を話そうか考えました。でも、お会いしたら自然と(篠原さんの持ち歌の)「恋しさと せつなさと 心強さと」の頃に戻れました。小室さんから「(篠原さんが以前と)変わっていないね」と言われ、それで私も「小室さんも変わっていないですね」と返す。そういう他愛もない話をずっとしていました。その後(階下の)撮影のセットで、リリーさんを含めてみんなで写真を撮りました。

リリーさん:
つまり話は弾まなかった?...久しぶりですからね。側から見て、お互い照れくさそうにしていましたね。

篠原さん:
正しくおっしゃる通りで、照れくささを感じていました。時間が許せば、もっとゆっくりお話がしたかったです。

大根監督:
篠原さんにとって、大恩人なのでしょう? 小室さんがいなかったらもしかしたら...?

篠原さん:
ここにはいなかった...。本当にそう言っても過言ではないくらいです。「東京パフォーマンスドール」で最初は一人。それが二人、三人、四人...と増えて、「私はいったい?!」と思っていた時に、小室さんが私を引き抜いて救ってくれました。

リリーさん:
(「恋しさと せつなさと 心強さと」のセールスは)200万枚を超えていますからね!

Q:すずちゃんが大好きで、8月31日の初日も舞台挨拶に行きました。それで今日も会えてすごく嬉しいです! 質問は、一番撮影が大変だったシーンを教えてください。

広瀬さん:
一番撮影が大変だったのは最後のブリタニーとのシーンです。真冬に雨を降らせて撮影して、(尺も)長くて人も多いので何日かに分けて撮りました。それも、連続してではなく、何日か間が空いて(撮影するスケジュール)だったので、ずぶ濡れ状態の中で、細かなズレが出ないように感情を保つ必要があったことが大変でした。だからか、控え室には緊張感がありました。

大根監督:
そうですね。全体的に楽しい撮影だったけど、あのシーンはちょっと緊張感がありましたね。

広瀬さん:
他の人の邪魔をしないように、(誰もが)あまりしゃべらなくなりました。感情のぶつけ合いでした。

大根監督:
メインキャストも素晴らしいのですけれども、リリーさんをはじめとするサブキャストの方も素晴らしいのです。特に(ブリタニーこと)鰤谷美礼役の小野花梨ちゃんは、ずっと一緒にやってきたからね。なので、僕の中では、あの子もサニーなのです!

Q:私はカラオケでよく篠原さんの歌をモノマネして歌っています。作中で、久しぶりに篠原さんの歌声を聞けて、すごく嬉しかったです。それで今後、歌の仕事の予定はありますか?

篠原さん:
歌はやりたいなと思っています。今のところ予定はありませんけれど、もしチャンスがあったら! ...お届けできるように頑張ります。(会場:拍手!)

MC:最後に篠原さんから、ご挨拶をお願いいたします。

篠原さん:
映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」は、平成最後の年に誕生した、平成という時代と文化を象徴する作品です。平成最後となる年だからこそ、いろいろな人たちにもっともっとお届けしたいと思っています。今日観た方で「また観たい!」と思われた方は宣伝して、ぜひ(口コミを)広めてくださるようにお願いいたします。本当にどうもありがとうございました。

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