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有村架純・店主「人生は一度きり」と後悔にアドバイス
「コーヒーが冷めないうちに」公開直前イベント

2018年09月13日

「コーヒーが冷めないうちに」公開直前イベント

<左から、ヒロシさん、有村架純さん>


ドラマ「アンナチュラル」で高い評価を得た塚原あゆ子さんが満を持して映画監督デビューを飾る『コーヒーが冷めないうちに』は、9月21日より公開になります。川口俊和さんのベストセラー小説「コーヒーが冷めないうちに」と、そのシリーズ続編「この嘘がばれないうちに」を合わせて、四話で一本の物語となる感動作。とある街のとある喫茶店「フニクリフニクラ」には、いくつかのルールを守れば過去の時間に遡れる特別な席があり、悔やむ思いを抱えた人々に人生のチャンスをもたらす様子を丁寧に描写します。
9月13日にはスペースFS汐留にて、"【後悔】を公開 in 喫茶「アリムラアリムラ」"イベントを開催し、主演の有村架純さんは、喫茶「アリムラアリムラ」の店主としてエプロン姿で登場しました。当日は、自虐ネタで知られる、お笑いタレントのヒロシさんが、「後悔のエキスパート」としてサプライズ登場! 来場者の後悔に対して、有村さんはどのような助言をするのでしょうか。また、ヒロシさんと有村さんの後悔とは? イベントの模様をレポートします。


有村架純さん(時田 数役)

皆さん、いらっしゃいませ(笑)!
上映後ということで、映画はいかがでしたか?(観客:拍手)それぞれ感じ方があると思いますが、観終わった時に感じた気持ちを大事に持って帰っていただけたら嬉しいです。

MC:有村さん、映画の中から飛び出してきたかのようですね?

有村さん:
このエプロンですよね? (水色のエプロンの店名が刺繍された胸元を指差して)「映画で使っていたものに似せています。撮影の時は、ここに「フニクリフニクラ」と書いてありました。今日は「アリムラアリムラ」と(刺繍)されています。自分で言うのが恥ずかしいです...まんまやないかい(笑)!

MC:喫茶「アリムラアリムラ」の店主・有村架純さんですからね。

有村さん:
はい!

MC:前回の完成披露試写会では上映前にご挨拶をされましたが、本日は上映後になります。会場には何かゆったりとした空気が流れているように思います。

有村さん:
私も映画を観終わった後に、ほんわかと温かい気持ちになったので、皆さんにもそういう風に感じてもらえたのかなという気がしています。

MC:映画の公開は9月21日ですが、今の心境は「いよいよ近づいてきたなぁ」と言う感じでしょうか。

有村さん:
そうですね。撮影が三月から四月にかけてだったので、割と最近のことでした。大体映画の撮影から公開までは一年ぐらいあるのですが、(本作は)半年も経たないうちに公開なので何だか不思議な気持ちでもありますし、(撮影が)昨日のことのように思います。

MC:主人公の数さんの役は、非常に感情を表現するのは難しいように思いました。演じられてみていかがでしたか?

有村さん:
数は、喫茶店の店員なので、あまり前に出ることはありませんし、お客様がメインなので物事を客観視している部分もありました。ですので、人との距離感や喫茶店の中でどのように居るべきなのかすごく悩みました。

MC:今日はたくさんのお客様に来ていただいていますが、「後悔を公開する」にあたり、有村さんとしてアドバイスをいただけるということで、よろしいですね?

有村さん:
はい、そうです!

MC:この物語は、後悔から始まる温かな物語です。本日は、ご来場のお客様の「後悔を公開」しまして、一日店主の有村さんからアドバイスをいただこうと思います。早速、喫茶「アリムラアリムラ」開店に向けて準備をいたします。

有村さんはスタッフの開店準備の様子を舞台の隅で見守ります。

有村さん:
テーブルと椅子がちゃんと用意されるのですね。すごーい!

MC: 映画「コーヒーが冷めないうちに」は、もともと原作者の川口先生が、舞台を演出していたものを小説化しております。今回は、その小説の映画化ということで、実際に舞台で使用していた机と椅子をお借りしました。柄のある椅子が過去に戻れる椅子だそうです。

有村さん:
そうなのですね! ありがとうございます!

開店準備が整い、有村さんの掛け声で喫茶「アリムラアリムラ」がオープン!

有村さん:
喫茶「アリムラアリムラ」開店です!(会場:拍手)

【あなたの「後悔」エピソード】

有村架純さんに憧れて髪型をボブにしたら失敗したこと
埼玉県、10代、女性
私は以前からずっと有村架純さんが好きで憧れていました。「ストロボ・エッジ」の映画撮影のために、有村さんが髪型をボブにしたのを知って、自分も髪型を真似すれば「少しでも有村さんに近づけるかな」と思ってボブにしたら全く似合いませんでした。軽い気持ちで髪を切ったことをすごく後悔しました。

MC:会場にいらっしゃいますか? 店主、あちらの方です!

有村さん:
こんばんは! ありがとうございます。個人的にはそうやって、髪型を真似してくださるのはすごく嬉しいです。でも、挑戦したことのない髪型にするのってものすごく勇気が要りますよね。それに髪を切るって相当な決断じゃないですか。それも私ごときの...本当に申し訳なかったです。

MC:店主が謝るなんて...。(会場:笑) 現在の髪型はいかがでしょう?

有村さん:
セミロングですね。(今の髪型は)すごく似合っていると思います! 可愛いです。

女性:
ありがとうございます! 今の髪型も有村さんのセミロングの頃の真似をしてレイヤーを入れています。

有村さん:
えー、そうなのですか。嬉しいですね。(立ち上がり、背を見せつつ)私の今の髪の長さは結構伸びていて腰ぐらいまであります!

女性:
これから伸ばします!

好きな人に思いを伝えられなかった
神奈川県、20代、女性
ずっと気になっていた人と連絡を取っていたのですが、最近「彼女ができた」と言われてしまいました。気になった時に「好き」と伝えておけば良かったなぁと後悔しています。

有村さん:
それは確かに悔いが残りますね。「もう一日気がつくのが早ければ」という、タイミングですね。彼女ができてしまったら、思いを伝えるにも伝えづらいですし、ずっとモヤモヤしたまま過ごさないといけないと考えると確かに苦しいですね。それでも、すでに次に進んでいるのであればすごく素敵なことだと思いますが、未だに伝えたいという気持ちがあるのであれば、自分本位かもしれないけれども、思いを伝えて次に進むのも一つの方法かなと思います。

MC:店主、この相談は「フニクリフニクラ」案件な感じですね?

有村さん:
そうですね。作品の、最初の幼なじみの二人のエピソードのように、ちゃんと思いを伝えることはやっぱり大切だと思います。

もっと妻に優しくしていればよかった
埼玉県、50代、男性
若い時に仕事の忙しさや疲れにかまけて妻との時間を大切にしなかったので、子供も大きくなり余裕もできた今「出かけよう」と誘っても相手にされません。当然のことですが、今からでも妻と出かけたりしたいです。しかし、妻はもう今更という感じで、いつも断ってくるので若い時から良好な関係を築いておくべきだったと後悔しています。

有村さん:
夫婦のあり方は、まだ私には分からないですが、奥さまはちょっと照れくさい部分があるのかもしれないですよ。

男性:
それは全くないと思います。(会場:笑)

MC:店主、ちなみに本日会場の皆さんは二人一組で応募してくださっています。(男性に)今日は?

男性:
それが...妻が急に来られなくなってしまいまして...。子供が生まれる前に、妻から「出かけよう」と言われた時は僕が断っていて、今子供が大きくなって僕が「出かけよう」と誘っても、妻は来てくれません。

有村さん:
そうしたら、硬くなってしまった奥様の心を柔らかくするために、「お花を一輪買って帰る」とかいかがでしょう? 今までやれなかったことを少しずつ積み重ねて、一日一つ何か返していくのはどうでしょう?

男性:
すごく良いお言葉をいただけてありがたいです。大ファンの有村さんに言っていただけたので今日からめげずに頑張ります! (会場:拍手)

妹に感謝の気持ちを伝えられなかったこと
千葉県、20代、女性
私に何かあった時、「どうしたの?」って、いつも妹の方から聞いてくれました。三歳も離れているのにどちらが姉かわからない頼もしい妹です。ですが、妹が彼氏と同棲を始めて、今まで毎日顔を合わせていたのに、月二回程度になりました。一緒に住んでいた頃は、妹が悩みを聞いてくれるのが当たり前と感じていましたが、離れて暮らすようになってから、大切さに気づきました。妹に会う口実で試写会に申し込んだので、当たったら感謝の気持ちを伝えられたらと思っていました。

有村さん:
あら、ということは...妹さんと一緒にいらしているのですか?

女性:
はい、一緒です! 試写会が当たると思っていなかったので、今日は有村さんにお会いできたし、一緒に来られて嬉しいです。(妹さんに)「いつもありがとう!」(会場:拍手)

有村さん:
このことは知っていましたか?

女性の妹さん:
知らなかったです。(お姉さんの言葉に対して)帰れない距離ではないので、もうちょっと会いに行けたらと思います。(会場:拍手)

有村さん:
私も姉がいるので気持ちはすごく分かります。実家で一緒に住んでいると喧嘩もするし、それこそ「ありがとう」や「ごめんね」すら照れ臭くて言えないですよね。このイベントが、お二人の関係をより良くするきっかけになれたとしたらすごく嬉しいです。

MC:店主、こういった姉妹のエピソードも映画の中に描かれていますよね?

有村さん:
はい。大切なお姉さん、大切な妹さん、お互いを大切に、これからも良い関係でいてください!

MC:「後悔を公開」したい方がもう一人いらっしゃるということです。

テーマ曲が流れ、ヒロシさんがステージに登場!

有村さん:
あれ? この曲は...びっくりした!(笑)

ヒロシさん:
ヒロシです!
サプライズ登場が不安すぎて、リハーサルまで参加してしまったとです。
ヒロシです!
今日のこの仕事が緊張しすぎて、入り時間の三時間前に入ってしまったとです。(会場:笑)
ヒロシです!
スタッフとして入っていたのに、誰にも気づかれませんでした。
ヒロシです...ヒロシです...ヒロシです...。(会場:拍手)


MC:それではご紹介しましょう! 後悔と言えばこの方、自虐ネタで大ブレイク「後悔のエキスパート」ヒロシさんです!(会場:拍手)

ヒロシさん

皆さん、こんばんは! 生きていましたよー! 「後悔のエキスパート」って、どういうことだ?! (有村さんに)はじめまして!

有村さん:
はじめまして! 聴いたことのある曲が流れて...テレビで拝見していました。

ヒロシさん:
本当ですか? 「拝見していました」ときっちり過去形ですね。そこはさすがでございます! 僕が登場したことよりも僕が生きていたことにびっくりしたのでは?

有村さん:
(笑)...それは大げさです!

MC:先ほどヒロシさんもおっしゃっていました緊張しすぎて三時間前に現場に入って、リハーサルもやってきたと言うことですね。

有村さん:
真面目ですね。

ヒロシさん:
そうなんですよ! 不安で。

MC:有村さん、途中でスタッフとして(ヒロシさんが)会場に入っていたことに気がつきましたか? スクリーンをご覧ください。(ステージに椅子を運ぶ姿の写真)

有村さん:
...これはさっきの?

ヒロシさん:
これが僕です! この椅子を運びました! しかもリハーサルという「椅子を運ぶ練習」のために三時間前に入りました! (会場:大笑い)

MC:ヒロシさんに気づいていましたか?

有村さん:
すみません! (小声で)気づきませんでした。

ヒロシさん:
いいえどういたしまして! 声が小さいね。僕は大体街を歩いていても人に気づかれることはないですからね(笑)。

MC:ヒロシさんも映画をご覧になってくれたそうです。

有村さん:
ありがとうございます。

ヒロシさん:
非常に設定が面白いですね。僕なんか後悔だらけで百ぐらいあります! だから、各ストーリーへの感情移入が半端なかったです。僕もあの席に座ってコーヒーが飲みたいなと思っていました。

MC:今日は会場の皆さんからも後悔をうかがったのですが、ヒロシさんにも厳選して「後悔を公開」していただけますか?

芸人になったこと
熊本県、40代、ヒロシ

ヒロシさん:
ご存知かどうかわかりませんが、僕は15年前に大ブレイクしましてですね。その二年後、どうなりました?

有村さん:
...。

ヒロシさん:
(有村さんは)優しい方ですね。では、僕の口からご説明します。(右肩上がりのグラフを示すように腕を振り上げながら)こう人気が出まして、(急降下)こうなりました。その後、世間的に「一発屋」と馬鹿にされる存在になったんですね。芸人にさえなっていなければ、日本中から馬鹿にされることはなかったので、芸人になったことが僕の後悔でございます。今46歳なので、この後悔を持って僕はこの先どうやっていけばいいのか、どこに向かっていけばいいのでしょうか?

有村さん:
でも、まだ46歳ですよね。ほかにやりたいことがあれば、全然始められるじゃないですか?

ヒロシさん:
職業変えですか...例えば、僕はどんな仕事が似合うと思いますか?

有村さん:
飲食店はいかがですか?

ヒロシさん:
それがね、僕はコーヒーショップもやっているんです。二年で潰しました。他にないですか? 救ってください!

有村さん:
それなら、こういったイベントの司会業はいかがですか?

ヒロシさん:
仕切れないんです! 僕が司会をやっているのを見たことがありますか?

有村さん:
ないですけど、ないからこそ!

ヒロシさん:
チャレンジする?

有村さん:
そうです。

MC:もし司会が無理なのであれば、椅子の搬入なんていかがでしょうか?

ヒロシさん:
言うねー! (スタッフに扮して椅子を搬入した)僕に気づいた人います? (会場:お一人、手をあげる!)すごい視力ですね!

MC:店主、それは転職のススメということでよろしいでしょうか?

有村さん:
転職なのか、並行してやるのか。

ヒロシさん:
二刀流ですね。芸人としてだけで生きていこうとすると無理が生じるよってことですかね。

有村さん:
だって、人生は一度しかないのですよ!

ヒロシさん:
そうですね。何刀流かブチ込んでいこうと思います!

MC:ところで店主・有村さんの後悔は何かありますか?

有村さん:
ありますよ。お仕事のことになりますが、20歳ぐらいのときに受けた映画のオーディションで、監督さんが厳しい方でした。何回台詞を言っても、(監督に)「もっと! もっと!」と追い込まれました。どうしたら監督が「これだ!」と思う芝居ができるのか、当時は分かりませんでした。監督から「そうじゃない」と言われ続けて、最後は号泣して帰りました。その時に、もっと食らいついて頑張れば良かったなという後悔があります。

ヒロシさん:
でも、それがあったからこそ今の有村さんがあるんじゃないですか?

有村さん:
あ! ...過去があるから今があるのですね。そう考えたら、それも大切な時間でした。頑張ります!

MC:それでは、最後に店主・有村さんより皆様へご挨拶を頂戴いたします。

有村さん:
皆さんに会えてすごく嬉しいです。まもなく映画「コーヒーが冷めないうちに」が公開になります。本当にどの年代の方にも共感してもらえる映画ですので、ぜひ劇場で心を温かくして帰っていただきたいと思います。「コーヒーが冷めないうちに」をよろしくお願いします!

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