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土屋太鳳、芳根京子のあふれる涙に優しく励まし固い絆を見せる
「累 -かさね-」完成披露試写会

2018年08月22日

「累 -かさね-」完成披露試写会

<左から、佐藤祐市監督、檀れいさん、芳根京子さん、土屋太鳳さん、横山裕さん、浅野忠信さん>


土屋太鳳×芳根京子というNHK朝ドラ主演も務めた若手屈指の演技派女優二人が、初共演にしてダブル主演を務める映画「累 -かさね-」の完成披露試写会が8月22日に、東京千代田区のイイノホールで行われました。鬼才・松浦だるまのベストセラーコミックを映画化した本作。「美しさ」に翻弄(ほんろう)された女性たちが繰り広げる、欲望むき出しの愛憎劇はまさに日本版「ブラック・スワン」とも言うべき衝撃をもたらします。
この日は土屋太鳳さん、芳根京子さん、横山裕さん、檀れいさん、浅野忠信さん、佐藤祐市監督が登壇。笑いあり、涙ありの舞台挨拶となりました。こちらのイベントの模様をレポートします。


土屋太鳳さん(丹沢ニナ役)

皆さん! こんばんは! このそうそうたる方々の中で、最初の挨拶という大役に緊張で足が震えております。松浦だるま先生から魂をいただいた映画「累 -かさね-」がたくさんの愛情で、本日完成しました。これからは皆さんと末永く、赤い口紅の契約を結べたらと思います。
芳根京子さん(淵 累役)

皆さん! こんばんは! 今日という日を迎えられたことが本当に嬉しいです。ものすごく緊張していてちょっと泣きそうです。ここから「累 -かさね-」の輪がたくさん広がればいいなと思います。
横山 裕さん(烏合零太役)

こんばんは! 今日という日を迎えられたことを皆さんに感謝したいです。撮影していたのはちょうど一年くらい前ですかね、本当にこの日を待ち望んでいました。この映画を皆さんにどんどん育てていってほしいと思います。
檀 れいさん(淵 透世役)

こんばんは! 私は「累 -かさね-」の原作ファンでもあります。本当に面白くて、だるま先生が書かれた小説(「累 -かさね-」のスピンアウト小説「誘 -いざな-」)も読ませていただきました。今日お越しの皆さんの中には、原作が大好きで、この映画を楽しみにしていらっしゃる方、また原作をまだ読んだことがないという方もいらっしゃると思います。太鳳ちゃんと芳根ちゃんがすごく素敵な演技をしています。皆さんの温かい口コミで、この「累 -かさね-」の輪が広がればいいなと思います。
浅野忠信さん(羽生田釿互役)

いくよ! せーの、こんばんは! ありがとう! すごいプレッシャーでビックリしました。まさか、みんなやるとは思っていなかったです。映画の中ではこういうキャラじゃないですが、楽しい時間を過ごしました。こうしてすばらしい俳優さんと共演できて、この場に立てるのが嬉しいです。そして何よりも皆さんに観てもらえるのが嬉しいです。
佐藤祐市監督

こんばんは! ありがとうございます。よく監督のことを「メガホンをとった」と言いますが、実は一回もメガホンを持って現場をやったことがありません(笑)。この作品は去年撮っておりまして、今年の頭くらいに完成しました。編集で繋いでいる時から、早く皆さんに観ていただきたいという思いがすごくありました。それくらい編集をしていても、音楽をつけていても、すごくワクワクできた仕事でした。今日は、マスコミ以外の方に観ていただくのが初めてです。とてもドキドキもしますが、ワクワクもしています。檀さんもおっしゃった通り、良かったなと思ったら、ソーシャルメディアで広めてくれたら嬉しいなと思います。

MC:土屋さん、今回の撮影はちょうど一年前くらいだったと思いますが、大変なことが多かったと伺いました。どんな撮影でしたか?

土屋さん:
役の持つ威力がすごすぎて、押しつぶされていました。さっき紹介してくださったように、丹沢ニナは普通の美人ではなくて、「絶世の美人」。更に累と入れ替わったら、「演技の天才」。これは「ハードルが高い、どうしよう、恐ろしい」と思いました。でも、きょんちゃん(芳根さん)をはじめ、佐藤組の皆さん、すばらしい共演者の皆さん、そしてエキストラさんもたくさん参加してくださって、皆さんに支えてもらったと思います。皆さんにはたくさんパワーをいただいたので、乗り越えられたと思いました。

MC:芳根さんはいかがですか? 一人二役、そして二人で一つの役を演じるということになりましたが。

芳根さん:
なかなかこういう役はないので、やるからには、自分ができることを全力でやりたいと思って、撮影期間を過ごしました。私は本当に 「累」と「ニナ」を一緒に作ることができたのが太鳳ちゃんでと良かったなと思います。すごく話し合いが必要でしたが、感覚的に、お互いに感じ取りながらできたのが、運命というか、縁だったのかなとも感じています。現場もすごく明るく、監督をはじめ、スタッフの皆さん、キャストの皆さんにはたくさん、力強く支えていただいたと思います。

MC:この作品でお二人の絆は深まった感じですか?

土屋さん:
はい。かなりコミュニケーションを取っていたので...。でも、まだきょんちゃんとの焼き肉が実現できていないんです。

芳根さん:
でも、一回ね。

土屋さん:
そう。一回だけ、番宣のお仕事でプロデューサーさんが、「いいご褒美」をくださいました。一緒に(焼肉を)食べられましたけれど...。プライベートでも行けたらなと思います。スイスで受賞(「ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭」で観客賞を受賞)したので、監督さんや、皆さんと一緒に、シースーに行きたいです! 

横山さん:
シースーは、スイスの後だからややこしかったね。

佐藤監督:
さすが! 関(せき)ジャニはいいこと言う。

横山さん:
いいえ、関(かん)ジャニです(笑)。

MC:難しい役どころだったと思いますが、お二人は大先輩の浅野さんからアドバイスをいただいたと伺っておりますが。

土屋さん:
一人二役、二人一役というのは本当に難しくて、浅野さんに相談したら、すごく楽しそうに、「こんな面白い役はないよ」とおっしゃっていました。「どうせなら二人で、累とニナのノートを作りなよ。それで演技プランを立てなよ」と言ってくださって、言われた直後に大学ノートを買って、二人で「ニナと累のノート」を作りました。それが自分たちにとってはすごく大きかったです。(浅野さんに向かって)感謝しています。

浅野さん:
ありがとうございます。

MC:そのノートには、いろんなことが書き込んであるんですか?

芳根さん:
えっと、二ページ...(会場の笑いにあわてた様子で)。それが私たちにとってはものすごく大きくて...。

横山さん:
小さい字で書いていたもんね。

佐藤監督:
ははは。うまいこと言うね、やっぱり。

MC:芳根さんは、原作の松浦だるま先生と一緒に初号試写をご覧になったと伺いましたが。

芳根さん:
映画が完成して、初めての試写を観たときに、私の席の前が松浦だるま先生でした。私が終わった後に、力が抜けて立ち上がれなくなっていたら、だるま先生が立ち上がって、私の方にクルッと振り向いて、手を差し伸べてくださいました。「累になってくれてありがとう」と言われた時に、すごくホッとしたのと、嬉しいやら、いろんな感情が爆発して、泣きわめいたんです。監督はそれを遠くから見て、爆笑していたんですよ。「大人がこんなに泣きわめく姿は」と。

佐藤監督:
いやいや、大人がこんなに泣きわめく姿を久しぶりに見たなと思ったんです。試写室の階段を(芳根さんの泣きまねをしながら)「だるま先生が! だるま先生がぁ!」と言いながら上がってきたから「京子、どうした」と。そうしたら(再び泣きまねで)「だるま先生が! だるま先生がぁ!」と(笑)。

MC:そして土屋さんは劇中劇もありましたけれど、実は舞台をやるのは、今回の撮影が初めてだったそうですね。

土屋さん:
そうなんです。本格的なセットで「サロメ」という劇中劇をしたんですが、「累 -かさね-」の撮影が終わった後に、初舞台を踏みました。

佐藤監督:
「PLUTO プルートゥ」ですね。

土屋さん:
そうです。それで、「『累 -かさね-』と同じだ」とか、「こんな楽屋だったな」とか思いました。オーディションの雰囲気も、本当にリアルだったんだなとすごく感動しました。この作品をやっていなかったら、絶対に感覚は違っただろうなと思いました。何よりも累として、檀さんと舞台の上で向き合うシーンがあったのですが、それが本当に幸せでした。檀さんの今までの経験だったり、才能だったり、オーラが、私は本当に幸せでした!

MC:檀さんは、土屋さんの演技をどうご覧になりましたか?

檀さん:
素敵でした。私のオススメのシーンは「サロメ」です。太鳳ちゃんの「サロメ」でもあるんですが、映画後半にあるシーンは圧巻でしたね。素敵でした。

MC:そして横山さんは烏合を演じていらっしゃいますが、累とニナから共に思いを寄せられるモテ男ですが。

横山さん:
プライベートとなんも変わりないなと。(会場:笑い)

佐藤監督:
面白いこと言うね、やっぱりね。関(せき)ジャニは違うね。(会場:笑い)

横山さん:
いやいや、関(せき)ジャニじゃなくて関(かん)ジャニですから(笑)。いや、こんなに光栄なことはないなと、ありがたいなと思いました。でも皆さんがおっしゃっている通り、お二人の熱量が本当に爆発していて、僕も観ていて圧巻でしたね。皆さんに早く観ていただきたいなと思います。

MC:土屋さんは共演されていかがでしたか?

土屋さん:
横山さんは、中学生の時に観ていたドラマで、すごく感情的なシーンがあったのです。それが本当に素敵で、ずっと目の裏に焼き付いています。

横山さん:
(頭の後ろに手をあてながら)この辺? (会場:笑い)

佐藤監督:
面白いこと言いますね(笑)。

横山さん:
それを言うと、恥ずかしいですから(笑)。

土屋さん:
大事なシーンがある時に思い出すほど衝撃的だったので、今回ご一緒できて本当に嬉しかったです。

横山さん:
ありがとうございます。

土屋さん:
烏合さんはあまり動かないし、表情もあまり動かないんです。でも、目の表情が変わる瞬間があるんです。それがものすごく素敵なので、ぜひ烏合さんの目に注目して観ていただけたらなと思います。

横山さん:
本当にありがとうございます。

佐藤監督:
面白いこと言わないんですか?

横山さん:
今は褒められているので、面白くしないです(笑)。

MC:檀さんが演じるのは伝説の舞台女優ということで、佐藤監督から檀さんしかいないと熱烈なオファーを受けたそうですね。

佐藤監督:
出ていただけて本当に良かったなと思っています。檀さんの舞台シーンがちょっとだけあるんですが、稽古もない中でやっていただきました。スタッフみんなで、「すごいな」「やっぱり違うな」「やっぱり檀れいだな」と思いました。(檀さんに)ありがとうございます。

MC:久々の佐藤組はいかがでしたか?

檀さん:
楽しかったです。私に会うと、佐藤監督はなぜかバラをまいてくれるんです(笑)。「檀さん、どうぞどうぞ」と、私が通る道をバラの花びらいっぱいにしてくださるんです。毎回、現場に行くと、そういう調子で私の心をほぐしてくれて、思い切り淵透世を演じきることができました。

MC:そして浅野さんは、(顔を入れ替える)口紅の力を唯一知っていて、累とニナを引き合わせる謎の男を演じていましたがいかがでしたでしょうか。

浅野さん:
そうですね、秘密を知っている男ですし、自分の思い通りに押し進める男でした。とても奥深い男で、演じ甲斐がありました。それを皆さんにぶつけていいということでしたので、とても楽しかったですね。

MC:そして土屋さんと芳根さんにアドバイスを送ったそうですが。

浅野さん:
何しろ、うらやましいなと思ったんですよね。僕は女の子じゃないんで、この役は絶対にできないと思ったし。楽しいだろうなと思って、たぶん調子に乗って言ったんだと思います。僕は面白いことは言えないんで(笑)。

横山さん:
浅野さんはそれでいいんですよ(笑)。

MC:そして佐藤監督、この「累 -かさね-」ですが、完成披露試写会に先駆けまして、スイスで行われましたヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭で、観客賞を受賞されました。現地の反応はいかがでしたか?

佐藤監督:
僕は英語もフランス語もしゃべれないので、通訳の方に頼んで、ご挨拶しました。こういう劇場で、真ん中くらいでお客さまと一緒に上映を観たんですが、全編終わったときに拍手が鳴って、「これ、テレビでよく見る。是枝さんがこうなっているヤツだ」と思いました。「これ、本当にあるんだ」と思って感動しました。

MC:この作品は優越感、劣等感、コンプレックスがテーマでもあります。キャストの皆さんの優越感、得意なこと、それから劣等感、苦手なことを感じる瞬間はどういう時でしょうか?

土屋さん:
優越感は、私はお酒が好きなんですが、ある程度強い方ともちゃんとお付き合いすることができるので、それは良かったなと思います。親戚には、強い人、弱い人と両方いるので、自分はどっちかなと思っていたのですが、強い方で良かったなと、とっても嬉しいです。劣等感は寝顔です。けっこう笑いを誘う寝顔みたいです。半目が開いていたり、ひどい時は家族が写真を撮ったりしているんです。よくマンガとかで、「ヒロインの寝顔に男の人がドキッとするシーン」があるじゃないですか、それは私には期待できないなと感じています。

MC:芳根さんはいかがですか?

芳根さん:
マネージャーさんがラーメンをごちそうしてくれたことがあったんです。普通のラーメンにしようか、煮卵入りのラーメンにしようか悩んで、普通のラーメンにしたんです。そうしたら、お店の方が私に気づいて、「頑張ってね」と煮卵をサービスしてくれたんです。隣のマネージャーさんのラーメンには煮卵が入っていなかったので、私はすごく優越感を感じました。マネージャーさんは劣等感を感じたんだろうなと思いました(笑)。

MC:劣等感についてはいかがですか?

芳根さん:
これで逃げられるかなと思ったんですが(笑)。

佐藤監督:
逃げられなかったね(笑)。でも、今日は横山くんが「スポーツ紙のヘッドラインは俺が作ったるわ」と言っていましたからね。(会場:笑い)。

横山さん:
それを言われて、使われたらすごく恥ずかしいですよ。優越感は、ライブをしている時に、「関ジャニ∞ってすごいな」という優越感はありますね。劣等感は、色の白さですかね。撮影をしていて、僕が急にカメラの前に立つと、照明さんがざわつくんです。「こいつ白いな、照明を変えなきゃ」みたいな感じになるので、申し訳ないなとその時は思います(笑)。

MC:檀さんはいかがでしょうか?

檀さん:
劣等感は、スキーとか自転車とかがだめですね。

佐藤監督:
自転車に乗れないんですか?

檀さん:
乗れるんですが、中学生の時にお友だちを後ろに乗せて自転車を漕いでいた時に、人が乗るとバランスが取りにくいというか、タイヤが山積みになっているところに突っ込んだりしまして...。スキーも小さい時からやってはいたんですが、転んでいる人のところを滑ってしまったりとか...。

MC:優越感についてはいかがですか?

檀さん:
優越感は、あまりないですね。思いつかないです。あとは浅野さんが答えてくれると思います(笑)。

浅野さん:
優越感は、若かったら出てくると思うんですが、おじさんになったら劣等感ばっかりになっちゃって(笑)。

横山さん:
劣等感って何なんですか?

浅野さん:
それこそさっき、(土屋さんが)寝ている時の顔という話をしていた時に、僕は「寝起きはシュウマイみたい」と言われたことがあったなと。パンパンだし、モリモリしているし(笑)。シュウマイみたいと言われた時に、劣等感の塊で...。すみません(笑)。

MC:そして累とニナが「禁断のキスで相手の顔を奪う」という設定の作品でもありますが、12時間、その人の顔を奪えるとしたら相手はどなたか、何をやってみたいかもあれば教えていただきたいと思います。

5人の顔写真が入ったうちわが登場し、登壇者たちが自分のなりたい人の顔写真入りうちわを掲げる。横山さんは浅野さんのうちわを、浅野さんは横山さんのうちわを掲げる。

横山さん:
(浅野さんに)相思相愛ですね。

浅野さん:
嬉しい。

MC:横山さんはどういう理由で?

横山さん:
こんなひげを生やしてみたいなと、すごくダンディーじゃないですか。浅野さんのこの低い声と、このルックスに、男は憧れますよね。

MC:この顔で何かやってみたいことはありますか?

横山さん:
こんな感じで食レポとかしたらどうなるんだろう。「美味しい」って低い声で言うんですかね。素敵ですよ、本当に。

MC:浅野さんはなぜ横山さんに。

浅野さん:
いや、僕も関ジャニ∞に入りたいですからね。うらやましい。(浅野さんと横山さんのうちわを並べて)この違いを見てくださいよ、「加害者」と「被害者」みたいな。

横山さん:
そんなことないですよ(笑)。

MC:そして檀さんは横山さん。異性ですね。

横山さん:
嬉しいですね。

檀さん:
登壇した時に、横山くんが入った時のキャーキャー具合がひときわ違っていて、私もキャーキャー言われたいなと(笑)。

横山さん:
いえいえ、ありがとうございます。皆さんのおかげです。

MC:そして芳根さんは檀さん。

檀さん:
いい子ねぇ。

芳根さん:
撮影中に、監督からずっと「お前は色気がない」と言われていました。なので、檀さんのお顔をお借りして、監督を魅了したいです。

佐藤監督に向かって、檀さんの顔写真のうちわあてたり外したりを繰り返す。

横山さん:
「色気がない」と言われるのって、そういうことじゃない?

佐藤監督:
面白いこと言うねぇ。(会場:笑い)

MC:そして土屋さんは浅野さん。

土屋さん:
そうですね。皆さん素敵なのですが、こんなにもお芝居を楽しそうにされていたり、話していたりする姿にすごく感動しました。アドバイスもたくさんしていただきました。あとは、「世界に生きよう」と言ってくれた一言を忘れないように、私も前に進めたらいいなと思っています。あと、映画に出ている羽生田さんが渋くてカッコいいので、そこも観ていただけたらと思います。

浅野さん:
ありがとうございます。本当に嬉しい。

横山さん:
これ身体も変わるんですかね。

佐藤監督:
これ、身体は変わらないんです。顔だけです。でも太鳳ちゃんの身長で、浅野さんの顔だったらちょっと怖いね。

土屋さん:
(爆笑しながら)確かに、できれば全体的に変えられたらなと思います。

MC:最後にメッセージをお願いします。

芳根さん:
一年前にはまだ撮影をしていましたが、本当に太鳳ちゃんと手をつなぎあって、ハグしあって、本当に身を削って、苦しみながらも助け合いながら、本当に本当に、命をかけて撮影しました(芳根さんの瞳からは涙があふれてくる)。

土屋さん:
頑張れ!(芳根さんの手をとり、ハグをする)

なぜか横山さんと浅野さんもハグをすると場内大歓声。

芳根さん:
本当に今日を迎えられたことが嬉しくて、今日観てくださった皆さんが日本で初めて「累 -かさね-」を観てくださったということなので、面白かったらぜひSNSでたくさん広めていただけたらと思います。本当に最後まで命をかけて、力をこめて、精一杯挑みました。1時間52分の上映ですが、楽しんでください。(観客に)泣いてごめんなさい。

土屋さん:
(芳根さんにやさしく)大丈夫? この作品は、自分に生きる価値があるかどうか確かめたい人の、悲しい祈りの物語だと感じながら、演じました。それはきっと、私自身が感じていることでもあり、私に限らず、今日ここにいらしてくださった皆さまの心のどこかで抱える闇の一つでもあるのかなと感じております。でも、闇は共感することで、愛に変わると感じたので、ぜひこの作品を通して「いろいろな愛」を感じていただきたいなと思います。スクリーンにピッタリな音響と、迫力がある作品になっておりますので、ぜひSNSや、学校やお仕事の場で、この共感を宣伝していただけたらと思います。

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