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東出昌大×新田真剣佑×羽住英一郎と豪華キャストによる
全開レッドカーペット!
東出昌大「逆境に立ち向かう勇気を与える物語」
「OVER DRIVE」スペシャルステージ&完成披露舞台挨拶

2018年04月17日

「OVER DRIVE」スペシャルステージ&完成披露舞台挨拶

<左から、町田啓太さん、森川 葵さん、東出昌大さん、新田真剣佑さん、北村匠海さん、羽住英一郎監督>

「海猿」「MOZU」「暗殺教室」など数々の大ヒット作品を手掛けた羽住英一郎監督が、公道を全開で駆け抜ける自動車競技・ラリーに情熱を注ぎ、世界最高峰WRC(世界ラリー選手権)を目指す檜山兄弟を軸とした濃厚な人間ドラマを描くオリジナルストーリー「OVER DRIVE」は6月1日から全国公開となります。
4月17日には、同作の完成を祝したスペシャルステージ(レッドカーペットアライバルとトークイベント)を六本木ヒルズ アリーナにて催し、東出昌大さん、新田真剣佑さん、森川 葵さん、北村匠海さん、町田啓太さん、羽住英一郎監督が出席。劇中で使用した競技車のヤリスも登場し、登壇者がここでしか聞けないエピソードを披露し全開(フルスロットル)トークは大盛り上がりとなりました。その後、場所をTOHOシネマズ 六本木ヒルズへと移した舞台挨拶には要潤さんも駆け付け、イベント同様に熱いトークを展開しました。そのイベントの様子を詳しくレポートいたします。


【「OVER DRIVE」スペシャルステージ(レッドカーペットアライバルとトークイベント)】

<左から町田啓太さん、北村匠海さん、東出昌大さん、新田真剣佑さん、森川 葵さん>

MC:600名の皆様、本日はようこそお越しくださいました。お手持ちのスティックバルーンを叩いてこの後もイベントを盛り上げるてください。

トヨタ自動車のセコイヤより、W主演の東出昌大さんと新田真剣佑さんが降車し、颯爽とレッドカーペットに登場! (会場:拍手と大歓声!)


MC:レッドカーペット上の車・モンスターマシンはトヨタのヴィッツをベースにしたラリーカーのヤリスです。

二台目のセコイヤより森川葵さん、北村匠海さん、町田啓太さんがレッドカーペットに登場!(会場:拍手と大歓声!)

東出昌大さん(檜山篤洋役)

あいにくの天気になってしまったので、皆さん少し寒い中、僕らが乗った車が着いたときには温かい拍手と歓声で迎えて下さってありがとうございます。本当にこの映画に出られて良かったなと思いましたし、勇気をもらいました。 「雨降って地固まる」と言います。映画は本当に熱い内容になっていますし、僕らは200パーセントの自信を持っています。映画の公開をどうぞ楽しみにしていてください! 今日はいろいろなトークもしたいと思っています。最後まで楽しんでいってください! そして、雨に濡れた方は風邪をひかないように気をつけてくださいね。
新田真剣佑さん(檜山直純役)

今日はお足元の悪い中、こんなに大勢の方に集まっていただいて、ありがとうございます。このようなイベントはなかなかないと思うので、短い時間ですが楽しんでいってください!
森川 葵さん(遠藤ひかる役)

皆さま、寒い中お集まりいただき本当にありがとうございます。でも、たぶん今一番寒いのは私だと思います(笑)。この「OVER DRIVE」は最高に熱い映画になりました。(公開を)楽しみにしていてください!
北村匠海さん(新海彰役)

今日は寒い中、本当にありがとうございます。たくさんの方に集まってもらえて嬉しいです。(会場から声援と笑い声)あれ、僕何かおかしなこと言った?

新田さん:
いや、可愛いなと思って(笑)。

北村さん:
今日は楽しいトークをしたいと思っています。
町田啓太さん(増田順平役)

この場に立ってみて、皆さんの熱気が伝わり、本当にありがたく思っています! 監督やスタッフ、キャストと一緒に素敵な映画を作り上げましたので、ぜひ一人でも多くの皆さんに楽しんでもらいたいです。今日は映画を楽しむためのトークもします。
羽住英一郎監督

今日の皆さんの熱気に負けない、熱い映画になりました。ですので、今日から公開の6月1日に向けて、盛り上げていってもらえればと思います!

MC:東出さん、新田さん、映画がついに完成して皆さまにお披露目をする日がやってきました。改めて今のお気持ちをお聞かせください。

東出さん:
羽住組のみんなと去年の夏にお祭り騒ぎのような熱い時間を過ごしながら撮った映画です。ラリーという競技が題材になっているんですが、ベースで描かれているのは人間ドラマです。ですので、女性の方にも楽しんでいただけると思います。今日は女性の方が多く集まっているようですけれど、(映画に登場するのは)カッコいい人たちばかりですので、(映画を)楽しみにしていてください!

新田さん:
本当に寒いですけれど、皆さんの声がとても温かいので嬉しいです。北九州で約一カ月の撮影をしました。撮影が終わった後は、兄貴か僕の部屋にみんなで集まっていろいろな話をしました。監督とは焼肉屋さんで、この作品のことを語り合いながら号泣したこともありました。その時兄貴も一緒にいたんですが、兄貴はすごく冷たい目で僕らを見ていました(笑)。僕の大好きな映画なので、ぜひ期待して待っていてください。

MC:ラリーのお話が出ましたが、東出さんと森川さんは先日、(地中海西部の)コルシカ島で行われたWRC(世界ラリー選手権)を観戦されたそうですね?


新田さん:
(悔しそうに、マイクを通さず肉声で叫ぶ)行きたかったー!

東出さん:
はい、観戦しました! (新田さんの)声量がすごい!

森川さん:
コルシカ島は暑かったです。私はラリーのことを知らなかったのですが、この作品に出演し、本場で生のラリーを観る機会をもらえました。実際のラリーは車とスレスレの距離で観られるんです! とてもカッコよかったです。この映画のドライバーにもカッコいい人が二人いますけれど、実際のラリーにもカッコいいドライバーがいて、いいなと思いました。ですので、先ほど東出さんもお話されたように、女性の方が観ても楽しめる映画だと思います。

MC:東出さんは、実際のメカニックの方をご覧になって何か感じることがあったんじゃないですか?

東出さん:
あれは男がロマンを感じる世界ですね。メカニック熱を知る良い経験になりました。それから、ご飯もおいしかったので、コルシカ島はいいところです! (会場:笑)

MC:新田さんはぜひ次回チャンスがあったら!

新田さん:
そうですね、ぜひ行きたいです! 実は「本場のラリーを観に行きたい!」と言い出したのは僕なんです! でもいざスケジュールを確認したら、自分は観戦に行けないということが判明しまして、本当に落ち込みました。

森川さん:
代わりに楽しませてもらいましたよ(笑)!

MC:町田さんは、新米メカニック役ということで練習をされたかと思いますけれど、いかがでしたか?

町田さん:
撮影が始まる二カ月ぐらい前からメカニックの練習をしました。東出さんは撮影に入る前からご自身でいろいろと調べられていて、専門知識や用語を連発するので、指導をしてくれたメカニックの方々が感心されていました。

東出さん:
(会場の反応からか)今日はやっぱりメカニックは完全にアウェーですね! 本当に泥臭く男臭くやっていました。ラリー競技の花形はやはりドライバーですからね。女性の方は、まずお気に入りのドライバーを見つけてラリーを応援するらしいです。それに、WRCを観ても、メカニックを見ているのは男性ばかりでした! でも、この映画では、メカニックが「陰」でドライバーが「陽」として、陽だけでなく陰にも光を当てているので男性にも楽しんでいただけます! つまりこの映画は老若男女問わず見ていただける作品です。

MC:北村さんは、その花形ドライバーで、新田さんのライバル役を演じられていますね。


北村さん:
撮影スケジュールに「新海のカッコいいカット」と三回ぐらい書かれていました。「どんなシーンを撮るんですか?」と尋ねたら、「ヘルメットを外す」でした。それぐらい新海という男は芯があってカッコいいやつなんです。(ご自身は)普段はぼそぼそしゃべるタイプなので、撮影の時はかなり気を張っていました。(新田)真剣佑とライバル役だというので、僕なりに体も鍛えたのですが、現場に入ったら、真剣佑の肉体がすごくて驚きました。

MC: ここからは、映画のキャッチコピーに絡めまして「信じて語れ! OVER DRIVE全開トークスペシャル!」。事前にキャストの皆さんに行ったアンケートに基づいて、今だからこそ言いたい、伝えたいことを全開トークでしてもらいます。マル秘エピソードを大いに語ってください!

「感動! 新田真剣佑、財布見つかる」


東出さん:
これは僕です! 先ほどからご覧のように、普段のマッケンは太陽のように明るいんです。そのマッケンが、北九州でクランクインしてすぐに(元気をなくして)泥みたいになっていて、僕が「どうしたの?」と聞いたら、マッケンは「財布をなくした」と落ち込んでいました。 ところで、財布はどうなったの?

新田さん:
北九州に着いたその日に財布をなくしたんです! それで、警察に問い合わせたところ、落とし物としてちゃんと届いていました。財布にはアカデミー協会の会員証も入れていたのですが現金も含め中身は全部そのまま入っていました! いい人がいらして良かったです。(拾得者の方に向けて、その節は)ありがとうございました!

北村さん:
完璧な真剣佑でも、物をなくすんですね?

「心がポキッ! 直純の『邪魔!』」

森川さん:
私です! (森川さんが演じた)ひかると(新田さんが演じた)直純は、最初はすごく仲が悪くて、直純がひかるに「お前は明日からもう来なくていい」と告げるんです。でも、ひかるは仕事なので翌日もレーシングチームのもとに行くんです。そうすると、すれ違いざまに直純が「邪魔!」と言って、ひかるのことを手で払うんです。それは台本には書いていないことだったので、驚いたのと同時に心がポキッと折れそうになりました。

新田さん:
台本に書いていなかったっけ? 僕はたぶん直純になりきっていたんだと思います。ごめんなさい。

森川さん:
いえいえ、あれはお芝居ですから。

MC:実はその映像がこちらに届いています。(会場から「見たい!」の声)


(新田さんは東出さんの背後に移動して映像を鑑賞、そして東出さんに助けを求めるような雰囲気を醸す。)

新田さん:
(森川さんの心が)折れた音がしましたね。

森川さん:
なんで(体を)パタパタしているんですか?

新田さん:
恥ずかしい! 自分の目の前でこんな大きなスクリーンで、皆さんに見られるとは思ってもみませんでした。

北村さん:
(新田さんに向けて)まあ、座りなよ!

「脱帽! ストイック筋肉!」

新田さん:
また、僕じゃん! (と椅子から立ち上がる)

北村さん:
(新田さんに向けて)まあ、座りなよ!
先ほど少しお話ししましたが、最初に映画のお話をいただいたときに、「真剣佑のライバル役」だと聞きました。共演はすごく嬉しいなと思いましたが、真剣佑が体を鍛えていると聞いたので、「僕も鍛えなければ」と、ない知恵を絞り、当時は僕も体重を五キロ増やしました。でも、いざ現場に行ったら、僕の想像を遥かに超えた肉体の真剣佑がいました(笑)! まず、そこで第一の脱帽です。 その肉体美を強調するシーンが本編に数回ありますし、そのために真剣佑がやっていたトレーニングがストイックすぎて......。


新田さん:
(ストイックとは)違うから! 寝て起きたらそうなっていたの(笑)!

北村さん:
そうだとしたら、すごい体の構造をしているよね(笑)!  それと、真剣佑から「現場に筋トレスペースを作っておいたから」という連絡をもらいました。

MC:実は森川さんから証拠写真をご提供してもらいました! こちらです! (会場:大笑い)


北村さん:
(新田さんに向けて)まあ、座りなよ(笑)

MC:羽住監督、新田さんと北村さんの筋トレについて、お話ください。

羽住監督:
ラリードライバーの皆さんはドライビングスーツを脱ぐと、インナーは体にぴったりと張り付いていているんです。撮影開始の二カ月前に、写真でWRCのドライバーの体を見せて、「(筋肉のついた)こういう体にしてほしい」と言いました。ただ、ドライバー用の衣装を作るのは時間がかかるので、鍛える前の体にタオルを巻いて、採寸しました。鍛え上げる予定の体の寸法通りの体に仕上げてくれましたので、衣装はぴったりでした!

MC:こちらの写真はサッと撮られたのですか?

森川さん:
新田さんは空き時間にいつもこうやってトレーニングをされていたので、サッと撮る必要もなかったです。

「お願いです! 返信させてください!」

町田さん:
このメンバーで連絡を取り合っているんですけど、東出さんがこの映画の初号試写を観た後に、とても長いメールを送ってくれたんです。 でも、そのメールの最後に「返信は結構です」と書いてありました。「なんて真面目なんだ!」と思いました。気を遣っているとわかっても、僕としては返信したいじゃないですか! だから、「お願い! 返信させてください!」なんです(笑)。

東出さん:
ごめんね。てっきりマッケンの話が出ると思って油断していました(笑)!

新田さん:
(笑)

東出さん:
映画っていうのは素晴らしくて大好きなんですけれども、さみしく思う側面もあります。一期一会、出会いはあるけれど必ず別れがあるんです。 今回の「OVER DRIVE」の羽住組も本当に良い仲間、良いチームのみんなで、ひと夏を過ごして、その結果出来上がった映画が、200パーセントの自信を持って人に勧められる素晴らしい作品になりました。その映画を観た後に、「今回のみんなとだからできた!」と感じた自分の気持ちを、最後になるのでお礼も込めて書いたメールを送りました。でも、恥ずかしくなって(メールの最後の部分は)「返信は結構です!」になりました。

MC:東出さんの気遣いを感じますね。新田さん、お兄さん役の東出さんの心遣いを感じることはありましたか?

新田さん:
はい、感じました! こう見えて本当に仲良くなると、一緒にふざけてくれる兄貴なんです。みんなで「笑っちゃいけないゲーム」をしていたのですが、撮影中に「笑ってはいけない」と言うと、なぜかすぐに吹き出して笑うんですよ! ね、兄貴? ノリも良いですし、可愛いところがたくさんあります。

「好きです! 新海のほっぺをぷにゅぷにゅ」

北村さん:
(照れて)僕の話はしなくていいですよー!

新田さん:
(レース場のサービスパークには)レーシングチーム毎に専用スペース(車を戻し整備もする場所)がありまして、新海のスペースには大きな匠海の写真が飾ってあるんです。それで僕が、その写真の匠海のほっぺをぷにゅぷにゅしていたという話です!

北村さん:
(あきれ気味に)どんな話だよ~!

MC:はい、そのお写真をご用意しました! こちらです、どうぞ! (会場:大歓声!)北村さん、ご存知でしたか?


北村さん:
知りませんでした。こういうのは僕がいるところでしてよ!

新田さん:
(この写真が)すごくカッコいいんだー!

MC:新田さんと北村さんは本当に仲が良いんですね。

東出さん:
仲良いですね。一緒にゲームセンターに行くと、この二人(新田さんと北村さん)がレーシングゲームをするんです。すると、すごく熱中していて負けた方が「もう一回!」というやりとりを何回もしていました。

森川さん:
二人の撮影が別の日だと、「匠海ちゃん!」「マッケン!」て、ずっと電話していましたよ。

北村さん:
真剣佑が電話をかけてくる時は、なぜか必ずテレビ電話なんです!

新田さん:
だって、顔が見たいじゃないですか! (会場から悲鳴に近い歓声!)

MC:羽住監督、出演者の皆さんが仲が良いのは、スクリーンにも映っていますよね。

羽住監督:
はい! すべて映っています!

MC:最後に、代表して東出さんからメッセージをお願いしたいと思います。

東出さん:
映画「OVER DRIVE」の出来栄えは200パーセントで、誰が見ても面白いと言ってもらえる自信があります! 映画館を後にするときに、本当に爽快な気持ちになれます。 車のお話だと思われるでしょうが、本筋は人間のお話です。皆さんも学校や職場などいろいろなところで「逆境」を感じたことがあると思います。その逆境に立ち向かう人たちのお話です。ですから何も構えることなく、専門知識もいりませんので劇場で楽しんでいただければと思います。6月1日公開です! ぜひ公開日にご覧いただき興奮してください。


【「OVER DRIVE」完成披露舞台挨拶】

<左から、町田啓太さん、森川 葵さん、東出昌大さん、新田真剣佑さん、北村匠海さん、要 潤さん>


東出昌大さん(檜山篤洋役)

本日はお足元の悪い中、お越しいただきまして本当にありがとうございます。この「お足元の悪い中」と言う挨拶が続くと、クロストークの時間が短くなってしまうので、これ以降は僕の勝手な判断で割愛します。
新田真剣佑さん(檜山直純役)

僕の大好きな大好きな映画を早く皆さんに観てほしいです! 
森川 葵さん(遠藤ひかる役)

短い時間ですがよろしくお願いいたします!
北村匠海さん(新海彰役)

短い時間ではございますが楽しんください!
町田啓太さん(増田順平役)

割愛します。よろしくお願いします!
要 潤さん(香川久俊役)

たくさんの応募の中から選ばれたラッキーな皆さま、今日は楽しんで帰ってください!
羽住英一郎監督

本当に全員を満足させる自信があります! 映画を楽しんでください!

MC:東出さん、アリーナイベントが終わりまして、ここからは本編をご覧いただくことになります。先ほどとはまた違った緊張感があるのではないでしょうか?

東出さん:
緊張感はあります! でも、先ほど舞台裏で羽住監督に「緊張するものですか?」と尋ねたところ、「いや、絶対に楽しんでもらえる自信がある!」とおっしゃっていました。 僕も自分の出演作品の中で、200パーセントもの自信があって、みんなが映画館を出るときに、絶対に良い気持ちで帰れると思える映画はなかなかありません。ですから、僕も今は嬉しさという満足感に満ち溢れています。

新田さん:
この日をすごく待っていたので「ついに」という感じです。みんなでこの場に立てていることが幸せです!

MC:本作は、東出さんと新田さんが演じられた檜山兄弟の関係が見所の一つだと思います。お二人はどのようにして兄弟の関係性を築いていったのでしょうか?

東出さん:
羽住組は楽しみながら映画を撮るのです。それにお祭りのような一体感を持って映画を撮る組でした。監督がおっしゃる言葉で、「馬鹿になれ!」がありまして、それは役者馬鹿だったり馬鹿正直だったりになれということなのです。その「馬鹿になること」はすごく強くて、純粋で嘘がない。だから、本当に裏表なく仲良くなれました。特に僕は大人になってから(他者と)壁を作ってしまいがちでした。でも、太陽のようなマッケンが「兄貴、よろしく!」と言っていきなりハグをしてきてくれて、そんなマッケンの朗らかさ、それに共演者に恵まれて、本当に馬鹿みたいに熱くなりながらこの映画を撮りました。

新田さん:
僕は台本を読んだ瞬間にこれはもう兄貴に抱きつくしかないなと思っていました。この映画は北九州で撮影をしたのですが、監督やみんなとご飯に行き、この映画について、僕が「こういう思いで役を演じたいんです!」と言うと、監督は「僕はこういう思いで撮りたい!」と言うなど、語り合い、お互いに思いが熱すぎて号泣しました。そんな姿を冷静な兄貴に見られていました。 一般的に、メカニックには地味なイメージがあるかと思うんですけれど、この映画のメカニックたちはすごくカッコいいです。それに兄と弟の両方に光が当たるような素晴らしい映画ができました。とにかく早く観てもらいたいです!

MC:そんな檜山兄弟を間近で見て、いかがでしたか?

森川さん:
良い意味で、熱いなー、馬鹿だなーと思っていました! 良いことがあるとハイタッチをして、感情が高ぶると抱き合って、本当にみんなの思いが熱くて良い現場だと思いました。

MC:森川さんと要さんはラリーの走行を観戦するシーンの撮影がありました。

要さん:
僕はラリーカーに乗っていないんですけれども、あれは死ぬかと思いました!  ラリー観戦の時は車が跳ね上げた小石などが体に当たるんです。観客席に立ってセリフを言うシーンを何回も撮るので、葵ちゃんは「体に穴が開くんじゃない?」と思わず冗談を漏らしたぐらい(笑)。

森川さん:
監督が「もっと攻めて!」とドライバーさんを煽るので、砂埃が本当にすごかったです!

羽住監督:
あの時は砂埃を避けるために、一応足元はベニヤ板でガードしていたんですけどね(笑)。一流のドライバーが本当のレーシングカーを走らせているので、これまでまったくラリーを見たことがない人たちにも興味を持ってもらえると思います。

要さん:
そのベニヤ板に小石が当たる音がバチバチとして、おまけに僕たちを入れて走る車を撮るために、観客席からちょっと前に出されました(笑)。迫力満点です!

MC:実は、監督と東出さんと森川さんは、コルシカ島のWRC(世界ラリー選手権)を観に行かれたそうですが、観戦の提案をされたのは新田さんなんですよね?


新田さん:
提案したのは僕なのに、僕はスケジュールの都合で行けなかったんです(笑)

羽住監督:
僕もWRCを生で観るのは一昨年が初めてだったんですけれども、劇中のメカニック役たちに、すべての作業ができるように訓練してもらわないといけないので、サービスパーク(整備を行うために設けられた場所。クルーが車両に触れることができるのは、ここの中だけ)で何をやっているのか、全てをビデオに撮りました。トヨタ自動車が参戦する前だったので、ヨーロッパの人からすると日本人がビデオで撮る=スパイだと誤解されて作業を隠されることもありました(笑)。

東出さん:
資料の厚みは(指で幅約5センチを示し)これくらいありました!

羽住監督:
この場で話しても伝わりづらいでしょうけれど、ヤリスが三台並んでいるのを見て本当に感動しました! でも、その気持ちは映画を観てもらうと分かると思います。

MC:実際にラリーをご覧になってみていかがでしたか?

森川さん:
私は本当にラリーというもの自体を知らなかったので、今回こうやって観に行かせてもらい、実際に観て興味がわきました。私もずっとラリーは男性のものと思っていたんですけれど、ドライバーの隣に女性が乗っているチームもありました。それに、イケメンのドライバーもいたので、そういうところから女性が親しみを持つ機会があるのかなと思いました。

MC:メカニックを担当されたのが東出さんと町田さんです。相当勉強をされたんですよね?

町田さん:
羽住監督から「メカニックになってくれ」と分厚い本を渡されまして、僕は「はい、分かりました」と返事をして、その本を読んだんですけれど、さっぱりわかりませんでした(笑)。それで撮影前に練習をしてから現場に入りました。花形のドライバーとは異なり、泥んこ精神でずっと車とパーツをいじっていたのですけれど、それはそれで本当に楽しかったです!

東出さん:
正直に言うと、僕らの世代は車離れ世代だと言われていると思います。車はまさしく僕も日常で必要な道具ではあるのですが、特別な情熱を注ぐ対象ではありませんでした。それが、この映画でのメカニック役と、この映画が持っている力で新しい扉を開いてもらいました。今回、WRCを観に行って、ずっと車の下を見て「アンダーガード(エンジンやトランスミッションなどを守るもの)を外すとほんとに速いな」とか、本当にラリー馬鹿になっていました。(会場の皆さんも)今は「メカニック」と聞いて(も分からずに)キョトンとしているかもしれませんけど、この映画を観ることは必ず新しい扉になると思います!

MC:新田さんと北村さんは今回ドライバー役、しかもライバル関係という設定です。

北村さん:
一つ言わせてください。僕の方が、(弟役の新田さんより)東出くんに顔が似ていると思う! (会場:笑)

東出さん:
確かにそうだね(笑)。今、気がついた!

北村さん:
真剣佑のライバルを演じるのは大変でした。まずは体を作らないといけないし。真剣佑とは何回か共演しているのでまた出会えたことも楽しかったです。熱くなりました。

新田さん:
僕は、ライバルや敵対する役は仲が良いからこそできると思っています。予告編で兄貴とぶつかり合うシーンがありますけれど、兄貴ともそうです。 (北村さんに)本当に楽しんで演じました。ありがとう!

北村さん:
(新田さんに)まっすぐな目だな!  それにしても真剣佑のこの映画への愛は本当に深いです。兄弟の絆やチーム同士の熱い戦いがちゃんと描かれていて本当に素敵な映画です。

MC:羽住監督、本作は完全なるオリジナルストーリーですし、様々なチャレンジがおありだったと思います。今から皆さんにご覧いただくにあたり、注目してもらいたい点などをお話し下さい。

羽住監督:
オリジナルなので、皆さんに「観たらこういう気持ちなる!」と、口コミなどで広めてもらえたら嬉しいです。それを知ってもらえたら、きっと満足してもらえる映画になると思います。

MC:最後に皆さんを代表して、東出さんからメッセージをお願いします。

東出さん:
この映画の撮影では、このメンバーで登壇したら一晩中しゃべっていられるくらいの「熱いもの」が多い現場でした。僕が演じたメカニックは車を整備するのですが、ネジ一本でも締め忘れたら、そのチームのドライバーの命が危ないのです。そしてドライバーは、メカニックに全幅の信頼を置いて、限界の向こう側にアクセルを全力で踏み込ん行きます。ラリーはお互いの信頼関係で成り立っているのです。 僕はこの映画は「逆境に立ち向かう人たちの話」だと思っています。学生時代や、社会人になっても、逆境を経験したことがない人は少ないと思います。その逆境に立ち向かう勇気を与てくれる物語だと思います。いろいろと映画の話をしましたが、気持ちをまっさらにして、羽住監督らしい疾走感がある、この作品を楽しんでもらえたらと思います。

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