ステージ上に美女と野獣が勢揃い!?
映画の鍵を握るキャラクターがサプライズ登場!
2016年12月19日

「土竜の唄 香港狂騒曲」"美女と野獣"イベント
<左から、菜々緒さん、本田翼さん、アンジー(虎)、仲里依紗さん、三池崇史監督>
ビッグヒットを記録した「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」の公開から約2年10カ月。その続編で、前作以上の超ハイテンションムービーに仕上がった「土竜の唄 香港狂騒曲」の公開直前"美女と野獣"イベント試写会が12月19日、ディファ有明にて開催されました。上映前の舞台挨拶には、三池崇史監督と主演を務めた生田斗真さん、共演者の本田翼さん、菜々緒さん、仲里依紗さんが登壇。前作を撮った際に「万が一、パート2をやることがあれば、虎と戦おう!」と話していたという三池監督と生田さん。その言葉通り、本作で鍵を握るキャラクターとして、なんと本物の虎がこの日のイベントにも登場しました! 三池監督が自身のスマートフォンで写真を撮ったり、動物が大好きだという仲さんがただただ見入ったり、生田さんがCCDカメラで虎の檻に潜入捜査を試みたりと、ハチャメチャな作品と同様に型破りな舞台挨拶に! そんな前代未聞のイベントの様子をレポートします。
生田斗真さん(菊川玲二役) |
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本日は"美女と野獣"イベントにお越しいただき、本当にありがとうございます。この「土竜の唄」はお祭りのような映画です。皆さんの力でぜひぜひ、この映画を盛り上げてほしいなと思っております。本日は最後まで楽しんでください。 |
本田翼さん(轟迦蓮役) | |
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今回、"美女と野獣"イベントということで、それにかけて自己紹介してくださいということで...。生田斗真を襲いました、本田翼です(笑)! 生田さん: 野獣サイドってこと? 本田さん: 私が今日の野獣かもしれません。 |
菜々緒さん(胡蜂役) | |
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美女と野獣というと、私もどちらかというと野獣側なのかなというふうに思っております。今回は、生田さんを一番襲ったかもしれません(笑)。アクションあり、笑いあり、セクシーありということで、存分に楽しんでいただける作品だと思います。 |
仲里依紗さん(若木純奈役) | |
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みんな「美女」とか「野獣、野獣」って言っていたから、そんな感じでいかないといけないかなと思ったんですけれど、私は美女でも野獣でもありません(笑)。 |
三池崇史監督 | |
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10年くらい前までは野獣だったんですけれど、今はすっかり年を取りました。去年は、撮影中にただ本番を立って見ていただけで左足を骨折したり、今は歯の治療中で上の歯が仮の総入れ歯状態な感じです。戻れるものなら野獣に戻りたいなというふうに思っている、今日この頃の監督です(笑)。 |
MC:今日も美女三人が非常にセクシーな衣装で登場されましたが、それぞれアクションが非常に大変だったと聞いているんですがどうでしたか?
生田さん:
菜々緒さんとのアクションシーンはすごく大変でした。菜々緒さん、脚が長いからハイキックが高いんです! 本当に「バチーン!」ってくる感じで、すごくいい緊張感の中、撮影をしました。本田さんとは、車の中でのシーンがあるんですけれど、あれもある種...。
本田さん:
あれもアクションです。
生田さん:
アクションシーンになっているのかな。
本田さん:
車内で汗をかきました。
MC:一応アクションというカテゴリーなんですか?
生田さん:
そうですね。男と女の戦いです。
本田さん:
あのときは、自分自身との戦いでもありました(笑)。
MC:仲さんとはいかがでしたか?
生田さん:
「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」以来、久しぶりの共演でした。やっぱり仲さんの純奈を見て、「今『土竜の唄』を撮っているんだな」って思いましたし、仲さん自身もかなり体を張ったシーンがあります。よい子のみんなには、本当に楽しみにしていてほしいです。
MC:仲さんは、前作と比べて今作はどうでしたか?
仲さん:
けっこう控え目で、おとなしいシーンが多かったのですごく助かりました。
MC:皆揃って出会ってしまうという緊張感のある三角関係のシーンがありましたが、本田さん、あのシーンの撮影はいかがでしたか?
本田さん:
修羅場でした(笑)。
生田さん:
僕が演じる菊川玲二と本田さん演じる轟迦蓮がちょっといい仲になってしまうのを、(仲さん演じる)彼女の純奈に見られてしまうというシーンがあるんですけれど、そこは要注目のシーンです。
MC:生田さんの表情やリアクションのバリエーションが前作以上に目立っていたなと思うんですけれども、何か工夫や練習はされたんですか?
生田さん:
鏡を見て、白目の練習をしました。でも、鏡を見ていても白目だから全然わかりませんでした。だから、自分の携帯電話で自撮りしながら練習しました。そしたら、自分のカメラロールが白目だらけになってしまいました(笑)。
MC:それを誰かに送って見てもらったりしたのですか?
生田さん:
いえ、自分でゴミ箱に1個1個移動するっていう悲しい日々でした。
MC:見どころが満載の本作になっていますけれども、監督は「これはいい画が撮れた」とか「このシーンは自信あるよ」など、そんなシーンはありますか?
三池監督:
皆さんが思い描いている、それぞれのイメージってあると思うんですけれど、それを壊さず守りつつ、違う面でさらに突き抜けているっていうところまでいっています。撮っていておもしろかったのは、仲里依紗が車のフロントガラスを蹴り割りました。本当に割りました。
MC:本当に割ったんですか!?
三池監督:
はい。本当にピキッてヒビ割れたんです。
MC:仲さん、相当力が必要だったんじゃないですか? その後足とか痛くなかったですか?
仲さん:
全然カットがかからなかったので、「あれ? カットかからないな〜」と思って、ずっとフロントガラスの同じところを思い切り蹴り続けていました。スタントの方とかは「絶対割れないので大丈夫です」みたいなことを言っていたんですけれど、普通に割れました(笑)。
MC:おそらく、踏み込みが強かったんでしょうね。
仲さん:
ずっと同じところを蹴っていたら割れるっていうことに気づいて、気をつけようと思いました。
MC:菜々緒さんは、今回の衣装の面積が非常に小さいということでも話題になっていますけれども、衣装についてはどうでしたか?。
菜々緒さん:
面積が小さいというより、ほとんどがレース生地の衣装だったのでほぼ透けている状態でした(笑)。
MC:いろいろエピソードをうかがってきましたけれども、玲二が戦う相手は美女だけじゃないんですよね。
生田さん:
そうですね。私は野獣と戦いました。
MC:ということで、本日はさらなるゲストをお呼びしております。(ゲストが控えている方を見て)何やらヴェールがかかっています。みなさんのかけ声でアンヴェールしたいと思うんですが、(玲二のセリフである)「バッチ来ーい!!」でいきたいと思います。ちょっとゲストの方が音に敏感で、大きな音を聞くと不安定になってしまうということなので、ささやきの「バッチ来ーい!!」を皆さんからいただきたいと思います。
生田さん:
僕が「せーの」って言うので、小さい声で「バッチ来ーい!!」と言ってください。せーの!
■登壇者全員と観客の「バッチ来ーい!!」という掛け声とともにヴェールがはずされ、虎が登場!

菜々緒さん&本田さん:
(口に人差し指をあてて)シー!
生田さん:
(小さい声で)すごい。
MC:本日は大ヒット祈願ということで、幸運の招き猫ならぬ幸運の招き虎としてベンガルトラのアンジーちゃんに大阪から来ていただきました。
菜々緒さん:
(虎に向かって)アンジー!
MC:やはり(生田さんが演じた菊川玲二は)潜入捜査官なので、生田さんは檻の中へ潜入捜査をぜひお願いします。
生田さん:
来世で会いましょう。...ってコラ(笑)! (虎を見て)すごいですね。でっかいなぁ。体長はどのくらいですか?
MC:体長は2メートルあります。時速50キロから60キロで走ります。本田さん、どうですか? もっと間近で見てもいいですよ。
本田さん:
えっ!? (菜々緒さんに)どうぞどうぞ。
MC:50センチは離れてください。
菜々緒さん:
みんなで(近くに)行ってみる?

菜々緒さん:
私が操っていますから。
生田さん:
すごい。(檻に近づく菜々緒さんらを見て)本当に気をつけてください。

監督に気づいた本田さんが(監督に向かって)ピースサイン!>
生田さん:
わかりました。(CCDカメラを片手に虎に近づき)おっ、おぉ...(笑)。
MC:仲さんはいっぱい動物を飼っているとお聞きしたんですが。
仲さん:
猫も飼っているんですけれど、虎も本当にかわいいと思います。ほしいです。
生田さん:
(カメラを回しながら)ずっと動いているよ...(笑)。アンジー!
MC:監督はけっこう離れていますけれど、恐いんですか?
三池監督:
さっきから、獣のにおいがします。
MC:独特なにおいですね。
三池監督:
今日、ゲストで呼んでいないのに古田新太が来ているのかなって思いました。古田新太臭い(笑)。でも、かわいいですね。
MC:生田さん、ビデオカメラでの撮影はどうですか?
生田さん:
アンジーちゃん、すごくキレイです。(客席にずっと背中を向けてアンジーをCCDカメラで撮っていたことに気づき)こんなに背中を向けていて、僕大丈夫ですか(笑)?
菜々緒さん:
こんなに近くで見る機会ないよね。これ以上もっと大きくなるんですか?
生田さん:
もっと大きいベンガルトラもいますよね?
MC:オスはまた一回り大きいですね。
三池監督:
そうだ。(アンジーは)メスだ。
MC:今日は"美女と野獣"イベントですが、アンジーちゃんは美女の一員ということになりますね。
生田さん:
女の子ですから。
MC:それでは最後に、今週公開となる映画の意気込みをお願いします。
生田さん:
12月23日に「土竜の唄 香港狂騒曲」という、すごくおもしろい映画が公開されます。この映画を観ないと2016年、終われません。そして、2017年はやってきません。ぜひ「土竜の唄 香港狂騒曲」をよろしくお願いします。