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中井貴一&時任三郎、登壇!
女子アナの卵100人の悩みにお答え!
「グッドモーニングショー」公開直前イベント試写会

2016年10月05日

「グッドモーニングショー」公開直前イベント試写会

<中央左から、時任三郎さん、中井貴一さん>

朝の情報番組を舞台にしたコメディ・エンターテインメント「グッドモーニングショー」。その公開直前イベント試写会が10月6日、東京・スペースFS汐留にて行われ、主人公のキャスター澄田真吾を演じる、中井貴一さん、澄田に理解を示す同期のプロデューサー・石山聡を演じる時任三郎さんが登壇いたしました。
アナウンサーを目指している女子アナの卵たち100人を前に、彼女たちの質問や悩みに答える"グッドアドバイスショー"を繰り広げました。二人のアドバイスに、質問した誰もが役立ったと大満足! そんな公開直前イベントの様子をレポートします。

中井貴一さん(澄田真吾役)

アナウンサーを目指している人の前なのでしゃべりにくいです(笑)。今日は、(キャスターの仕事について)皆さんに教えるようですが、私、俳優です(笑)。キャスターではないので、お手やわらかにお願いします。
時任三郎さん(石山聡役)

時任 三郎です。時 任三郎(とき にんざぶろう)ではありませんので、よろしくお願いします。この間、車庫証明を申請したら、返却された証明書があきらかに、時、スペース、任三郎でした(笑)。今日は短い時間ですが、楽しんでいってください。


MC:今日いらっしゃっている皆さんはアナウンサーの卵です。中井さんは、今回キャスター役を演じられましたが、どんな印象をもちましたか?

中井さん:
僕たちは番組の宣伝などでワイドショーに出演することがあります。その時はインタビューをされる側なので、インタビューをすることはめったにないです。たぶん一生そういうのはやらないだろうなと思っていたので、役として経験ができるのはとても幸せだなと思いました。僕たち俳優の仕事は、自分の人生の中でいろいろな職業ができるというのが醍醐味でもあります。そういう意味ではキャスター役ができたのはおもしろかったですね。

MC:演じてみてキャスターのイメージは変わりましたか?

中井さん:
撮影の時は決められた脚本の中で進んでいくので、(イメージの変化は)特にありませんでした。キャンペーン期間に入って、いきなり「キャスターをやってください」と言われる場面がありました。今、放送されている「深夜のグッドモーニングショー」では決まった質問事項を女優さんにインタビューをするんですけれど、一つ質問をした後に相手が言っていることを聞きながら、次の質問のことを考えなきゃいけないんです。相手の答えを聞く暇がないんですよね。大変だなと思いました。

MC:実際に「めざましテレビ」の現場に見学にも行かれたとお聞きしています。

中井さん:
はい。キャスターを演じるということに関しては、いろんな情報番組の本番を見て参考にできるのですが、アナウンサーの感情の導線がわからないんですよ。朝、テレビ局に着いたら何を考えるのか、アナウンス室に行ったら誰と話すのか、新聞はどこから読むのか、衣裳部屋に入ったら何を考えるのか...。そういう感情の導線が知りたくて、朝の3時からずっとキャスターの方について取材をさせてもらいました。

MC:時任さんは、プロデューサー役でしたが、最初にオファーを受けた時はどうでしたか?

時任さん:
久しぶりに中井貴一さんと共演できるというので、即答しましたね。確か18年ぶりなんです。18年ぶりと言われても、そのブランクを感じないんですよね。映画やテレビ以外でも、CMとかでも共演をしているので、昨日会ったかのような感覚で、「おう!」という感じでしたね。

MC:二人の絆も今回の観どころだと思います。

時任さん:
そうですね。若い頃、同じ作品で同じ山を乗り越えてきた仲なので、その自然な積み重ねの中で生まれた空気感を、二人のアナウンサーとプロデューサーという役柄で観せられたらいいなと思いました。

MC:ここからは、"中井・時任のグッドアドバイスショー"ということで皆さんからの質問や悩みをお聞きしたいと思います。

観客1:
私は今活躍しているアナウンサーのようにミスキャンパスや帰国子女といった、アピールポイントがあまりありません。どのようにして自分をアピールすればいいでしょうか? アナウンサーになるのにキャラクタ―は必要だと思いますか?

中井さん:
そうですね。ミス○○ね。世の中っていろんな意味で肩書き社会だから、就職する時にそういうなにかがあった方が目を引くのかもしれないですね。でも、それが直接、採用に関係するかというと、そうではないと思います。僕は自分で事務所もやっているので人を雇う側になっています。僕は、その人の人となりしか見ないのであんまりミス○○とかは関係ないかなって思います。ミス○○って言われた方がちょっとカチンとくるタイプです(笑)。そう思う人もいると思うんですよね。会社組織だからわからないけれど、結局は自分を磨いていくしかないと思います。自分の内面をつくり上げた方が、コンプレックスに感じないで素敵だもん! 時任さんはどう思う?

時任さん:
気持ちすごくわかります。これだけは絶対に負けないというものを持つということは、すごく自分の芯になると思います。でも広く浅くでもいいから、いろんな知識や経験を持っているといいという場合もあるかなと思っていて、別にこだわる必要はないと思います。自分の好きなことにこだわるとか、好きなことをやり続けるとか、そういう方向でいいんじゃないでしょうか。

中井さん:
キャラクターは必要か? 自分と全然違うキャラクターは疲れます。自分の幸せの在りかをきちっと持つことじゃないでしょうか? だって、「イエーイ!」とか言って自分とは違うキャラクターを演じていたとしたら、しんどいと思います。自分ではどういうキャラクターだと思いますか?

観客1:
のんびりしたキャラクターだと思います。

中井さん:
のんびりしているキャラクターね。でも自信を持っていいと思います。

観客2:
私は将来、立派なアナウンサーになることを目指しています。お二人は、夢を諦めようと思ったことはありますか? 私たちと同じ年代の頃、どのような気持ちで過ごしていましたか?

時任さん:
その頃は、芝居が好きで、それに没頭していました。恐怖とかはあまり感じなかったですね。好きなことをやっている幸せ感があったというか...。中井さんはどうですか?

中井さん:
絶対、夢は持っていた方がいいと思います。最近、おじさんたちで「夢なんて持てないよ」って言う人がいると思うんだけれど僕は絶対、夢は持つべきだと思います。自分はこういう風になりたいとか、何年計画とか、なにかを始める前に持つ夢もあると思います。これも夢だと思うんだけれど、なにかをやりながら持つ夢ってたくさんあります。僕らのだいぶ上の世代の人たちには、お見合い結婚をして、一緒に生活をしてから相手のことを好きになったというご夫婦がすごくたくさんいました。職業もそんなような気がします。その仕事に就いてから自分で持つ夢がたくさんあるような気がします。僕は正直、役者になりたいって小さい頃から一度も思わなかったんです。映画とかは好きだったし、よく観ていたんだけれど、すごく誰か(有名人)に会いたいとか、誰かの追っかけをしていたとかは全くありませんでした。この仕事に就いて初めて、この仕事の中で夢を持つようになりました。立派なアナウンサーっていうのはどういう感じだと思いますか?

観客2:
例えばテレビだと、視聴者が画面を見ないで声だけを聴いていても、ちゃんと伝わるような放送ができるアナウンサーを目指しています。

中井さん:
僕らは感情を伝える商売だけれど、アナウンサーの人たちは情報を伝える商売じゃないですか? でもきっと、情報の裏側に見えない視聴者の心を惹く何かが、実際の生活の中で経験をすることが大いに出てくるんだと思うんです。だから私生活を楽しむというか、いろいろな経験をすることがいいんだと思います。自分の思う道を進んでいると、必ずそこの中にまた夢が生まれてくるし、持った方がいいなと思います。立派なアナウンサーになってください。そして、ラジオに出させてください(笑)。

観客3:
中井さんは、劇中で長澤まさみさんに言い寄られているようですが、私も年上の男性が好きなんです。かっこいい大人になる秘訣を教えてください。あとお二人は、年下の女性はお好きですか? どうやったら、年上の男性に好かれるような女性になれるか、教えてもらいたいです。

時任さん:
難しい質問ですね。あんまり、自分自身はかっこいいとか思っていないんで...。

観客3:
かっこいいです。

時任さん:
一生懸命さとか、何かに没頭している姿とか、そういう姿は誰でも素敵だなと思いますね。一生懸命何かをやっている姿って素敵ですよね。

中井さん:
かっこいいって、どういうことをかっこいいって言うのかわからないけれど、僕は異性を意識していることだと思います。最近は、男の子も「付き合うのは、ちょっといいです。女子とか自分はいらないんで...」とか、「車とかいりません」とか言うじゃないですか。僕らの時代は、一生懸命、女子のためにかっこつけたんです。車を選ぶとか、そういうのも、全部の目線が女子にモテるためだったんです(笑)。女子が「かっこいい」って言ってくれるから買う、みたいな。そういうことって、人間の本能だと思います。それがいろんなものによって邪魔されていって、なくなってしまうことが、これからの社会は怖いなって思います。恋をすることとか、そのためには自分がおしゃれをしようとか、時任さんが言ったみたいに何か極めようとか、そう思うことのすべてがやましい気持ちから出発することって、僕はありだと思います。それが色気になっていくんじゃないかという気がしています。年下の女性は好きです(笑)。

MC:時任さんは、年下の女性はお好きですか?

時任さん:
もちろん、好きです。

MC:年上の男性からはモテますか?

観客3:
あんまりモテないです。

中井さん:
基本的に男子っていうのは、女子に育てられるんです。生まれた時から母親に教育されますし、その母親は自分の理想の男性にしたいと思って息子を育てるんですよ。出発点は女性から育てられているわけですから、絶対に男性は女性に叶うわけがないんです。最初から男性は女性に勝とうとは思っていないんですよ。男性を育てるのは、女性以外にいないんです。だから、女性は全員、「私が男を育てる」というような考えでいると幸せになれると思います。おじさんからも好かれると思います。

観客3:
ものすごくためになりました(会場笑)。

観客4:
私は人前だと緊張してうまくしゃべれません。どうすれば、うまくしゃべれるようになりますか?

時任さん:
こっちが聞きたいです(笑)。僕もすごく緊張するし、うまくしゃべれないです。よく舞台挨拶に出るんだけれど、その度に反省ばっかりしています。落ち込むことが多いですけれど、落ち込んだ後に「まあ、いいか」という気持ちも生まれてくるんで、そんなに気にしなくてもいいかなって気もします。思いきり落ち込んで、思いきり復活すればいいと思います。

MC:では(質問者の方に)登壇してもらって、実際にアナウンサーの役をやってもらうというのはどうでしょう。

中井さん:
いいんじゃない。おいで!

MC:ではお二人に映画の魅力について聞いてもらえますか?

中井さん:
僕らが、入るところからやろうか?

観客4:
本日のゲストは、中井貴一さん、時任三郎さんです。よろしくお願いします。
テレビの表の仕事と裏方の仕事を演じて、思ったことがありますか? 今まで表に出ていて、「本当は裏ではこういうことが起こっていたんだな」などあれば教えてください。


中井さん:
情報番組って意外と気楽に観ているじゃないですか。でも、裏は大変なんだなということがわかりました。一つの番組をつくるのに、本当に100人近くのスタッフが動き回って、走り回っているのを見て、気楽に観ちゃいけないと思いました。

時任さん:
若い頃はワイドショーに追っかけ回されていた立場だったんで...(笑)。その逆の立場を演じるのは大変だなと思いましたね。
緊張していないじゃないですか! ドキドキしています?


観客4:
手と足が震えています...。

時任さん:
本当に?

中井さん:
だんだん慣れてくるんですよ。時任さんも言っていたけれど、皆、緊張するんですよ。僕も、本番前に手が震えます。なので女の子と手を繋ぐシーンとか、「ごめんなさい、緊張して手に汗をかいているんで...。申し訳ないです」って必ず謝ります。意外とみんな緊張していないようで緊張しているんだよね。緊張するのは怖いとか、悪いとか思わない方がいい。だんだんこれが(客席が)ジャガイモ畑に見えてきたりします。そうなったらたいしたもんです。がんばってください。

観客4:
がんばります。ありがとうございました。

MC:4名の方の質問を受けてみて、どうでしたか?

中井さん:
僕らが同じ年の頃より、ずっとしっかりしていますよね。

時任さん:
本当ですね。

中井さん:
僕らが同じ頃に、先輩からそう言われたことがあるんですよ。時代と共に、どんどん人間ってしっかりしてくるのかなと思うので、気楽にやってください(笑)。少しずっこけているぐらいの方が、女子アナウンサーとかっておもしろいのかもしれないです。あまり肩に力を入れないで、おもしろい情報を伝えるつもりでやってくれれば、それが一番いいんじゃないかなと思います。

時任さん:
中井さんが言ったみたいに、あんまり構えずに楽にやった方がいいと思います。楽しんでやれば、大丈夫だと思います。僕もそういう心構えで役者をやっていこうと思いますし、皆さんもがんばってください。

MC:それでは、最後に中井さんからメッセージをお願いします。

中井さん:
今日は試写会ですので皆さんは今日からこの映画の宣伝担当になったということでもあります。ましてやアナウンサーの卵ですから、最低10人の友達を強制的に観に行かせるように話術で巻き込んでください。しっかりと映画を観て、この映画の宣伝担当になって、この映画にお客さまを入れるようにしてもらいたいと思います。僕たちは精一杯、スクリーンの中で頑張りました。楽しんで観ていってください。ありがとうございました。

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