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中村獅童、全身白タイツ&白塗りで乱入! その姿はまさか...
「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」大ヒット御礼舞台挨拶

2016年07月24日

「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」大ヒット御礼舞台挨拶

<左から、中村獅童さん、宮藤官九郎監督>

「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」の大ヒット御礼舞台挨拶が7月24日、東京・池袋HUMAXシネマズで行われ、宮藤官九郎監督と劇中で「がまん汁」を演じた中村獅童さんが登壇いたしました。冒頭に「中村さんは渋滞に巻き込まれ遅れている」とアナウンスがあり、客席からは驚きの声が。舞台挨拶が始まり3分が経過した頃に、獅童さんが全身タイツ&白塗りという「がまん汁」のコスプレで"乱入"! まさかのサプライズ演出に、宮藤監督&客席は大爆笑でした。
獅童さんも「してやったり」のドヤ顔を披露しましたが、その後は愚痴&不平不満のオンパレード。さらに客席から、核心を突いた質問が飛び出して...。大盛り上がりを見せた当時の様子をレポートいたします。

宮藤官九郎監督

獅童さんは、頑張って今こちらに向かっているらしいので...。びっくりですよね。僕も今さっき聞いたばかりで驚いています。もう公開して1カ月ですか? 舞台挨拶は毎回満員で、やりがいがあります。ありがとうございます。


MC:ところで本編を見て、中村獅童さんを発見できなかったお客様はどのくらいいらっしゃいますか(ちらほら手があがる)?

宮藤監督:
夢中で観ていたんですかね? 一応「がまん汁のお通りだ」というセリフがあるんです。まあ、それだけなんですけれど...。そのためだけに出てもらったんです。まあ、その話は本人が来たらにしましょう。

MC:ここでようやく中村さんが到着した模様です。皆様、お待たせいたしました。早速登場してもらいましょう! 中村獅童さんでございます。

■全身白タイツ、白塗りの獅童さんが登場! その姿に客席は歓声&宮藤監督は大爆笑!


中村獅童さん(がまん汁役)

どうも、こんにちは! がまん汁役を演じました、中村獅童です。よろしくお願いします。


MC:というわけで、実は中村さんのたっての希望で、皆さんには完全サプライズで、がまん汁の格好でご登場いただきました。

宮藤監督:
えっ、このために?

中村さん:
はい、この白い全身タイツは妻がネットで買ってくれました。

MC:そして、このために中村さんは舞台挨拶が始まる1時間前に会場に来ていました。

宮藤監督:
あっ、どうもすみません...。前の撮影が長引いていると聞いていました...。

中村さん:
すみません! こちらも待ちくたびれました。

MC:それでは宮藤監督とがまん汁さんを交えて、お話をうかがってまいりましょう。まず、がまん汁役のオファーを受けたときのお気持ちも教えてください。

中村さん:
やっぱり、がまん汁役っていうのは一生に何度もできる役じゃないですし、非常に嬉しかったです。それと同時に、昔、宮藤さんと話していたときに、「いつか獅童くんのために、主役の映画を撮りたい」って言ってくれていたんで、今はまだ役者としても我慢のしどころなのかなと思っています。

宮藤監督:
今、我慢しているんですか?

中村さん:
そうです、我慢しています。

MC:台本に書いてあるので、うかがいますが(笑)、がまん汁を演じる上で意識したことは何ですか?

中村さん:
そうですね、役作りとしては先走り感と透明感を大事にしました。今まで演じた役の中では、かなり難しい部類に入りますね。

MC:難しいセリフもありますね。

中村さん:
「どけどけどけどけ、がまん汁様のお通りだ~い」ですね。もうちょっと出番が長いのかなと思ったんですが...。4日前に新宿の映画館で妻と一緒にお金を払って映画を観たんですが、(出演シーンが一瞬で)とても複雑な気持ちになりました。

MC:宮藤監督からは、中村さんにどんな指示をお出しになったんですか?

宮藤監督:
本当に現場に来ちゃったから、どうしようかなと思いました(笑)。でも、結構ハイテクな撮影をしているんです。実は何十台ものカメラが獅童さんの周りを取り囲んで、それで同時に撮っていたんです。日本でもあんまりないと思います...。

中村さん:
もう、撮り方なんてどうでもよくないですか?

宮藤監督:
獅童さんが怒って帰っちゃったら困るから、一応「こっちはハイテクだぞ」というのも見せないといけなかったですし...(笑)。でも、獅童さんがオファーを受けてくれるまでは「この役、どうしよう」と思っていました。逆に言うと、他の俳優さんは思いつかなかったです。もはや、主役みたいなもんですよ。

MC:撮影時間はどのくらいだったんですか?

宮藤監督:
15分くらいですね。あと無駄話を30分くらいしていました(笑)。

中村さん:
だんだん皆さん、(この姿に)慣れてきていません?

MC:中村さんのほうから、宮藤監督への質問などありますか?

中村さん:
ここまでやらせておいて、いつになったら僕が主役の映画を撮ってくれるのかな。

宮藤監督:
ここまでやってもらったら、もう(主演映画を)やるしかないですよね。

中村さん:
昔(宮藤監督が脚本を手がけた)「ピンポン」っていう映画でドラゴンというまともな役を演じて世に出たんですが、その後「木更津キャッツアイ」で犬島を演じて、そこから変になりました(笑)。

宮藤監督:
そうですね。なんかすみません。でも、がまん汁の次にやってもらう役って、何でしょうね(笑)。

中村さん:
ぜひ、ご期待ください!

MC:それでは映画をご覧になったお客様から、お二人への質問をいただきましょう。

Q:(尾野真千子さん演じる)死神は、(長瀬智也さん演じる)近藤が作った曲「天国」をどのタイミングで初めて聞いたのでしょうか?

宮藤監督:
その答えは、僕もわからないんですけれど...(笑)。でも、ある人に「あの女性が愛する人を失った」というドラマにすれば感動的なんじゃないって言われて、確かにそうだなと思いました(笑)。

Q:鬼ヒット、おめでとうございます! 私は今日で10回目の鑑賞です。がまん汁の話じゃないんですけれど、(皆川猿時さん演じる)じゅんこちゃんはなぜ地獄に落ちたんですか?

宮藤監督:
やっぱり10回も観ると、おかしなことが気になり始めるんですね。10回も観るもんじゃないですね(笑)。

MC:この件に関して、中村さんはいかがですか?

中村さん:
本当にみんなは僕のことに興味がないみたいだね! この格好になるまで、ものすごい時間がかかっているんだよ。だんだん慣れてきているし...。

宮藤監督:
でも確かに、なんで地獄に...。じゅんこちゃんも「なんで私、地獄?」って言っていますもんね。(女子高生役なのに)本当はおじさんだからじゃないですか? 嘘って結構重い罪だから、地獄に落ちたんだと思います。今はそれくらいしか思いつかないなあ。

中村さん:
僕への質問はまだ無いかな...。

Q:今日初めて見ました。見る前にネットで調べて、中村獅童さんの役柄が「???」になっていて、すごく気になっていました。今回のオファーが来たことを奥様にはどう伝えたんですか?

中村さん:
うちの妻は、宮藤監督のファンなので、映画のオファーをもらったと知って喜んでいたんです。役柄を言ったら、苦笑いをしていましたけれど(笑)。

宮藤監督:
そうだよねえ。でも、やっぱりがまん汁って「突破」する役割じゃないですか! 勢いが大事ですから。

Q:(清野菜名さん演じる)邪子が、(神木隆之介さん演じる)大助に惚れた理由は何ですか?

宮藤監督:
たぶん、「地獄に普通の人が来た」みたいな短絡的な理由だと思います。地獄に普通の人がいないので...。獅童さん、本当にすみません。じゃあ、最後に手を上げてくれていた女の子に聞いてみましょうか。

Q:なんでこの映画を作ろうと思ったんですか(全員爆笑&拍手)?

MC:最後の最後で、素晴らしい質問が出ましたね。全身タイツの男性を呼び込んで、はしゃいでいる我々にはぴったりの質問です。

宮藤監督:
ふざけている場合じゃないよね。でも、ストレートでシンプルな質問なので、真面目に答えます。死ぬとか生きるとかいうことを扱ったコメディ映画を作りたかったんです。ゲラゲラ笑いながら、「死んだらどうなるんだろう」とか、「あの映画に出てきた地獄や天国に行くのかなあ、じゃあ怖くないや」とか考えられればなと思っていました。だから、この映画を作りました。

MC:それでは最後にお二人からご挨拶をいただきます。

中村さん:
今日はみんな、本当にありがとう! 次は僕が主役の映画で会おうぜ!

宮藤監督:
確かに「主役でやろうね」って言いました。今、ものすごく申し訳ない気持ちです。こんなに申し訳ない気持ちになったのは、初めてです。いつか、やりましょう! 今日はありがとうございました。

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