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地獄のメンバーが宮藤監督の誕生日をお祝い!
「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」大ヒット御礼舞台挨拶

2016年07月19日

「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」大ヒット御礼舞台挨拶

<左から、清野菜名さん、宮藤官九郎監督、皆川猿時さん>

公開3週間で観客動員数は918,270人、興行収入は12億円(7月18日時点)を突破した「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」の大ヒット御礼舞台挨拶が7月19日にTOHOシネマズ 新宿にて開催! 宮藤官九郎監督をはじめ、清野菜名さん、皆川猿時さんが登壇いたしました。
この日は、監督の46歳の誕生日ということで、特製ケーキが用意されましたが、スタッフも報道陣もビックリの完全サプライズで、宮藤監督作「少年メリケンサック」にも出演している三宅弘城さんがまさかの飛び入り参加!? 熱狂と興奮の舞台挨拶の模様をレポートいたします!

宮藤官九郎監督

舞台挨拶に出てくるまでどれくらいの大きさの劇場か知らされていないんです...。大きいですね。ありがとうございます! 遠くの方はさすがに見えないですけれど、まあまあ入っていますね。今日は時間いっぱい頑張ります!
清野菜名さん(邪子役)

皆さん、本日はありがとうございます! 時間の許す限り楽しんでいってください。
皆川猿時さん(じゅんこ役)

今日はいろいろお客さんに質問してもらう感じで、お客さんがしゃべる感じで頑張ります!


MC:それではお客様からの質問に答えてもらいます。質問のある方はいらっしゃいますか?

観客1:
今日で5回目の鑑賞になります。皆川さん、じゅんこを演じて女装はクセにならなかったですか?

皆川さん:
恥ずかしかったです。とにかく僕は一生懸命演じていました。一番恥ずかしかったのは衣裳合わせのときです。そんなに喜々としてやっていないですよ。「恥ずかしい...」という気持ちでやっていました。

宮藤監督:
現世のシーンの方が「恥ずかしい」って言っていたよね?

皆川さん:
恥ずかしかった!

宮藤監督:
地獄のじゅんこよりも、現世の普通のメイクの時の方が恥ずかしがっていました。衣裳合わせってみんなに見られるじゃないですか。「見ないで、見ないで...恥ずかしい」って、恥ずかしがっていました。みんなに「かわいい、かわいい」って言われていたしね。

皆川さん:
すごく言うんですよ。「かわいい」とか「キレイだ」ってね...。

宮藤監督:
言わなきゃマズイじゃないですか(笑)。みんなが「宮藤さん、これはアリなんですか?」っていう目で見ているんだもん。

皆川さん:
不安な気持ちでやっていましたよ。

宮藤監督:
じゃあ女装にはハマらなかった?

皆川さん:
全然、ハマらなかったですね...。

観客2:
宮沢りえさんと中村獅童さんにはどうやって出演を依頼したんでしょうか?

宮藤監督:
台本を渡して「これが君の役だから」ってちゃんと言いましたよ。マーティン・スコセッシのように。それで「わかった」って言ってくれました。獅童さんには自分では言いませんでしたけれど、獅童さんから後日メールで「精子の役、喜んでやらせてもらいます」と来たんで「精子ではありません。我慢汁です」と返したら「なおのこと頑張らせてもらいます」と返事が来たので、本人は納得してやってくださっていると思います。関係者の方がいたら、本当にすみません。

MC:じゅんこを「かわいい」と言っていたのは監督だけですか? 周りのスタッフや共演者も言っていましたか?

宮藤監督:
言っていないですよね?

皆川さん:
言っていないですよ。監督だけですよ。

MC:清野さんから見てじゅんこはいかがでしたか?

清野さん:
地獄のじゅんこにしか会っていないのですが...強烈! あと、足の毛がなくてびっくりしました!

宮藤監督:
足の毛は剃ったんですよ。今日はいっぱいあるでしょ? あの時、(皆川さんは)舞台をやっていてね...。

皆川さん:
そっちは狼男みたいな役だったんです。

宮藤監督:
狼男だから毛がなくちゃいけないけれど、こっちは毛があるとだめで...事務所でヘア論争ですよね。「こっちは毛はいらないんだ、剃れ!」、あっちは「生やせ!」って、間に挟まれてかわいそうでしたね。

皆川さん:
部分的に剃ったんですよ。狼男で、ズボンを履いていて裸足だったので、脛から上を剃りました!

宮藤監督:
女子高生は靴下を履いているからね。

観客3:
清野さんは美貌を隠した役だったので、観客の反響は寂しくないですか? あと、皆川さんはこの役でアカデミー賞助演男優賞の受賞もあるんじゃないかと思いますけれど...。

宮藤監督:
(皆川さんは)女優だもんね? 助演女優賞なら...(笑)。清野さん、メイクはいかがでした?

清野さん:
私、派手なメイクがすごく好きなのでやりがいあって楽しかったです。自分が思い切り変身できる、変われる役はやってみてすごく楽しかったです

宮藤監督:
皆川さん、助演男優賞はいかがですか?

皆川さん:
助演女優賞だったらもらいたいです!

MC:監督としては皆川さんが受賞したらどんなお気持ちですか?

宮藤監督:
和田アキ子さんが白組で紅白歌合戦に出たような嬉しさかな...?

MC:宮藤監督作品ならではだと思いますが...。

宮藤監督:
そうですね。他の賞も欲しいですね。その日、授賞式に行って、この人の受賞だけだと屈辱的です。何のために映画を撮ったのかわからないです...。

観客4:
宮藤監督はどういう基準で神木くん演じる大助が転生する生き物を選んだんですか? スマホに座るインコやアシカの動きがすごくリアルでした!

宮藤監督:
インコはまさに、私が飼っているんです。飼って1年半くらいになるんですけれどスマホが好きなんです。スマホの上に乗って、前に進めなくなって慌てていたりするんです。アシカは、正直、アザラシでもオットセイでもよかったんです(笑)。ああいう感じの動物がいいなと思って、「あわしまマリンパーク」に行ってアシカとアザラシのショーを見たんです。そうしたら、動きが全然違うんですね。アザラシって、かわいそうだけれどアシカを良く見せるためにショーがあるんじゃないかっていうくらい愚鈍なんです。アザラシを見た後にアシカのショー見ると、すごく速く見えるんです。どんな動きも1カ月で仕込めますから具体的に言ってくれと言われて、「じゃあ便器から顔を出すのをやりたいです」って言ったら「じゃあ便座を置いていってもらっていいですか」と言われまして、実際に便座の形の枠を置いて練習してもらったら、ヒョイと顔を出すんです。それで小魚もらって喜んでいるんです。一番優秀だったのはアシカかもしれないです。どれも可能か不可能かってチョイスですね。
桐谷くんが最後に生まれ変わるのは、最初の台本ではタヌキだったんです。でも「タヌキはとにかくじっとしていられないし、うるさいです」と言われて「じゃあ静かな動物は?」と聞いたら「イグアナです」って言われたので、「じゃあイグアナがいいじゃん」とその場で決まりました。あと、宮沢りえさんのシーンで、さかっている犬が出てきましたが実は2匹いるんです。さかっているシーン以外は優秀な犬がやってくれたんですが、メスだったんです。さかっているシーンだけはオスを呼びました。スペシャリストを...(笑)。


皆川さん:
あれ、歳を取った犬なんでしょ?

宮藤監督:
そう! おじいちゃんで腰を動かすのをすぐにやめちゃうの(苦笑)。「もっと!もっと!」って、撮影に午前中いっぱいかかりました。その後のお弁当の時間はむなしかったですね。朝早く来て「3時間、僕は何をやっていたんだろう...」って思いました。

観客5:
監督の娘さんはもう映画を観たんですか? 感想はいかがでしたか?

宮藤監督:
観終わって、質問はなかったですね。「すごく、細かいこと気にするな」って思ったのは「7回しか転生できないって言っているのに、実際は8回やっているよね?」って言われました。確かにそうなんですけれど、最後はおまけだから「細かいな」って思いました。

観客5:
今日は監督も一緒に作品を観られたんですか?

宮藤監督:
いや、今日は観ていないです。

観客5:
以前の舞台挨拶で、観るたびにお気に入りのシーンが変わるとおっしゃっていたのですが...。

宮藤監督:
なるほどね! 今日はね、お気に入りじゃないけれど、大体いつも笑うところがあって、清野さんが「お前、地獄に落ちる要素満載だな」って言う前の神木くんの「あるわけないじゃないですかぁっ!」っていうセリフです(笑)。急にバカになるんです。あのシーンは必ず笑います。清野さんのセリフの言い方も素晴らしいけれど、神木くんの言い方も、なんであの瞬間だけ急にバカになるのか...? あのテイクだけだったんですよ。お気に入りです。

MC:そして今日は、宮藤監督の46歳の誕生日です!

清野さん:
お父さんと同い年! 誕生日もお父さんと同じです。今日、46歳になりました。

宮藤監督:
えー? 今日?

清野さん:
ビックリ!

宮藤監督:
僕の方がビックリだわ!

MC:ここにいる皆さんで、特製ケーキでお祝いいたします! それでは清野さんと皆川さんからお祝いの言葉をもらえるということです。


皆川さん:
宮藤さんには長生きしてほしい。それだけ! おめでとうございます!

清野さん:
私もちょっとしたプレゼントで、宮藤さんに似合う手ぬぐいプレゼントしたんです。

宮藤監督:
置いてきちゃった! 持ってくればよかったね。

清野さん:
そこに書いてあるメッセージも、いつも疲れているので「長生きを」って書きました(笑)。

宮藤監督:
「不老不死」って書いてあったよ(笑)。さすがに死ぬけれどね...。ありがとうございます!

■ここで、客席の最前列に「宮藤くん、誕生日おめでとう」と書かれた幕を持った、帽子にメガネ、マスクで変装した謎の男が...。宮藤監督がその存在に気付いて...。


宮藤監督:
あれ? あいつ、バカじゃないの(笑)? 怖いな! これ仕込みですか?

皆川さん:
ちょっとこっち来なさい! 

宮藤監督:
三宅弘城さんです! ビックリしたわ(笑)!

皆川さん:
いいかげんにしてくれよ! 気持ち悪いな!

宮藤監督:
一瞬「これ、触れない方がいいかな?」と思ったけれど、よく見たら四角いなと思って...(笑)。ありがとうございます。

MC:それでは最後に宮藤監督、ご挨拶をお願いいたします。

宮藤監督:
恥ずかしいですね。さすがにもうわかるんですよ。誕生日当日だし、ケーキだろうなって思って「あ、すごいケーキだな」って思って、最前列を何回か見て「やばい人いるな」って思っていました...。さすがにビックリしました。ありがとうございます。三宅さんを呼ぶっていうのも僕が喜ぶと思ってのチョイスなんですよね。え? (スタッフの仕込みとは)違うの? 三宅さんが勝手に来たの? 頭おかしいんじゃない(笑)。

三宅さん:
映画は観ていないですけれど...。

宮藤監督:
また今度観てください。

皆川さん:
いいかげんにしろよ、このやろう!

宮藤監督:
まあ本当にありがとうございます。もうすぐ公開から1カ月経ちます。まだこうやって、大きい劇場でいっぱいの人に観てもらえて嬉しいです。大きい音と画面で観てもらうのに適した作品だと思います。「DVDでいいかな」とか言ってる友達がいたら、勧めてください。

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