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キャストも観客もドレスアップ!
「高台家の人々」豪華レセプションパーティー&舞台挨拶

2016年05月10日

「高台家の人々」豪華レセプションパーティー&舞台挨拶

<後列左から、塚地武雄さん、大地真央さん、市村正親さん、シャーロット・ケイト・フォックスさん、大野拓朗さん、
前列左から、水原希子さん、斎藤工さん、綾瀬はるかさん、間宮祥太朗さん>

全国3000店の書店員が選ぶ「NEXT ブレイク漫画RANKING BEST50」で第1位に輝いた人気コミックを実写映画化した「高台家の人々」。そのレセプションパーティー&舞台挨拶が5月10日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われました。

妄想が大好きな主人公・木絵を演じる綾瀬はるかさんをはじめ、木絵に惹かれる高台家のエリートサラリーマン高台光正役の斎藤工さん、その妹の高台茂子役の水原希子さんなど、総勢9名の豪華キャスト陣が大集結しました。キャストたちはリムジンから現れ、レッドカーペットを歩いてステージへ。なりやまない大歓声のなか、イベントはスタート。 レセプションパーティーでは、キャストはもちろん、招待された観客の方々も素敵にドレスアップ。華やかな雰囲気のなか、それぞれの妄想話や撮影秘話などが語られました。 そのレセプションパーティー&舞台挨拶の様子をレポートいたします。


【レセプションパーティー】

綾瀬はるかさん(平野木絵役)

今日はお越しくださってありがとうございます。まだ映画はご覧になっていないんですよね? 愛が溢れた可愛い作品です。皆さん、楽しみにしてください。
斎藤工さん(高台光正役)

どうも、綾瀬はるかです(笑)。

塚地さん:
違うがな! 性別も違うし...。

斎藤さん:
今の日本にふさわしいポップでキュートな映画だと思います。ぜひ皆さん、「高台家の人々」をよろしくお願いします。

MC:先日、イタリアのウーディネ・ファーイースト映画祭に参加されましたが、お客様の反応はいかがでしたか?

斎藤さん:
ものすごく熱狂的でした。実は、もっとも人気だったキャラクターが塚地さんなんです。

塚地さん:
えっー!?

斎藤さん:
なんかね、塚地さんを待っているみたいな空気が出ていたんですよ。

塚地さん:
行こうかな。日本にはいないからなあ。

斎藤さん:
本当に盛り上がりました。
水原希子さん(高台茂子役)

こんなたくさんの方々の前でレッドカーペットを歩かせてもらって、とっても緊張しました。綾瀬はるかさん演じる木絵ちゃんの妄想、とっても可愛いので、ぜひ皆さんに劇場で観てもらいたいです。皆さん(観客)、今日はすごくオシャレしてくださったんですね、可愛いです。
間宮祥太朗さん(高台和正役)

この映画は、誰が観ても幸せな気持ちになれる映画だと思います。そういう映画って、なかなかないと思うので、ぜひ皆さん、劇場に足を運んでください。そして友達や家族や恋人にぜひ勧めてほしいです。猫のヨシマサともども、よろしくお願いします。
シャーロット・ケイト・フォックスさん(高台アン役)

この映画は、本当に心が温まる、可愛らしい、愛に満ちた映画です。出演している皆さんも素晴らしく、参加できたことが光栄です。皆さん、楽しみにしていてください。
大野拓朗さん(高台茂正役)

原作を、読んだよっていう人? たくさんいらっしゃいますね。原作を読んだ方も、そうでない方も、綾瀬さんの妄想にニヤニヤしながら、工さんの色気にメロメロしてしまうこの映画を楽しんでもらえると思います。僕自身も原作が大好きなんです。その原作から飛び出してきたような豪華な皆さんが演じています。ぜひ楽しんでもらえたらなと思います。
大地真央さん(高台由布子役)

皆さんがおっしゃったように、とっても温かく、なぜかホロッとくるようなそんな映画です。私も素敵な息子、娘、そして素敵な木絵ちゃんと出会えたこと、とても嬉しく思っています。これから、皆さんが「高台家の人々」を育ててください。よろしくお願いします。
市村正親さん(高台茂正Jr.役)

僕も原作を読みましたが、この役は僕じゃないと思いました。なぜかというと、原作では金髪で目が青かったんですね。ただ空気が読めない男ということでキャスティングされたのかなと思います(笑)。大地さんとの間に、こんなに美男美女が生まれる、それは事実だと思いますね。

大地さん:
はい(笑)。

市村さん:
本当に楽しい素敵な映画になっています。ぜひ、お楽しみに。
塚地武雄さん(脇田実役)

僕は、この映画では7変化といいますが、8変化ほど、妄想の中の住人を演じています。おもしろい映画です。人の心を覗けたら幸せなのか、不幸せなのか、たぶん、みんな考えると思います。この映画を観たら、その答えがわかるような気がしますので、ぜひ劇場で観てください。


MC:綾瀬さん、木絵ちゃんを演じていかがでしたか?

綾瀬さん:
木絵ちゃんは、ユニークでチャーミングで、とても心が澄んでいてピュアだったので、演じていてとても気持ちよかったです。私が一番好きな妄想は、光正さんと駆け落ちをするっていう妄想です。大正時代で「なんとかでがんす」みたいな言い方をしていて、その妄想が一番好きでした。

塚地さん:
お二人(綾瀬さんと斎藤さん)は、妄想の中でいろんな役を演じていますもんね。

斎藤さん:
僕が妄想の中で印象に残っているのは、塚地さんのキャラクターです。(見た目が)変わりすぎていて、一回「初めまして」と挨拶をしてしまったぐらいです。本当に塚地さんじゃなくてもいいのではないかと思ったくらいです。

塚地さん:
すごい特殊メイクなんですよね。僕である必要があるのかなって思いました。

斎藤さん:
入り時間がすごく早かったですよね。

塚地さん:
特殊メイクに2時間、長い時は3時間かかりました。

MC:斎藤さんはテレパス能力がある役でしたが、どうでしたか?

斎藤さん:
実際に、テレパスの能力があったらどうなんだろうと思ったんですが、今はSNSなどで、人の本音らしきものを見ようと思えば見えてしまうっていう残酷な時代なので、自分に置き換えることができました。十字架を背負っているなっていうのが第一印象でした。でもこうして、おばあさまを含めて兄弟みんな、いろんな乗り越え方を知っているので、人の本音とは付き合っていかないといけないかなと思いました。考えさせられました。

MC:今日は皆さんにどんな妄想をされるか、聞いてみたいと思います。

綾瀬さん:
マンションに一人暮らしをしているのですが、マンションで柴犬を買うとどうなるかっていう妄想を最近しています。

塚地さん:
リアルな妄想!

斎藤さん:
具体的なんですね。

塚地さん:
今のところ、妄想ではどうなっているんですか?

綾瀬さん:
フローリングの床なので、滑っちゃうのかなと思っています。

斎藤さん:
(住んでいるところでは)ペットは飼えるんですか?

綾瀬さん:
どうでしょうね。あんまり知らないんですけれど...(笑)。妄想なので。

塚地さん:
ペットが欲しいということですか?

綾瀬さん:
そうですね。でも、一人暮らしなので面倒をみられないので、飼ったらどうなるかなっていう妄想です。

斎藤さん:
僕はすぐに人の全裸を想像します(笑)。今日、(観客の)皆さんも素敵にドレスアップしていますが、僕のなかでは全員全裸です(笑)。関係者各位、ドライバーの方も、通訳の方も、全員全裸です。

塚地さん:
裸族の集まり...。

斎藤さん:
そうですね。裸族が多ければ、服を着ているのが不思議なんじゃないかなって思います。

塚地さん:
確かにね。

市村さん:
妄想ね。そうだな。もう、そう?(ダジャレ)で勘弁してください。

大地さん:
私は猫を7匹飼っているんですけれど、猫がしゃべったらどうなるんだろうって妄想をよくします。私が話しかけると、猫はわかっているみたいでちゃんと意思表示をしてくれるんですが、その心を聞きたいなって思います。

塚地さん:
応対はしてくれるけれど、その心を聞きたいということですね。

大地さん:
そうですね。あと、7人の小人をうちの子たちがやってくれたらって、楽しいなと思っています。

塚地さん:
猫が小人をやるんですね? 7人の子猫じゃないですか!

大地さん:
7人の小人をやるとどうなのかなって...。失礼いたしました(笑)

塚地さん:
すごい妄想ですね。

水原さん:
私は、昔からずっと妄想していることがあります。音楽がすごく好きで、ミュージックビデオに出たいっていう願望がすごくあるんです。なので音楽を聴きながら、ミュージックビデオに出ているような妄想をほぼ毎日しています(笑)。

塚地さん:
聴いている曲のミュージックビデオに、私は出ているんだということですね。

水原さん:
人がいないところでちょっと踊ったりとか、飛行機に乗っている時とかでも、いきなり音楽が始まって踊りだすとか、そういう妄想は毎日しています。

MC:いつでも実現できそうな気がしますね。

水原さん:
ミュージックビデオっていう妄想は、どこでもできるんですよ。お風呂の中でもできるし、料理している時でもできるし、すごく楽しいです。

塚地さん:
オススメですか?

水原さん:
オススメです。簡単なので、ディーバの気分で取り入れてみてください。

間宮さん:
僕は普段、妄想をするタイプじゃないんですけれど、自分が田舎に住んで田植えをしているところなんかは、妄想することがあります。朝起きて、雪が降っている光景とか、四季折々の景色を楽しみながら、お茶を飲んで焚火で温まっている自分を妄想します。

塚地さん:
疲れているんじゃないですか?

間宮さん:
疲れていないです(笑)。

斎藤さん:
田舎暮らしってことですか?

間宮さん:
はい。

塚地さん:
若いのにちょっとね...。

間宮さん:
憧れがありました!

シャーロットさん:
私は、ものすごく日本語がペラペラという妄想はします。ものすごくです!!

塚地さん:
芸人さんくらいに...。

シャーロットさん:
イタリア語も、ドイツ語も、すべての言語がペラペラという妄想です。でも、特に日本語ですね。

大野さん:
僕は、部屋が小さいので、広い部屋で、家具をオーダーメイドで壁一面作って、それで生活をするっていう妄想をよくしています。マンションのポストに入っている間取りの図面をとってあるんです。その日の気分でこの間取りはやっぱりいいなとか思っています。何平米ぐらい、何畳か、じゃあ、ベッドはキングサイズにしようみたいなことを妄想して、ストレスを解消しています。

MC:理想の間取りはどんなものですか?

大野さん:
衣裳部屋っていうのを作りたいんです。あとは防音室と、シアタールームを作りたくて、トレーニングルームも作りたくて...。うーん、結構な広さが必要ですね。

塚地さん:
結構なところを想像しているね。

大野さん:
市村さんの家ぐらいじゃないと...。

市村さん:
家はそんなに狭くないよ(笑)。

MC:もし、自分の名前がついた○○家の人々という映画があったとしたら、それは一体どんな話になりそうですか?

綾瀬さん:
本当の自分の実家は、平々凡々で、猫1匹、犬1匹で、最近姪っ子が生まれて、そんな感じです。たぶん、斎藤家の方がおもしろいと思います(笑)。

塚地さん:
シンプルな映画になりますね。

斎藤さん:
そんなことないですよ。毎日いろいろありますよ。犬対猫とかね(笑)。僕はさっきも裸族の話をしましたが、それは親からの遺伝で、斎藤家は基本的に、半裸なんです。R指定の映画になります。しかも、下だけ半裸なんです。あえて下だけ裸という画が永遠続くという...。

塚地さん:
それは、楽だからですか?

斎藤さん:
楽だからです。副題が解放というタイトルになりますね。15分の短編映画にします(笑)。

MC:最後に、綾瀬さんよりご来場の皆さんにご挨拶をお願いします。

綾瀬さん:
皆さん、本日はお越しくださって本当にありがとうございます。もう少しで公開となります。皆さん楽しみに待っていてください。今日も美味しいご飯を食べて、いい日にしてください。

【舞台挨拶】

綾瀬はるかさん(平野木絵役)

本日は足を運んでくださって本当にありがとうございます。ようやく皆さんに観てもらえるということで、とても楽しみにしていました。すごく可愛い映画です。最後には人を好きになるということについてを考えさせられる、とても深い映画にもなっています。最後まで楽しんでもらえると嬉しいです。
斎藤工さん(高台光正役)

皆さん、こんばんは。綾瀬はるかです。

綾瀬さん:
それ、何のネタ? 毎度、毎度...(笑)。

斎藤さん:
こんなに華やかなキャストの方と、こんなに華やかな場所で、この日を迎えられることに一映画人として幸せに思っています。この映画のキュートでポップで前向きな強さが今の日本や、世界にもっとも必要なものを直球で投げていると思います。ぜひ今日は受け取ってください。
水原希子さん(高台茂子役)

最初に台本をもらった時に、木絵ちゃんの妄想のシーンがすごくたくさんあるので、そこがどういう風に描かれるのかなと思っていました。あっ、こんな風になったんだって心がワクワクしたり、すごく幸せな気分になったり、切なくなったり、観てみると本当にいろんな感情になりました。すごく幸せな気持ちにさせてくれる映画です。今日はぜひ皆さん、楽しんでいってください。短い時間ですが、楽しく過ごせればいいなと思っています
間宮祥太朗さん(高台和正役)

今日、観てもらった皆さんが幸せな気持ちで帰ってくださると、自信をもって言えるぐらいハッピーに溢れた映画だと思います。ここまで人を幸せにする映画は、なかなかないと思います。明日からの1日がきっと楽しくなると思います。楽しんでいってください。
シャーロット・ケイト・フォックスさん(高台アン役)

この映画は可愛くて、本当に心温まる物語です。本当に類まれなる俳優の皆さんとご一緒できて、とても幸せです。幸せな喜びというのは、毎日そこら辺にあるものではなく、そういうものが人生に必要なのではないかと思います。ぜひ皆さん、楽しんでいってください。
大野拓朗さん(高台茂正役)

僕はこの原作のファンとして、原作から飛び出してきたような豪華な高台家の人々と...、そして塚地さんがおもしろかったです!

塚地さん:
ありがとう(笑)。

大野さん:
本当に温かくて、涙すると思います。素敵な作品になっていますので、皆さん今日は楽しんで帰ってください。
大地真央さん(高台由布子役)

こんなに素晴らしい息子、娘。そして、お姑さん、おしゅうとさん、ダーリンとこんなに温かい映画に参加できたことを嬉しく思っています。由布子は、高台家を守るという信念をもっている人です。裏表がなくて、思ったことをズバズバ言うとってもストレートな人ですが、とっても愛の深い、子どもたちに対しても、高台家に対しても、愛がいっぱいあります。この役に出会えたことに感謝しています。この作品をこれからは皆さまで育てていってください。
市村正親さん(高台茂正Jr.役)

この役は自分そのもので、こんなに簡単に仕事をしていいんだろうかと思っています。空気が読めない役ですが、僕自身が本当に空気が読めていません。しかし、この年まで元気に自分の好きな仕事で生きてくることができました。空気が読めなくても、テレパシーがなくても、問題ありません。空気を読める人も何人かいるかと思いますが、ここにいる人たちはほとんど(空気が)読めないと思います。それでもみんな幸せになれます。がんばっていきましょう。ありがとうございました(笑)。
塚地武雄さん(脇田実役)

(ここにいらっしゃる方は)まだ観ていない方々なのでわからないと思いますが、僕は8役ぐらい演じています。かなりの特殊メイクをしていますので、僕だと気がつかない妄想もたくさんあると思います。一応、僕を探しながら観てもらえたらなと思います。本当に素敵な映画です。人の心をテレパせれたらいいのか...。僕はテレパしたいと思っていたんですけれど、テレパさない方がいいんじゃないか、という気持ちになります(笑)。どちらが幸せなのか、そんなことがわかる、素晴らしい映画です。皆さん、一つ、テレパさない気持ちで楽しく観てください。
土方政人監督

塚地さんの後だとものすごくしゃべりづらいです(笑)。テレパスと妄想という一風変わった恋愛映画です。心根にあるのは、人を思いやるのが一番大事かなということなので、それが皆さんに伝わったらいいかなと思います。


MC:完成した作品を観てどうでしたか?

綾瀬さん:
妄想のシーンが多かったので、コメディの要素が多い映画なのかなと思っていたのですが、すごく深い映画なんだなと、観終って思いました。人の心を読むことができたり、心を読まれるのが嫌だと思っていたり、いろんな葛藤に木絵がぶつかっていくんですけれど、結局は光正さんを大事に思う気持ちが、何より大事なんだってことをすごく感じました。可愛い二人だなと思いました。

MC:観客の皆さんへのオススメシーンはありますか?

綾瀬さん:
塚地さんのホクロに毛が生えているんですね。

斎藤さん:
役柄で? 実際に?

綾瀬さん:
役柄ですね。

塚地さん:
やめてください。実際にだったら、すぐに言ってください(笑)。

綾瀬さん:
特殊メイクに細部までこだわっていて、ホクロの毛まで繊細に作ってあるんです。

斎藤さん:
僕は、イタリアの映画祭でこの映画を観たのですが、土方監督が仕掛ける映画的な波に、イタリアのお客さんが一喜一憂してくれたんです。その中で登場が待ち望まれていたのが、塚地さん、市村さんなんですよ。あの人たちが出てきてくれないかなという空気が会場に充満していました。おもしろいと思った時に、笑いながら観るってことが大事な映画だと思います。日本人だからとかじゃなくて、楽しかったら笑ってください。そのお二人が観どころです。

水原さん:
すごくいっぱい観てほしい部分があるんですけれど、脳内会話をするシーンがたくさんあって、それはこの映画ならではかなと思っています。口も動かさず、表情だけで声が聴こえてくるというのは、この映画でないと観られないので、ぜひそこに注目してもらいたいです。基本的にはそういうシーンしか出てこないんですけれど...(笑)。思っていることを口に出すか、出さないかなので、それは、演じられました。

間宮さん:
原作を読ませてもらったのですが、映画を観て、妄想シーンの完成度の高さにとにかく驚きました。漫画の世界観を忠実に表現していて、それがものすごくおもしろかったです。僕も声を出して笑いました。前半笑った分、後半は心がリラックスして、柔らかくなった心にちゃんとメッセージが入りやすくなっていて、すごく伝わってくるんですね。それをぜひ受け取って帰ってほしいです。あと、個人的にお気に入りのシーンは、工さんが「生卵」って言うシーンです。これは、観てもらえばわかると思います。

斎藤さん:
生卵です。

市村さん:
工くんとはるかちゃんが最初に出会ってから、はるかちゃんが演じる木絵ちゃんが変なことしか考えないんですよね。それを読めちゃう工くん演じる光正がいて、それが本当に温かくて、いい主役二人だなって映画を観ての率直な印象です。あと、自分の中ですごく引っかかるセリフがあって、「流されてきた」と自分を卑下するセリフがあって、それでもちゃんと生きていけるんだなって思いました。だからみんなもがんばってほしいなって思います。

塚地さん:
必ずエールをおくりますね(笑)。

斎藤さん:
そこは、すごくいいシーンですからね。

大地さん:
はるかちゃん演じる木絵ちゃんがあまりに純粋で可愛くて、愛おしくて...。私は立場的には反対したりするんですけれど、観ていて本当に、「なんて愛おしい子なんだ」と思えるんですね。それは、はるかちゃんが演じたからだと思うんです。いいですか、これで(笑)?

塚地さん:
「言え」って言われていたみたいですね...(笑)。

大地さん:
それは冗談ですけれど...(笑)。でも本当にそう思いました。木絵ちゃんの一喜一憂を皆さん、共有してもらえたらと思います。

シャーロットさん:
プレイするというのが、素晴らしかったと思います。俳優はプレイする、演じる、そして遊ぶ、それが本当に大事だと思うんです。それが本当にあちらこちらにあり、主演のお二人はプレイ、遊んでいて、それが素晴らしかったと思います。カメラが回っていても、回っていなくても、いい意味で遊んでいました。

塚地さん:
不真面目ではなくて(笑)?

シャーロットさん:
とてもプロっぽく遊んでいました。

大野さん:
この作品はロケ地にも、すごくこだわっていますよね?

土方監督:
そうですね。

大野さん:
僕が撮影で行かせてもらったイギリスの館とか、豪華なセットとか、視覚的にもすごくこだわっているので楽しめると思います。

塚地さん:
僕自身、妄想の中に出てくる役なので、特殊メイクなんですよ。だから、誰よりも入りは早いし、パイプイスで目を閉じたまま2時間過ごして、終わったら、撮影するための1時間があるんです。1日3役の場合は、合わせて9時間、この時間があるという大変さを乗り越えています。目を凝らして僕が特殊メイクしているんだということをわかってもらえたら、本当に報われます。あとは、木絵が妄想していない時の映像での表現が楽しいですね。

MC:実写化でこだわったポイントはどんなところでしょうか?

土方監督:
こだわったというよりも、妄想のシーンで自分の中でなるほどなと気づいたシーンがありました。高台家のお坊ちゃまの光正と奉公人の木絵が駆け落ちをするシーンで、町から手をつないで逃げる時に、綾瀬さんが笑って走っているんです。これ、本当はNGなんですね。駆け落ちだからシリアスにと思っていたんです。でもこれに僕はOK出したんです。これは妄想だ! 妄想の中は彼女の自由な世界だからこの表情でいいんだっていうことに気づいたんです。それをはるかちゃんが意識してやったのか、走っているのが楽しくてやっていたのかがわからなかったんです。走っていて楽しそうだった。

綾瀬さん:
最初は真面目にやっていたんですけれど、終わりぐらいに顔がニヤけてきちゃって、つい、つい出た表情です。

土方監督:
僕はそれでOKを出したんです。妄想ってそういうことだろうなと思ったんです。そのシーンを楽しみにしてもらえたらおもしろいかなと思います。

斎藤さん:
そのシーンを撮り終った後、綾瀬さんが「最後に笑っちゃった」って言ったんですね。ただ、これだけ深い解釈があるということは、綾瀬さんの深さなんじゃないかなって思いました。生卵...(笑)。

塚地さん:
なんで、ここで言うんだ!

綾瀬さん:
今回、この映画、人の心を読む方と読まれる方の葛藤がそれぞれにあります。けれど一番大事なことは、人を好きになって、自分よりもその人を大切に思う気持ちだと思います。それがあれば、何でもできる! そして自分もそういう風に生きていきたいなって思うような、心温まるお話です。ということで、生卵と塚地さんの毛を何度も確認してもらえたらなと思います(笑)。よろしくお願いします。

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