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ベスト・オブ・"アイアムアヒーローファン"を決定!
「アイアムアヒーロー」絶叫上映会舞台挨拶

2016年04月28日

「アイアムアヒーロー」絶叫上映会舞台挨拶

<中央、大泉洋さん>

4月23日に公開した「アイアムアヒーロー」の主演を務めた大泉洋さんが、4月28日TOHOシネマズ 新宿にて絶叫上映会舞台挨拶を行いました。
世界3大ファンタスティック映画祭や、アメリカのサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)2016での観客賞、グランプリなど計6冠を獲得し、世界各国での公開も決定している本作。
この日は、もっとも本作への熱い思いを語ってくれた観客にベスト・オブ・"アイアムアヒーローファン"として、劇中で大泉さんが着用していたあのベストをプレゼント! 大泉さんは、ベストに込められた懐かしい気持ちや楽しいエピソードを語りました。賑やかに行われた舞台挨拶の様子をレポートします。

MC:「アイアムアヒーロー」、公開してわずか5日間で26万人の方がご覧になっています。先週の週末興行収入ランキングでは実写映画の中でNo.1になりました。いかがですか?

大泉洋さん(鈴木英雄役)

ありがとうございます。アニメにはどうにも勝てませんからね(笑)。うちの劇団の安田が声をやった「映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」とかね(笑)。実写では本作が一番だったということで、ありがとうございます。


MC:本作は海外の映画祭での評価が素晴らしかったですね。その評価を受けて香港での公開が早まりまして、5月1日から公開されます。香港では、18歳未満の上映が禁止になりました。

大泉さん:
そう聞くと、随分危険な映画に聞こえますね(笑)。

MC:まだまだ海外での上映が決定しております。韓国、台湾、香港、インドネシア、タイ、フィリピン、スペインで公開いたします。

大泉さん:
海外だとみんなが原作を知っているわけではないでしょうから、映画を観たら「こんな映画だったんだ」とビックリするでしょうね(笑)。「アイアムアヒーロー」と聞いて、なんかおもしろそうじゃないかと思って観に行ったら...。

MC:映画祭では、すごく評判が良かったんですよね?

大泉さん:
もうすごいですよ。そうは言っても、ファンタスティック映画祭といって、そういう映画が好きな人たちが観に来ていました。映画のテイストをわかっていてみんな楽しいわけですよね。
大河ドラマ『真田丸』の所作指導の先生がいらっしゃって、それなりのお年の女性の先生なんですが、この映画を楽しみにしてくれていました。「大泉さん、この『アイアムヒーロー』、素晴らしいじゃないですか」と言ってくれたんです。私は、「でもあまり先生が観るような映画じゃないかもしれません。ZQN(ゾキュン)というゾンビのようなものを私がどんどん倒すという映画なんですよ」と言ったんです。そしたら「いいじゃないですか。元気があっていいですよ。そういう映画もなきゃいけませんよ。それでどんどん日本を元気にしてもらわないとね。私は公開初日に観に行きます」なんて楽しみにしてくれていたんです。それでこの前お会いしたら、「大泉さん、私、観てきましたよ。ダメですよ、あんな映画は。過激すぎるじゃないですか」って、怒っちゃって...(笑)。それからプロデューサーとかを捕まえて、「ご覧になりましたか? 大泉さんの映画。ダメですよ、あんな映画...」って言っていたんです。
私もね、公開前までは拒否反応を起こしちゃいけないと思って、一度も言わなかったんですが、この映画は怖いんですよ。騙したようなことを公開前には言いましたけれど...。この映画は本当は怖いんです。私は好きですけれど、生半可な覚悟で来ると怖いんですよね。


観客:
怖かった!

大泉さん:
そうでしょう。今日はみんな、洋ちゃんに会いたいと思って必死に観に来たんですよね。僕のファンは映画を、指の隙間からしか観ていないんだもん。「洋ちゃんが、洋ちゃんが、わー...」って(笑)。どうですか? 本当はこの映画を好きじゃないけれど来たという方は、どれぐらいいますか? (会場の多くの方が手をあげる)ほら、洋ちゃんが観たくて、こういう映画は苦手だけれど来てくれたという人がこんなにいるんだよ(笑)。ただ、好きな人には、最高だったって人もいるでしょ? 好きな人にはたまらない。「よくぞここまでやった」っていう感想だらけだもんね。

MC:本作はインターネットでの評判が素晴らしいです。

大泉さん:
すごいですね。

MC:素敵なコメントをご紹介しましょう。「『アイアムアヒーロー』は、日本映画のレベルを押し上げてしまった。この歴史的大事件は目撃しておいた方がいい」「涙が出ました。10年に1度ぐらいの傑作」

大泉さん:
いやー、もう、好きな人にはたまらないと思います。

MC:さらに「予想の斜め上をいく、ZQN肉体損壊、肉片オンパレード」「動画の限界をとことん超えてくるパニックムービーに仕上がっている」「原作を活かし、これ以上ないほどの実写化」「最高すぎて涙が止まりませんでした」。

大泉さん:
素晴らしい。実写化されて、ここまで評価を受けることはなかなかないですよ。

MC:さらに「ぶっとんだ出来栄えに、脳ミソも心臓もぶち抜かれた」

大泉さん:
そうでしょう。レビューを見ると評価が5点か1点なんです。「最高だ」って言っている人と、「ありえない、ふざけるな」って怒っちゃう人がいるんです。勇気なき者は観ちゃいけない、勇者だけが観られる映画ですよ。ここまで怖い映画は最近ではないと思います。

MC:今、映画を観たばかりの方々に、どれだけ素晴らしかったかを熱弁してもらいたいと思います。

大泉さん:
この映画が好きだったという人に話してほしいですね。

MC:今回、素敵なプレゼントがございます。「アイアムアヒーロー」に対する見事な熱弁をしてくださった方には、ベスト・オブ・"アイアムアヒーローファン"ということで、映画の中で大泉さんが使用していたサイン入りのベストをプレゼントします。

大泉さん:
ベスト・オブ・"アイアムアヒーローファン"に贈る、ベストですよ! このプレゼントの話を聞いた時に、このベスト、まだあったんだってびっくりしました。これ見てください、生々しく血のりがついていますからね。これ、衣裳さんが「ネイビーのベストなんで、いくら血をつけても目立ちません」って言ったのを覚えているもん。太ったZQNが乗っかってきた時の、あの方の汗とかも染みついていますからね。ここ(ポケット)に玉を入れて、ガチャパン、ガチャパンって撃っていたんです。超懐かしい!

MC:このベストが欲しい人?

大泉さん:
まさかの全員ではないっていう(笑)。本当に欲しい人にあげたいです。最終的には、お名前を入れてプレゼントしたいと思います。

MC:我こそは熱弁をふるえるという方、手をあげてください。

観客1:
大泉さんは最初の方はうだつの上がらないダサい男の人を演じていたんですが、最終的には後ろ姿がかっこよかったです。

大泉さん:
後ろ姿(笑)。最後は、前を向きましたよ(笑)。

観客1:
もちろん、表情も良かったです。

大泉さん:
でも後ろ姿が良かったということは、前向いてガッカリしたタイプですかね? 失礼だな。ベスト・オブ・ファンがその発言はないですよ(笑)。

観客1:
かっこよくない姿からかっこよくなる姿を見せられるのは、本当に現代の社会でも大泉さんがヒーローだからだと思います。

大泉さん:
だいぶ、ベストに近づいてきましたよ。

観客1:
大泉さんがZQNになったら、どんなZQNになりますか?

大泉さん:
ZQNというのはZQNになる前の行動をよくするそうなので、私は食べることが好きなので、おそらく行列の出来るラーメン屋に並んでいるんじゃないかなと思います。

観客1:
ZQNも生きている時にしゃべっていた言葉をしゃべると言いますが、大泉さんはZQNになったらどんな言葉を話されると思いますか?

大泉さん:
やっぱり、ぼやいているんでしょうね。ZQNになったことをぼやいているのかな。僕はZQNになっても人間を噛んだりせずに、しゃべっているでしょうね。「そうですよ、ZQNですよ。噛むと思っているだろう」って言ってね(笑)。

観客2:
私は、パニックムービーが大好きで、海外の作品もよく観ているんですけれど、この作品は、すごく冴えない感じの中年が成長していく過程とか、大泉さんの演技が繊細だなと思いました。パニックムービーで人が成長していく過程を描くのは珍しいことだと思いました。今日この映画を観るのが2回目なんです。

大泉さん:
素晴らしい。ベスト・ベストの可能性、近づいてきました。嬉しいです。ありがとうございます。確かにパニック映画の2時間の中で人の成長を描くことはないかもしれないですよね。それが、この映画の素晴らしいところなんですよ。

観客2:
大泉さんがこの映画を観て、一番怖かったところはどこですか?

大泉さん:
片瀬さんのお芝居がすごかったですよね。片瀬さんは、本当に原作が好きらしくて、ノリノリで演じていました。それから途中で、僕たちが食料を取りに行っているところで出てくる警備員みたいな方が怖かったです。あの方、スタントマンなので動きがいいんです。あと、高跳びZQNが屋上でパーンと大きな口を開けるのも怖かったね。

観客3:
僕は今年、大学1年生なんですけれど、まだ、サークルとか何も決めていないんです。大泉さんは、大学時代に入っていた演劇研究会で今のTEAM NACSを結成されたんですよね?

大泉さん:
そうですよ。演劇研究会に行ったら、あいつらが土に埋まっていたんですよ。こいつ、おもしろそうだねって、丁寧に掘り返しましたよ。

観客3:
僕もそういうサークルをつくりたいのですが、おもしろい人を集める方法はありますか?

大泉さん:
私の場合は、あの人たちが先にいたんですよね。ただ、言えることは、第一印象で決めない方がいいですよ。第一印象であの人、おもしろそうだなっていうのは、決まらないですね。私以外に4人メンバーがいますけれど、第一印象の良かった人は、一人もいませんからね。ジワジワおもしろくなってくるんです。あとは、やっぱり多くの人に会うことじゃないですか。それから、おもしろく育てるんですよ。人にはおもしろいところがあります。お前のここがおもしろいんだってところを嫌ってほど拾って、いじってやるんです。そうすると伸びていきます。で、伸びてきたところをバーンって、たたきながら伸ばしていくんです。バカになれって自分の色に染めていくんですよ。

MC:熱弁の方も、お願いします。

観客3:
怖かったです。あんまり覚悟していなかったんで、逆に声が出なかったです。

大泉さん:
こういう映画はお好きですか?

観客3:
これから、どんどん観ていこうと思います。

観客4:
漫画原作の実写化映画をたくさん観てきたんですけれど、間違いなくこの映画がNo.1です。

大泉さん:
やりました! ありがとうございます。

観客4:
原作を忠実に再現するのは今までもあったと思うんですが、原作を超える演出、そして何を隠そう、出演されているのがブルーリボン賞の大泉洋大先生ということで間違いないですね。これは、もう続編をぜひよろしくお願いします。

大泉さん:
素晴らしいコメント。ありがとうございます。続編を希望するという方、多いですね。香取慎吾さんにも、「これ、続編ないんですか?」って言われました。ZQN役で出演したいと言う役者さんもたくさんいました。松坂桃李くんがすごく出演したがっていました。私はZQN役だったら、あまりにも大変なので絶対出たくないですけれどね。

MC:では、ベスト・オブ・"アイアムアヒーローファン"を今の中から選んでもらいたいと思います。

大泉さん:
なかなか難しいな。どうしようかな。ベスト・オブ・"アイアムアヒーローファン"に贈るベストは、受賞者は最後にヨイショをしてくれた方(観客4)にします。私は、見え透いたヨイショに弱いんです(笑)。男性の方が似合うと思うんですよね。今日の服に似合うと思います。

観客4:
これで本当にZQNと戦えそうです。

大泉さん:
戦える、戦える! せっかくだから、クレーン射撃を始めてください。ポケットに玉を入れて、打つんですよ。ありがとうございました。


MC:ぜひ着て帰ってください。

大泉さん:
あのベストは思い出の品なので今日プレゼントするのを反対したんですけれどね。あげちゃいましたね。でも似合っています。ありがとうございました。

MC:最後にメッセージをお願いします。

大泉さん:
皆さん、本日はありがとうございました。私のファンだけれど、こういう映画は苦手だなという方には、本当に申し訳ないことをしたなと思っています。今まで、この映画がどんな映画だということをハッキリと言わずに公開を迎えました。改めてこの映画は本当に怖い映画です。認めます。でも、この怖さにハマるという方が続出しております。大いに盛り上がりをみせています。ハマると何度でも観たくなる映画ですから、ゴールデンウィーク中1度ならずとも、2度、3度と観てもらいたいです。
私はダメだったという方も、ホラー好きの人はいっぱいいますから、そういう知り合いには強く勧めてもらいたいです。勇気なき者には勧めちゃいけません。「僕、怖いのが好きなんだよね」とか言っている人には「お前、本当か? 『アイアムアヒーロー』も観られるのか?」と、言ってもらいたいです。多くの方に観てもらいたいです。ゴキブリと戦ってみたり、熊と戦ってみたり、ウサギが出たり、お尻を出す子どもだとか、子どもだか大人だかわからない人が事件を解決してみたり、そういうものが溢れている中で、やっぱりZQNが出てくるこの映画こそ、ゴールデンウィークに観てもらいたい映画ですよ! 世界が認めたこの「アイアムアヒーロー」、これを観てもらいたい。ヒーローが出てくる映画がたくさんあるけれど、ヒーローは1人でいい。大泉洋、1人でいい。ゴールデンウィークは「アイアムアヒーロー」。


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