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世界熱狂のZQNパニック、ついに日本解禁!!
「アイアムアヒーロー」初日舞台挨拶

2016年04月23日

「アイアムアヒーロー」初日舞台挨拶

<左から、花沢健吾さん、塚地武雅さん、片瀬那奈さん、長澤まさみさん、大泉洋さん、
有村架純さん、吉沢悠さん、マキタスポーツさん、佐藤信介監督>

累計600万部突破の大人気漫画を「図書館戦争」シリーズの佐藤信介監督の下、日本映画界を代表するキャスト、スタッフが集結して実写化した「アイアムアヒーロー」がついに公開! 4月23日に東京・六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催した初日舞台挨拶に、主演の大泉洋さんをはじめ、有村架純さん、長澤まさみさん、吉沢悠さん、片瀬那奈さん、マキタスポーツさん、塚地武雅さん、佐藤信介監督、原作者の花沢健吾さんが登壇いたしました。 その舞台挨拶の模様をレポートいたします。

大泉洋さん(鈴木英雄役)

初日にたくさんの方に観てもらいました。今、観終わったということで、皆さんがどんな気持ちでいるのか、なんとなく想像がつきます。「どえらいもんを観せられたな!」という気持ちでいっぱいでしょう。本当にありがとうございました。感無量でございます。
有村架純さん(早狩比呂美役)

半分人間で半分ZQNという役柄を演じました。2年前に撮影したので、やっと公開する日が来たのかという気持ちです。今はすごく嬉しいです。今日は最後まで楽しんでいってください。
長澤まさみさん(藪役)

今回は、初めてアクションに挑戦しました。撮影は毎日緊迫したシーンを撮っていたので、モチベーションを保つのが大変でしたが、チーム一丸となって作り上げることができました。今日はご覧くださってありがとうございました。
吉沢悠さん(伊浦役)

一生に一回できるかどうかの役を演じられたことを心から嬉しく思っています。初日が本当に楽しみでした。今日はドキドキしていましたが、皆さんのお顔を見てホッとしています。最後までお楽しみください。
片瀬那奈さん(てっこ役)

きっと皆さん、驚きましたよね? 私も驚いています。撮影は大変だったというか、とにかく楽しかったです。そして私は原作の大ファンなんです。本当に愛に包まれた素敵な作品になりました。
マキタスポーツさん(松尾役)

僕だけノーメイク、ノーCGで演じまして、今日、こうして生存しております。楽しい現場でした。今日は楽しんでくださって本当にありがとうございます。
塚地武雅さん(三谷役)

上映後の舞台挨拶でよかったです。上映前だと僕が演じた役については、アシスタントの先輩としか言えなかったので...。僕とマキタスポーツさんのシーンで怖くて帰る人が結構いるって聞いたのですが、残ってくださった人は、耐えられた、楽しんでくださった人たちだと思います。今日はたっぷりと裏側の方も話したいと思います。
佐藤信介監督

2年前に撮影が始まって、完成が去年、ちょうど1年くらい前だと思います。それから1年間、今日のこうやって皆さんに観てもらう日を楽しみにしながら過ごしてまいりました。日本映画では珍しい感じの作品です。やるからには力いっぱいやろうということで、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、日本のいい技術をもって頑張ってまいりました。トークも一緒に楽しんでもらえればと思います。
花沢健吾さん(原作)

僕は今、この回を観させてもらって3度目の鑑賞になります。3度目でもすごく面白かったです。原作者としては嬉しい限りです。どうもありがとうございます。


MC:大泉さんはこうしたイベントにこれまで7回も登場されました。ポルト国際映画祭、完成報告会見、GirlsAwardでの人生初のランウェイ、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭ではグランプリ獲得、日本外国特派員協会での記者会見、さらにおネエ絶叫試写会に、先日はR(リアル)15限定試写会。そうしてついに初日です。

大泉さん:
外国の方、15歳の方、オネエの方、様々な方に観てもらって、様々な方に喜んでもらっているこの映画でございます。ありがとうございます。本当にいっぱいイベントをやりましたね。

MC:初日を迎えた気持ちはいかがですか?

大泉さん:
撮影が2年前だったので、長かったな、やっと初日を迎えられるという思いです。時間があったことで、海外の様々な映画祭に出品できて、出品した映画祭、全てで賞をとりました。ものすごく優秀な子を持った親のような気持ちでした。海外での試合で全部勝ってくるんです。嬉しかったですね。

MC:改めておめでとうございます。

大泉さん:
ありがとうございます。

MC:有村さん、長澤さんも初日を迎えてどんなお気持ちですか?

有村さん:
待ちに待った初日という気持ちです。取材などで2年前のことを思い出して、懐かしい気持ちになりました。撮影でご一緒できなかった方々とはこうやってお会いできて、すごく嬉しいです。「本物だ!」という気持ちです。

大泉さん:
そうだよね。

塚地さん:
僕たちZQN組はね。

マキタスポーツさん:
その割には楽屋で冷たかったですね(笑)。

有村さん:
そんなことないです(笑)!

塚地さん:
やめなさい(笑)!

大泉さん:
冷たくしたの? 冷たくしちゃだめですよ。

有村さん:
していないですよ!

MC:長澤さんはいかがですか?

長澤さん:
初日を迎えられて嬉しいです。私はZQNにはならない人間の役でした。撮影現場ではZQNの方たちが出来上がっていくのを眺めるのが日課でした。「私もZQNやりたいな」なんて思っていたのを思い出します。たくさんの人に観てもらいたい映画になりました。

MC:本日は上映後ということで満を持してZQNの方にも来てもらいました。

塚地さん:
どうもどうも!

片瀬さん:
ZQNでございます!

塚地さん:
予告には出てこないからね。

大泉さん:
封じ込めていますからね。

片瀬さん:
やっとです!

塚地さん:
やっと、この映画に出ているって言えます。

MC:特にお客さんが絶叫したシーンが、片瀬さん演じるてっこがZQNになるシーン。続いて、そこから逃げてきた、塚地さんとマキタさんの絡みのシーンです。

マキタスポーツさん:
殴り過ぎです。

MC:そして、アウトレットモールでの吉沢さん演じる伊浦が「目が見えないよぉ!」というシーン。

大泉さん:
吉沢さんのシーンが「R15」なのか「R18」になるかっていうキモだったらしいですね。あのシーンをもうちょっと過剰に演じていたら「R18」だったみたいです。

塚地さん:
もう一振りしていたらね。

吉沢さん:
現場ではグリグリ演じました。

MC:実際、ZQNを演じられていかがでしたか?

片瀬さん:
皆さん、特殊メイクはされましたか?

塚地さん:
それなりにしました。

マキタスポーツさん:
僕はしませんでした。

塚地さん:
やっていたでしょ!

大泉さん:
あれだけバットで殴られて、していないわけないでしょ?

マキタスポーツさん:
まあ、何か塗れば治るんですよね。

片瀬さん:
私は、(メイクに)5時間半かかりました。ほぼ今日の状態です。短パンにタンクトップで(体を)守るものが何もなかったので、次の日、全身アザだらけで黒色になっていました。すごかったです。

大泉さん:
あのてっこのシーンは3人が演じていますからね。

片瀬さん:
そうなんです。3人で演じました。

大泉さん:
片瀬さんと、本当に危ないアクションを演じてくださる方と、エビ反りで足が地面につく軟体の方ですね。

片瀬さん:
団体戦でした。

大泉さん:
すごく手間がかかっていましたね。

片瀬さん:
現場には広い部屋がなかったですよね。狭いところでした。アパートでやり合うんです。

塚地さん:
血だらけになりました。あのシーンは、その日だけではなく別の日にも撮っているからね。その日の夜血だらけになって、次の日も朝から血をブワーってかけられて...。トイレに行ったら「うわぁ!」ってびっくりしました。血だらけのまま生活していました。

大泉さん:
壮絶でしたね。塚地さんのバットで殴るシーンは私も見ていましたけれど、殴るたびに(スタッフが返り血を)ビュッっとかけるんです。全然終わらないんです。横でずっと待っていました(笑)。見ていられなかった!

塚地さん:
(スタッフに)ブシュって血をかけられるのは腹が立ってしょうがなかったです。かけているスタッフさんに(バットで)こうしてやろうかって思いました。

大泉さん:
横にはナイフの刺さったマキタスポーツさんが座って待っていて...異様な光景でした! 現場は異様ですよ。

マキタスポーツさん:
ナイフが刺さって血だらけの状態で喫煙所で一人でタバコを吸っていたからね。

塚地さん:
パンツに穴も空いていますからね。

マキタスポーツさん:
壮絶ですよ。

MC:吉沢さんは自身の姿を見ていかがでしたか?

吉沢さん:
僕はずっと目がつぶれた状態で、網みたいな特殊メイクで見えるようにしていたんです。大泉さんが「本当に気持ち悪いね」と言ってくださったので、これが正解なんだろうって思いました。

大泉さん:
伊浦は人気者でしたよ。みんなが写真を撮っていました。

吉沢さん:
ちょうど花沢先生も韓国に来ているときでした。

花沢さん:
僕としては資料写真が撮れるということで、スタッフと行ったんです。みんなで写真を撮って、漫画に活かしました。

塚地さん:
還元されている!

大泉さん:
自分が描いた漫画が実写化されて、それをもう一度、写真にして漫画にするって...どっちが先なんだかわからないですね。花沢さんやそのスタッフさんがずっと現場で写真を撮っているんですよ。何なんだ、この人たちはって...日本人ツアー客さながら「これすごい! 見てごらんよ。ちょっといいですか」ってなっていましたね。

MC:監督にとっては監督冥利に尽きますね。

佐藤監督:
嬉しかったです。キャラクターを重視したくて、味わい深い人は味わい深いZQNで、イッちゃっている人はイッちゃったZQNにしました。

大泉さん:
ZQNというのは、やはり変わった動きをしないといけないので、それぞれZQNの皆さんに課せられる動きがあって大変だったと思います。追いかけてくる伊浦さんはすごいもんね!

吉沢さん:
ずっと走っていましたね。どこまでやったらいいのか、ZQNの正解がわかりませんでした。

塚地さん:
ZQNがどうなのか知らないですからね!

大泉さん:
壮絶ですよ。あれが追いかけてきて、有村架純を背負った長澤まさみが逃げているって、すごいですよ。

長澤さん:
本当に怖かったです。追いかけられると怖いっていう、習性ですね。役作りにはちょうど良かったです。

MC:有村さん、初めてこの作品を観ていかがでした?

有村さん:
初めて観たときは正直、怖いし、グロいし、観終わった後、魂を抜き取られたみたいな感じでヘトヘトでした。すぐに立ち上がれず、気力を吸い取られた感じでした。正直、23歳の私は「この映画、大丈夫なのかな?」って思いました。特に自分と同世代の女の子は私と同じような気持ちになるのかなって思っていました。けれど、大泉さんが海外に行かれて、映画祭で海外の方がすごく笑ってギャーギャー言いながら観てくださっていたと聞いて、そういう観方があるんだって思いました。この映画も公開されて、「怖いけれど爽快感があったよね」とか「笑いたくなるよね」とか、絶叫しながら楽しんでもらえる映画なのかなって思いました。

MC:こういうジャンルの映画は苦手ですか?

有村さん:
私はどちらかというと苦手ですね。

大泉さん:
そういうことを言うんじゃないよ。いいこと言ってくれないとね! なんてこと言ってくれるんだよ! こういう映画、大好きなんだろ?

有村さん:
...はい(苦笑)。出演して観方が変わると思います。

大泉さん:
そうだよな?

塚地さん:
「そうだよな」って...。

大泉さん:
今は三度の飯よりZQNが好きなんだよね。

MC:R(リアル)15限定試写会でのリアクションもすごかったですよね。

大泉さん:
日本の映画館では「静かに観てください」となりますけれど...。確かに私語はいけないですよ。でも「大泉、めっちゃかっこいい」とか言ってくださると嬉しいです。

塚地さん:
誰も言えへん!

大泉さん:
「塚地キモイ」とか言うのは、あんまりよくないですよ。

塚地さん:
誰も言えへん! いや、結構言っているかも...。

大泉さん:
そういうのはよくないけれど、声を出してみるのは楽しいと思います。R(リアル)15限定試写会でも「今日は声を出して観ていいから」と言ったら"ワーキャー"なんですよ! どんな反応か観ていたんですが、最後のシーンで英雄が振り向いたとき、男の子が「かっけー」って言ったんです。それでいいんです。

片瀬さん:
身内じゃなくて?

大泉さん:
なんで僕の身内が...! この映画に関しては、声出して観てもらった方が楽しいかなって思います。声を押し殺して観ていると怖いけれど「うわぁー」とか「キャー」とか言うといいと思います。そうやって観ても怒らないでください! 海外の人はみんなそうやって観ていました。海外では塚地さんのところは爆笑ですからね。

塚地さん:
え? 真剣にやっていますけれどね。

大泉さん:
バットでバンッとやるところとか爆笑でした! 「来るぞ来るぞ」って感じで観てもらえると楽しいと思います。

MC:最後に大泉さんからメッセージをお願いします。

大泉さん:
撮影から2年経って、長い間、宣伝させてもらいました。初めて観たのは1年前だったと思います。世界に通用する映画だなと思いました。まさかここまで世界でたくさん賞をもらえるとは思っていませんでした。共演者、スタッフと本当に必死になって撮った映画が、日本で公開する前に世界で評価されたことが嬉しく誇らしい気持ちでいっぱいです。皆さんに観てもらいましたが、まだ観ていないという人にも、「日本がこのジャンルの映画を本気で作ったらこうなんだ!」「世界でこれだけ評価されるんだ」ということを観てもらいたいと思います。今の日本の本気を目の当たりにしてください。

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