原作者・松井優征さんからの手紙にキャスト一同、感謝と感動!
「暗殺教室~卒業編~」公開記念舞台挨拶
2016年03月26日

「暗殺教室~卒業編~」公開記念舞台挨拶
<後列左から、桐谷美玲さん、羽住英一郎監督、
前列左から、椎名桔平さん、知英さん>
コミック累計発行部数2100万部以上、2015年には実写化され、興行収入27億円を超えるメガヒットを記録した、映画「暗殺教室」が「暗殺教室~卒業編~」として、ついに完結! 公開を記念した舞台挨拶が3月26日TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われました。舞台挨拶の様子は全国180館の映画館で生放送され、キャスト陣からは自分の地元である映画館の観客に呼びかける様子が見られました。
今回は、主役の山田涼介さんをはじめ、菅田将暉さん、山本舞香さん、二宮和也さん、桐谷美玲さん、成宮寛貴さん、椎名桔平さん、知英さん、羽住英一郎監督、そして殺せんせーと、ほぼフルキャストが勢揃い!
3年E組のみんなに山田さんが手紙を贈った話が紹介されると、先生陣からは「もらっていない」とブーイングが起こり、これには山田さんもタジタジ。そして舞台挨拶中に原作者・松井優征さんからの手紙が披露されると、山田さんは感謝の気持ちと共に作品への熱い思いを語りました。
大きな歓声と拍手に包まれた舞台挨拶の様子を詳しくレポートします。
山田涼介さん(潮田渚役) |
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全国の皆さん、こんにちは。反応がないね(会場笑)。そりゃそうですよね。皆さん、楽しんでもらえましたか(会場拍手)? ありがとうございます。今日は気合いを入れて、殺せんせーカラーのスーツを作ってもらいました。皆さん、楽しんでいってください。 |
菅田将暉さん(赤羽業役) | |
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1作目の時よりも緊張しています。それだけ2作目への思い入れがあり、公開できることがすごく嬉しいです。観た方はいろいろな人に伝えてもらって、もう一回観に来てもらえるとありがたいなと思います。 MC:今日は菅田さんのご出身、大阪の映画館で同時に生中継されていますよ。 菅田さん: (大阪弁で)こんにちは~。菅田です(笑)。 |
山本舞香さん(茅野カエデ役) | |
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MC:山本舞香さんの地元、鳥取の映画館にも中継がつながっていますよ。 山本さん: お越しくださった皆さん、鳥取の皆さん、山本舞香です。今日は短い時間ですが、楽しんでいってください。 |
知英さん(イリーナ・イェラビッチ役) | |
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今回もビッチ先生を演じました知英です。今日はよろしくお願いします。 |
椎名桔平さん(烏間惟臣役) | |
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MC:椎名桔平さんは、三重県ご出身ですよね。本日は(三重県の)3館の映画館と中継がつながっております。 椎名さん: 3館もですか? それは素晴らしい。三重県の皆さん、がんばりましょう(笑)。 前回に引き続き、烏間惟臣を演じました。先生役として一生懸命がんばりました。 |
二宮和也さん(殺せんせー/死神役) |
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何度も何度も楽しめる作品になっています。どうぞ劇場でこの映画を体感してもらえればと思います。 |
桐谷美玲さん(雪村あぐり役) | |
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もしかしたら気づいていない方もいるかもしれませんが、実は前作もちょっとだけ出演していました。今作も引き続き、雪村あぐりを演じることができて嬉しく思っています。 MC:桐谷さんのご出身、千葉の方では12の映画館で中継されています。 桐谷さん: おっ! すごいですね! (手を振りながら)千葉、盛り上がって~(笑)。 |
成宮寛貴さん(柳沢誇太郎役) | |
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全国の皆さん、楽しんでもらえましたか? 僕、実はちょっぴり京都に住んでいたのですが...。 MC:京都も中継、あると思います。 成宮さん: ありますよね? 京都の皆さん、盛り上がっていますか? 間違いなく盛り上がっていると思います(笑)。今日はよろしくお願いいたします。 |
羽住英一郎監督 | |
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朝一番の上映から、観てもらって本当にありがとうございます。二宮さんが言っていましたけれど、二回、三回観て楽しめる映画になっています。ぜひまた、友達を連れて観に来てください。今日は楽しんでいってください。 |
MC:長く続いた「暗殺教室」も、まさに今日、完結を迎えたと言っていいかと思います。1年半ほど続いた撮影が卒業を迎えるということで、今、どんなお気持ちですか?
山田さん:
すごく感慨深いです。僕にとって初主演映画となるのは、「暗殺教室」が最初で最後です。思い入れはもちろん強いです。すごく寂しいですね。自分の役ともお別れしなくてはいけないし、キャストの方ともお別れなので、そこも寂しさの一つですね。
MC:卒業にあたり、三年E組の皆さんに山田さんが手紙を書いたというのは、本当ですか?
山田さん:
自分の口から言うのもね(笑)。
菅田さん:
座長・涼介の素直な感謝の言葉であり、愛情ですかね。
椎名さん:
ちょっといいですか。烏間先生には感謝の手紙がない...。
知英さん:
私も、もらっていないです。
山田さん:
すみません! もう、クランクアップしたときには...(タジタジ)。本当に、すみませんでした!
MC:生徒全員に手紙を書くというのは、それだけ思いがあったということですよね?
山田さん:
生徒役の子には、演技をするのが初めての子もいました。僕が主演ドラマを初めてやった時にメッセージ付のアルバムをもらったんです。それにものすごく感動して、それを渡してくれた人が「涼介もいつか渡す側の立場になれるといいね」って言ってくれたのを覚えていました。それで何か一つ、思い出を残してあげたいなと思って書きました。
MC:今回、菅田さんは山田さんとのガチンコ対決があり、いっそう絆が深まったんではないですか。
菅田さん:
きっと僕らは、これからも長い付き合いになるなと思いました。山田涼介の初主演映画で横にいられたことが将来、効いてくればいいなと思っています。何を言っているかわからなくなってきましたが...(笑)。
MC:山本さんもアクション、がんばりましたね。
山本さん:
がんばりました。最初は怖かったですけれど、楽しかったです。
MC:またやってみたいですか?
山本さん:
もうやりたくないです(笑)。ワイヤーアクション初めてだったので、すごくいい経験だったなって思います。
MC:見守ってきた先生方としても感慨深いものがあるのではないでしょうか。
椎名さん:
はい。寂しいなって思います。二宮さん、その薄ら笑いは何?
二宮さん:
いやいや、そんなことないです。寂しいですか? 何が一番寂しいですか?
椎名さん:
真面目に言うと、去年、一作目をやって、生徒たちが仲良くなろうとしている時期ですよ。それが、今作に入ったら、前作の経験があるから最初からチームワークが良かったんです。一人一人顔が違うんです。去年は初々しい感じで、今年はちょっと大人になったというかね。みんな20代前後でしょ? 1年でこんなに変わるんだって思いました。顔つきもプロっぽくなってくるしね。成長を見届けています。
知英さん:
ビッチ先生とのお別れは、とても寂しいです。ビッチ先生はすごく人気のあるキャラクターなので、自分にとっても大きな挑戦だったし、プレッシャーもありました。今回の作品では生徒たちへの愛情も深くなったり、生徒のために戦ったりしたので、そういうところにも皆さんに注目して観てほしいです。
MC:二宮さんは、死神としての登場でしたが、いかがでしたか?
二宮さん:
楽しかったです。こうして現場にお邪魔する日が来るとは思っていませんでした。スタッフの方々の顔がようやく全員見られたので、安心して演じることができました。
MC:二宮さんは、山田さんを自宅に呼んでしゃぶしゃぶパーティをやったそうですね。これは本当ですか?
二宮さん:
そうですね。やりました。事務所の後輩だからね。
成宮さん:
呼ばれていない。
二宮さん:
(山田さんは)事務所の後輩だからね。あなたは、同期みたいなものだから(笑)。
MC:そこではどんなお話を?
二宮さん:
仕事の話もしますけれど、ゲームの話もしますね。でも仕事の話ってあんまりしないんですよ。
山田さん:
僕が聞いたことに対して答えてくれるぐらいです。プライベートの話も多いですよね。
二宮さん:
プライベートで会っている友達みたいな感じですね。僕は、後輩との関わりが少ないので、新鮮です。2人でいるとわりと自然に話したりして過ごしていますね。
MC:桐谷さん、今回あぐりがすごくいい場面で登場しましたね。
桐谷さん:
そうですね。前作で描かれなかった死神さんとあぐりの関係を素敵に描いてもらったと思っています。水浸しの意味もわかってもらえたんじゃないかと思います。撮影も一生懸命やりました。
MC:羽住監督は水を出さないと気がすまない監督なんで、その洗礼を受けたわけですよね?
桐谷さん:
そうですね。前作があったので、今回は本当に覚悟をして「人生で一番濡れるんだ」と思いながら、撮影に挑みましたね。
MC:成宮さん、今回の役はマッドサイエンティストという悪役でしたね。
成宮さん:
台本読んでも、最初は彼のキャラクターが見えて来なかったんです。監督に「どんな感じで演じたらいいんですか」と聞いたら、「わかんなくていいんだよ」っていう言葉が返ってきたんです(笑)。死神に対してすごく執着をもって研究をしている、そしてあぐりと死神との恋愛模様も映像で観ているんですね。それも含めて実験台として観ている、本当におかしな人ですね(笑)。
MC:最終的には究極の姿に変貌していく。それはどうだったんですか?
成宮さん:
実は、最後の最後まで僕が演じているんですよ。一番最後は、僕の表情を使っているんです。
羽住監督:
寒い時だったんですけれど、校庭で上半身は裸で演じてもらいました。
成宮さん:
最後のシーンも寒い中、一人でやっていたんです(笑)。でもCGだと創造力豊かにできるじゃないですか。ベロ出したら、ベローンとか伸びたりしてくれるんだろうなと思いながら、楽しく演じていました。
MC:原作の松井優征さんから手紙が届いていますので、ここでご紹介します。
映画を観て、3カ所で泣きました。原作のシンプルながら表現が難しいストーリーが映画で見事に表現されていて感動しました。羽住監督率いる羽住組は仕事が早くて技術力が高く、原作のビジュアルやストーリーが完璧に固まるのをギリギリまで待ってくれました。山田さんを主演とするキャストの皆さんは、ものすごい演技力の方ばかりで、表情一つ、しぐさ一つで感情が数倍になるということを見せつけてくれました。この監督、このキャスト、この制作陣でなければ、ここまで作者を満足させてくれる映画を作ることは出来なかったと思います。お越しくださった観客の皆さまにも、この満足感を共有してもらえたら、とても嬉しいです。
『暗殺教室』原作・松井優征
MC:山田さん、松井先生からのこの言葉、どう受け止めますか?
山田さん:
嬉しいですね。松井先生とはよく現場でお話させてもらいました。『暗殺教室』への先生の熱い気持ちをずっと聞いていたので、絶対失敗できないと思っていました。そして僕自身も役に対する思いを話していくうちに、どんどん役への思い入れが強くなっていきました。原作だけでなく映画もたくさんの方に愛してもらうことができて嬉しく思っています。
MC:最後に、山田さんよりメッセージをもらえればと思います。
山田さん:
これで「暗殺教室」が完結することになります。誰が観ても楽しめる映画だと思います。友達、家族、恋人に「本当におもしろいよ」と宣伝してもらえればと思います。本日はありがとうございました。
