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「海街diary」四姉妹がそろってカンヌ映画祭へ!
世界の反応に「ワクワクドキドキ」「すごく楽しみ」

2015年05月11日

「海街diary」の完成披露イベント

<左からリリー・フランキーさん、風吹ジュンさん、広瀬すずさん、長澤まさみさん、
綾瀬はるかさん、夏帆さん、大竹しのぶさん、是枝裕和監督>

マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生氏の人気コミックを映画化した「海街diary」の完成披露イベントが5月11日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、劇中で四姉妹を演じる綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさんをはじめ、共演する大竹しのぶさん、風吹ジュンさん、リリー・フランキーさん、是枝裕和監督が出席。映画をイメージした約500株の紫陽花が咲くステージで挨拶を行ったほか、海街カラーで彩られたレッドカーペットならぬブルーカーペットを歩き、ファンの声援に応えました。

5月13日から24日まで開催される第68回カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」への出品が決まっている本作。現地時間14日の公式上映に合わせて、綾瀬さんをはじめ四姉妹と是枝監督の現地入りも発表され、大きな盛り上がりを見せました。その模様をレポートいたします。

綾瀬はるかさん(長女・香田幸役)

本日はお忙しい中、お越しくださってありがとうございます。短い時間ではありますが、楽しんでください。
長澤まさみさん(次女・香田佳乃役)

本当にさわやかな作品なので、夏を目前にこの作品を観て清々しい気持ちになってもらえればと思います。
夏帆さん(三女・香田千佳役)

今日は短い時間ですが、楽しんでいってください。
広瀬すずさん(腹違いの妹・浅野すず役)

公開が近づいているんだなと思い、ドキドキしています。
大竹しのぶさん(三姉妹の母・佐々木都役)

今日はありがとうございます。以前から念願だった是枝組に参加できました。すごく楽しかったです。こんな可愛らしい娘たちと仕事ができました。映画も素晴らしい仕上がりになっています。ぜひ観てもらえれば嬉しいです。
風吹ジュンさん(海猫食堂の店主・二ノ宮さち子役)

私はみんなが通ってくれる楽しい食堂のおばちゃんを演じています。ここにはいらしていませんが、樹木希林さんも素敵なお芝居をしています。とっても素敵なお話なので、よろしくお願いいたします。
リリー・フランキーさん(山猫亭の店主・福田仙一役)

皆さんが感じていると思いますけれど、これ(今日のイベント)は女優さんだけでやったほうがいいよって何度も言ったんですよ。カメラマンの皆さんも、僕のところでトリミングしてもらって構いませんので...(笑)。きれいな写真を撮ってもらえればと思います。
是枝裕和監督

本当に素敵なキャストと一緒に過ごすことができた、幸せな現場でした。そんな幸せが、きっと映画の中にも映っていると思います。ぜひ映画を楽しみにしていてください。


MC:まずは綾瀬さん。両親のいなくなってしまった家を守り、さらに腹違いの妹まで引き取って面倒をみようとする、とてもしっかりとした長女・幸を演じられましたが、いつもの綾瀬さんの"天然"なイメージとは違った印象を受けました。

綾瀬さん:
私が演じた長女はすごく生真面目で、不器用です。そして長女なので、背負っているものがたくさんある女性です。

MC:周りから普段のイメージと違うと言われたりしませんか?

綾瀬さん:
そうですね、うーん...。あれが本当の私です(会場笑)!

長澤さん:
現場の綾瀬さんですか? 本当にしっかり者でみんなをひっぱってくれるし、頼りがいのあるお姉ちゃんですね。でもジョークもたくさん言ってくれて、私たちを笑わせてくれました。

夏帆さん:
そうですね。笑わせてくれます(笑)。

広瀬さん:
私は初めてお会いしたときから、テレビで見る綾瀬さんそのままだなと思いました!

MC:さて、長澤さん。次女・佳乃は、恋とお酒がないと生きていけない自由奔放なキャラクターでありつつ、繊細な部分も合わせもつ役ですが、ご自分との共通点はありましたか?

長澤さん:
佳乃は次女として、家族の問題を常に意識していたり、周りに気を配っている人ですね。おちゃらけているところは私と似ているけれど、私は佳乃ほどお酒は強くないし...(笑)。性格は正反対だと思います。

MC:そして、夏帆さん。個性的でマイペースな三女を演じるにあたり、気をつけた点などありましたか? また、食事のシーンがたびたび登場しましたが、特に夏帆さんすごく美味しそうに食べるので、観ているこちらもお腹が空きました。

夏帆さん:
常にフラットな気持ちで現場にいることを心がけました。撮影での食事は本当に美味しくて、カメラが回っていないときでも、みんなすごく食べていました。

広瀬さん:
本当にカメラが回っていない時でも食べていましたし、控室に戻っても食べていました。お昼にも食べていたし、みんなずっと食べていました。

綾瀬さん:
実際、どの食事もおいしかったです。撮影の前に食べて、食事のシーンでも食べて、カットがかかっても食べて、お昼休憩でも食べて、差し入れがあったら食べて、夜も食べて、その後デザート食べてみたいな...(笑)。

MC:そして広瀬さんは腹違いの四女を演じてみて、いかがでしたか?

広瀬さん:
映画の中で最初はお姉さんたちと距離をとっているんですけれど、だんだんと家族になって、その距離が縮まっていく感じでした。実際の私も現場でそうだったので、そういうところが映画の中で表れていると思います。

MC:3人のお姉ちゃんはどんな人でしたか?

広瀬さん:
綾瀬さんは、年齢は一番離れているけれど、緊張せず楽しくお話させてもらいました。長澤さんは地元が同じ静岡なので、その話題から入って、現場ではたくさん笑わせてくれました。夏帆さんは年齢が一番近くて、映画の中でも一番早く仲良くなるので、一番姉妹っぽかったかもしれません。みなさん本当に可愛がってくれました。

MC:綾瀬さんから見た、すずちゃんはいかがでしたか?

綾瀬さん:
すごくしっかりしています! でも16歳のあどけないところもあって、それが絶妙なバランスで、それにクールな面もあるので、画面に映ると惹きつけられますね。

MC:それでは"大人キャスト"の皆さんにもお話をうかがいます。姉妹の母親を演じた大竹さん。現場での様子や姉妹と共演はいかがでしたか?

大竹さん:
女優さんが集まるとギスギスするんじゃないかと、皆さん思われるかもしれません(笑)。けれどまったくそういうことがなくて、みんな明るくて、すずちゃんを中心にすごく仲良くやっていましたね。この四姉妹がいると、スタッフたちも嬉しいみたいです。現場は和やかムードでしたね。一年間かけて撮った作品で、スタッフさんの結びつきも強いし、それはやっぱり監督の力だなと思います。

MC:そして風吹さん。海猫食堂は映画の中でも最も賑やかな現場だったと思いますが、いかがですか?

風吹さん:
ここにいるみなさんが次々と(食堂に)通ってくれました。私が演じる店主は病気を抱えているんですが、みんなを受け入れる温かい雰囲気を出せるよう演じたつもりです。一番の常連さんはリリーさんで、とても居心地が良かったです。

MC:リリーさんは「そして父になる」に続いて、是枝監督の現場でしたが、いかがでしたか? 今回はガラッと雰囲気が違ったのでは?

リリーさん:
監督もカメラマンの瀧本幹也さんも、前回は子どもや僕らオヤジたちばっかり撮っていたわけなんです(笑)。今回は四姉妹を前にした是枝監督の"男の目"を初めて見ましたよ。(会場爆笑)。なんかキラキラしていました。

MC:豪華なキャスティングが実現しましたが、現場での様子などお聞かせください。

是枝監督:
四姉妹の話だけれど"四姉妹diary"ではなく、あくまで"海街diary"なので、この四姉妹をどんな人たちが見つめていくかを、きちんと描かないといけないと思いました。ですから周りの女性たち、隣にいる男性たちを膨らませるキャストを選びました。

MC:リリーさんから"男の目"になっていたというお話もありましたが。

是枝監督:
男というよりは父親に近い感じです。自分でも撮影中はカットをかけないで、ずっと見ていたいなと思える瞬間がいくつかありました。そう思える現場は、やはり監督にとって幸せですね。

MC:さて、この作品は第68回カンヌ国際映画祭への出品が決まっております。おめでとうございます。世界各国から長編1854作品のエントリーがあり、そのうち選出されたのは、わずか19作品。公式上映は現地時間14日の16時からの予定です。

是枝監督:
映画にとって、いいスタートになったと思います。

MC:さて、綾瀬さん。渡航に向けたスケジュールが調整されていましたが、どうなりましたか?

綾瀬さん:
はい、私たち四姉妹が監督と一緒にカンヌに行けることになりました(会場から大きな拍手)!

MC:今どんなお気持ちですか?

綾瀬さん:
ワクワクドキドキです。世界の方がどう観てくださるか、楽しみにしています。

長澤さん:
楽しみとワクワクとドキドキと...。あれ、(綾瀬さんと)同じこと言っていますね。きっとどの国の人にもわかってもらえるストーリーですし、四姉妹だけじゃなく、いろんな女性が登場しているので、監督が女性に対して抱いている愛情と尊敬を深く感じてもらえるはずだと思います。

夏帆さん:
世界の方たちの反応を生で感じることができると思うと、すごく楽しみだしドキドキです。

広瀬さん:
海外の方に(出演作を)観てもらうのは初めての経験なので、すごく楽しみです。

MC:2年前には、リリーさんもカンヌ入りしましたが...。

リリーさん:
今回は自宅待機ですが...。とにかくこの美しい四人がレッドカーペットを歩くなんて、日本の誇りですね。ぜひドレスは露出多めでね。

是枝監督:
僕は露出少なめでいきます...。

風吹さん:
日本人の良さが画面から伝わってくる素晴らしい作品です。世界中の方にぜひ観てもらいたいですね。

大竹さん:
参加できるだけでも素晴らしいことだし、四姉妹にとっては良い経験になると思います。世界の皆さんに、日本映画の良さを知ってもらえる、いいチャンスですね。

MC:最後に代表して、綾瀬さんから一言お願いします。

綾瀬さん:
本当にどこを切り取っても美しくて、観終わった後に「いいものを観た」と思ってもらえる作品になりました。みなさんに必ず観てもらいたいです。

 

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