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金髪ギャル演じた有村架純が"ビリ"っと登場!
「たくさんの愛が詰まった作品になりました」

2015年04月06日

「映画 ビリギャル」完成披露試写会

<左から土井裕泰監督、田中哲司さん、吉田羊さん、有村架純さん、伊藤淳史さん、野村周平さん、安田顕さん、松井愛莉さん>

実話をもとにしたベストセラー「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(原作:坪田信貴さん)を映画化した「映画 ビリギャル」の完成披露試写会が4月6日、東京・千代田区のイイノホールで行われ、"ビリギャル"こと主人公の金髪ギャル・工藤さやかを演じる有村架純さんをはじめ、伊藤淳史さん、吉田羊さん、田中哲司さん、野村周平さん、安田顕さん、松井愛莉さん、土井裕泰監督が勢ぞろいしました。

映画のタイトル「映画 ビリギャル」が書かれた紙製のスクリーンを、文字通り"ビリ"っと破いて登場した有村さん。舞台挨拶では、有村さん直筆による渾身の巨大絵馬幕(高さ2.4メートル×横幅3.6メートル)もお披露目され、スタッフ、キャストが一丸となって本作の絶対合格=大ヒットを祈願しました。その模様をレポートいたします。

有村架純さん(工藤さやか役)

撮影は(今年の)1月~2月の1カ月間で行ったのですが、もうこの日が来たのか...と、気持ちを追いつかせるのに必死です。今日はとても嬉しいです。私も昨日、完成した作品を観させてもらいました。本当に感動して泣きました。今日、観てくださる皆さんにも最後まで楽しんでもらえればと思います。
伊藤淳史さん(塾講師・坪田義孝役)

今日はお忙しい中、足を運んでくださってありがとうございます。こんなにワクワクした気持ちで舞台に上がったのは初めての経験です。僕も先日完成した作品を観させてもらいました。言いたいことはいっぱいあるんですけれど、とにかく笑えるし、泣けるし、最高の2時間だと思います。ぜひ楽しんでください。
吉田羊さん(さやかの母親・工藤あかり役)

今回、演じましたああちゃん(*役名の愛称)は、私にとって大きなチャレンジになりました。それを皆さんに観てもらって、判断してもらうのは楽しみであり、ちょっと怖くもあります。今日は"本物"のああちゃんも会場にいらっしゃいます。そのことでも緊張しています。この映画は学年ビリの女の子が、慶応に合格する奇跡の物語ではないと思っています。奇跡にはちゃんと理由があると、皆さんが感じてもらえれば嬉しいです。
田中哲司さん(さやかの父親・工藤徹役)

僕はこの作品を2回観たんですけれど、1回目でとんでもなく号泣してしまいました。そして2回目はその倍くらい泣いてしまいました。歳なのかもしれませんが、それはご覧になって判断してください。この作品を気に入ってもらえたら、ぜひクチコミで皆さんの周りの人に「素晴らしかった」と言ってください。お願いします。
野村周平さん(同じ塾に通う友人・森玲司役)

この映画は1月~2月通して撮影しました。みんなでワイワイ楽しく撮れた作品です。現場の温かい空気が伝わる映画だなと思っています。2時間という長さを感じさせない、笑いと涙がギュッと詰まったものになっています。ぜひ楽しんでください。
安田顕さん(さやかが通う高校の教師・西村隆役)

私も一足先に観させてもらいましたが、あっという間に終わってしまいました。それくらい楽しい作品でした。特に家族愛のドラマは、胸にグッときました。決して説教臭くない、温かい映画なのでぜひリラックスして楽しんでください。
松井愛莉さん(さやかの親友・本田美果役)

自分が出演するシーン以外の部分がどんな雰囲気か分からなかったので、映画を初めて観て、家族の絆や有村さんが頑張っている姿にすごく感動しました。皆さんにも楽しんでもらえればと思います。
土井裕泰監督

今日はありがとうございます。この映画は出来立てのホヤホヤで(*4月3日に完成したばかり)、今日という日に間に合って、本当に良かったです。先ほど、田中さんが「泣いた、泣いた」と言うのでハードルが上がっちゃった気もしますが...(笑)。観終わったときに、すごくさわやかな、そして前向きな気持ちで、劇場を出てもらえる作品になっていると思います。今日は楽しんでください。


MC:それでは私から、皆さんにいくつか質問させてもらいます。まず、有村さんにうかがいます。学年ビリのギャルが、慶応大学に現役合格するというこの作品のオファーを受けたときの感想を教えてください。

有村さん:
原作の存在は知っていましたが、まさかその映画化作品に自分が出演するなんて、思ってもいませんでした。金髪ギャルという言葉から、ちょっとガサツで男っぽい役柄をイメージしていました。けれど台本を読むとそんな風に想像した自分が恥ずかしいくらいで、「こんなに魅力的な女の子がいるんだ」「絶対に演じたい」と思い、撮影がすごく楽しみになりました。

■ここで、劇中で有村さんが演じた"金髪ギャル"の等身大パネルが登場!

有村さん:
衣装合わせのときに、初めて自分の姿を鏡で見て、思わず「あなた、誰ですか?」と思いました(笑)。見慣れないし、口調も「超ヤバくない?」「マジ、意味わかんねえんだけど」とか馴染みがなくて、慣れるのに時間がかかりましたが、とても楽しかったです。

MC:制服のスカートもかなり短いですよね。

有村さん:
これは...はいていません!(場内ザワザワ)

MC:はいていないんですか?

有村さん:
あっ、いえ、はいている感覚がないということです(場内も「あぁ」と納得の様子)。

安田さん:
そうですね。僕も今、パネルを覗き込もうとしちゃいました。

有村さん:
でも、感覚としては「布を巻いた」という感じです。スースーしちゃって、撮影中も(スカートの下が)見えないかヒヤヒヤでした。それくらい短かったです。

MC:有村さんは名古屋弁、さらにギャル語を使いこなす役どころでしたが、難しさはありましたか?

有村さん:
私は関西出身なので、関西弁と名古屋弁が混ざって、変なイントネーションになってしまうという苦労がありました。でも、現場に(原作のモデルになった)さやかさんご本人が方言指導としていてくださったので、すごく助かりました。

MC:伊藤さんは塾講師役として、ギャルになりきった有村さんとの共演はいかがでしたか?

伊藤さん:
有村さんが外見もお芝居も自然に役作りしていたので、「この人、普段からギャルなのかな」って思うほど違和感がなかったですね。

有村さん:
伊藤さんとご一緒したシーンはどれも楽しかったです。坪田先生と同じで、伊藤さんご本人も同じ目線でいてくださいました。普段は共演する方と距離を縮めるために、好きな食べ物や趣味をうかがうんですが、伊藤さんには最初から壁を感じずに、自然でいることができました。

MC:吉田さんはさやかのお母さん・ああちゃんを演じましたけれど、娘役の有村さんとは舞台裏でどんな風に絆を深めていたんですか?

吉田さん:
大した話はしていませんが...(笑)。家族ならではの温度感というか"遠慮の無さ"ってあるじゃないですか。それを演技で表現したいなと思って、まずは私が遠慮せずに接しようと、どんどん話しかけました。架純ちゃんが携帯を見ていても「何しているの?」って(笑)。

有村さん:
一緒に動画も撮りましたよね。

吉田さん:
一緒に、名古屋名物のひつまぶしを食べに行きました。そのとき、架純ちゃんが「羊さんと一緒だとすごくラク」と言ってくれて、嬉しかったです。

有村さん:
吉田さんご本人も、ああちゃんみたいにずっと寄り添ってくれて、一緒にいて落ち着きましたね。だっこちゃん人形になって、ずっと一緒にいたいと思いました。

MC:田中さんは武骨な名古屋の父親を演じましたけれど、役作りで気をつけたのはどんな点でしょうか?

田中さん:
基本的に役作りというものはしないんです。今回強いて言えば、名古屋弁の練習が役作りでしたね。モデルになっていたさやかちゃんや、さやかちゃんのお父さんに電話して、実際に僕の名古屋弁を聞いてもらったり、名古屋出身の大学時代の友人に「これでいいの?」って聞いたりしました。3人の名古屋弁がミックスされていますね。

MC:野村さんは金髪オールバックで、有村さんに負けず劣らずの七変化ぶりでしたが、ご自身の役柄をどう捉えていますか?

野村さん:
役柄というよりは、この作品自体を楽しみながら撮影していこうという気持ちが強かったです。共演シーンが多い有村さん、伊藤さんと3人で話しながら作り上げていきましたね。お2人が疲れていれば、「今は話しかけないでおこう」と...。



伊藤さん:
そんなに気を遣ってくれたの?

野村さん:
遣っていましたよ~。

有村さん:
(気づかないで)ゴメン...。

伊藤さん:
あんまり感じなかったよね(笑)。基本、周平くんはやる気が無さそうなんですよ! 誰よりも疲れていて、待ち時間もダラっと過ごしているんです。本番でスイッチを入れるんだよね。

野村さん:
でも、有村さんも結構天然なので、ゆったり過ごしていらっしゃいました。僕も感化されて、ゆったり過ごしていました。一緒に食堂でご飯も食べましたよ。(取材用に)話せるエピソードを作るために...(笑)。

伊藤さん:
ちゃんと「舞台挨拶で話せるように」って言いながら、食堂に行きました。ジュースじゃんけんもしましたよ。楽しかったよ!

MC:さて、安田さんは主人公のさやかに、ひどい言葉を投げつける高校教師役でしたが、演じてみていかがでしたか?

安田さん:
自分の内面にないものは演じられないので、自分自身もイヤなやつなんだと思います(会場笑い)。僕が演じた西村さんという人が言っていることも間違いではないと思うので、そこは信念を持って演じたつもりです。イヤなやつに見えましたか?

MC:とっても!

安田さん:
じゃあ、役目を果たせて良かったです。ありがとうございます。

MC:高校を卒業したばかりの松井さんも、さやかの親友としてギャル役に挑戦していますが、いかがでしたか?

松井さん:
私の周りにはあまりギャルがいなかったので、がっつり濃いメイクをしたり、エクステをつけたりして新鮮でした。違う自分になれて楽しかったです。

MC:ミニスカートで深夜の繁華街を走ったり、一緒に温泉に入ったり、微笑ましい青春のシーンがありましたが、印象に残っているエピソードはありますか?

松井さん:
深夜のシーンの撮影は寒かったんですけれど、それも忘れちゃうくらい、みんなではしゃいでいましたね。

MC:有村さんはいかがですか?

有村さん:
愛莉ちゃんたちとのシーンの撮影は本当に楽しかったです。クランクイン初日がカラオケと、クラブで踊るシーンだったのですが、みんなクラブに行ったことがなくて「どうしたらいいんだろう」「とりあえず、ジャンプしておこう」みたいに話していました。おかげで撮影初日に、仲良くなれました。

MC:この作品は友情や家族愛がギュッとつまっていますが、監督が特に意識したのはどんな点でしょうか?

土井監督:
今回は受験が一つのテーマになっています。けれど単純にそれだけじゃなくて、みんな生きていれば、自分なりに壁を乗り越えないといけない局面があって、そこでいろんな思いをしていますよね。ですので、受験に限らず、誰にでも共感してもらえる作品になったと思います。それと舞台になった工藤家は、決して特別な家族ではないので、「親は子をどう見守っているのか」「子は親をどう見ているのか」といろんなことを考えてもらえるはずだと思っています。

MC:有村さんのビリギャルぶりはいかがでしたか?

土井監督:
衣装合わせのときから、へそが出ていようが、スカートがどんなに短かろうが、何の躊躇もなく取り組んでくれたので、役への覚悟を感じましたね。ミニスカートで真冬の野外ロケを頑張ってくれる有村さんの姿が、さやかの頑張りと重なって表現されて、スタッフ側も「架純ちゃんが頑張っているから、自分たちも頑張ろう」と自然と思えた気がします。

MC:監督の言葉を聞いて、有村さんはいかがですか?

有村さん:
嬉しいですね。私もさやかみたいに、(演技を通して)人の心を動かしたいと思うので、もしそれができていれば、良かったなと思います。

MC:それでは最後に、有村さんからメッセージをお願いします。

有村さん:
この映画は一人の女の子が受験に挑むサクセスストーリーですが、友情や、先生との関係、家族との絆と、愛が本当にたくさん詰まった作品になっています。頑張ることで、周りの人の心を動かすことできるんだと感じてもらえれば嬉しいです。きっと、この作品そのものが皆さんに寄り添ってくれると思います。今日はありがとうございました。