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日本映画界にニューヒロイン誕生! シンデレラガール・上白石萌音!
長谷川博己・富司純子・竹中直人・岸部一徳ら豪華共演陣に見守られ、遂に門出!
周防正行監督、20年越しの待望のエンターテイメント大作、いよいよ公開!

2014年09月13日

「舞妓はレディ」初日舞台挨拶

<左から、周防正行監督、竹中直人さん、渡辺えりさん、田畑智子さん、富司純子さん、
上白石萌音さん、長谷川博己さん、岸部一徳さん、草刈民代さん、髙嶋政宏さん>

周防正行監督が20年前から企画し、上白石萌音さんと出会ったことでようやく実現した「舞妓はレディ」が9月13日に公開初日を迎えました。東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズでは、周防監督、主演の上白石さんほか、長谷川博己さん、富司純子さん、岸部一徳さん、田畑智子さん、草刈民代さん、髙嶋政宏さん、渡辺えりさん、竹中直人さんが一堂に会し、豪華な舞台挨拶が行われました。

舞妓がデビューする「お見世出し」にちなみ、その日に飾られる「お日柄」と呼ばれる祝い絵で飾られた舞台に登壇した皆さん。感極まり涙を流しながら挨拶する上白石さんに、もらい泣きする観客の方も多く見られる中、長谷川さんたちから知られざる自身のお見世出しエピソードが明かされると会場は笑いに包まれました。さらに、これから新人女優としての道を歩む上白石さんに、今度は心得やアドバイスが贈られると、上白石さんは再び感涙。温かい空気に包まれた舞台挨拶の模様をレポートいたします。

【舞台挨拶(挨拶順)】

上白石萌音さん(西郷春子役)

皆さん、今日はお集まりいただきありがとうございます。自分の大好きな映画がこうやって初日を迎えるということが、こんなに幸せな気持ちなんだなと思って、感無量です。(涙が止まらずに...)話すことを考えてきたのに忘れちゃいました(笑)。今のこの幸せな気持ちは、ここにいらっしゃる皆さんのおかげだと思います。今日は短い時間ですが、よろしくお願いします。

MC:監督、萌音ちゃんの涙はとても素敵ですね。

周防監督:
こんな萌音ちゃんを初めて見ました。取材の時の受け答えもいつも落ち着いていて、どんな状況になっても対応して答えていた萌音ちゃんが泣く初日。心が動いているんだなと思いました。

長谷川博己さん(京野法嗣役)

萌音ちゃんの涙を見て、こちらまでジーンとしてしまいました。素晴らしい作品で早く皆さんに観てもらいたいなと思っていましたが、とうとう皆さんに歌や方言を披露する日が来てしまったんだなと思うとドキドキです。今日は楽しんでいってください。

富司純子さん(小島千春役)

本当に萌音ちゃんはかわいくて素直で礼儀正しくて、周防監督に一生懸命ついていっていました。そして今ご覧になった素晴らしい映画ができました。(上白石さんと)一緒に仕事をさせてもらって、本当に楽しかったです。

岸部一徳さん(北野織吉役)

僕は京都出身なんです。"若様"という役でしたが、京都の男にとっては、ああいうところの常連になるというのが一つの夢で...現実的にはそういうことはできませんでしたけれども、映画の中でそういう役をやらせてもらって本当に嬉しかったです。萌音ちゃんがもし現実に舞妓さんになるとしたら、すぐに一番の売れっ子になるんだろうなと思いながら撮影していました。

田畑智子さん(百春役)

萌音ちゃんの先ほどの涙を見て、自分がデビューした時のことが走馬灯のように浮かんで、私も涙が出そうになりました。とても素敵な作品に出させてもらいました。私は京都生まれで祇園で育ってきて、舞妓さんや芸妓さんたちをたくさん見てきました。この作品が皆さんの目に触れて、京都が素敵な場所だということがもっと伝わればいいなと思います。そして、素敵なスタッフ、共演者の方々とご一緒できて幸せでした。ありがとうございました。

草刈民代さん(里春役)

この映画は20年前から企画されていたということで、私も結婚してからお茶屋さんに連れていってもらったことがあるんですけれど、そういうことの集大成がようやく出来上がったということですね。また萌音ちゃんのように舞妓さんにぴったりの女優さんと周防監督が出会い、時間の流れと人との出会いでこれだけの作品ができたんだなということで、感無量でございます。どうもありがとうございました。

髙嶋政宏さん(高井良雄役)

ティ・アーモ! マンジャーレ! カペリーニ・コモドーロ(会場笑)! どうも今日はありがとうございます。今、萌音ちゃんの挨拶を聞いていまして、僕のデビュー作、1987年「トットチャンネル」の完成披露試写会のことを思い出しました。当時、三船敏郎さんに憧れていた僕は、三船敏郎さんがデビュー作の時に「三船です」と言ったきり黙って何も挨拶しなかったというのをマネして「髙嶋政宏です」と言って黙ったのですが、ものすごくひかれました(会場笑)。あの時、こういう風にしゃべれば良かった(笑)。僕は周防監督の映画に出るのが夢の一つでもあったので、僕も今日は感無量です。

渡辺えりさん(豆春役)

「Shall we ダンス?」から19年ぶりに周防組でやらせてもらって、本当に楽しかったです。みんなで待ち時間に大笑いしながらいろいろな話をして、本当に楽しくて幸せでした。
私も、18歳で山形から上京してきた純朴な私を思い出して、とても感激しております。

竹中直人さん(青木富夫役)

萌音ちゃん、おめでとう! 「やったね!」って感じだね! 最高だね! 良かった! 撮影していたあの頃からずっと待っていたもんね。本当におめでとう!
周防組に参加でき、とても楽しい時を過ごすことができて、僕はとても幸せでした。そして、上白石萌音ちゃんという素晴らしい女優さんに出会えたことが、僕にとっては最高の喜びです。本当に今日は「やったね!」という感じです。

周防正行監督

初日からこんなにたくさんの方に来てもらいまして、本当にありがとうございました。完成してからずいぶん時間が経って、きっとその間に萌音ちゃんもいろいろなことを考え、宣伝でいろいろなところを回ったりしました。そうした中で皆さんと一緒に初日を迎えて、あんな風に言葉に詰まる萌音ちゃんを初めて見たので「ああ、やっぱり16歳の初々しい女の子だな」と改めて思いました。


MC:舞妓さんのデビューを「お見世出し」と言いますが、本日は「舞妓はレディ」にとっても上白石さんにとってもまさに「お見世出し」と呼べる日です。そこで、皆さんの「お見世出し」を聞かせてください。

富司さん:
私は17歳、高校2年の時に東映からデビューさせてもらったんですけれど、萌音ちゃんもそうだったように、学校に行きながら仕事をしたことを思い出しておりました。マキノ雅弘監督の作品でした。

MC:学業とお仕事の両立は大変ですよね?

富司さん:
やっぱり出席日数が足りないと卒業させてもらえないので、朝1時間学校に行ってスタジオに入って、早く終わったらまた学校に戻ってということをして、無事に卒業しました。

岸部さん:
僕は昔、音楽をやっておりまして...。

MC:知っています(会場笑)。

岸部さん:
京都から大阪に移動して、18歳の時に東京に出て、初めてステージに立ってお客さんの前で演奏しました。ビートルズの曲を演奏しました。最初にギターを鳴らして、その音でコーラスがアカペラで歌うというものですが、何回やってもその(ギターの)コードを間違うもので、「東京では無理かな」と思ったことをいまだに覚えています。そこから40何年経って、今はこういう仕事をしていますけれども、ちょっと音楽をやると音楽人間だなと自分で思うんです。この映画はミュージカル映画なのですが、僕は歌がなくてちょっとホッとした気持ちと、ちょっと歌もやってみたかったなという気持ちがあります。本当に楽しい映画になって幸せな気分でした(会場笑)。

竹中さん:
私のお見世出しは18歳、高校3年生の時ですね。フォークシンガーになろうと思っていたんですが、自分の書いた曲がヤマハのポピュラーソングコンテストのテープ審査に通って、神奈川地区大会に出たんですね。そしたらあがっちゃって歌えなかったという(笑)。

渡辺さん:
全然?

竹中さん:
全然! バンドのみんなで練習したのに。だから、カラオケバンドになっちゃった(笑)。

渡辺さん:
一言も歌えなかったの?

竹中さん:
うん、一言も歌えなかったの(会場笑)。「お客さんいっぱい入ってるじゃん!」と思ったらあがっちゃって、なんにもできなかった(笑)。それが一番最初に人前に立った時ですね。あとは27歳の夏に横山やすしさんの番組でデビューしたんですけれど、「笑いながら怒る人」一本だけでここまでやってこられたのが信じられないですね(会場笑)。それは僕も驚いています。

MC:当時の夢や目標は何だったのですか?

竹中さん:
僕は子どもの頃からずっと俳優になるのが夢だったんです。田中邦衛さんにずっと憧れていたんだよ(と、田中邦衛さんのモノマネを披露して会場笑)。58歳ですからね。よくここまで来られたなと驚いています(笑)。

長谷川さん:
僕は大学を卒業してから俳優を志したんですね。そして新劇の劇団に入りまして、2年目に外の劇団の「BENT」という戯曲で薄幸のゲイのダンサー役をやったのがデビューでした。

MC:強烈なデビューですね。

長谷川さん:
そうですね。しかも、自分の恋人になぶり殺されるという役で(会場笑)。かなりきつい感じでした(笑)。

田畑さん:
私は12歳の時に相米慎二監督の「お引越し」という作品でデビューしました。

渡辺さん:
観ました!

田畑さん:
ありがとうございます(笑)。撮影が本当に嫌で、怖くて、現場にセットがあるんですけれど、ずっと隅っこに隠れて、毎日のように泣いていた覚えがあります。(監督が)すごく厳しくて、小学校6年生の私にはちょっとつらかったですが、あの監督がいなければ今の私はここにはいないと思います。萌音ちゃんの挨拶を聞いて、私も初日の時に何を話したのか覚えていないぐらいすごく感動したというか複雑だったことを思い出しました。でもこんなにたくさんの人に観てもらえて嬉しいなと思った記憶もあります。

髙嶋さん:
僕は1980年代の頭からディスコでバンドをやっていまして、その時はビジー・フォーさんの前座だったんですよ。時はバブルで、飛び込みで飲んでも誰かが支払ってくれるという、ものすごく狂乱の時代だったんですね。当時パーティーが好きだったんですけれど、いろいろなところに行った中の一つにトロイ・ドナヒューさんを囲むホームパーティーがありました。そこに大林宣彦さんがいて、なぜかパーティーなのに写真週刊誌のカメラマンがいて、「みんなで写真を撮りましょう」と並んで撮った写真が週刊誌に出たんですよ。まだ学生だったんですけれど、それが僕のお見世出しですね。そして、それを見た芸能プロダクションの方が「すごくかっこいい」と(会場笑)。それで「一回、面接に来い」と言われたんです。ところが、僕は馬が大好きなんですけれど馬アレルギーなんですね。その日、アレルギーの薬を忘れて馬に乗ってしまったので、目は腫れているわ、湿疹は出ているわという状態で面接に行きました。そして部屋に入った瞬間に「ああ...写真は良かったのにね」と言われました(会場笑)。

草刈さん:
私は16歳からバレエ一筋で、19歳ぐらいからいろいろな役を踊らせてもらえるようになりました。さっき萌音ちゃんが涙を流しながら高揚している姿を見て「自分の時はどうだったんだろう?」と思いました。

渡辺さん:
劇団3○○を旗揚げしたのが23歳の時で、高田馬場にあった今はなき東芸劇場で、もたいまさこさんたちと旗揚げ公演をしたんです。その演目が「モスラ」というもので、私はもんぺを履いて畑を耕しているような役だったと思います。毎日4時まで飲んで、次の日の13時には舞台に立っていました。それぐらい若かった23歳でした。
そして映像デビューは中村幻児監督の「ウィークエンド・シャッフル」でした。筒井康隆さん原作です。それに出た時に、シャワーを浴びるシーンがあって、全裸ならなくちゃいけないことがありました。それをうちの両親と劇団にいた東銀之助が「絶対に脱いじゃダメだ」と言うので、他の人は全員裸になっているのに私だけ紺のスーツをピチッと着ました。すると、(映画評論家の)松田政男さんに「渡辺さん、どこか具合悪いんですか? どこか変なんですか?」と、記者会見の時に質問されたのをすごく覚えています(会場笑)。だから今、脱がなかったことをすごく後悔しています。

周防監督:
僕は28歳の時に初めて監督した作品が「変態家族 兄貴の嫁さん」で、楽しかったことしか覚えていないんですよ。毎日よく晴れていたんですけれど、すべてが僕のためにあると思って撮影していました。その一本を撮って映画監督という職業がどんなものか自分で確認して、それから続けるかどうしようか考えようと思っていたんですけれど、あまりに楽しすぎて、映画監督はこんなに楽しいんだという勘違いをそこでしてしまい、それ以来30年になりました。だから、今年は監督30周年で、これが8本目なので、ほぼ4年に1本。死ぬまでにその期間が短くなるのか長くなるのか、楽しみにしています。ですから、僕はただひたすら楽しかったです。その記憶しかないです。

MC:苦労したという覚えがないんですね。

周防監督:
その苦労すらも楽しかったんです。5日間で撮ったんですけれど、ほとんど寝ない5日間が楽しかったんです。

MC:そして上白石さんにとっては今日が「お見世出し」とも言えますが、いかがですか?

上白石さん:
本当にその通りだなと思います。映画の中でも小春がお見世出しをするんですけれど、私も同じように今日がお見世出しだと思って、これから毎日頑張りたいなと思います。なので、こんなに素敵なお見世出しの日を用意してくださって、皆さんに本当に感謝です。

MC:本当に初々しい上白石さんですが、まだ16歳なんですよね。そんな上白石さんに、芸能界の大先輩である皆さんから、さぞかし厳しいであろう芸能界を生き抜くためのアドバイスをもらいたいと思います!

岸部さん:
僕がアドバイスを欲しいぐらいです(会場笑)。僕は俳優を始めたのは30歳を過ぎてからなんですよ。その時に出会った映画監督さんや先輩の女優さんから共通して言われたのは、「とにかく一生懸命やりなさい」ということでした。その中にはいろいろな意味があるんでしょうが、とにかく一生懸命やる。セリフの中にもあったけれど。とにかく一生懸命やると、そこから何か生まれてくる。最初に周防監督という大きな監督と出会えた訳ですから、とにかく一生懸命やる。それは僕もいまだに思っていること。

上白石さん:
ありがとうございます。やっと涙が止まったと思ったら、また...(会場笑)。

渡辺さん:
(上白石さんと向き合ったところ、上白石さんが...)泣いてる! もうダメだ~、もらい泣きしちゃう(会場笑)! これからすごく大変なことがたくさんあります。自分で耐えられないこともあると思います。その時に、今日のことを思い出してほしいです。自分がなんで映画や演技が好きなのか、その初心、本当にやりたいんだということを実現した日のことを、つらくなったら必ず思い出して。そうすれば必ず乗り越えられると思います。本当に大変な世界だと思いますし、傷ついたりすると思うんです。それに耐えられるのは今の想いだと思いますので、今の自分を想像して、頑張って乗り切ってください。

竹中さん:
だいたい私なんかいつもちょっとしたことでガーンと落ちていくし、ずっとそんなことの繰り返しでここまでやってきたんだけれど、でも大丈夫ですよ。大丈夫。人は好き勝手なこと言うし、傷つくことたくさんあるよ。「なんでだよ。俺はそんなつもりで芝居してないよ」と思うこと、人は好き勝手に言うんですよ。でも、「大丈夫、大丈夫」と思って生きていれば、大丈夫! 頑張ってください。

上白石さん:
もうずっと「大丈夫、大丈夫」と思いながら頑張ろうと思います。嬉しい!

髙嶋さん:
萌音ちゃん、4年後にパンシャンいこうね!

上白石さん:
パンシャン...?

髙嶋さん:
シャンパン...(会場笑)。

MC:伝わらなかったみたいですね(笑)。

髙嶋さん:
業界用語で、時代もちょっと違うからね(笑)。僕がデビューした時は、「髙嶋、お前ヒマか?」と言われて、「休憩中なんですけれど」と言うと、「今川焼30個買ってこい!」と言われた毎日でした。何が大切かというと、差し入れです(会場笑)!

上白石さん:
分かりました(笑)。

田畑さん:
15歳の時に森繁久彌さんと共演したことがありまして、その時に素敵な言葉もらいました。「拍手は、人を良くもするが、悪くもする」と、色紙に書いてくださいました。初心を忘れずに、このままの萌音ちゃんで頑張ってください。

草刈さん:
監督は、家に帰ってくるたびに「萌音ちゃんは学習能力がすごく高い。短い期間でいろいろなことを吸収するのがすごい」と言っていました。萌音ちゃんにはいろいろな才能があると思いますが、自分がやりたいことをやっているつもりでも、「本当は何がやりたいんだろう?」と考える時期がこれから必ずあると思います。そういう時も、内側を見つめながら、どんどん進化していってもらえたらと思います。10年後、20年後にはどうなっているのだろうと、すごく楽しみにしています。

長谷川さん:
僕はまだ言ってあげられることがほとんどないんですが、僕が先輩から言われたことを萌音ちゃんに差し上げたいと思います。これから、売れていない時期売れている時期、いろいろあると思うんですね。その「売れていない時期に何をするかで、俳優の人生は決まる」と言われたことが今でも残っています。これからいろいろ波があるでしょうけれど、落ちている時こそ喜んで何かをやろうという気持ちになれるといいなあと思います。暗いんですけれど...(会場笑)。それと、「自分が一番輝いていたなと思う時期のことを考えてそのままいると、そのまま顔が変わらない」と言われたんですね。だから、その都度、いいことがあっても忘れて、またニュートラルになってやっていくのがいいんじゃないかなと思います。僕はそう言われて、それを守っているところです。真面目な話ですみません(笑)。

富司さん:
周防さんみたいな監督ばかりではないですね、正直なところ(会場笑)。でも、やっぱり一本の映画を撮られる監督って、どんな監督も魅力があるんですよ。いろいろな演出方法があるし、それは監督によって違うんです。だから、一本、一本、いろいろな監督に出会って、今、萌音ちゃんは白いブラウスを着ていらっしゃるけれど、そのブラウスのように、いつも真っ白でいて、監督のその作品に染まって、終わったらまた真っ白に戻す。また次の監督に出会ったらその監督の意図をしっかり理解して、一つずつ勉強していき、いつも真っ白な状態でいる。心の中ではその経験を溜めていくんだけれど、新たな監督に出会う時には真っ白の方がいいと思います。偉そうなこと言ってごめんなさい。頑張ってください。

周防監督:
アドバイスになっていたかは分からないんですが、「自分で考えなさい」と言っていました。自分で考えて、考えて、最後に自分の言葉で話せるような人になってほしいと思っています。ただ、竹中さんや田畑さんが仰っていたことと近いんですが、本当にこれからいろいろな人にいろいろなことを言われて、拍手も浴びれば、罵声も浴びると思います。でも、僕もよく思うんですけれど、他人を欺くことはできても自分を欺くことはなかなかできないので、いつも自分に正直に。自分はいったい何を考えて、何を大事に思い、何をやりたいのか。そして、これも岸部さんが仰っていましたけれど、一生懸命、自分を裏切らずに全力を尽くす。そうやって歩いていくしかないんだなと思います。これから一本、一本、真剣に向き合っていってください。頑張ってください。

MC:皆さんの言葉はどう響きましたか?

上白石さん:
(涙が止まらず...)本当に皆さんに支えられて、今、一緒に並ばせてもらっているだけでも本当に幸せです。撮影中もいろいろ悩んだり、苦しかった時に支えてくださったのは皆さんで、本当に幸せでした。今日もらった言葉を一生、絶対に忘れないで、これからまた皆さんにお会いした時に「成長したね」と言ってもらえるように、頑張りたいと思います。ありがとうございます。

■最後に、上白石さんからメッセージが送られました!

上白石さん:
こうやって今日を迎えることができました。これまで支えてくださったスタッフの皆さん、そして監督、共演者の大先輩の方々、すべての方々にお礼を言いたいです。そして、私はこの作品が大好きです。なので、皆さんにもたくさん愛してもらえたらなと思っています。そして、この映画を観て京都に行きたいなと思ったり、舞妓さんに会いたいなと思ったら、ぜひその夢を叶えてください。皆さん、今日はほんまにおおきに。

■最後に、上白石さんが花道に見立てた客席中央のレッドカーペットを通って退場しました!


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