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周防組ニューヒロイン・上白石萌音!
観客と豪華共演陣が見守る中舞妓姿で主題歌熱唱♪
映画のクライマックスシーンを華麗に再現!

2014年09月06日

「舞妓はレディ」公開直前イベント

<左から、周防正行監督、髙嶋政宏さん、草刈民代さん、長谷川博己さん、
上白石萌音さん、富司純子さん、田畑智子さん、渡辺えりさん、竹中直人さん>

舞妓になりたい一人の少女の成長をミュージカルで描いた周防正行監督の最新作「舞妓はレディ」。9月6日、東京・新宿の明治安田生命ホールにて公開直前イベントが行われ、周防監督ほか、主演の上白石萌音さん、長谷川博己さん、富司純子さん、田畑智子さん、草刈民代さん、渡辺えりさん、竹中直人さん、髙嶋政宏さんが舞台挨拶に登壇しました。

登場人物それぞれにテーマ曲がある本作。この日のイベントでは、一人一人がそれぞれのテーマ曲を歌いながらの登場となりました! 最後に舞妓姿で上白石さんが主題歌「舞妓はレディ」を歌いながら登場すると、集まった約200名の観客の皆さんと一体になって盛り上がりました。まるで映画のワンシーンを再現するような楽しく華やかなステージが繰り広げられた舞台挨拶の模様をレポートいたします。

【舞台挨拶(挨拶順)】

長谷川博己さん(京野法嗣役)

♪京都盆地に雨が降る


MC:全力の「舞妓! 必須! 三単語!!」、ありがとうございます(会場笑)! (注:歌の中にそう叫ぶ箇所があります)

長谷川さん:
歌うつもりはなかったんですけれど、歌ってくれと言わんばかりの照明でしたね(笑)。

MC:長谷川さんのお茶目で弾けた演技も見どころになっていましたが、撮影はいかがでしたか?

長谷川さん:
恥を捨てて振り切るしかないなと思って演じました。すごく楽しかったです。

田畑智子さん(百春役)

♪襟替え


MC:映画の中では、舞妓さんらしいかわいさと、芸妓さんらしい大人っぽさを表現されていましたが、「襟替え」を歌うシーンはいかがでしたか?

田畑さん:
ダンスもそうなんですけれど、歌うのも初めてだったので、どうしようかと思ったんですけれど、頑張って一生懸命稽古しました。

MC:お歯黒もなかなか印象的でしたね(会場笑)。

田畑さん:
自分で見てビックリしました(笑)。

草刈民代さん(里春役)

♪その糸はなぜ赤なの?


MC:バレエとは一味も二味も違うダンスを披露されていましたが、撮影はいかがでしたか?

草刈さん:
芸妓さんの役だったので日本舞踊まで練習しましたけれども、とっても楽しい作品でした。

MC:タンゴもありましたよね!

草刈さん:
私が歌った曲が昭和歌謡っぽい感じで(いろいろな要素が)盛りだくさんだったので、踊りもあって楽しかったです。

渡辺えりさん(豆春役)

♪うちはかいらしい舞妓どす


MC:渡辺えりさんの歌声がここで聴けて本当に良かったです!

渡辺さん:
このシーン、カットになったんです! なかったでしょう? 残念でしたけれど...。

MC:泣く泣くカットされたということで、ここで聴けて良かったです。

渡辺さん:
ありがとうございます!

髙嶋政宏さん(高井良雄役)

♪ティ・アーモの鐘


MC:濃いダンスまで披露していただいて、ありがとうございます(会場笑)!

髙嶋さん:
ちょっと腰の動きが弱かったかなと思うんですけれど(会場笑)。

MC:十分です(会場笑)。あのシーンを撮影されたのは、除夜の鐘で有名な知恩院だそうですね。

髙嶋さん:
当日は観光客でいっぱいだったのに、このロケのために三門を完全シャットアウト! ただ、思う存分やらせてもらいました。あのロケが終わるのが悲しくてね...本当に、ずっと続かないかなと思っていたんですけれど、やっぱり陽は沈むんですね。

MC:でも、ここでまた歌ってもらえて良かったです。

竹中直人さん(青木富夫役)

♪男衆の歌


MC:この会場で歌われて、今のお気持ちはいかがでしょうか?

竹中さん:
ちょっぴりあがっちゃって、全然音が聴こえなかった! すんごい恥ずかしかったぜ、ベイベー(会場笑)。

MC:振り付けも竹中さんご自身がされたというのは本当ですか?

竹中さん:
監督に「もう自由にやってくれ」と言われて。振り付けなんてものじゃなかったですけれど、一生懸命やりました。

富司純子さん(小島千春役)

♪夜の終わりに想う歌


MC:富司さんの優しい歌声に癒された方も多かったと思いますが、撮影はいかがでしたか?

富司さん:
とっても楽しかったです。ただ、歌だけは小さい頃からコンプレックスがありましたので、ハラハラしておりました。(会場からの拍手に)ありがとうございます。

上白石萌音さん(西郷春子役)

♪舞妓はレディ

皆さん、こんにちは。おいでやす。今日はこんなにたくさん下八軒の皆さんにも来てもらったので、楽しい時間にしましょう。よろしゅうおたのもうします。


MC:撮影は1年前でしたが、1年ぶりに錚々たる先輩方の前でパフォーマンスするのはいかがでしたか?

上白石さん:
本当に緊張していたんですけれども、大好きな皆さんが周りにいると安心感があって、とても楽しかったです。

周防正行監督

どうも今日はありがとうございます。普段こういう試写会では舞台挨拶を上映前にやることが多いんですけれど、今日は上映後なので皆さんにいろいろなことを話せます。楽しんでください。


MC:ハッピーで楽しい映画ですが、なぜミュージカル仕立てにしようと思ったのですか?

周防監督:
僕の映画はリアリズムで描くんですが、お茶屋さんを取材したところ「あの世界はそう簡単に分かることじゃないな。きっと遊び尽くさない限りそんなものは描けないだろう」と思いました。そして、お茶屋さんに行っていて楽しいことがいっぱいあったんです。その楽しいことを映画にすればいいんじゃないかと思いました。僕にとっての京都や芸妓さん、舞妓さんの世界はファンタジーだったんですね。その楽しさを皆さんに伝えるのに歌と踊りというのはうってつけではないか。まさにお座敷遊びには唄と踊りがつきものなので、ミュージカルという手法を使って京都を明るく楽しく描こうと思いました。

MC:現実と異世界がミックスしたような不思議な世界ですよね。

周防監督:
京都はそういうところだなと思うんですよね。映画の中で語られているのは花街の京ことばで、他にもいろいろな種類の京ことばがあるんです。僕にとって京都はあの言葉が作り上げる、日常を忘れさせてくれるような、本当に違う街に来たという感じがするところなので、京都自体がファンタジーだなと思います。

MC:なんといっても上白石さんの舞妓姿がとってもキュートですが、舞妓になった姿をご自分で見られた時はどう思いましたか?

上白石さん:
一番最初に「白いな」と思いました(会場笑)。こうやってお着物を着付けてもらって、メイクをしてもらって、そして髪を結ってもらって舞妓さんになると、本当に背筋が伸びてしっかりしなきゃなと思うようになるので、お着物のパワーってすごいんだなと思いました。

MC:共演者の皆さんから見て、上白石さんの舞妓姿というのはいかがでしょうか?

長谷川さん:
かわいいですよね。言葉もないぐらいにかわいいです。

富司さん:
本当の花街の方たちに負けないぐらいかわいいと思います。

MC:監督は、上白石さんしかいないと思われたんですよね。

周防監督:
今言えば、そうなんですが、実はオーディションのレベルが高くて、最後の最後まで迷った末に、白塗りをしてきちっと舞妓さんの姿になってもらって、それをフィルムで撮影して「この子しかいない」というところにたどり着きました。

MC:長谷川さんは歌もあり方言もありで大変でしたか?

長谷川さん:
ものすごく大変でした(会場笑)。方言が特に大変でしたね。京都の方は少しずつ方言が違っているので、「私はこれが正しい」というのが、他の人では「それは違います」となったりして、こんがらがってしまったということがありました。

MC:弾けた演技を披露されていましたが、監督は長谷川さんの違った一面を引き出したいと思われていたのですか?

周防監督:
そんな大それたことは(笑)。いや、さすがだなと思いました。引き出すどころか、(長谷川さんの)魅力をご自身がこのシナリオを通して表現してくださったんだなと思って、嬉しかったです。

MC:富司さんはオードリー・ヘップバーンを彷彿とさせるラストシーンが印象的でしたが、撮影はいかがでしたか?

富司さん:
本当に素敵な衣装を作ってもらって、メイクもすごく派手にしてもらいました。とにかく節分のおばけ(芸妓や舞妓が仮装する花街のイベント)のシーンですから、化けられて良かったなと思っています(笑)。

MC:田畑さんは京都出身で、小学生の頃の夢が舞妓さんだったそうですね!

田畑さん:
小学校6年の卒業文集に「将来の夢は舞妓さんになること」と書いた覚えがあります。

MC:憧れの舞妓さんはいかがでしたか?

田畑さん:
でも、設定は29歳で私は今33歳なんですけれど...(笑)。

富司さん:
大丈夫(笑)。

田畑さん:
皆さんが「大丈夫」と言ってくださるので、安心しました(笑)。

MC:渡辺さんもかつてはかわいらしい舞妓だったという設定ですが...。

渡辺さん:
設定だけはそうですね(会場笑)。

MC:竹中さんと「Shall we ダンス?」以来のコンビ復活でした!

渡辺さん:
楽しかったですね。

竹中さん:
そうだけど、ほとんど絡んでいないでしょう。

渡辺さん:
基本はね(笑)。でも、待合室でずっとしゃべっていたよね。

渡辺さん:
今回は京都弁をしゃべらなければいけないから、アドリブを言えないの! いつもだったらバンバン言えるんだけれど、京都弁じゃないアドリブになっちゃうから。(山形弁でしゃべって...)ね、さっぱり分からないでしょ?

竹中さん:
さっぱりわからね(笑)。

渡辺さん:
だから、この映画自体、私が山形から出てきた頃を思い出しましたね

MC:竹中さんは渡辺さんとのコンビ復活、いかがでしたか?

竹中さん:
僕たち結局、絡みそうで絡まなかったから(笑)。

MC:ラストシーンのカツラは「Shall we ダンス?」の時のカツラなんですよね?

竹中さん:
ラストシーンでかぶりましたね。懐かしかったね。

渡辺さん:
私も、「Shall we ダンス?」の時と似たドレスを着て、何枚も写真を撮ったよね、嬉しくて(会場笑)。

竹中さん:
嬉しくてね(笑)。お互いに全盛だった頃だからね。

渡辺さん:
何が全盛だった頃よ。まだ40歳だったのよ、あの時。え、いくつだったの?

竹中さん:
39歳。

渡辺さん:
あ、一つ違いだったのね(会場笑)。

竹中さん:
ずいぶん時が経っちゃったね(笑)。

MC:コンビといえば、草刈さんと髙嶋さんの「ティ・アーモの鐘」のコンビネーションもインパクトがありましたよね。

髙嶋さん:
あの撮影の時は、「隣にいるのは草刈民代じゃない!」と言い聞かせていましたね。草刈民代だと意識すると、その隣で踊るなんてとんでもないことですから! それだけを意識しないようにしていました。

草刈さん:
とんでもないです。楽しかったです。髙嶋さんはミュージカルに慣れていらっしゃるし、抱えたりするのもすごく上手だったので、一緒に踊っていて楽しかったです。

髙嶋さん:
いやいや、草刈さんの指導あってのものですよ(会場笑)。

MC:でも、あの髙嶋さんのねちっこい感じは大丈夫でしたか(会場笑)?

髙嶋さん:
そうなんですよ(笑)。あれ、もうちょっとやりすぎたカットもあったんですけれど、監督から「目にモザイクがかかるからやめてくれ。もうちょっと抑えてくれませんか」と言われたんですよ(会場笑)。カットがかかるたびに監督から「はい、気が済みましたか」と言われるんですけれど、それが嬉しくてね(会場笑)。監督に「気が済みましたか」と言われるまでやらせてもらえる。まあ、カットにはなっているんですけれども(笑)。

MC:監督、お二人の掛け合いはいかがでしたか?

周防監督:
素晴らしかったんですけれど、さっきも(髙嶋さんが)言っていましたが、知恩院で土曜日に撮影したんですよ。三門の正面を僕らが使って、脇から観光客を通していて、本当に申し訳ないなと思いながらの撮影でした。でも、「日焼けかなわんわ」と手をバッとかざすところで、ちゃんと太陽が当たって。ああいうことってすごく大変で、天気待ちをしたりするんですけれど、あれはバッチリなんですよね。本当に幸運な撮影で本当に楽しかったです。

髙嶋さん:
あの撮影の時は興奮して前の晩から寝られなかったんですよ。一睡もしないで臨みました。

MC:そして掛け合いというと、センセと春子の掛け合いは絶妙でしたね。いかがでしたか?

上白石さん:
とっても楽しかったです。春子もセンセにたくさん助けてもらうんですけれども、同じように長谷川さんも休憩時間にいろいろ楽しいお話をしてくださったりとか、ちょっと緊張してアワアワしていたら助けてくださったりして、本当に感謝しています。おおきに、センセ。

長谷川さん:
おおきに。

MC:春子にいろいろと教えるシーンはいかがでしたか?

長谷川さん:
僕は言語学者の役で教えなければならなかったんですけれども、実は自分の方がかなりいっぱいいっぱいになっていまして、彼女を「大丈夫だよ」と落ち着かせていたんですが、自分自身に言い聞かせていたことがほとんどでした。

MC:あと、春子の方言がちょっとずつ直っていく、その微妙な変え方も難しかったんじゃないですか?

上白石さん:
それが一番難しかったです。完璧な京ことばも難しいんですけれど、少し音を外すとか、まだちょっと鹿児島弁が残っているような京ことばがすごく難しくて、方言の先生と「ここの音はちょっと上げて、ここの音はちょっと下げて」と微妙な違いを表現できるように頑張りました。

■最後に、上白石さんからメッセージが送られました!

上白石さん:
皆さん、今日はお集まりいただき、ありがとうございます。映画はいかがでしたか? (拍手に)ありがとうございます。京都や、映画に出てきた花街『下八軒』、そしてお茶屋『万寿楽』の温もりをずっと忘れないでもらえたら嬉しいです。そして、その温もりをいろいろな方に分けて、「面白かったよ」と薦めてもらえたらと思います(会場笑)。皆さん、今日はほんまにおおきに。


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