待たせたな!!鈴蘭、春の不良(ワル)祭り!!
ワルメンの頂点(テッペン)に立つのは誰だ!?
2014年04月12日

「クローズEXPLODE(エクスプロード)」初日舞台挨拶
<左から、豊田利晃監督、KENZOさん、永山絢斗さん、東出昌大さん、
勝地涼さん、ELLYさん、岩田剛典さん、やべきょうすけさん>
社会現象を巻き起こした前作「クローズZERO II」から5年。新たなキャストでその後の鈴蘭を描いた「クローズEXPLODE」が4月12日に公開初日を迎え、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、主演の東出昌大さん、勝地涼さん、永山絢斗さん、KENZOさん、ELLYさん、岩田剛典さん、やべきょうすけさん、豊田利晃監督による舞台挨拶が行われました。
この日はワルメンたちの頂点を決めようと、タイトル「EXPLODE=爆発」にちなみ、風船早割り対決を実施! 熱い声援に対し、東出さんたちもスーツのジャケットを脱ぎ捨て本気のバトルを繰り広げました。新生「クローズ」の門出にふさわしい大変な盛り上がりとなった舞台挨拶の模様をレポートいたします。
【舞台挨拶(挨拶順)】
豊田利晃監督 | |
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「クローズEXPLODE」は昨年の2月、3月に撮影した映画で、こうして1年後に公開できてホッとしています。初日の1回目に映画館に観に来てくれて本当にありがとうございます。 |
東出昌大さん(鏑木旋風雄役) | |
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今作は2作目の映画だったんですが、豊田監督とご一緒できて、財産になりました。楽しんでいただけましたか? 「イエイ!」と言うしかないですよね(会場笑)。今日はわざわざご足労いただき、ありがとうございました。 |
勝地涼さん(小岐須健一役) | |
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どうも。楽しかったですか? ありがとうございます(笑)。「クローズZERO」「クローズZERO II」もありましたけれど、「クローズEXPLODE」の方が面白いと思って作りましたので、ぜひ皆さん応援してください。4回、5回ぐらい観てください(会場笑)。 |
永山絢斗さん(藤原一役) | |
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今日はきっと早起きされたことでしょう(会場笑)。朝から六本木までありがとうございます。あと少し、楽しんでいってください。 |
KENZOさん(DA PUMP/高木哲次役) | |
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(ボイスパーカッションを披露して...)今回、映画初出演しました。頑張りました。気合い入れました。殴りました(会場笑)! その僕の眼差しを見ていただけるとありがたいです(笑)。 |
ELLYさん(三代目J Soul Brothers/山下甲兵役) | |
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初めて映画に出ました。この役に対して一生懸命やったので、皆さんに楽しんでもらえたら嬉しいです。皆さん、楽しんでください。 |
岩田剛典さん(三代目J Soul Brothers/柴田浩樹役) | |
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映画初出演だったんですけど、「クローズ」の大ファンだったので、このシリーズにこうして出演させてもらえることはとても光栄でした。何よりこの映画がヒットしてほしいと願っているので、皆さん、1回と言わず、2回でも3回でも観てください。 |
やべきょうすけさん(片桐拳役) | |
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本日は皆様、ご来場いただきましてありがとうございます。僕、ぶっちゃけますと15分ぐらい前に着きまして、段取りを全然分かってないんですが...(会場笑)。5年ぶりに「クローズ」という看板を掲げて新たな作品を撮ったんですけど、見ての通りの素晴らしい監督と出演陣と、今日は登壇していない素晴らしい若い役者たちや表現者の方々と楽しくやれました。...はい(笑)。ちょっとまだ起きていないのかな、頭が(会場笑)。でも、僕が遅刻した訳じゃないですからね。待ち合わせ場所が分からなくなって、ヒルズの周りをうろうろしていたマネージャーと僕です(会場笑)。そういう言い訳は置いておいて(笑)。観ていただいて、いろいろな感想があると思います。できれば多くの方に伝えていきたいなと思いますので、また今後ともよろしくお願いいたします。 |
MC:豊田監督、ワルメンたちが揃いましたが、どのようにしてまとめていったのでしょうか?
豊田監督:
別にまとめることはなかったです。みんな仲良かったです。やはり同世代の役者が集まると、「俺も、俺も」となるので、張り合いがあって良かったんじゃないですかね。ね、やべさん(会場笑)。
やべさん:
え、僕も同世代に入っているんですか? 僕は監督と同世代の方に入れておいていただければ(笑)。
MC:初めての主演映画が公開された今のお気持ちはいかがですか?
東出さん:
前作、前々作が、ヒットした諸先輩方の映画でしたので、不安もありました。でも、新しい「クローズ」になったので、前作、前々作のことは忘れて、豊田監督の作り上げた作品の世界観を何も先入観を持たずに楽しんでいただけたら、また新しいヒューマンドラマ、青春映画として捉えていただけるかなと思います。ごめんなさい、すごく固い挨拶になっちゃいました(会場笑)。
MC:実際にこれだけ多くの方が来られていますが、ヒットの手応えはいかがですか?
東出さん:
うーん...。
やべさん:
「ある」って言いなさいよ(笑)。
東出さん:
あ、すごくあります(会場笑)!
MC:聞くところによると、鏑木旋風雄とご自身はすごくかぶるところがあるということなのですが...。
東出さん:
かぶるところ? 基本的にそんなに多くのことを考えてお芝居できるほどの技量もないので、豊田監督についていくという気持ちと、不安や怯えや悩みを持って演じました。
MC:小岐須はおちゃらけキャラを装いながら、実は友達を大事にする男でした。勝地さんと小岐須の共通点はありますか
勝地さん:
うーん...(会場笑)。
MC:ちょっと待ってください、おかしいですね(会場笑)。
やべさん:
みんな、説明ちゃんと聞いていたの? 僕が来ないんじゃないかって不安になって、説明聞いていなかったのかな(会場笑)。
勝地さん:
どうですかね(笑)。それ、「(共通点)あります」と言っちゃうと、すごく友達想いということになっちゃいそうなんですけれど、どうなんですかね。なんですかね、なんですかね...(会場笑)。まあ、みんなで飲みに行くのを大事にはしましたね。
MC:実際に役どころを演じられての感想はいかがでしょうか?
勝地さん:
まあ、僕の役は銭湯のシーンであったりとか、旋風雄に近づいていって友達の大切さを教えつつ、最後は素っ裸で商店街を走るシーンがありますけれど、2月だったので極寒だった訳ですよ。とんでもなく寒かったんですが、役の上でも距離が縮まりましたし、東出くんとも近くなったかなと思います。お尻も見られたし(会場笑)。
MC:裸で走るシーンは、振り返ってみていかがですか?
東出さん:
でも、銭湯でのシーンは本当に旋風雄も嬉しかったので(会場笑)。「友達を大事にする」という説明がありましたが、客観的に見ても(勝地さんは)現場のムードメーカーですし、お芝居の経験も群を抜いているのでアドバイスもしてくださいますし、いい兄貴分なんです。
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豊田監督:
東出、固いぞ(会場笑)。
東出さん:
うっす(会場笑)!
やべさん:
監督、やっぱりすごいキャラクターが揃っていますね(笑)。
MC:永山さんは監督から「撮影中は誰ともつるむな」という指示があったそうですが、どういうことなのでしょう?
永山さん:
どういうことなんでしょう(笑)。現場中はしんどかったですけれど、それを言ってもらわないといけないぐらい厳しい役に出会えたので、それは良かったなと思います。
MC:KENZOさんは血の気の多い役でしたが、映画に出演されてみていかがでしたか?
KENZOさん:
血の気が多い役、適役だったと思います。福岡の筑豊地方の出身なんですけれど、まあ、不良が多いんですよ。そこで生き抜くためには筋が通っていないと生きていけないので、自分もそこでKENZOという筋を通して生きてきました。なので今回の役は適役かなと思いますね。
MC:高木も一本、筋が通っていますよね。
KENZOさん:
そうですね。昔の自分をデフォルメした感じです。でも、不良ではないですよ、不良では(笑)。
やべさん:
やっぱり高校時代は腹巻とかしていたんですか?
KENZOさん:
そうですね。腹巻はしていたかもしれませんね~。
東出さん:
やべさん、今のはちょっとどうなの(笑)?
KENZOさん:
それでウケるのはちょっと難しいよね(笑)。
やべさん:
本当は僕は、「血の気が多い」云々というくだりが来たから、いの一番に「血の気が多すぎて、撮影中も血を出しちゃったんですよ」「えー!」という流れになるのかなと思ったら、「筑豊地方の...」って始まったから...(会場笑)。
KENZOさん:
ああ、そうですね。真面目になっちゃいましたね(笑)。いやいや、血の気が多すぎて頭から血が噴き出しましたね。そこはみんな、「えー!」って言うところでしょ(笑)。せーの! (会場「えー!」)
MC:ELLYさんが演じた山下はお下品発言連発の凶暴キャラでしたが、演じてみてどうでしたか?
ELLYさん:
ああいう言葉をこういう多くの方に聞いていただけるのは、少し照れくさいですね(会場笑)。
MC:照れくさい...(笑)。現場で言うのは照れくさくなかったですか?
ELLYさん:
はい、もう大きい声で一生懸命やりました(会場笑)。
MC:岩田さんは永山さん演じる藤原とのバトルが印象的でしたが、大変だったシーン、印象深かったシーンはありますか?
岩田さん:
やっぱり藤原とのゴミ処理場での決闘ですね。あそこは監督から「お前たちの好きにやってくれ」と言われまして、あのシーンは全部アドリブなんです。一応、二人でアクションを合わせたんですけれど、カチンコが鳴った瞬間にテンパっちゃって、あっという間にぐっちゃぐちゃになって15分ぐらいずっと続いたんです(笑)。
永山さん:
「ここで終わり」というのを決めていたんですけれど、岩田くんは体力があるから、なかなか連れていってくれなくて(会場笑)
岩田さん:
僕も必死でテンパっていたから、自分がどうしているのかも分かっていなかったぐらいなんですよ(笑)。
MC:ノーカットでずっと戦い続けていたんですか?
岩田さん:
そうです。もう15分ぐらい戦い続けていて、でもなかなか監督が止めてくれなくて(笑)。
やべさん:
だって、監督笑っていたもん。「いつまでやるのかな」って(会場笑)。
岩田さん:
それが一番思い出深いシーンです(笑)。
MC:映画の中ではそれを凝縮したものが使われているということですね?
豊田監督:
そうです。映画で使ったものより5倍ぐらい長かったです。
MC:ELLYさんも大変だったシーンはありますか?
ELLYさん:
東出くんに蹴られてプールに落ちるところですね(会場笑)。
MC:1回で綺麗に?
東出さん:
2回ですね。
ELLYさん:
本当にいい経験でした(笑)。すごく大変でした。1発で綺麗に入って、髪も崩れたんですけれど、それを直してすぐに役に戻れるようにして...。メイクさんも最高でした(会場笑)。
MC:あのシーンで大変だった具体的なポイントは?
ELLYさん:
実際に蹴りが当たってはいるんですけれど、それをよりリアルなものにするためにどうやって動いたらいいかすごく考えて、本番前に二人で息を合わせて一緒に作りました。いいシーンになったので良かったです。
MC:やべさんが今回の作品に込めた想いというのはいかがでしょうか?
やべさん:
「また新たなシリーズを始めたい」と聞いた時には、「本当にやる必要があるのかな。いい幕を引けたんじゃないかな」と思っていたんです。でも、そこから山本又一朗プロデューサーやいろいろな方とお話しして、これだけの月日が流れるのを待って、これだけのスクリーンで大暴れしてくれた役者さんたちにも会えたので、それは非常に嬉しいなと思っています。正直、僕の中では旋風雄やそのほかの皆さんの役柄が紹介されて、彼らの悩みに何か一つの答えを出せたのかなというのがあるので、今後さらにどういった形で彼らが羽ばたいていくのかを見たいなと思っています。なので、皆様のお力を借りてぜひとも続編に続けたいなというところでございます。
MC:ということは、3作ではなくもう一つ...。
やべさん:
いきたいですね~。皆さんも撮影を終えてから一年、さまざまなところで活躍なさっていますし、一つ、二つまた大きく成長した姿をより多くの方に見ていただきたいという気持ちです。
■ここで、「クローズEXPLODE(=爆発)」にかけて、真の頂点を決める風船早割りバトルが行われることに!
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MC:やべさん、ここは誰が優勝すると思いますか?
やべさん:
できれば座長(東出さん)に飛んでいただかないと。
MC: 東出さん、自信はありますか?
東出さん:
いや、初めてです(会場笑)!
やべさん:
だいたいみんな初めてだから(笑)!
◎予選1組
1位:KENZOさん
2位:東出さん
永山さん
勝地さん
やべさん:
なんだかんだでみんなで負けず嫌いですね(笑)。正直、勝地と絢斗は上着を脱いでいないからやる気がないのかと思ったんですけれど、結構な感じでやっていましたね(会場笑)。
KENZOさん:
いや~、これ本当にきついですね!
勝地さん:
しんどいですね、本当に!
MC:本気でしたね! では予選2組に参りましょう。
やべさん:
僕が勝ったら、三代目 J Soul Brothersに入れてもらおう(会場笑)。気持ち的にはもう入っているつもりなんだけれど(笑)!
MC:さて、空いている残り一枠、ここには会場のお客様に入っていただこうと思います!
やべさん:
みんな、やりたいんじゃなくて、(ELLYさんと岩田さんに)近づきたいだけでしょ(笑)? まあ、正しいですけれどね。僕に決める権利ないから、僕に媚び売らんでも大丈夫よ(笑)!
◎予選2組
1位:やべさん
2位:岩田さん
ELLYさん
お客さま
東出さん:
やべさん、早いですよ(笑)。
やべさん:
違う、違う! 僕の中ではゆっくりだったんだってば(会場笑)!
◎決勝戦
1位:KENZOさん
2位:やべさん
東出さん
岩田さん
KENZOさん:
はあ...はあ...。
やべさん:
ヒューマンビートボックスやって(会場笑)。
KENZOさん:
はあ...はあ...マイネームイズ...KENZO(会場笑)。嬉しいです。やっぱり勝負事なのでね。僕、優勝しましたけれど、この波に乗って(「クローズEXPLODE」も)日本全国、優勝しちゃいましょう!
東出さん:
はあ...はあ...楽しかったです(会場笑)。きつかったです。楽しんでいただけましたでしょうか(会場笑)?
■最後に、皆さんからメッセージが送られました!
豊田監督:
今日は観に来ていただいて本当にありがとうございます。まだ観ていない人は、新鮮な役者の目の輝きをぜひ劇場に観に来てください。
やべさん:
作り手から観てくださる人のもとに「クローズEXPLODE」が羽ばたいたということを非常に嬉しく思っております。これからも皆さんのお力でこの作品をもっともっと高いところに昇らせてあげたいなと思いますので、よろしくお願いします。
勝地さん:
今日は本当にありがとうございました。1作目、2作目とは違った新しい「クローズ」になっていますので、皆さんで「クローズ」を盛り上げていってください。
永山さん:
春にふさわしい「クローズEXPLODE」、ぜひ劇場でご覧ください。
KENZOさん:
僕が生きてきた人生の中で大事な時間がこの「クローズEXPLODE」に詰まっているので、ぜひ皆さん観てください。
ELLYさん:
この世代で作れる最高の「クローズ」になっていると思うので、その「クローズ」をぜひ皆さんで楽しんでください。
岩田さん:
今日は皆さん、ありがとうございました。僕は映画初出演だったんですけれど、同世代の役者さんたちといっぱい青春させてもらいました。新しい「クローズ」をぜひ楽しんでください。
東出さん:
皆ががむしゃらになって作った映画です。新しい「クローズ」をぜひ劇場でご覧ください。