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赤色灯が光る中、レッドカーペットアライバル!!

2014年03月20日

「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」 完成披露イベント&舞台挨拶

<左から、栗山千明さん、仲村トオルさん、伊藤淳史さん、桐谷美玲さん、松坂桃李さん、西島秀俊さん>

2008年の連続ドラマ開始以来、連続ドラマ4本、単発ドラマ3本が放送され、 好評を博してきた「チーム・バチスタ」シリーズ。その最後を飾る映画「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」がついに完成し、3月20日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて完成披露試写会が行われました。

さらには、上映前にはヒルズアリーナでトークイベントも実施。伊藤淳史さん、仲村トオルさんのバチスタコンビに加え、連続ドラマから引き続きの出演となる松坂桃李さん、西島秀俊さん、栗山千明さん、さらに映画で重要な役どころを担う桐谷美玲さん、生瀬勝久さん、そして星野和成監督が揃い、シリーズの歴史を振り返り、撮影の裏側や、映画の見どころ、シリーズへの熱い想いなどを語りました。FINALだからこそ言える、とっておきのエピソードの数々が明かされ、爆笑に包まれたトークイベント、ならびに舞台挨拶の模様をレポートいたします。

【トークイベント(挨拶順)】

伊藤淳史さん(田口公平役)

今日は真冬日のような気候の中、たくさんの方に集まっていただきまして嬉しく思っています。先ほどの映像で、2008年の「チーム・バチスタの栄光」も観ていただいたと思うんですが、子供みたいだなと思いました(会場笑)。24歳だったんですが、今は僕も30歳になりました。これだけ長い間この作品に携わることができたのは、皆様のおかげだと思っております。

仲村トオルさん(白鳥圭輔役)

2008年から厚生労働省医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長の白鳥圭輔を演じてきました仲村トオルです。台本にあった肩書を(司会の笠井アナウンサーが)はしょったので、言ってみたくなりました(会場笑)。いよいよ「ケルベロスの肖像」を皆さんに観ていただく日が来たんだなという喜びと、一方で自分たちが2008年から演じてきた物語がそろそろ終わるんだなという寂しさを感じていたんですが、今日はこんなに皆さんに集まっていただいて、ニコニコしていただいて、寒さも少なくなった感じがします。

桐谷美玲さん(別宮葉子役)

私は「バチスタ」シリーズに初めて参加しました。ずっと観てきた作品だったので、参加できることができて嬉しかったです。こうしてたくさんの方が足を運んでくださって、このシリーズは愛されているんだなということを改めて感じました。この作品に参加できたことを光栄に思っています。

松坂桃李さん(滝沢秀樹役)

寒い中、お越しいただき、ありがとうございます。僕は「バチスタ」シリーズに出演したのが今から約4年前で、こうしてまた「バチスタ」に呼んでいただけて嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。おそらく今、こうして喋っていられるのも、シリーズの頭からずっとやってこられている伊藤さん、仲村さんのおかげだなと思っております。お二人あっての「バチスタ」だと思うので、ぜひ皆さん、白鳥・グッチーの名コンビをぜひ堪能していただければなと思っております。

栗山千明さん(桜宮すみれ役)

寒い中、これだけ多くの方に来ていただけたことを嬉しく思っています。そして、それだけ愛されているこの作品に「螺鈿迷宮」からこうして映画まで参加できたことを、誇りに思っています。今日は少しでも映画の魅力を知って帰っていただきたいなと思います。

西島秀俊さん(速水晃一役)

雨の中、たくさんの方に来ていただき、改めてこのシリーズがたくさんの方に愛されているんだなと感じました。シリーズに参加させてもらって、さらに「FINAL」にも参加できたことを誇りに思っています。どんどん寒くなっていっているので、皆さん、風邪をひかないようにしてください。

星野和成監督

雨が降っている中、お集まりいただきましてありがとうございます。私も2008年の連続ドラマからやってきまして、まさか映画になるとは思いませんでしたし、まさか自分が監督できるなんて夢にも思いませんでした。誠心誠意を込めて作った作品ですし、皆さん楽しみにしてくださっていると思いますが、それに沿える作品になったと思います。皆さん、これから観て、犯人とか言わないようにお願いしたいと思います。

  


MC:いよいよ「FINAL」が完成して、どんなお気持ちですか?

伊藤さん:
2008年にシリーズが始まる時、まさか連続ドラマで次があると思っていなかったのが、2014年の「螺鈿迷宮」まで観ていただいて...。僕たちもこの作品はテレビドラマだと思っていたんです。それが最後に映画というお話をいただいて、正直「いいのかな?」と思ったんです。不安もありました。でも、「FINAL」ということで、最後にスクリーンという場を提供していただきました。そしてここに集まってくださった方たちが最後を締めくくって観てくださると信じてここまでやってくることができました。

仲村さん:
自分たちがやってきた作品が終わる、自分が役を卒業するという感じよりは、自分たちの子供を旅立たせるような、就職させて世の中に出すような気分で、「ちゃんと受け入れてもらえるかな?」と、心配なことがいっぱいあるんですけれど(会場笑)、でもやっぱり世の中に出さないとダメだと思うので「頑張っていってこい」と、自分たちの作品の背中を押すような気分です。

MC:桐谷さんは今回初参加ですが、グッチーが葉子に恋心を寄せるようなシーンもありましたよね? 共演してみていかがでしたか?

桐谷さん:
グッチー先生はすごく素敵なんですけど、伊藤さんとは何回かお仕事したことがあったので、すごく変な感じでしたね(会場笑)。

伊藤さん:
ええ、すごく変な感じでした(笑)。

桐谷さん:
手を振りあうところがあるんですけど、恥ずかしくてしょうがなかったです。

伊藤さん:
ちょっとあのシーンは素になっちゃっていて、恥ずかしいなと思いながら撮りました(会場笑)。それをぜひ劇場でご覧ください。

MC:仲村さんはどうでしたか?

桐谷さん:
本人を目の前にして言うのも何なんですが、本当に大人の色気がすごすぎて、目を合わせるのに緊張しました(会場歓声)。

仲村さん:
現場で桐谷さんと初めてお会いしたのが、控室兼支度場所にしていた団地のドアの前だったんですけど、「まあ、かわいらしい!」という気持ちと、「別宮葉子を演じるには、ちょっと幼さや線の細さがあるんじゃないか?」ということを感じたんですけれど、演じ始めてからの桐谷さんは力強くてたくましかったです。現場で伊藤くんとゲームの話をしている時は、僕は全然その話題についていけなくて「そんな話してればいいさ、若い人は若い人同士で!」と思いながら見ていました(会場笑)。

MC:栗山さんは「螺鈿迷宮」からのお付き合いになりますが、栗山さんから見た「バチスタ」コンビのお二人はいかがですか?

栗山さん:
今回、すべてを撮り終えた日が仲村さんと同じ日だったんです。クランクアップする時は皆さんの前で挨拶をしたりするんですけれど、その時の仲村さんのコメントにウルッときて伊藤さんの顔を見た瞬間に、二人のつながっている感じが見えてポッとしちゃいました。

MC:絆みたいなものを感じましたか。

栗山さん:
感じました。

MC:それは監督も感じますか?

星野監督:
6年続いているシリーズですので、何も言わなくても関係性ができあがっていますし、何も言わなくてもいいんです。

MC:そして、「ジェネラル・ルージュの凱旋」は4年前になりますね。松坂さんは研修医の滝沢を演じていましたが、今回は滝沢先生になって、変化はありましたか?

松坂さん:
ポスター撮影の時から感じておりました。というのも、研修医の時は水色の衣装なんですけど、今回は紺色の衣装を着させてもらって、それが西島さんと同じ色だと思うと嬉しくてしょうがなくて(会場笑)。滝沢も研修医から医者として成長しているんだなと、そこから感じ始めました。同じ役を間をあけて演じるのも初めてだったので、「どうなるんだろう? すごく緊張するな」と思ったんですけれども、伊藤さんと仲村さんが変わらずその役としてその場にいてくれて、僕としてはとても安心して演じることができました。

MC:西島さん、4年ぶりに共演されていかがでしたか?

西島さん:
「ジェネラル・ルージュの凱旋」の後の桃李くんの活躍はずっと見てきていたので、実際に久しぶりに一緒のシーンになった時には頼りになる共演者の方という風に感じました。

MC:白鳥とは同期ということでバチバチやりあう訳ですが、久しぶりに仲村さんとやりあっていかがでしたか?

西島さん:
楽しいですよね、それはね(笑)。バチバチしたいですね(笑)。

仲村さん:
「螺鈿迷宮」の第1話からそうなんですけれど、なんかちょっとかっこよすぎて、ちょっとジェラシーを感じる時もありましたね(会場笑)。でもそんな時は、速水は救命に運ばれてくる患者さんを絶対に拒否しないで必ず「受けろ」と言うので、その「受けろ」という言葉を、自信のないネタを披露している芸人さんの心の声だと思えばジェラシーなんて沸かないと思って、自分のジェラシーを抑え込んでいました(会場笑)。

MC:ところで、田口先生の別名は?

伊藤さん:
愚痴外来。

MC:そうですね。ということで、皆さん、田口先生に向かって愚痴を言ってみてください。

松坂さん:
これは連ドラの時の話なんですが、医療ドラマなので医療用語が飛び交うんです。台本にもたくさん医療用語が書いてあって、そんなにセリフのない研修医だったんですけれど、難しい医療用語を言うところもありまして、「ちょっと言いにくいな」と思いながらも覚えて現場に行くと、医療ものはもう一つ医療台本というものがありまして、そこでまた難しいセリフが追加されているんです。その瞬間に頭の中がパニックになって、噛み噛みになってしまうのが自分の中で悔しかったです。一個覚えているのは、「網脈絡膜炎」というのがどうしても言えなくて...(笑)。

MC:仲村さん、天を仰いでいましたけれども(笑)。

仲村さん:
僕はセリフに関しては「もういいよ、やるよ分かったよ」と、かなり早い時期に思いましたので(笑)。
僕は、やっぱりスケジュールですね。どうして最初に言っていた通りに撮れないんだろう。どうして後半になればなるほど大変になって、終わると言っていた日に終わらないんだろうと(笑)。「ケルベロスの肖像」も12月の頭か中旬ぐらいに終わる予定だったんですけれども、実際にはクリスマス越えをして、年越しするのかという時期まで撮りました。子供たちに「夏休みの宿題は、ちゃんと計画立てて8月31日までに終わらせなきゃいけないんだよ。大人になったらそんなの通用しないんだよ」と、すっかり言えなくなりました(会場笑)。

桐谷さん:
撮影中もそうだし、今もそうなんですけど、寒いです。冬の撮影だったのでとにかく寒かったんです。風が吹いて、皆さんで毛布で押さえながら撮影していたんですけれど、実際にできあがった映画を見ると、寒さも風もまったく伝わらないんですよ。

星野監督:
愚痴という訳ではないんですけれど、皆さん、目力がすごいんです。だから、皆さんに話しかける時は目を見て話すんですけれど、皆さんから話しかけられる時は、目を見るとすぐに「はい」とか「うん」とか言っちゃうので、なるべく見ないようにしていました(会場笑)。

西島さん:
ずっと隠していたんですけれど、仲村さんとは僕がバディになりたかった(会場笑)。

仲村さん:
それ、愚痴(笑)?

西島さん:
僕たちは同期の設定なので、バディだと思ったんですけれど、仲村さんと伊藤さんのつながりがあまりに強すぎてあっけなく敗退しました(会場笑)。

伊藤さん:
それはすみません(笑)。「バチスタ」コンビは僕と白鳥さんなので(会場笑)。

栗山さん:
「螺鈿迷宮」の撮影の時、暑かったんです。服の色が変わってしまうぐらいみんなで汗をかいたんです。それが終わってこの映画に入ったら今度は寒くて、どっちもどっちでした(笑)。「螺鈿迷宮」からこの映画を撮り終えるまで半年ぐらいお世話になったので、季節を感じながらやっていたんですけれど、でもそれはお芝居に関係ないので、それをこらえるのに大変でした。

MC:最後に伊藤さんも何かあるのでしょうか?

伊藤さん:
そんなにないんですよね。ただ、仲村さんの時もそうですけれど、クランクアップの時ってだいたい華やかに共演者の方やいろいろな人から「お疲れ様!」と言われるんですよ。でも、僕は一人でクランクアップで、しかも「螺鈿迷宮」も「ケルベロスの肖像」も、たまたまなんですけれど新潟だったんですよ(会場笑)。普段クランクアップの時に来てくださる偉い方も来なかったです(笑)。なので、撮り直してみんなでアップしたかったですね。予告にもありましたけれど、「ケルベロスの肖像」では雪の降っているシーンがそうです。「螺鈿迷宮」は、実は第1話で海沿いにある駅で電車から降りてくるファーストシーンです。あれを一番最後に撮っているんです。一人寂しく...。

MC:分かりました。じゃあ、皆さんで伊藤さんに「お疲れ様でした!」と言いましょう! せーの!

観客の皆さん:
お疲れ様~!

伊藤さん:
ありがとうございます! 嬉しいです!

■最後に、伊藤さん、仲村さんからメッセージが送られました!

仲村さん:
今日はありがとうございました。映画は3月29日から公開になります。ぜひ劇場にも何度も足を運んでください。

伊藤さん:
今日は寒い中、こんなにたくさんの人に集まっていただいてありがとうございました。映画は3月29日から公開になります。でも、作品が仕上がっただけでは終わりではなくて、公開されて皆さんに観ていただくことで、本当の意味での「FINAL」を迎えられると思っています。一人でも多くの皆さんに劇場に足を運んでいただけたらと思っています。

【舞台挨拶(挨拶順)】

伊藤淳史さん(田口公平役)

2008年から続くシリーズがなんと映画になりまして、誰よりも自分が驚いております。 「FINAL」としてスクリーンという場所を与えてくださったのは、スタッフの皆さんはじめ、今日ここに来てくださっている視聴者の皆さんだと思っています。「FINAL」にふさわしい作品になったと思っています。

MC:先ほどのイベントもそうでしたが、紹介されると「グッチー」と声がかかるのはどんな気持ちですか?

伊藤さん:
嬉しいです。この作品を好きでいてくれる人がたくさんいるんだなという気持ちになります。

MC:仲村さんとの凸凹コンビも6年になりますが、どんな時に「僕たちも長いな」と思いますか?

伊藤さん:
つい先日、普通に道を車で走っていたら、右折レーンが2レーンあったんですけれど、たまたま隣に仲村さんの車がありまして、これはやっぱり6年コンビを組んでいないとこの奇跡は起こらないなと思いました(笑)。ちなみに僕が一方的に気付いて、車から身を乗り出してずっと手を振っていたんですけれど、仲村さんには気づいてもらえませんでした(会場笑)。

MC:仲村さんは全然気付かなかったんですか?

仲村さん:
僕は逆に、「あんなに車から身を乗り出して手を振る人は、きっとまともじゃない」と思って、十分右に曲がれる余裕はあったんですけど、曲がらずに待ちました(会場笑)。

仲村トオルさん(白鳥圭輔役)

今日来てくださった皆さんは、14000分の700人ということで、20倍の倍率をかいくぐってきた幸運な皆さんなんですね。たぶんしばらく宝くじに当たることはないだろう、いいこともなかなかないかもしれないですが、その分、今日は2時間8分楽しんでいただいて、もし楽しんでいただけたら、また素晴らしい幸運に出会えるようにいろいろなところに感想をつぶやいたり書いたりしていただければなと思います。そういう作品になっていると思いますので、楽しんでいってください。

MC:白鳥は毎回、肩書の長い名刺を作っているのが名場面になっていますけれども、実は微妙に変わっているんですよね。

仲村さん:
1作目の1話は結構短かったんですけど、そのあとだんだん長くなっていって、後半が変わりました。

MC:「螺鈿迷宮」の時が一番長かったそうですが。

仲村さん:
「螺鈿迷宮」の時は、厚生労働省医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長兼終末期医療多面展開施策室でした(会場拍手)。

MC:伊藤さんは?

仲村さん:
特別愁訴外来の田口です(会場笑)。でも一回も言ってないですし、だいたい仲村さんが肩書を言うシーンでは横に僕がいて、「肩書、また変わった」というツッコミしかしていないので、申し訳ない思いでいっぱいです。

桐谷美玲さん(別宮葉子役)

「バチスタ」シリーズに初めて参加したんですが、「バチスタ」コンビをはじめ、皆さんが温かく迎えてくださいました。もともとできあがっているチームに入るのはすごく不安なんですけれど、この現場は楽しかったなという思い出があります。それはスクリーンにも表れていると思うので、楽しみにしてみてください。

MC:桐谷さんは撮影の時に寒かったという印象が強いようですが、他にも何か思い出はありますか?

桐谷さん:
医療ジャーナリストの役なので、専門用語がたくさんセリフに出てくるんです。初めてこういう役に挑戦するということもあって緊張している中で、医療用語をバーっと言わなきゃいけないので、何回か失敗もありました...。それが初日だったんですよ。(伊藤さんと仲村さんの)お二人に助けていただきながらやりましたけれど、これは大変ですね。

MC:謎解きのセリフと、医療用語と、本当に大変な中ずっとやってこられた訳ですよね。桐谷さんを見ていて、いろいろなことを思ったんじゃないですか?

仲村さん:
星野監督は、すべてのアングル、すべてのカットをほぼワンシーンで撮るので、何十回とやるんですよ。なので、たしかに桐谷さんはすごく大変だったし、僕も29年役者をやってきて初めて、完全にスイッチがオフになった瞬間を経験しました。それぐらい消耗したので、あれが初日だった桐谷さんは大変だったろうなと思いますね。

MC:伊藤さんは医療用語をどう捉えていますか?

伊藤さん:
僕は心のケア担当でやらせてもらっているので、医療用語はほとんどないですから(会場笑)。でも、美玲ちゃんは初日に何ページもある長セリフをクレーンで最初から最後まで撮らなきゃいけなくて、あれは本当に大変だったよね。

桐谷さん:
すみません、何度も。

伊藤さん:
そんな中でも、僕はほとんどセリフがないんですよ(会場笑)。観ていただくと、「あ、ここかな?」と思えるシーンがあると思うんですけれど。

松坂桃李さん(滝沢秀樹役)

僕が参加したのは4年前で、またこうしてこの場に立てていることが幸せです。6年以上も続いた歴史あるこの「バチスタ」シリーズに自分が携われるというのは、誇りだなと思っております。これからご覧になられるということで、何よりもグッチー・白鳥先生の名コンビをたっぷりと堪能して帰ってください。

MC:滝沢は研修医から本当のお医者さんになりました。 4年ぶりに帰ってきてどんなことを感じましたか?

松坂さん:
いや~、温かかったです。現場に入る前はものすごく緊張していたんですけれど、4年前に僕は「ピーちゃん」と呼ばれていまして、西島さんがその名前で呼んでくれた時に一気に緊張が解けました(笑)。「相変わらずそうやって呼んでくれるんだ、優しいな」と。

MC:「ピーちゃん」と呼ばれているんですね。この現場だけですか?

松坂さん:
この現場だけです。

MC:西島さん、ちょっと「ピーちゃん」と呼んでみてください。

西島さん:
ピーちゃん!

MC:「ピーちゃん」とつけたのは?

西島さん:
加藤あいさんじゃない?

伊藤さん:
ラブです。加藤さんが「"あい"なので、私のことラブって呼んで」と言い出して、そこから始まりました。

MC:西島さんのあだ名は?

西島さん:
ヒデ坊です(会場笑)。

栗山千明さん(桜宮すみれ役)

「螺鈿迷宮」は、皆さん観ていただけたのでしょうか? (拍手に)ありがとうございます。私としては、家族が崩壊してしまい、すみれがどのような行動をとるのか、皆さんに楽しんでいただければいいなと思います。そして「バチスタ」をどのように破滅させようとするのか、そこをぜひ楽しんでいただければなと思います。私自身も「螺鈿迷宮」から参加させてもらって、素敵なコンビだと思っています。だからこそ、そこを破滅させようとするすみれも、見て楽しんでいただけるかなと思います。本日はどうぞ最後まで楽しんでいってください。

MC:桜宮家の結束は強かったですか?

栗山さん:
そうですね。バラバラな想いがだんだん一つになって守ろうとするものを固めていく...。そこをバッサリ白鳥さんにやられてしまって...(笑)。姉さんは生きていますが、一人ぼっちになってしまいました。

西島秀俊さん(速水晃一役)

「バチスタ」ファンの方と直接お会いできる機会はないので、一人のファンとして嬉しく思います。...何を言おうか飛んじゃいました、暖かくて(会場笑)。今日は楽しんでいってください。

MC:今見せる西島さんの素顔と違って、速水は本当に格好が良い(会場笑)。この役、お好きなんじゃないですか?

西島さん:
はい、好きですよ(笑)。

MC:どんなところがお好きですか?

西島さん:
...ダメだ、全然頭が働かない(笑)。左目からずっと涙が(会場笑)。現実でもなかなか正義とか悪とか割り切れないグレーゾーンを歩むことが多いと思うんですね。それにみんな悩んだり、傷ついたりしていると思うんですけれど、速水は天才なのでそこを軽々と歩いていくところが演じていてもすごく魅力的だし、個人的にすごく好きな役ですね。

生瀬勝久さん(東堂文昭役)

(「天才ゆえの鋭い感覚と、アメリカ帰りのおかしな言動で白鳥と火花を散らす謎多き男、ノーベル賞に最も近いと言われている」との紹介に)ハロ~! えっと、東堂という役なんですが、「チーム・バチスタFINAL」ということで、非常に外様な感じなんですけれども(会場笑)。まだご覧になっていないんですよね? ですから、僕のすごさが分からない(会場笑)! 僕のすごさはこれから分かりますから。

MC:白鳥のキャラクターを超えるような存在感でしたよね。嫌な男対決ができるような...。

生瀬さん:
こんな人と一緒にしないでくださいよ(会場笑)。僕はちゃんと正しいことを言っているのに、あの人は嫌味ばかり言うんだもん。本当に腹立つんですよ。芝居なのか何なのか、途中でイラッとする時がいっぱいありましたよ(会場笑)。

MC:ニューキャラクターにもご注目いただきたいですね。

生瀬さん:
出てきた時に「東堂~!」って呼ばれないですからね。「生瀬さーん」ですって(会場笑)。

星野和成監督

この人たちと楽しい撮影を、昨年の年末までしまして、今年に入って編集や音楽の作業を1カ月ぐらい前までやっていたので、そういう意味では本当にできたてほやほやの映画です。それを日本で初めて、世界で初めて、今日皆さんがご覧になるということで、僕もすごく楽しみですし、緊張もしますが「どんな風に思ってくれるのかな?」と興味もあります。自分で言うのもなんですが、これだけのメンバーですから、楽しい良い映画ができたと思います。これを終わった後はいろいろつぶやいていただいて、どんどん広めていっていただければと思います。


MC:これだけの主役級のキャストの方々を初監督でまとめあげるというのはどうでしたか?

星野監督:
撮影に入る前は、6年も続いているシリーズですし、それを担う訳ですから「どうすればいいのかな...。大変だな」と悩んだりもしたんですが、実際に撮影に入ってからは、それまでの信頼関係とか、できあがったキャラクターがあったので、大変というよりは楽しませてもらいました。僕は何も言っていないです。言わずに演じてもらいました。

MC:「チーム・バチスタFINAL」ですから、最後に言っておきたいことをお話しいただきたいと思います。

伊藤さん:
2008年からこの作品に携わってくださったスタッフさん、監督さんに言いたいです。ドラマはだいたいいつも同じスタッフさんでやっていたんですが、今回、この作品が映画になるにあたって、カメラマンの方とか結構変わったんです。初めて来る方たちも多かったですし、それが最初はちょっと不安というか「大丈夫かな?」という思いがあったんですが、入ってみたら作品を愛してくださるスタッフさんばかりで、そういう不安を持った自分をちょっと反省もしました。でも、今日こうしてここに立っていられるのは2008年から携わってくださったスタッフさん、この作品を愛してくださった人たちのおかげだと思うんですね。なので、この場を借りて「ありがとうございます」と言いたいですね。もちろん、観てくださる皆さんがいたからこそ、ここまで来れたんですけれど、この作品に携わってくれた皆さん、ありがとうございました。

生瀬さん:
(司会の)笠井さんに先ほど褒めていただいたシーンがあったんですが、プロデューサーの方から褒めていただいたのと同じところだったんですよ。それは監督の演出だったんですけど、僕の手柄にしてもいいですか(会場笑)?

星野監督:
いいです(笑)。

西島さん:
ここに来ていないですけど、救急救命チームのシゲ坊、タカ坊、ラブ、ミポリン、レイチェル...。

伊藤さん:
それ、分かるかな(笑)。

西島さん:
誰も分からないか(笑)。いいチームで、みんなでシーンを作り上げてきたし、そのことが「ジェネラル・ルージュの凱旋」というドラマの時に僕のことを一番支えてくれていたので、そのチームに感謝したいと思います。

栗山さん:
白鳥さんに。「螺鈿迷宮」では、ひっぱたいたり、「うるさい! ゴキブリ!」と言ったり...すみませんでした(会場笑)!

桐谷さん:
田口先生に。撮影の合間に一緒にやっていたゲームがあるんですけれど、私の点数を超えるのはやめてください(笑)。

伊藤さん:
点数が出るんですよね。

桐谷さん:
ちょっと大人の力使っていますよね。

伊藤さん:
どうしても桐谷美玲に負けたくないなという思いで...。最近はそのゲームに生瀬さんも入ってきて、生瀬さんの点数がまた高くて、たまに携帯見るとイラッとくるんです。

星野監督:
いろいろあるんですけれど、皆さんに。トオルさんも言っていましたが、今回は頭からずっと長回しでお芝居を撮る。それも何アングルも撮るので、皆さん20回ぐらいやられたと思うんですが...すみませんでした。でも、撮影の痛みは一瞬で、映画は一生残りますから。いいこと言いました、僕(会場笑)。

松坂さん:
ドラマの時の持ち道具さんに感謝したいなと思います。この作品を撮るにあたってポスター撮影をした時に、首から下げる携帯だったり、ペンだったり、いろいろつけるんですけれども、ネームプレートを渡されたんですね。そのネームプレートが、僕が研修医時代の時のもので、それを取っておいてくれたのかと思うとすごく嬉しい気持ちになり、「ありがとうございます」と思いました。パンフレットを見たら、そのネームプレートがそのまま使われていたので、嬉しいなと思いましたね。

仲村さん:
僕は監督と伊藤くんですかね。監督に言いたいのは、今から観ていただく「ケルベロスの肖像」はかなり早い段階で事件が起こるんです。だから、僕らのちょっと笑える時間帯が非常に短いという話を伊藤くんとも話していて、なるべくそこは盛り上げたいと思って、生瀬さんのような思いつきではない(笑)、考えに考えて作り上げたオリジナルのセリフを何度か提案してみたんです。でも、完成したものを観たら綺麗に切り貼りされていて、僕の魂の提案が屍となって僕の中に残り、日の目を見ないということに...でも、すごく見事な編集でしたよ(会場笑)。
そして伊藤くんは、さっき美しい話をしてくれたんですけれど、6年間一緒にテレビシリーズをやってきたかなりの人たちと「螺鈿迷宮」のクランクアップでお別れということになって、感動というか感謝というか、感極まってしまったんですけど、その時に一緒にやってきたスタッフの方たちから僕と伊藤くんにプレゼントをいただいたんですね。それを家に帰って開いたらワインだったんです。その赤ワインのラベルが、僕と伊藤くんが真ん中にいて、その後ろをスタッフの方たちが囲んでいて、みんながものすごくいい笑顔をしているところにメッセージが書いてあるというもので、それを見てまた感動しちゃって、「こんないいもの一人じゃ飲めないよ! いつ飲むんだよ」と独り言を言いながら泣いたんですね。それでそのあと伊藤くんと話す時があったので「あのワイン、一人じゃ飲めないよね。絶対に今度みんなで集まる時に、みんなで一緒に飲もう」と言ったんです。そして一昨日、最終回をみんなで見る会があったので、忘れたらかわいそうだなと思って家を出る前に念のために「あのワイン持っていくよね」というメールをしたら、「あ、奥さんと飲んじゃいました」という返事が来まして、「あの感動は何だったんだよ!」というのが、伊藤くんに今言いたいことです(会場笑)。

伊藤さん:
約束したんですよ。素敵なワインで、「みんなで集まる時に」って。「いいですね!」と言ったのにすっかり忘れてついこの前飲んじゃって、トオルさんからの一言「ワイン持っていく」というメールで「ヤバい!」となって、いろいろなことが走馬灯のように巡りました(会場笑)。僕も感動したんですけれど、その感動が嘘じゃないかと思われちゃうぐらいの展開だったので...ごめんなさい...飲んじゃったんですよ...。

MC:田口先生だったら絶対に飲まないですよね。

伊藤さん:
ですね。伊藤はやっちゃいました(会場笑)。すみません...。

■最後に、伊藤さん、仲村さんからメッセージが送られました!

仲村さん:
今日は14000分の700という超ラッキーな皆さんの幸運もお借りしてこの映画が大ヒットするようにすごく願っています。皆さんの力を貸してください。そして、今日は2時間8分、楽しんでいってくれたら嬉しいです。

伊藤さん:
撮影後も宣伝で週に2日、3日ぐらい仲村さんとご一緒させてもらっていて、まだまだ続くなと思っていたんですけれど、こうやって完成披露という場で皆さんに観ていただくということで、正直、一つ終わりに向かって進んでいくんだなというちょっとの寂しさと、でも早く観てほしいという期待がすごく混ざり合っています。繰り返しになりますが、2008年からこの作品を愛してくださった、今日ここにいる皆さんをはじめ、この作品を見守り続けてくださったスタッフさん、キャストの皆さん、すべての方に心から感謝したいと思います。今日は最後まで楽しんでいってください。

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