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本年度満足度NO.1最有力!試写会満足度ぶっちぎりの97.3%
矢口史靖監督待望の最新作にて最高傑作!!
染谷将太さん、長澤まさみさん、伊藤英明さんが
「檜の香り」を漂わせて大集結!!笑いと涙の山林生活を激白!!

2014年03月25日

2014年3月25日

「WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~」完成披露試写会

<左から、矢口史靖監督、長澤まさみさん、染谷将太さん、升水柚希くん、伊藤英明さん>

数々のヒット作を世に送り出してきた矢口史靖監督の最新作「WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~」が完成いたしました。1年間の林業体験をする青年の姿を描いた、三浦しをんさんのベストセラー小説を映画化し、事前のモニター試写会では、97.3%という満足度を叩きだしています。

本作の完成披露試写会が3月25日、東京・有楽町の東京国際フォーラムにて行われ、矢口監督ほか、主演の染谷将太さん、長澤まさみさん、伊藤英明さん、升水柚希くんが舞台挨拶に登壇いたしました。吹き替えなしで、林業やバイクなどに体当たりで臨んだキャストの皆さん。それぞれ共演経験もあり、わきあいあいと行われていた撮影の裏側などが語られました。その模様をレポートいたします。

【舞台挨拶(挨拶順)】

矢口史靖監督

お待たせいたしました。今回の映画は、今まで以上に過激にワイルドに、荒々しくありつつ笑いや涙がたっぷり詰まった素敵な映画を作りたいと思い、三重県にある村に行ってきました。村では2カ月近く合宿し、撮影しました。ものすごく木がいっぱい、緑いっぱいのとても瑞々しい映画が完成しました。

染谷将太さん(平野勇気役)

いつもは人を殺したり、殺されたりする役が多いんですが...(会場笑)、今回はめいっぱい青春しました。自分でも自信を持っているおすすめできる作品です。

長澤まさみさん(石井直紀役)

私は、矢口監督の作品が大好きです。今回、矢口組の一員として仲間に入れてもらえて、とても嬉しかったです。完成した作品は面白くて楽しくて、出演者たちがいきいきと描かれた作品に仕上がっています。

升水柚希くん(中村三太役)

三太は僕と同じやんちゃで元気な男の子です。撮影した三重県にある村は山の中だったけど、撮影はとても楽しかったです。

伊藤英明さん(飯田ヨキ役)

今回の撮影では2カ月弱、山の中にこもって自然を体感できました。船も沈まなければ、飛行機も不時着しません(会場笑)。爽やかな林業エンターテインメントになっています。お父さんもお母さんもお子さんも安心して観られる映画です。この映画を観終わった後、「私も木を伐ってみようかな」と思えるんじゃないかな? そんな映画になっています。


MC:素晴らしいキャストの皆さんが揃いましたが、キャスティングのポイントを教えていただけますか?

矢口監督:
まず染谷くんですが、オーディションで会うまで、彼の出演作を観たことがありませんでした。普段どんな役を演じているのかわからず、素の状態で会いました。とてもチャーミングでかわいかったです。「かわいい男の子が来たな」と思って、その笑顔と素直さがこの勇気役にぴったりだと思って選んだところ、撮影が終わって「悪の教典」という作品を観たら、ヨキ役の伊藤さんとすごいことになっていて...こういうヤツだったんだなと、あとで知りました(会場笑)。今までに染谷くんが演じたことのない、明るくてかわいくて憎めない、そういうヤツを演じてくれました。今回の役で女の子のファンが増えると思います。

長澤さんは、僕の映画に出演いただくのは初めてなんですが、以前から何度もお会いしたことがありました。「この人は男なのか?」と思うぐらいさばさばしていて、女性らしさというものを表に出した瞬間を見たことがありませんでした。そこで今回、長澤さんに石井直紀役を演じていただきました。石井直紀は失恋の痛手で男性を近づけないさばさばした役柄だったので。そのさばさば感をたとえるならば、めんつゆにまったくつけていないそうめんぐらい、さらっとした役なんです(会場笑)。それを体当たりで、バイクの運転なども練習して演じていただきました。最高の女優さんですね。

そしてヨキ役の伊藤さんです。今回は原作小説というものがあり、原作を映画化するというのは僕にとっては初体験でした。この作品に惚れた理由は、林業と祭りという大きな魅力もあるのですが、ヨキというとんでもないキャラクターの魅力に惚れてしまい、「じゃあ誰がやってくれるのか?」と考えた時に、海で沈みそうな船や、沈みそうな飛行機から人を救出している、肉体美と甘いマスクのナイスガイ、伊藤英明さんに出演していただき、いつもの雰囲気ではなく、どこまでもワイルドで勇気をいじめまくる。一瞬、伊藤英明ファンがさーっとクモの子を散らしていなくなるぐらい強烈なキャラクターになってくれたらなと思って演じてもらったところ、もう、最高でした! 映画が終わる頃には、今まで「伊藤英明さんってそんなに知らなかったな」という人まで好きになる、そんなヨキ役をやってもらえました。

最後に升水くんは、彼は本名が升水柚希くんといいまして、「ゆうきくん」と呼ぶと、染谷くんが答えたり、升水くんが答えたりして、混乱して面倒臭かったんです(会場笑)。今回は小さい子やおばあちゃんなど、脇にもいろいろな人が出演しています。そこに顔の知られた芝居のうまいこなれた人ではなくて、「もしかしたら現地調達したんじゃない?」と思わせるような方々を選びました。数多くのオーディションをした中で、一番言うことを聞かなさそうで、セリフを憶えなさそうで、でも現場にはちゃんと来てくれて、泣いてくれて、かわいい、村に住んでるんじゃない? と思わせるお子さんをと考えたところ、彼が選ばれました。

MC:皆さん、矢口監督作品には初出演でしたよね。逆に矢口監督の演出はいかがでしたか?

染谷さん:
妥協を一切しない監督です。林業作業のシーンで危険なところもたくさんあるんですが、吹替を一切せず、CGもなるべく使わないで撮ろうということで、伊藤さんも僕も20~30メートルの木に登ったり、大変なこともしました。でも、監督が飄々と「やってください」と言うと、みんながついていってしまう、そんな魅力を持った方です。

長澤さん:
カット毎に、一言何か言われるんです、「変な顔をしてください」とか「それはやめて、今度はこんな感じで」とか。その一つ一つの演出が重なっていくと、矢口監督の作品になっていきます。矢口監督作品の住人になっていく感じが楽しくて、面白い演出でした。毎日、楽しみながら演じていました。

伊藤さん:
矢口監督の作品は地味な題材に見えてしまいがちです。しかし、映画が完成した時にはエンターテインメントになる。そしてセンスがいいんです。間のセンス、音楽のセンス。僕はクランクインが遅れて、あとから撮影に参加しました。衣裳合わせに3時間ぐらいかかったんです。衣裳合わせは、服を決めたり、持っているものを決めたり、キャラクターを決めるのに重要な行程です。でも2時間も3時間もかかるようなものではないんです。このヨキというキャラクターはタオルを巻いているんですが、タオルを50本近く持ってきて、1本、1本合わせていく。「これ、現場でもやるのかな?」と思い不安になりました(笑)。そういった準備を綿密にされる監督です。現場に入ると空気とかを全部エネルギーに変えてフィルムに焼き付けるという感じでした。タオルオーディションは毎回あって、僕と矢口監督との唯一のコミュニケーション手段でした(笑)。

矢口監督:
そんなことないでしょ(笑)?

伊藤さん:
染谷さんもそうなんですが、矢口監督も友達になれるタイプではないかなと(会場笑)。学校で言うと、オタクの人と、それが面倒臭い私たちという感じです。でも、楽しかったです。最後にはタオルオーディションしないとイヤだという感じるくらいでした。今も、タオルを見ると「これ、使えるんじゃないかな?」と思うぐらい、タオルオーディションの癖が抜けていません(会場笑)。

MC:先ほどもちょっと話に出ましたが、染谷さんと伊藤さんは「悪の教典」でも共演されていますよね。今回の共演はいかがでしたか?

染谷さん:
「悪の教典」の時は、役も役だったので現場では一言も話しませんでした。今回の矢口組では「初めまして」ぐらいな気持ちで一緒に演じました。勢いで現場を持っていってくれるので、自分にはできない部分を補ってもらえたような気がしました。

伊藤さん:
「悪の教典」で染谷さんと共演した時、私はサイコキラーで染谷さんを殺す役だったんですが、また共演できることを楽しみにしていました。なので、本作品で意外と早くまた共演できて嬉しかったです。 本作品の撮影は、美杉村という場所で行いました。染谷さんは私よりも1カ月程早くに参加していたので、ちょっと置いてけぼり感があり、クランクインの時は緊張していましたが、染谷さんがいるからと思いつつ撮影に挑みました。 撮影合流後、露天風呂で染谷さんがいたので、「お、将太! 久しぶりだな!」と話しかけようと思ったんですが、共演者のマキタスポーツさんと仲良く話しているのを見て、「ヤキモチ焼くわ~!」と思いました(会場笑)。
それから、私は、長澤さんとも12歳の時に出演したデビュー作で共演しているんですよ! 覚えてますか?

長澤さん:
デビュー作でお世話になりました(笑)。

MC: 長澤さんは女性らしさを封印してバイクに乗ったりしていますが、ほぼノーメイクだったそうですね。

長澤さん:
お恥ずかしいんですが...(笑)。男勝りな女性ということで、普段気にしているようなことも気にしないように演じました。自然豊かで綺麗な場所だったので、そこに溶け込めればなと思っていました。

MC:バイクも結構大きかったですよね。

長澤さん:
簡単に乗れると思っていたんですが、難しかったです。

矢口監督:
何回か転びましたよね。

MC:染谷さんと伊藤さんは林業の研修を受けて演じられたということですが、実際に演じてみていかがでしたか?

染谷さん:
楽しかったです。普段、経験できないことでした。僕は、わりとチェーンソー使うことが上手なんですよ(会場笑)。

MC:そうみたいですね! 皆さん、おっしゃっていましたよ。

染谷さん:
自分からは初めて言ってみたんですが、わりかし使えるんです(笑)。高いところも好きなので、危険は伴いましたが、いい画が撮れていたと思います。

伊藤さん:
チェーンソーは難しかったです。僕らより何百年も生きている木を切るって、緊張感がありました。また林業を教えてくれた方が、カッコイイ言葉をかましてくるんです。「伊藤さん、いいか。自然を感じるんだ。木はな、こっちに倒れたがっている。風を見るんだ」と(会場笑)。だから、神聖なものなんだという気持ちで演じました。

MC:お祭りのシーンでは、ふんどしを体験されましたよね。

染谷さん:
ふんどしって食い込んだりするんですよ。違和感に慣れなかったです。あと、現場には浴衣を着て行くんですが、伊藤さんが脱ぐとエキストラの人たちが「ワーッ! キャー!」と。すごいなと思いました(笑)。

伊藤さん:
ふんどしって、履きなれていない分、恥ずかしいんです。まして、僕たちの憧れである長澤まさみさんがいるんです(会場笑) このハードルを越えていかないといけないんです。みんなで一緒にいる控室で長澤さんの前にまわって、わざとモノを落として(長澤さんにわざとお尻が見えるように)取る。そういうことまでしていました(会場笑)。一見するとセクハラに見えるかもしれないけれど、周りにはスタッフもたくさんいるんですよ。演技とはいえ、恥ずかしいじゃないですか。そのためには、長澤さんのハードルを越えていかないと(会場笑)。

MC:大勢のふんどし男に囲まれて、長澤さんはどんな感じでしたか?

長澤さん:
すごく神聖なシーンで、男気を見せられる見せ場のシーンにもなっているので、たくましくてかっこよく見えました。撮影していたのは夏だったので、山の天気が変わりやすくて大変でした。みんなジャンパーを着込んだりする感じだったんです。

MC:升水くん、泣くシーンが多かったけど、大変だった?

升水くん:
大変でした。お父さんとお母さんに怒られたのを思い出して泣きました(会場笑)。

MC:それで泣けたんだ! じゃあ、お父さんとお母さんはちょっと怖いのかな?

升水くん:
...はい(会場笑)。

MC:さて、本作品ですが、モニター試写会を実施したところ、97.3%という異例の満足度を叩きだしました。監督、いかがですか?

矢口監督:
内容も知らない状態で、「WOOD JOB!」を観たことがない人が見た結果なんですよね? 残りの3%ぐらいの人は何が不満だったのかをぜひ聞いてみたいです(会場笑)。

MC:なるほど(笑)。でも、この数字は異例の高さなので素直に満足しておきましょう。

染谷さん:
これから観ていただければ分かることなので...(笑)。

長澤さん:
素直に嬉しいですね。たくさんの方に観てもらいたいと思います。

伊藤さん:
今日は皆さん、残りの3%をひっくり返すために映画をご覧になっていただく訳ですから(会場笑)。

MC:さて、矢口監督は明日から「WOOD JOB!」グッジョブキャンペーンと題しまして、全国30ヵ所を回って、少花粉杉を植樹するんですよね!

矢口監督:
僕自身がキャリアの長い花粉症でして、少花粉杉を植えられるというのは嬉しいです。その苗を植えて、花粉の出ない杉が大きくなる頃には僕はもう生きていないと思うんですが、その鉢を一つ一つ丹念に渡していって、キャンペーンにつなげていきたいと思っています。

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