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笑の大学
笑の大学 公開終了
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◆ストーリー

ときは、昭和15年。
警視庁保安課取調室。
そこで出会った2人の男。

1人は劇団「笑の大学」座付作家、椿 一(稲垣吾郎)

そして、もう1人は情け容赦ない検閲官、向坂睦夫(役所広司)

 戦争の色が濃くになるにつれ、芝居の台本の検閲も厳しさを増していた。椿の提出した原稿は、向坂によると「お話にならない」。設定は外国、登場人物は外国人、そして第一、「喜劇など上演する意味がない」。
 向坂は『笑の大学』を上演禁止に持ち込むため、椿の台本に対して無理難題を課していく。しかも嫌がらせのように小出しに小出しに。
 椿は、なんとか上演許可を貰うため向坂の要求を適えながらも、笑いを残す、むしろ笑いを増やす抜け道を考えていく。
 当然ながら、それは向坂の神経を逆なでする。向坂の、椿に対する心象は悪化する一方だった。

 しかし、この取調室には不思議な力が宿っていた。「冗談を考えたこともない」向坂の要求、発言は、皮肉にも台本をどんどん面白くする方向に向ってしまっていた。
 その度感銘を受ける椿。対する向坂は、最初は怒り、やがて戸惑い、ついには照れながらも喜びをかみしめる。
 いつしか、2人は一緒になって夢中で喜劇の台本を作っていく。

 ついに、仕事の帰り道、向坂の足は『笑の大学』の上演劇場に向かっていた。向坂は数日前まで毛嫌いしていた演劇を、生まれて初めて観ていた。
 観劇後、感動で胸いっぱいになる向坂。
 しかし、そこで知ったのは、思いもかけない椿の悪い評判、向坂の知らない椿の姿だった......。

 椿は劇団の仲間達に「裏切り者」「官憲の手先」などと言われ、暴力まで受けていた。検閲の厳しさ、椿の粘りを知らない仲間の目には、椿は安易に警察の要求を飲む裏切り者に映っていたのだ。向坂は初めて椿の二重の辛さを知る。

 翌日の検閲室、椿は向坂と共に、完成させる。
 安堵した椿は、向坂に対して初めて本心を語り始める。心を許した友人として。しかし、それは「権力の末端にいる」向坂にとっては、聞き逃せない言葉だった。向坂は態度を豹変させる。そして、椿に対して出した要求は......「笑いのない喜劇を書け」。

 翌日、徹夜明けの椿は一冊の台本を向坂に提出する。それはかつてないほど面白い傑作喜劇だった。これでは上演許可が出せないという向坂に対して、椿はなぜか平然としている。
 その前日椿は召集令状を受け取っていたのだ。どちらにせよ、もう演じられることのない傑作を椿は一夜で書き上げたのだった。

 それを知った向坂は......そしてその後の椿は......。
 物語は、感動のラストに向っていく。

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