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砂時計
砂時計 公開終了
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◆ストーリー

両親の離婚を機に、母・美和子(戸田菜穂)と2人、美和子の故郷、島根にやって来た14歳の杏(夏帆)。東京育ちの杏にとって、島根の田舎の村はどこかなじめない雰囲気で戸惑いを隠せない。だが、口では厳しいことを言いながらも芯は優しい祖母・美佐代(藤村志保)や、近所に住む同い年の大悟(池松壮亮)、藤(塚田健太)、藤の妹・椎香(岡本杏理)らと仲良くなり、次第に自分の居場所を見つけていく。そんな杏と対照的に、離婚後ずっと沈み込んでいた美和子。美佐代の愛情からくる叱咤激励や、杏の母親を想う気遣いが、皮肉にも美和子を追い詰めていく。そしてある日、美和子は杏を残して、命を絶ってしまう。母の自殺を止められなかったという自責の念と母に置いて行かれた孤独感に苛まれる杏は、「弱虫!」と、母の遺影に砂時計を投げつけるのだった。それはかつて母と共に訪れた仁摩町の"サンドミュージアム"で、母が杏に買ってくれた大事な思い出の品。大悟は「木枠が外れただけだった」と、杏が投げつけた砂時計を直してくれ、「ずっと一緒におっちゃるけん」と今にも壊れてしまいそうな杏を抱きしめる。

中学3年生になった杏と大悟は、付き合うようになっていた。楽しい日々を送る杏の前に、長く会うことのなかった父・正弘(風間トオル)が現れる。複雑な思いの杏だったが、一緒に東京で暮らしたいという父の懇願を受け入れるのだった。杏の東京行きを真摯な想いで受け止める大悟。2人は林間学校の帰りの電車で、初めてのキスを交わす。そして杏は美しい琴ヶ浜の海辺で、母の葬儀以来、ずっと大事にしていた宝物...母から買ってもらった、想い出の砂時計を大悟に託し、東京へと旅立っていく...。
高校時代の杏と大悟――。遠距離恋愛中の2人だったが、想いは通じ合っていた。そんな杏を、同じく東京の高校に通い始めていた藤が訪ねてくる。どことなく雰囲気が明るくなった藤は、杏を原宿に誘う。深く考えずに初めての原宿にはしゃぐ杏だったが、その帰り道、突然藤にキスされてしまう...。 夏休み、島根に帰省した杏。久しぶりの大悟との再会を喜びながら、東京での藤との出来事に、やはり気まずさを感じていた。そして藤と2人きりになった隙に、キスの真相をきつく問いただす杏だったが「ずっと好きだった」と逆に告白されてしまう。そんな2人のやり取りを聞いてしまった大悟は、嫉妬のあまり藤を殴ってしまう。驚く杏を「お前も、隙を見せとるけんよ!」と一喝する大悟。すっかり険悪な雰囲気になってしまった2人だったが、翌日お互いの素直な気持ちを伝え合い、山小屋の中で、2人は初めて結ばれる...。しかし、それと前後して藤が失踪する。取り乱す杏をなだめようとする大悟だったが、自分の無力さを思い知る結果に...。弱気になった大悟は、椎香に自分の気持ちを吐露。大悟を秘かに想っていた椎香は、東京に戻ろうとしていた杏を責め、「ほんとは、うちだって大悟が好きだから!」と告げるのだったが...。

10年後の現在――。佐倉(高杉瑞穂)と婚約した杏(松下奈緒)が、実家の祖母に挨拶をするため2人揃って島根を訪れる。同窓会で、久々に再会した杏と大悟だが、大悟はそっけない。だが帰り際「明日、会いたい」と言われ動揺する杏。翌日、2人は思い出の地・琴ヶ浜にいた。杏が婚約したことを知った大悟は、ずっと預かっていた砂時計を杏に返す。「幸せになってくれや」と、祝福する大悟に「もちろんよ!」と笑顔を見せる杏だったが...。

再び高校時代――。結局、ギクシャクしたまま東京に戻ってきてしまった杏。大悟からの電話を待ち続けるが、かかってきたのは失踪した藤からだった。1人で生きていくことを決意し、クラブの裏方として働き始めていた藤は、杏への気持ちに踏ん切りをつけ、逆に杏の背中を押すのだった。ようやく杏は勇気を振り絞って大悟へ電話をかける。「会いたい」その一心で、2人はその日のうちに島根で再会を果たす...。
そして、月島家に立ち寄った杏は、久々に椎香と出会う。そこで椎香から大悟が杏に会いに東京へ行くお金を作るためバイトを増やし、その結果大好きだった柔道をやめてしまったことなどを聞き、ショックを受ける。様々な想いが交錯し胸が締め付けられるように苦しくなった杏は、その場に倒れてしまう。朦朧とした意識の中、杏は死んだ母の幻影を見るのだった...。意識を取り戻した杏の横には、大悟の心配そうな顔があった。自分を元気づけようと無理をする大悟を見ながら、杏はいつか自分の心の底にある弱さが大悟を押しつぶしてしまうのではないか?という激しい不安に駆られる。そして、とうとう大悟に「別れよう」と告げるのだった。美しい星空の下、「こがんなために、お前を好きになったんじゃねえ!」と大悟の悲痛な叫びが響き渡った...。

現在――。佐倉との結婚準備を進めようとする杏だったが、大悟に返してもらった砂時計を佐倉に見咎められてしまう。過去への想いに引きずられる杏に苛立ちを感じた佐倉は、婚約を破棄。そんな杏に追い討ちをかけるように、思い出の砂時計が粉々に割れる。すべてに疲れてしまった杏は、いつか見た母の幻影を追うように再び島根へ向かうのだったが...。
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