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砂時計
砂時計 公開終了
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◆イントロダクション

たった1つの想いを心に刻む「永遠」のラブストーリー

誰もが必ず経験する、たった一度の"初恋"。甘酸っぱいとか、ほろ苦いとかいろいろな表現方法はあるけれど、初恋は初恋であるがゆえに儚く、脆い...。そんな初恋を、生涯かけて貫こうとした2人。多感な十代を経て、しがらみだらけの大人の社会の波に揉まれ、それでも心にいるのはたったひとりの人。純愛ブームが過ぎ去った今、真の意味での"愛情"を真正面から映し出す究極の恋愛映画が、本作『砂時計』だ。だが、本作で描かれるのは甘い男女の恋愛だけではない。ヒロイン・杏が経験するのは恋だけでなく、母の自殺という少女にはあまりに過酷な出来事。手放しで幸せとはいえない複雑な環境に生きながらも、懸命に前を向き、周囲の人々の愛情に支えられ、そして最後まで自分の弱さと戦うことをやめなかったひたむきなヒロインを、今、最も輝いている2人の女優が演じ分ける。サラサラと流れる砂の中に封じ込められた、美しくもせつない愛の物語。一度でも誰かを愛し、愛されたことのある人なら、必ず心に響くだろう。

原作は、月刊ベツコミ(小学館)にて03年より連載が開始された、人気漫画家・芦原妃名子による同名作品。3年2か月に及んだ長期連載は、熱烈な"砂時計ファン"を数多く生み、原作に登場する、島根の「仁摩サンドミュージアム」は今もファンたちの聖地となっている。連載が終わってもなお、加熱する「砂時計」人気を受け、07年春にはTBS系全国ネット「愛の劇場」でドラマ化が実現。昼帯ドラマとしては、異例の高視聴率を記録した。春休み時期のOAということもあり、主婦世代はもちろん、中高生・大学生といった漫画ファン世代をも改めて獲得し、原作コミックはシリーズ累計600万部を突破。「砂時計」は、母・娘2世代にわたり共感と感涙を呼ぶ稀有な作品となったのである。

そして満を持して、スクリーンに登場する映画『砂時計』。だが過去、現在、未来という十数年にわたる大きな時間の流れを、約2時間という映画尺に凝縮させるのはそうたやすいことではない。そんな本作のメガホンを取ったのは新鋭・佐藤信介監督。01年『LOVE SONG』でメジャー作での監督デビューを果たし、以後『COSMIC RESCUE』(03)、『いぬのえいが』(05)中の『恋するコロ』などを監督しながら、『春の雪』(05)や『県庁の星』(06)など大作の脚本を執筆。本作で(長編としては)約2年ぶりの監督作凱旋となる佐藤監督が、原作の世界観を崩さずに、しかし全く新しいラブストーリーとして再構築。素晴らしい脚本も自ら書き上げた。

キャストもフレッシュかつ、魅力的な面々が揃った。ヒロイン・杏に『未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜』(07)のヒットも記憶に新しい松下奈緒。ピアニストとしての顔も持つ多才な彼女が(本作でもメインテーマの一部を自ら演奏)、主人公・杏を、強さと弱さを併せ持った繊細な女性として見事に演じ切り新境地を開拓している。そして杏の中高生時代を演じるのが、夏帆。『天然コケッコー』(07)で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、日本映画界の新たなミューズになりつつある彼女だが、08年は本作の他にも『うた魂♪』、『東京少女』など主演作が続く。そんな夏帆が、最も多感な時期の杏を、透明感いっぱいにせつなく体現している。

杏の運命の初恋の相手、大悟には『パッチギ!LOVE&PEACE』(07)での鮮烈な演技が印象的だった、井坂俊哉。大悟の中高生時代にはハリウッド映画『ラストサムライ』(03)で映画デビューを果たし、『男たちの大和/YAMATO』(05)、大河ドラマ『風林火山』(NHK)など着々とキャリアを積んできた池松壮亮。井坂、池松共に、杏の不安定さに戸惑いながらも真摯に向き合おうとする大悟を、魅力的に演じている。そんな杏と大悟の恋に大きく絡んでくる少年時代の藤に、塚田健太(『生徒諸君!』・EX)、藤の妹で大悟に想いを寄せる椎香に伴杏里(『約三十の嘘』・04)、少女時代の椎香に岡本杏理(『スマイル〜聖夜の奇跡〜』・07)がそれぞれ扮し瑞々しい存在感を示す。

そして杏を愛しながらも自ら命を絶ってしまう美しい母親・美和子に戸田菜穂、美和子の弱さを本当は一番理解していたであろう杏の祖母・美佐代に藤村志保、美和子の離婚した夫であり杏の父・正弘に風間トオル、そして大人になった杏の婚約者・佐倉に高杉瑞穂と、共演陣も実力派が揃い、この美しい物語に一層の厚みを加えている。
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