
2009年は「社会派ミステリーの巨匠」・松本清張の生誕100年をむかえます。
松本清張(1909―1992)は『或る「小倉日記」伝』(1952年)で芥川賞を受賞して以来、常に社会の暗部と人間の本質を鋭く描いた作品を発表し、日本の文学史に社会派推理小説という一大ジャンルを築き上げました。
その中でも『ゼロの焦点』は、『点と線』『砂の器』と並んでファンから最も支持される作品のひとつであり、清張自らが代表作と宣言する名作です。
監督は、『眉山 びざん』『グーグーだって猫である』など、幅広いジャンルの作品を発表し日本のみならず海外からも注目される、犬童一心監督。
敗戦から10年経ち、高度経済成長へと突き進む昭和30年代前半の日本において、時代の大きな潮流に翻弄される人々の生き様に焦点を当てることで、単なるミステリー映画にとどまらない時代を超越した感動大作として映画化します

新婚早々、仕事の引継ぎで出張した夫が失踪した―。
一人残された新妻・鵜原禎子は、夫・憲一の行方を求めて夜行列車で金沢へと旅立ち、北陸の灰色の空の下で深い謎の中に踏み込んでいく。
夫は何のために失踪したのか―その謎を追ううち、関係者が一人、また一人と死んでいく。恐怖に怯える禎子を気遣う、地元・金沢の社長夫人・室田佐知子。
佐知子の夫の会社で出会った受付嬢・田沼久子。
夫の失踪から始まった一連の事件。そして、運命に翻弄される3人の女性。
焦点の合わない事件の真相を追究する禎子は、夫・憲一の秘密を知ると同時に、衝撃の事実に突き当たるのだった―
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