Movie Movie

Return Page

田中圭、根性論で役作り! 芦田愛菜&木村佳乃の"覚醒"とは?
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」初日舞台挨拶

2019年05月31日

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」初日舞台挨拶

<左から、木村佳乃さん、芦田愛菜さん、田中圭さん、ゴジラ>


1954年に日本で"誕生"し、これまでに30作以上が製作され、シリーズ累計観客動員数が日本国内だけで一億人を突破している国民的アイコン「ゴジラ」。そのハリウッド版となる2014年に公開された「GODZILLA ゴジラ」の続編 、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が5月31日に世界同時公開され、東京・TOHOシネマズ 日比谷で初日舞台挨拶が行われました。
この日は日本語吹替版の声優を務めた芦田愛菜さん、木村佳乃さん、田中圭さんが登壇。生誕65周年を迎えた「ゴジラ」の魅力をはじめ、「王(キング)の覚醒」という宣伝コピーにちなんだトークを披露しました。当日の模様をレポートいたします。


芦田愛菜さん(マディソン・ラッセル役)

この映画は、本当に次から次へと怪獣たちが登場します。ラスト15分は観ているだけで圧倒されて、息をするのも忘れてしまうくらいに、観入ってしまいました。「この迫力を早く皆さんに体感していただきたい」という気持ちでいっぱいです。今日は、こんなにたくさんの皆さんに来ていただいて嬉しいです。今日はよろしくお願いします。
木村佳乃さん(エマ・ラッセル役)

すごい迫力で、特に最後の15分はドキドキ、ハラハラだったと思います。皆さん、お疲れじゃないですか? 大丈夫ですか? 皆さん、笑顔ですね。本当にすばらしい映画の、吹替として参加することができて、光栄に思っております。あっ、(客席に子供を見つけると)すごく小さな女の子もいますね。怖くなかった? 大丈夫だった? すごいですね、おいくつなのかな? (女の子「三歳」と答えると)これはうちの娘も大丈夫そうですね。すごい、ありがとう!
田中 圭さん(マーク・ラッセル役)

今日は皆さん、お越しいただきありがとうございます。(ゴジラが)覚醒した瞬間に、ブルっと体が震えたのを今も覚えていますが、皆さんもきっと震えたんじゃないかなと思います。今日から全世界で同時公開ということで、すごいことだと思います。少しでも多くの方に「ゴジラ」のすばらしさが伝われば良いなと思っています。

MC:5月27日に新宿・歌舞伎町のゴジラストリートで行われた、ジャパンスペシャルスクリーニングでは、皆さんにはブルーカーペットを歩いていただきました。その時にはたくさんのファンの皆さんに集まっていただきました。芦田さんはカーペットを歩くのが初めてだったそうですが、いかがでしたか?

芦田さん:
そうですね。先日のブルーカーペットは本作のゴジラの身長(119.8メートル)とほぼ同じだと伺いました。改めて「あっ、ゴジラってこんなに大きいんだ」と感じました。それに、皆さんの盛り上がりをすごく感じて、すごい作品に参加したんだなと実感が湧きました。

MC:木村さん、田中さんはいかがでしたか?

田中さん:
あのー、言って良いのか、分からないですが、(カーペット上で)取材を受けていた佳乃さんが「実際にゴジラがあれだけの大きさだと、重力に逆らえないから動くのは無理なんですよ!」って言っていたのが、佳乃さんらしいなと(笑)。ほっこりしました。

木村さん:
本当に、本当にそうなんですよ! 地球上の重力に耐えながら、陸上を歩ける一番大きな生き物はゾウなんです。すみません、夢がないことを言ってしまって。大人の嫌な知識ですよね。ファンの皆さんの熱気はもちろんですが、マイケル・ドハティ監督の「ゴジラ」に対する愛情には本当にびっくりしました。小さい頃から大、大、大好きで、本当に「ゴジラ」に詳しくて、そういう方が大人になって、映画監督になって「ゴジラ」を撮るに至る。「夢は叶うんだな」と、マイケル監督の熱い感情に感動しました。「ゴジラ」って65年前のジャパンメイドですから、日本のものをあんなに愛してくださって、そして映画化して、もっといろんな国にファンを広げてくださって、マイケル監督にすごく感動しました。

MC:声優のオファーが来た時はどのように思いましたか?

芦田さん:
昔から皆さんに愛されている「ゴジラ」という作品に関わることができて、すごく嬉しかったです。皆さんからも「『ゴジラ』やるんだね」と言われて、本当に皆さんが待ち望んでいる作品なんだなと、強く感じました。

田中さん:
僕は、吹替を初めてやったのですが、「えっゴジラ?」って思いました。しかも、「吹替る役があの、(マークを演じる)カイル・チャンドラーの演じた役?」って思いましたね。

MC:田中さんとの年齢とは開きがあって、そのあたりのご苦労はいかがでしたか?

田中さん:
技術的なことはもちろん大変だったけれど、勉強になったこともありました。それよりもカイル・チャンドラーとの年齢の差が...「これ大丈夫なのかな?」と。

MC:たぶん、20歳くらい違いますよね。(現在、カイル・チャンドラーは53歳、田中圭さんは34歳)

田中さん:
そうですよね。僕がアフレコをする時には、お二人(芦田さんと木村さん)の声はまだ入っていなくて、謙さん(※渡辺謙さんが自身の英語の台詞を日本語で吹き替えている)の声だけが入っていました。謙さんとはお仕事をご一緒したこともあったんですが、(今回、役柄として)対峙する時も、格の違いを感じて、へこんでくるんですよ。でも、どうにかやり切ろうと思っていました。休憩中に(関係者に)「僕でいいんですかね?」って聞いたら、「吹替はご家族連れも観に来ます。お父さんとしての気持ちを役にぶつけてください」と言われたので、根性論で臨みました(笑)。

MC:木村さんはいかがでしたか?

木村さん:
私は小さな娘が二人おりますので、必ず映画は吹替で観るようにしています。今回もお話をいただいて、すごく嬉しかったです。吹替をしたシーンは観ているんですが、完成した本編はまだ観ていないので、娘と一緒に映画館に観に行こうと思っています。吹替のお仕事には、そういう楽しみもあるので、すごく嬉しいです。

MC:何かご苦労はありましたか?

木村さん:
そうですね。叫び声というのは、実際の俳優さんは動きながら叫んでいますが、私たちはマイクの前でほとんど動かずに、叫ばなければいけないので、喉への負担が結構あるんですよ。喉を傷めないように、そして臨場感のある叫び声をと思ってやりました。怪獣映画ではないんですが、恐竜の映画(「ジュラシック・ワールド」(2015年)、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」(2018年))で吹替をやったこともあるので(笑)、若干慣れてはいたんですが、発声を頑張りました。それと今回、東宝さんの吹替ルームがとても豪華で、オーケストラが入りそうなくらい大きかったです。(田中さんに向かって)違った?

田中さん:
(少し間があってから)広かったですね。

木村さん:
あんなに広い場所は、なかなかないんですよ! いつもは二畳くらいのスペースで汗だくになってやるんですよ。ホントですよ! だから、今回はすごく悠々と物を置いたり、疲れたら座ったりできて、とても快適でした。足がパンパンになれば、ストレッチもできました。(田中さんに向かって)すごく広かったよね?

田中さん:
広かったです!

MC:1954年に日本で誕生した「ゴジラ」はこれまで30作以上が製作されていますが、もともと皆さんは「ゴジラ」に対して、どのようなイメージをお持ちですか?

芦田さん:
2014年の前作が公開された時には、「怖い」というイメージがあって観ていないんです。でも、今回お話をいただいて、前作を拝見したら、本当に「ゴジラ」って奥が深いんだなって思いました。知れば知るほど面白くて、もっと知りたいなと「ゴジラ」に興味が湧きました。

田中さん:
男の子なんで、小さい時に「ゴジラ」の"VSシリーズ"(「ゴジラvsキングギドラ」(1991年)「ゴジラvsモスラ」(1992年)など)を観ていました。それに、ゴジラとキングギドラのソフビ人形とか持っていて、遊んだりしていました。なので、久しぶりという言い方は変ですが、今回、童心に返った興奮がありました。

木村さん:
私はゴジラの人形ではなく、リカちゃん人形で遊んでいたので...(笑)、そこまで詳しくはなかったです。でも、「ゴジラ」って実はすごく深いテーマがあって、それを知った時には、目からウロコじゃないですが、「そういうメッセージ性が含まれているんだ!」と思いました。「ゴジラ」に対する見方がすごく変わったのを覚えています。

MC:ちなみに「ゴジラ」に登場するキャラクターで、お好きなものはありますか?

芦田さん:
私はモスラが好きです。すごく優雅で美しいのに、強いじゃないですか。だから、好きですね。

木村さん:
さっき、「ゴジラ」に詳しい方から話を聞いたら、ゴジラって一度、父親になっているんですってね。ガメラ? ミニラ? っていう子どもができたんですか?

田中さん:
すごく曖昧な知識でしゃべり出しましたね!

木村さん:
「確かに小さなゴジラがいたなー」と思って、記憶をたどると、ゴジラが父親になったというエピソードに興味津々なんです。哺乳類だったってことですよね? 重力にも勝って...。そのエピソードを観てみたいですね。話によると、子どもを愛でているシーンもあるそうで、ちょっと注目したいです。

MC:今日5月31日は、おなじみの「ゴジラ」のテーマ曲を手がけた伊福部昭さんの誕生日でもあるんです。生誕105周年ということで、おめでたい日なのですが、皆さんはあのテーマ曲を聞くとどんなお気持ちになりますか?

木村さん:
興奮しますよ! 「シン・ゴジラ」の時に、野村萬斎さんがやっていたゴジラの動きを思い出して、一緒にやりたくなります。

田中さん:
ちょっと、興奮の仕方が違いませんか(笑)?

木村さん:
やっぱり、あのメロディに「ギャオー」っていうゴジラの叫び声で、パッと映像が思い浮かびますよね!

田中さん:
確かに曲が流れ出すと、叫びたくなります。

木村さん:
ですよね!

田中さん:
誰でも知っている曲ですしね。みんなが共通して分かるんじゃないですか。だから、つい叫びたくなりますね。

芦田さん:
今作の中にも、そのテーマ曲が流れるので、「あっ、ゴジラだ」って思いました。

MC:今回は「王の覚醒」というキャッチコピーがついております。そこで皆さんには最近、"覚醒"したこと、"覚醒"したいことはありますでしょうか?

木村さん:
ちょっと前の話ですが、「シン・ゴジラ」を観た後に、いろんな方に同じ庵野(秀明)監督の「エヴァンゲリオン」を薦められて、漫画を大人買いして、やっと全部読み終わったんです。全部で14巻かな? すごく面白かったですし、結構難しいお話で、さすがだなと思いました。DVDも大人買いして、持ち歩いているのでいつ観ようかなと思っています。ずいぶん、前に流行ったものですが、今、エヴァンゲリオンに覚醒しています。

田中さん:
覚醒したいなとは思っています。最近、覚醒していないですね。だから、ゴジラが覚醒した姿を観て、あこがれを感じたんだと思います。今、結構長いドラマ(「あなたの番です」(日テレ系))をやっていまして、本来なら最終回くらいの時期なんですが、全然終わらないんですよ! なので、そろそろ、キャラクターとかも込みで覚醒したいなと思っています。

芦田さん:
私は犬派だったんですが、最近、猫のかわいさに覚醒して、猫派になりました。友だちの家の猫がすごく懐いてくれるんですよ。私が歩くとついて来て、ドアを閉めるとドアの前でずっと待っていてくれるんですよ。本当にかわいくて!

MC: 最後の質問になりますが、「ゴジラ」は世界中のファンに愛され、65周年を迎えました。皆さんは65周年、65歳になった時に、どんな風になっていたいでしょうか?

田中さん:
まったく想像がつかないですね。

木村さん:
私はもう、想像がつく年齢なので...。

田中さん:
そんなことないじゃないですか。

木村さん:
だって、今43歳でしょ。結構すぐですよ。

田中さん:
ちょっとコメントが難しいですが...。

木村さん:
私が思うのは、娘が二人おりますので、孫...ですね。孫の世話をしていたいです。

芦田さん:
私は50年後ですが...、私も、誰かと結婚していたら、二人で縁側でお茶を飲みながら、孫の話をしていたいなと思います。

田中さん:
僕も、二人と一緒ですよ。65歳になって、僕のチビたちとね、過ごせたらいいなと思います。

東宝website