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木村拓哉と二宮和也 初共演
会場は初の2ショットに大歓声!!
「検察側の罪人」完成披露試写会

2018年08月06日

「検察側の罪人」完成披露試写会

<左から、芦名星さん、音尾琢真さん、吉高由里子さん、八嶋智人さん、大倉孝二さん>


木村拓哉と二宮和也の初共演作として、雫井脩介の傑作サスペンスを原田眞人監督が映画化した「検察側の罪人」がついに完成!
8月6日に東京・有楽町の東京国際フォーラムにて完成披露試写会を開催し、木村拓哉さん、二宮和也さん、原田眞人監督をはじめ、共演の吉高由里子さん、大倉孝二さん、八嶋智人さん、音尾琢真さん、芦名星さんが舞台挨拶に登壇しました。上映後にも完全サプライズで同メンバーがステージに登場し、会場は熱狂と興奮に包まれました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。


「対決」をテーマに会場を赤サイドと白サイドに分けて、ダブルランウェイ方式で木村さん、二宮さんをはじめとする登壇陣が登場!  両サイドから木村さん、二宮さんが姿を見せ、中央の花道で熱い抱擁を交わすと会場は大歓声に包まれた。

原田眞人監督

今、(登場前に)見せ場の映像を見ちゃったんですか? 映画本編はもっと面白いので期待してください。
木村拓哉さん(最上毅役)
ようやく皆さんにお観せでき、手渡すことができるのを光栄に思います。昨日、一昨日は(西日本豪雨の被災地で)食料を手渡ししてきましたが、今日は「検察側の罪人」という作品を皆さんにこのような形で手渡しできることを本当に嬉しく思っています。
二宮和也さん(沖野啓一郎役)
皆さん、熱中症で倒れないように(水を)飲んでね。皆さん、写真を撮りたいでしょうが、携帯はもうしまっているのでしょうか? 僕が一番撮りたいんですが、僕のは楽屋に置いてあります。こういう日が迎えられたことを含め、先輩とこうやって一緒に並んで、ステージの上に立てているのが本当に貴重なことです。ただ、一緒に作品を作れること、一緒のスクリーンに映れることに毎日感謝しながら撮影に挑んでいました。ぜひ楽しんでいっていただければと思います。
吉高由里子さん(橘沙穂役)

すごい...なんか二人の後、やりにくい! こんなにたくさんの方と「検察側の罪人」の完成披露を迎えられて嬉しいです。こんなたくさんの「ギャー!」って聞いたことがなくて、風が吹いてきて涼しかったです(笑)。劇中では、全然沖野さんを支えることはできなかったのですが、面白い作品になっていますので、今日は楽しんでください!
大倉孝二さん(弓岡嗣郎役)

(歓声に)大丈夫です。もう圧倒されちゃって、出てきてちょっとなのに喉がカラカラです。さっき、八嶋さんに「ちゃんとやれよ」と言われたんですが、何を話したらいいかわからなくなっちゃったので、あとは八嶋さんがしゃべってくれると思うのでこれくらいで...(笑)。
八嶋智人さん(小田島誠司役)

はい、皆さん、元気ですか? 元気があれば何でもできると思っているでしょ? ただこの映画、原田眞人監督が放ったこのすさまじい映画は、相当、元気がないと耐えられない! いいですか? 主演の二人のすさまじい演技、相当、元気がないと耐えられない! そして私、こんなに言っていますが、実は私はそんなに出ていない(笑)! ちゃんと見逃さないように集中力を持続させないといけない! 以上のことで、皆さん、元気で頑張ってください! 現場からは以上です。
音尾琢真さん(千鳥役)

別に銀座の黒服さんが迷い込んだわけではございません。こんな感じで出ています。何よりも、この映画に出られて嬉しいです。そして実は、私は木村さんの大ファンです。地元の北海道にいた頃に、真駒内オープンスタジアム、札幌ドームと何度足しげく(コンサートに)通ったことか。今、こうして同じステージに立っていることに感無量です。原田監督、ありがとうございます。嬉しいです。私、今どちらかというと観客の皆さんと同じ気持ちです。今日は楽しみましょう!
芦名 星さん(運び屋の女役)

「運び屋の女」ということで、何を運ぶのかということを今日は...。

八嶋さん:
声がブルブルブルブルしていますけど! あ、これすごいヒントだから!

芦名さん:
そうなんです。声がブルブル震えているんですよ(笑)。というところも楽しんでいってもらえたらと思います。


MC:こうしてたくさんのお客さまを前に今、どういうお気持ちですか?

木村さん:
ちょうど去年の夏、原田監督の下、スタッフ、キャストで汗だくになって撮影していたものを、同じ時期に皆さんにこうして観ていただいて、皆さんのものになる瞬間に立ち会えるのは特別な想いがします。こういう素敵な舞台を用意してくださって...映画を観るのに一番いい場所をランウェイで使ってしまって申し訳ないです。でも、たくさんの応募の中から当選した方が全国から来てくださったということで、暑い中お集まりいただいて、本当に感謝しております。ありがとうございます。

MC:四千人のお客さまが来ていらっしゃいますが、木村さんの言葉を聞いていかがですか?

二宮さん:
皆さんにお渡しして、観ていただくわけですが、こういう本当に貴重な場で、四千人で映画を観る機会も人生で何度もあることじゃありません。こうして、たくさんの方と思いを共有していただけるというのも、本当に我々にとっても嬉しいですね。

MC:初共演で初対決となりましたが、お互いの印象をお願いいたします。

木村さん:
これは、皆さんの前でも、マイクがなくてもカメラがなくても、胸を張って言えることですが、これほど一緒に作業していて、信頼できる共演者は珍しいです。本当に頼りがいのある後輩だなと思います。

木村さんが二宮さんと肩を組み、二宮さんは嬉しそうにピース!

二宮さん:
いい人生ですね、本当に...(笑)。僕は本当に、真面目な話になっちゃうんですが、平成という時代、元年から30年ギリギリまで、立ち位置もスタイルも変えずにトップで走り続けてきた「木村拓哉」という人と一緒に作品を作りたいなとずっと思っていました。それが平成の最後、ギリギリ最後に滑り込めたなと、僕自身は思っています。それだけで本当に恵まれているのに、こんな言葉までいただけて、感謝です!

MC:原田監督から見てお二人はいかがでしたか?

原田監督:
サッカーで言えば、木村さんは司令塔でボランチ、二宮さんはFWでどんどん突っ走っちゃう。約一名、さっきから目立ってる小田島弁護士役の八嶋さんはリザーブ(控え)ですから、最初から出てくるとは思わないでくださいね。

八嶋さん:
ベンチから盛り上げますから!

MC:木村さん、二宮さんは、原田組の現場はいかがでしたか?

木村さん:
監督がいる前で「いかがでしたか?」って(笑)。もちろん原田組に自分が赴くってわかった瞬間に、ぜひ監督の作品が観てみたいって気持ちになって「日本でいちばん長い日」を観ました。「この作品を作る監督の現場に自分は行くことになっているんだな...」と、その事実に、自分の身体がどう反応したのか...すっげー腹が痛くなりました(苦笑)。頭でっかちになって、自分の中でいろんなイメージを持った状態でお会いしたら、その頭でっかちの部分を全部削り取ってくださいました。原田組のスタイルがあるんですが、それを一緒になって楽しめる状況を現場で作ってくださり、感謝しています。

原田監督:
素晴らしいですよね。やはり経験値がすごいし引き出しもすごいし、またモノマネがうまいんですよね。諏訪部(松重豊)になりきって、「諏訪部、こうしたらいかがですか?」って言うんです。ホント言うと、松重さんじゃなく木村さんを諏訪部にキャスティングしたかったくらいですよ。サジェスチョン(提案)が広範囲で、よく脚本を読み込んでいるなと思いました。僕は木村さんのナチュラルな芝居というかしゃべりが好きだったので、大体、彼のサジェスチョンは入れていますね。こと、一番最初...いや、これは言うのやめましょう(笑)。

MC:二宮さんは原田監督とご一緒していかがでしたか?

二宮さん:
歩くのが早いんですよね、それが僕が最初に思った印象でした。いろんな原田組の役者さんとお話ししていると、「監督は厳しいよ」と、「ビシッと言うときは言うよ」とみんなに言われていたんですが、みんなが言う以上に怒っていました。「あ、怒っている」、「あ、また怒っている」って。いや、僕は非常に優しい監督だなって思っています。八嶋さんが今、隣で「言え!」って言うんで言いましたけど(笑)。

八嶋さん:
いや、僕もそんなに怒られていないですよ。「自由にやれ」って言う割に「不自由じゃないか」ってところがあって...(苦笑)。でも、それがこの作品の深みにつながっていると信じています。

MC:吉高さんは検察事務官役はいかがでしたか?

吉高さん:
言ったことのない言葉、セリフが多かったので...、最上さんがワーッて長台詞を言った後のたった一行で噛みそうになって震えていたり、誰かの長いセリフの後に緊張して...。

原田監督:
噛みそう...(笑)?

吉高さん:
「噛んでいた!」(笑)。そこは完成していたらバレないんですからぁ...(笑)。

MC:二宮さんとは「GANTZ」以来の共演ですね?

吉高さん:
玄野くんの次は沖野くんでした!

MC:二宮さんは、吉高さんとは「真正面からぶつからない」というアプローチをとっていたそうですが...?

二宮さん:
基本、どうしても事故ってしまうので(笑)、なるべく斜に構えながら対応するという、そういう感じでした。

MC:木村さんに対する吉高さんのアプローチも監視されていたとか?

二宮さん:
だって、初手の初手で「拓ちゃん」とか言うんですよ!

八嶋さん:
ぶちこむよね、この子。

吉高さん:
「拓ちゃん」って言ってみたら、怒るのかなって思って。

木村さん:
怒っていないよ、怒っていないんだけれど、ニノは、すごく僕に気を遣ってくれて、「そういう言い方はやめなさい」って常に言っていました。

MC:八嶋さんは、今回、国選弁護人という役ですが、実は木村さんとの共演シーンはないそうで...。

八嶋さん:
そうなんです。木村チーム、二宮チームという感じで、こっちが撮っている時、「向こうはどうなっているんだろう?」って言いながらやっていました。ずっと会いたかったんですけれど、顔合わせと打ち上げでしか、「愛しの拓哉」とは会っていないんです。

木村さん:
でも、監督からは、ヤッシーがすごく自由にカメラの前で表現してくれたって聞いてたので、「相変わらずやっているんだな」と。よく原田監督の前でいつもの自分でいられるなって思っていました。

八嶋さん:
懐が深いので、受け入れてくれるんですよね、マーちゃんは。

MC:大倉さんは、木村さん演じる最上に追い詰められていく役ということで...。

大倉さん:
あの、内容的には追い詰められていることに気づいていない役で、そういう感じはなかったです。でも、木村さんにお会いするだけで、追い詰められる感はあって、何度か共演しても、いつ会っても今と同じように喉がカラカラになってしまい、撮影最終日までお腹が痛かったです。

木村さん:
監督からの指示もそうですし、撮影の状況、環境もそうだったんですが、心理的に耐えられないような瞬間を皆さんにはこの後、味わっていただくことになります。全て、端から端まで受け取ってほしいです。目をそむけたくなるかもしれませんが、受け取ってください。お願いします!

MC:音尾さんは暴力団員役が続いておりますが...。

音尾さん:
(原田監督の)「関ヶ原」という映画の試写を観に行った時、監督が丸坊主になった僕を見て「おぉっ! いい役あるよ」と(笑)。そんな簡単にキャスティングを...(笑)。僕としてはもうずっと坊主でいようかと思いました。きっと監督は何でも受け入れてくれるかと思ったら、木村さんと一緒のシーンで「うーん、ちょっと芝居が劇的になっているな」と一度、ダメ出しをされました。

MC:芦名さん、今回は松重豊さん演じる諏訪部の陰で動くミステリアスな役でした。

芦名さん:
私は今回、ある意味でセリフはありません。でも皆さんに伝わると思います。(八嶋さんに)ですよね?

八嶋さん:
正解! 「どうしゃべったらいいだろう?」って聞いてくるから、今みたいなことを言ったら、「もしかしたらそのまま言うかもしれません」と言っていたけれど、まさかそのまま(笑)。

芦名さん:
木村さんとのシーンが多く、二宮さんとは最後にちょっとだけでした。現場は基本、暗い中でのことが多かったけれど、(雰囲気は)明るくて、監督は優しくて、何度か怒っている姿は見ましたけれど、基本的に優しくて...って余計なこと言っちゃった?

八嶋さん:
何ざわついているんだ? 

芦名さん:
映画を観ていただいて、いろんなことがわかると思うので、この時間を楽しんでください。

MC:最後に原田監督、二宮さん、木村さんからメッセージをお願いいたします。

原田監督:
まず、一番強調しておきたいのは、ここにいる面々もそうですが、俳優たちの演技合戦がトーナメントのようで、見どころです。最終的に木村さん、二宮さんの対決に「誰が勝ち残っていくのか?」、演者たちのぶつかり合いは、僕も現場で見ていて、楽しかったです。すごく刺激をもらいました。観てもらって、今、権力の座にいて、不正を犯し続ける人間がのさばっているこの日本で、正義というものを考えるなら、「テクニカルな正義なのか?」それとも心の中から来る「エモーショナルな正義なのか?」そういうところを考えていただけたら最高です。そんなことを論議しながら作ってきました。心ゆくまで味わってください!

二宮さん:
楽しいのはここまでです。非常にズシっとくる作品になっていると思いますので、そこもコミコミで楽しんでいただけたらと思います。

木村さん:
ニノが言いましたが、ワ―という楽しかった時間は、本編が始まると同時に消え去ると思います。これから考えさせられる時間を過ごしていただくと思いますが、最後まで...本当に最後の最後まで受け止めてほしいなと思います!

上映終了後、サプライズで木村さん、二宮さんが通路から登場! 他の六名とステージ上で合流し、花道の最前線に!

MC:木村さん、二宮さんからメッセージをお願いいたします。

二宮さん:
観ていただいたものが全てでございます。(わき起こった拍手に)ありがとうございます。いろいろ感じていただける部分、多分にあったと思いますので、もう一度、ぜひ劇場で観ていただければと思います、二階の皆さんもありがとうございました! 皆さん、ありがとうございました。

木村さん:
今日、この作品を受け取ってくれた、この場にいる全員に感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。こういう作品です。きっと一度では消化しきれないと思っています。僕ももう一度観たいと思っています。ぜひ劇場でお会いしましょう!

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