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染谷将太が幻術(イリュージョン)に挑戦!
阿部寛が宙に浮く!?
「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎」幻術試写会イベント

2018年02月14日

「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎」
幻術試写会イベント

<左から、阿部寛さん、染谷将太さん>

世界的巨匠のチェン・カイコー監督の最新作で、夢枕獏氏の小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を原作に、天才僧侶・空海が遣唐使として中国に渡った若き日の姿を描く、日中合作映画「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎」が2月24日より公開となります。
映画の公開を間近に控えた2月14日、東京国際フォーラムにて「幻術試写会」と題した試写会イベントを実施。染谷将太さんと阿部寛さんが登壇しました。
この日のイベントでは幻術を駆使して楊貴妃の死の謎に迫っていく映画の内容にちなみ、空海を演じた染谷さんが五種類の幻術―お米をせんべいに変える、布から赤い花を出す、浮遊術三種(グラス、テーブル、阿部寛さん)―を披露。大盛り上がりとなりました。当日がバレンタインということもあり、幻術で現れたおせんべい、赤い花は来場者にプレゼント。
そんな一夜限りのスペシャルなイベントの様子を詳しくレポートします。


染谷将太さん(僧侶・空海役)

映画の公開が近づいてまいりました。(撮影の5カ月間を経て公開まで)すごく長かったので、嬉しい反面、緊張もしており浮き足立っています。今日はよろしくお願いします!
阿部 寛さん(遣唐使・阿倍仲麻呂役)

いよいよ公開です! 皆さんを早く驚かせたい気持ちでいっぱいです。


MC:染谷さんと阿部さんは、これまでにさまざまな作品でいろいろな監督とお仕事をされてきました。本作の撮影から1年以上経ったかと思いますが、オール中国ロケであること、巨匠チェン・カイコー監督とのお仕事ということで、一番驚いたことや初体験だったことをお聞かせください。

染谷さん:
撮影は初体験だらけでした! まず、東京ドーム8個分のセットを造ろうなんて誰もしないでしょう(笑)。グリーンバック、特殊効果が多い中で、監督はご自身の想いを貫いて6年かけて唐の都・長安を作り、そこで5カ月かけて撮影をしました。今時の撮影は一日に何10カットも撮ることが多いのですが、この作品では一日5カットぐらいで、本当に贅沢な時間の使い方をする現場でした。また、食事も一日三食、温かい中華料理を食べられました。

阿部さん:
僕はセットのスケールの大きさに驚きました。とにかくすべてが本物なんです! セットは巨大な空間で色彩美も素晴らしく、あまりの完成度の高さに「観客の方々はCGと勘違いするのではないか...」と心配になるぐらいでした。舞踏シーンでは実際にセットで踊っているのですが、そのシーンは「CGを加えなくてもいいのではないか?」と思うほどでした。でも、そうすることで一段と鮮やかなシーンになっているんですね。そういう芸術的な映像をとにかく観てもらいたいです!

MC:役作りの時間もじっくり取れたということでしょうか? また、中国での過ごし方も伺いたいと思います。

染谷さん:
観光をするような時間はなくて、ずっとホテルにこもって台本とにらめっこしていた感じです。ただ、毎週日曜日は絶対に撮影が休みになるので、僕は息抜きにゲームをしていました。また、(空海が生きていた唐の時代にはない食べ物なので)カップラーメンを食べて、なんか悪いことをしている気持ちになりましたね(笑)。

阿部さん:
僕は染谷くんが5カ月間撮影をした後に、約1カ月半撮影に参加したんですね。先ほど染谷くんが言ったように、食事の環境がとても整っていました。美味しい食べ物がたくさんあるので、毎日あちらこちらで食べました。でも、そうするとだんだんと太っていくので、最後の10日間ぐらいは饅頭(まんとう)だけを食べていました(笑)。現場の昼食は食べたいものをオーダーすると作ってもらえるような環境でした。現地スタッフの皆さんは、とても親切でしたよ! そういう状態でしたので、ゆっくりと役に取り組むことができました。

MC:日本での公開は吹替え版になるわけですが、オリジナル版では、染谷さんと阿部さんも中国語でお芝居をされているんですよね? やはり、日本語で演じる時と異なるものなのでしょうか?

染谷さん:
そうですね。感情の乗り方が全然違います。日本人の感覚からすると中国語は早口に聞こえませんか? その早さというのも、中国人からして普通なのか、早いものか、そういう感覚が最初は掴みにくかったので模索しました。ただ、日本人は自分一人という状況で中国の方々に囲まれて5カ月間も撮影しているうちに、なんとなく感覚が身について分かるようになりました。また、中国語だからこそできる感情表現もあるのだと知りました。

阿部さん:
僕の場合は無言の芝居が多くて、中国語のセリフは3つぐらいなんです(笑)。なので無言の芝居の難しさを痛感し、監督に何度か「これで大丈夫なのか?」と現場で確認しました。ですが完成作を観て、「やはりチェン監督の映像はすごい!」と思いました。そこに自分が参加していたことが信じられなかったです。何といっても監督ご自身が役者でもあるので、役者のことはよく分かっているんです。僕の出演シーンには10人ぐらい登場人物がいましたが、監督にはその一人一人の気持ちに寄り添う感じがありました。

MC:本作には空海が事件を紐解くための幻術を使うシーンがあり、幻術師も登場します。この幻術は魔術的なものになりまして、人間が虎や鶴といった生き物に変身することもできるんです。そこで、お二人には「もしも幻術を使えるのなら何になりたいか」をお聞きしたいです。

染谷さん:
うーん......動物のナマケモノになって怠けたいです(笑)! ナマケモノは可愛いです。でも、ナマケモノって当人に「怠けている」という自覚があるんでしょうか(笑)。でも、ナマケモノにも天敵がいるので食べられちゃうんですよ! それが怖いですね。

阿部さん:
僕は染谷くんになりたいです! 今回の作品でも堂々と空海を演じていますし、もう一回この若さに戻って今作の現場を純粋な目線で見てみたいです。実際に現場での染谷くんは中国の方々に混じり堂々としていました。この若さにしてそういった姿を見られて、僕は安心しました。

染谷さん:
僕もなれるものなら阿部さんになりたいです! 「ナマケモノ」とか言っていられないですね(笑)。気を引き締めます!

MC:本日は、劇中で空海が披露する幻術にちなみまして、染谷・空海が本日この場で幻術を披露します! 染谷さん、今のお気持ちをお聞かせください。

染谷さん:
先ほどから緊張でソワソワしています。「無茶ブリ」というのはこういうことを言うんですね(苦笑)!

阿部さん:
何といっても空海ですからね! きっと素晴らしい幻術を見せてくれると思います。ちょっと失敗したら面白いかなと思ったんですけれども(笑)。

染谷さん:
(阿部さんに向かって)裏で「失敗しろ!」「失敗したら、おもしろい!」って言われました(笑)!

ここで染谷将太さんが幻術を披露!

染谷さん:
こちらにたくさんの「お米」があります。それをこちらのシルバーの入れ物に入れまして蓋をします! 「はっ、空海!」(と幻術ワードを唱える)。

蓋をあけると、中の「お米」が「おせんべい」に変化!

染谷さん:
「おせんべい」は空海さんが中国から持ち帰ったとされています。「せんべい、食うかい(空海)?」。......台本にあるから言いました(笑)。こちらの「おせんべい」は後ほど、皆さんにお配りします!

染谷さん:
次は、ちょっと喉が渇いたので、お水を一杯。

グラスを手に持ち水を注ぐ染谷さん。その途中でグラスから手を離すと、グラスが宙に浮遊!

染谷さん:
(観客の大きな拍手を受け)温かな拍手をありがとうございます! 

阿部さん:
普段やらないことなので緊張しているんじゃない?

染谷さん:
はい、すごく緊張しています!

ジャケットのポケットからスティックを取り出した染谷さん。布から次々と花が飛び出します! (観客:大歓声)

染谷さん:
今日はバレンタインですので、この花は皆さんにプレゼントします!
意外に盛り上がりましたね。次は物を浮かせます!


MC:染谷・空海は、この幻術を随分前から練習していると思われたかもしれませんが、実はこのイベントの前に一時間ぐらいで習得したそうです!

阿部さん:
(感心して)短時間の練習でよくぞここまで!

テーブルを宙に浮かせる術では、阿部さんはその「仕掛け」を探ろうと興味津々でテーブル上下のワイヤー有無を手足を使って調べる一幕も!

染谷さん:
幻術の最後は......阿部さんを浮かせたいと思います!

阿部さんは靴を脱ぎ、あぐらをかいてイスに着座。空中浮遊のタイミングを見計らい「記者さん、今がシャッターチャンスです!」と掛け声をかける染谷さん。 (観客:大きな拍手!)

染谷さん:
成功して良かったです! でも普通はプロの方がやりますよね(笑)。

阿部さん:
どれが一番難しかったですか?

染谷さん:
阿部さんを浮かせるのが難しかったですね。でも、楽しかったです!

MC:最後に、お二人から皆さんに向けてメッセージをお願いします。

阿部さん:
いよいよ公開が近くなった本作ですが、大変素晴らしい作品になったと自負しております。ぜひ、本作の世界観に入り込んでください。よろしくお願いします!

染谷さん:
本日はありがとうございました。最後の最後まで飽きる隙を与えない、ジェットコースタームービーです! どんどんと迫り来る謎を、空海さん、白楽天さんと一緒に紐解いてください。その謎が明かされる最後には、本当に深い愛が待っています。ぜひ、その世界観に浸ってください。そして、お友達などに本作を広めてください! よろしくお願いします。

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