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祝、映画完成!六本木の夜空を花火が彩った
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
ジャパンプレミア&花火点火セレモニー

2017年08月09日

「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」
ジャパンプレミア&花火点火セレモニー

<左から、宮野真守さん、広瀬すずさん、菅田将暉さん>

岩井俊二監督による1993年放送の名作テレビドラマを原作にした映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のジャパンプレミアを8月9日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行い、広瀬すずさん、菅田将暉さん、宮野真守さん、脚本を担当した大根仁さん、企画を手がけた川村元気プロデューサーが出席しました。
すでに120を超える国と地域での配給も決まっており、文字通り世界中が注目したこの日のプレミア。涼しげな浴衣姿の広瀬さん、菅田さん、宮野さんがステージに登壇すると"光るうちわ"を手にしたファンは早くも大盛り上がり! また、無事にプレミアが終了した後は、会場を同じ六本木の東京ミッドタウンに移し、映画の完成を祝した花火点火セレモニーも華やかに行われました。夏の夜空を彩る"花火"に広瀬さんらキャスト陣の反応は? 
当日の模様をレポートいたします。


<ジャパンプレミア>

広瀬すずさん(及川なずな役)

今日は楽しんでいただけたらうれしいです。
(衣装について)この作品で、浴衣を着られるのは特別な感じがします。
菅田将暉さん(島田典道役)

最近は舞台挨拶であまり緊張しなくなったんですが、今日はすごく緊張しています。アニメーションの声優は初めての経験でしたし、(自身が演じた)典道は12歳で、僕は24歳...。自分の12歳の頃を思い出しながら演じたものが、ちゃんとお客さんに伝わるかなと、めずらしく舞台挨拶で映画のことを考えています(会場:笑)。楽しんでいただけたらうれしいです。
宮野真守さん(安曇祐介役)

この作品に関わったおかげで、大好きになった物語です。今日、皆さんに観ていただけるということで、とてもうれしく思っています。皆さんにも作品を好きになってもらえたらと思います。(菅田さんと同じく)緊張しています。めずらしく映画のことを考えています(会場:笑)。
大根仁さん(脚本)

先ほどから「なんで、お前がここに立っているんだ」みたいな視線を感じております。本来立つべき新房昭之総監督がとてもシャイで、こうした場には来たくないということで、その代わりに登壇しています(笑)。脚本を書いたのはずいぶん前なので、いろんなことを思い出しながら、当時のエピソードなどをお話しできればと思います。
川村元気プロデューサー

(自身がプロデュースする)アニメーションの映画としては、去年の「君の名は。」以来になります。一年経って、また新しいアニメーションの提案ができたのではないかと思っています。

MC:さて、いよいよ公開まで10日となりました。本日は完成披露の場となりましたが、皆さんも映画をご覧になったばかりだとうかがっています。ぜひ、ご感想をお聞かせください。

広瀬さん:
すごく芸術的で、今までに観たことがないアニメーション映画だなと思いました。それを皆さんに一番伝えたいです。なずなのアップの表情だったり、典道が必死になっている横顔だったり、キャラクターの表情が印象的でしたね。打ち上げ花火の描き方も本当にすてきで、ぜひ皆さんにも早く観てほしいです。

菅田さん:
すごく面白かったです。いろんな仕掛けがたくさん登場するので、二、三度観ないと見逃してしまう部分もありますし、遠い記憶にある「スタンド・バイ・ミー」のような少年の冒険心や好奇心を、呼び起こされるようなシーンもあります。それに、とにかく可愛くて、かなりエロいなずながいて...。

大根さん:
みんな、ちょっと引いているよ(会場:笑)。

菅田さん:
いや、男なんてそんなもんですよ! エロつながりで言うと、劇中でなずなが水着を着て、ゴーグルをつけて、そして髪の毛を帽子(水泳キャップ)の中に全部入れているモコモコ感とか...。

大根さん:
どんどん、引いているよ(笑)。

宮野さん:
マニアックだね!

川村プロデューサー:
フェティッシュがひどい(苦笑)。

菅田さん:
そうですか? 男ってみんなそうじゃないですか? でも、僕は(中学時代に)自分がドキドキした、忘れかけていた瞬間がよみがえってきました。

MC:宮野さんは映画をご覧になって、いかがでしたか?

宮野さん:
とにかく日常の描き方がとても絶妙で、色合いもきれいなんですが、すごくリアルなんですよね。「この街並み、なつかしいなあ...」と思いました。その中で僕が好きなのは、映画に出てくる"不思議な玉"によって、時間が戻る瞬間、急にファンタジーな演出がやって来るシーンなんです。そこでグッと心を持って行かれるアニメーション的な演出と、そこからの展開が劇的すぎて...。ぜひ、その部分を楽しんでいただきたいです。実写ではできないことを、アニメーションでとても力をこめて作っているなと思います。そこがとても印象的でした。

大根さん:
(菅田さんに)こういうことを言わないと(笑)。

菅田さん:
僕も(宮野さんの話を)聞きながら「あぁ、そっか!」と思いましたよ(笑)。

大根さん:
今日、初めて宮野さんにお会いしたんですが、すばらしく誠実な方ですね! 普段、本当にチンピラみたいな役者とばかり付き合っているので(笑)。

宮野さん:
そう言っていただけて、よかったです。それにしても、なずながエロかったですね。

菅田さん:
エロかったでしょ! エロいというのは肉体的なことではなくて、会話でのリアクションや、発する言葉、たたずまいで、男側からしたら「どういうこと?」と惑わせられるんです。

宮野さん:
そうなんですよ! 分かる!

菅田さん:
こっちは想像したくなるんですよね。「何を思っているの? 教えて」って。その振り回される感じがエロいんです。

宮野さん:
あと、なずなの周りだけ時間がゆっくり流れているんですよね。男子はセカセカしているのに、なずなは大人な感じがして、エロい...。

大根さん:
そんないい声で言われても(笑)。もちろん、原作のドラマに登場する、奥菜恵さん演じるなずなもすばらしいですし、(原作を)超えるには実写ではなく、アニメーションだと感じていたので、それを見事に作り上げた新房監督と(制作を手がけたスタジオ)シャフトの底力は本当にすごいなと思いました。アニメでこんなヒロインは見たことないですね。その声を演じてくれたのが広瀬すずちゃんで、何の心配もしていませんでしたが、本当にピッタリでした。というかそれ以上で、途中からすずちゃんだということも忘れてしまって、なずなにしか見えなかったです。これは褒め言葉ですよ。なずなに夢中になりましたね。

MC:皆さんの言葉を聞いて、完成した作品の手応えはいかがでしょうか?

川村プロデューサー:
僕はもともと新房昭之監督の作品の大ファンだったのですが、毎回新しい発明をされる監督なので、この監督が東宝の夏アニメを作ったらどうなるんだろう...と、完成が楽しみでした。去年は「君の名は。」で、新海誠監督という新しい才能を広く知っていただく機会が作れましたが、今回は新房監督の新しい表現や、可愛くてエロいヒロインが作品に登場し、監督の得意な分野が発揮されていて、満足しています。

MC:キャストの皆さんには、映画の内容にちなんで中学時代にドキっとした経験を教えていただければと思います。

菅田さん:
クラスメイトの女の子がよく、鉄棒でぐるんと回って、パーンってカッコよく着地していたんですが、あれはなんていうワザなんですかね? 単純にかっこいいと思って、よくこっそり見ていました。あれにはドキッとしていましたね。

MC:宮野さんはいかがですか?

宮野さん:
エロい話なんですが...(笑)。

菅田さん:
宮野さんまでエロい話にいったら、おしまいですよ!

宮野さん:
ドキッとするといえば、それしか思いつかなくて(笑)。遠足とかで海に行ったときに、女子がはしゃいで素足になるじゃないですか。あれにドキッとしていました!

菅田さん:
(広瀬さんに)なんか、はしゃいじゃってゴメンね。

広瀬さん:
大丈夫です(笑)。私は中学二年からお仕事を始めているので、あんまりそういう瞬間がなかったです。

宮野さん:
カッコいい女子の先輩とかは?

大根さん:
気になる男子とか...。

広瀬さん:
小学生のときから部活でバスケットボールをやっていたのですが、相手チームの上手な女性の選手に手紙を書いて、渡したことはあります。そういう意味ではドキッとしていました。

MC:それでは最後に皆様からご挨拶をお願いします。

川村プロデューサー:
この映画、完成したのが三日前で...。

宮野さん:
それ、言っちゃうんですか!?

川村プロデューサー:
もうギリギリでした(笑)。冷や汗をかきましたが、その分、一枚一枚ものすごく丁寧に作っているので、いろんなシーンを楽しんでいただければと思います。ラストシーンも含めて、いろんな感情が残る作品なので、解釈などいろんな人と語り合っていただければうれしいです。

大根さん:
僕も映画を見たのが昨日で、脚本を書いてからすっかり忘れていた部分もあったのですが、まずは驚きましたね。自分で書いた脚本なのに、こんなすごいことになっているんだと思いました。特に後半の展開ですね。「君の名は。」的な感動を求めて観ると、まったく違う感情が訪れます。それと、劇中にいろんな仕掛けがあるので二、三回観ないと、いろんなことが理解できないかもしれないです。そのあたりも楽しんでいただければと思います。

宮野さん:
本作は本当に訴えかけてくるものがあり、すごくさわやかで気持ち良い作品です。(キャラクターも)きれいでかわいいんですが、どこか物悲しいところがあり、そこがすごく考えさせられるんですね。「今、登場人物はどんな気持ちなんだろう」「この気持ちの行き先はどこなんだろう」と、思わせられます。そんなことを考えると、どんどん物語にのめり込めるので、ぜひ感情に身を委ねてほしいです。そして、映像美に心洗われてほしいなと思います。

菅田さん:
ものすごくチャレンジングな映画だと思います。この映画は「あのとき、こうしていれば...」という誰しも感じたことがある"もしも"という気持ちが軸にあって、そこから展開する映像美と音楽、時代を行ったり来たりする感覚がすごく前衛的で、もしかしたら(一度観ただけでは)分かりにくいかもしれないです。でも、それでも成立してしまう映像美があります。僕は純粋にこの映画に参加できて、すごく良かったなと感じております。ぜひ楽しんでいただければと思います。

広瀬さん:
本作は、なずなの気持ちの宝探しのようなファンタジーになっています。(自身が演じたなずなの)"色っぽい"という言葉だけでは表しきれない魅力や、一方で純粋な少女の部分も含めて、何度も楽しんでいただければと思います。一人でも多くの方に届けばうれしいです。


<完成記念 花火点火セレモニー>

東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズでの舞台挨拶を終えて、広瀬さん、菅田さん、宮野さんは東京ミッドタウンのコートヤードで行われた花火点火セレモニーに出席



広瀬すずさん(及川なずな役)

三日前に完成したばかりの作品を観たんですが、今までに観たことがないアニメーション映画だなと思いました。なずな、典道くん、祐介くんのまっすぐで純粋な思いが、打ち上げ花火から感じ取れました。すごく不思議な感覚でした。ぜひ、何度でも観ていただければと思います。
菅田将暉さん(島田典道役)

映画には"もしも"というキーワードがあって、「あのとき、ああしていれば...」という典道の気持ちから物語が展開していきます。少年の好奇心と、アニメーションならではのファンタジーが相まって、すごく夢のある映画になっていています。僕は大好きです。
宮野真守さん(安曇祐介役)

とても夏にピッタリな映画が完成しました。本当にきれいで、さわやかで、純粋で、ちょっぴり切なくて、苦しくて...みたいな淡い気持ちがたっぷり詰まった映画です。これを観て、大人の方は忘れかけた気持ちを思い出し、少年少女は自分たちと照らし合わせながら、甘酸っぱい思いを共有していただければと思います。

MC:映画の公開まであと10日ですが、今はどんなお気持ちですか?

広瀬さん:
まだまだ先のような気がします。完成したのが三日前だとうかがっているので、楽しみにしてくださる皆さんと同じ気持ちです。声を録ったのも一年ほど前ですし、その間に自分が知らない映画になっていたので、すごく楽しみです。

宮野さん:
でも、お二人は自分が声を当てたキャラクターが動くっていうのは、新鮮なんじゃないですか?

菅田さん:
そうですね、アニメーションは初めてです。昔、カブトムシに声を当てるという仕事はしたことがありますけれど(笑)。

宮野さん:
カブトムシ(笑)!?

菅田さん:
女の子のほうが先に成長してドキッとするという、自分も体験したことがある感じが歯がゆくて、公開がとても楽しみです。

MC:映画にはいろんな花火が登場しましたが、映像をご覧になっていかがでした?

宮野さん:
これは楽しみにしていてほしいですね。すごくリアルな描写がある一方で、ファンタジー映画であるところの、"もしも"なことが起こったときの描き方が独特なんです。

広瀬さん:
自分の中で、パッとスローモーションで花火が打ち上がるシーンの印象がずっと残っていました。その表現がすごく独特で、花火が消えてしまうと、なずながいなくなってしまうような感じがしたんです。それがすごく切なく、でも美しく、いろんな感情を花火から受け取りました。

ここで、DAOKO×米津玄師による主題歌「打上花火」が流れる中、イルミネーションで花火を再現する"ひかり花火"と本物の仕掛け花火のコラボレーションが実現。六本木の夜空を彩り、広瀬さん、菅田さん、宮野さんは大喜び!




MC:いかがでしたか?

宮野さん:
いやー、感動ですね! ちょっと予想外で、声が出ちゃいました。

菅田さん:
今すぐもう一回見たいですね! 映像とのコラボも面白いですね。

広瀬さん:
花火をこんなに真下から見ることはないので、すごかったです。やっぱり花火っていいですね。

宮野さん:
それにこの主題歌のこと、どんどん好きになりますよね。

MC:映画は夏休みの花火大会が舞台になっていますが、皆さんの花火大会や夏休みにまつわるエピソードを教えてください。

広瀬さん:
小学生のときですが、お祭りがあって、家族で見に行った記憶はありますね。

菅田さん:
いわゆる打ち上げ花火をちゃんと見に行った記憶はなくて、家の裏の公園とかで手持ち花火をやっていました。

宮野さん:
子どもって手持ち花火が大好きだから、小さい頃はいろんな花火で遊んでいました。誰しも花火には触れたことがありますし、この映画を見ると「花火の煙でむせていたな...」と、淡い気持ちを思い出すんですよね。

菅田さん:
遊び終わったあとの、バケツを持つ瞬間の何とも言えない気持ちとかですね。

宮野さん:
そうですね、花火っていろんなことを思い出しますよね。


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