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杉咲花と米林監督が子どもたちとガチトーク!
主題歌「RAIN」を感動の大合唱!
「メアリと魔女の花」大ヒット舞台挨拶

2017年07月25日

「メアリと魔女の花」大ヒット舞台挨拶

<中央左から、米林宏昌監督、杉咲花さん、メアリ>

「子どもたちに楽しんでもらえる映画を作りたい」――そんな米林宏昌監督の想いから制作が始まった「メアリと魔女の花」。7月8日の映画公開からすでに動員100万人以上を突破し、全世界155の国と地域での公開が決定した本作の大ヒットを記念して、7月25日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて舞台挨拶を行いました。
夏休みに突入し、映画館には小さいお子さんを連れたファミリーがいっぱい! 舞台挨拶前には、主演の杉咲花さんと米林宏昌監督が劇場にて観客とともに映画を鑑賞し、主題歌「RAIN」を劇場で大合唱しました。舞台挨拶では、杉咲さんと米林監督、そして着ぐるみのメアリが登壇。普段見ることのなかった上映中の子どもたちの様子を、お二人は嬉々として語りました。また、質問コーナーでは杉咲さんが観客に「どのキャラクターが好きか?」と質問したり、子どもたちのまっすぐな質問に一生懸命答える場面も。さらに、米林監督と杉咲さんが観客の前でメアリを描くという一幕もあり、大いに盛り上がりました。そんな子どもたちの歓声に包まれた舞台挨拶の様子をレポートします。


杉咲花さん(メアリ役)

(本編を観客とともに客席で鑑賞したことについて)皆さんがどんな表情をされて映画を観てくださっているのかすごく気になって、キョロキョロしそうになりました。隣に座っていた二人の女の子が、本当にまっすぐ映画を観てくれていて、「あー、楽しんでくれているのかな」と思って、嬉しかったです。
米林宏昌監督(脚本・監督)

端っこの席で観ていたんですが、こういう風に皆さんと一緒に映画を観ることは今までしたことがなかったので、すごくドキドキして観ていました。「(皆さんが)帰ったらどうしよう...」とか思っていたんですが、最後まで皆さん観てくださって、本当にありがたいです。

MC:映画の最後には主題歌「RAIN」を一緒に合唱されました。杉咲さん、いかがでしたか?

杉咲さん:
こういう機会は私も初めてですし、滅多にできないことだと思うので、すごく貴重な時間を過ごしたなと思いました。本当に幸せでした。

MC:監督はいかがでしたか?

米林監督:
映画を制作している最中に、帰り道、「RAIN」を歌いながら自転車に乗って帰ったりしていました。歌ってすごく心地いい歌なんですよね。だから、皆さんと一緒に歌って、思った以上に気持ち良かったです。

MC:皆さんにも口ずさんでもらって、すごく素敵なエンドロールだったと思います。(着ぐるみのメアリに向かい)そしてメアリちゃん、こんにちは。(会場笑)

MC:杉咲さん、今メアリちゃん、何て言ったか教えてもらっていいですか?

杉咲さん:
「こんにちは」です(笑)。

MC:メアリちゃん、「こんにちは」って言ってくださったんですね。メアリちゃん、初お披露目ということなんですが、監督いかがですか?

米林監督:
想像していた等身と違っていたので、びっくりしました。(会場笑)

米林監督:
初めて見たんですが、かわいい。メアリの髪の毛が特徴的なんですが、よくできているなと思いました。メアリちゃん、ちょっと回転して、皆さんに全身を見せてあげたらいいんじゃないですかね? クルクルと。

MC:メアリちゃん、横に向いてもらえますか。

会場:
おー!!

米林監督:
舞台から落ちないでくださいね。

MC:この赤毛の髪が特徴的ですね。

米林監督:
そうそう。鞄もかわいいですよね。

MC:本当ですね。ちょっとメアリちゃん、横向いてもらえますか? これガマ口になっているんですね。

米林監督:
ガマ口、開かないんですね。

MC:生みの親の監督もちょっとビックリというようなメアリちゃんですが、杉咲さんはお会いになってみていかがですか?

杉咲さん:
大きい......。(会場笑)

MC:大きいですよね。

杉咲さん:
さっき、「髪の毛が結構硬いから、ぶつからないように気をつけてください」って言われました。確かに結構硬いです。メアリも髪の毛を気にしているので、忠実に再現していますね。

米林監督:
チリヂリの赤毛と言っていたんです。眉毛も立派ですよね。

杉咲さん:
目力が...。

米林監督:
目力がありますよね。

MC:青い目が素敵ですよね。そのメアリちゃんの、「メアリと魔女の花」は7月8日の公開から既に100万人以上の方がご覧になっているそうです。すごいことだと思いますが、杉咲さん、改めていかがでしょうか?

杉咲さん:
この映画に携わった一人の人間としてすごく嬉しいです。やっぱり作品に携わる時は、愛情を持って携わっているので、たくさんの方に観てもらえることが本当に一番幸せなことなんです。もっともっと、多くの方々に観ていただけたら嬉しいなと思います。

MC:難しかったところなどありますか?

杉咲さん:
やっぱり、メアリの感情に自分がたどり着くまでが難しかったですね。「こういう声で演じよう」とか、「こういう表現をしよう」と考えるよりも、本当に「自分がメアリとして感じられたらいいな」という思いで演じたので、そこにたどり着くまでには時間がかかりました。

MC:普段やられている女優としてのお芝居と、アフレコ、声を当てるお仕事は、ちょっと違ったんでしょうか?

杉咲さん:
(アフレコ収録は)私服ですし、メイクもしていない中で映像に声を当てるというのは、普段の芝居とは違うんですけれど、役を演じるということは、あまり変わらないのかなと思っています。

MC:本当に素敵な声で、私も癒されました。

杉咲さん:
ありがとうございます!

MC:そして米林監督、100万人以上の方がご覧になっているわけですが、世界に羽ばたいていくような映画になりましたよね?

米林監督:
多くの日本の皆さんに観てもらっているということで、嬉しく思っています。また、これから世界の方々にも観てもらえるということで、それもすごく嬉しいですし、作った甲斐がありました。先ほど映画を観ていて、後半にかけての作画の量を思い出して、胸が気持ち悪くなってくるような感じがしました(笑)。でも、改めてよくできたなと思いましたね。

MC:本当に美しい画で、皆さんすごく感銘を受けていると思います。杉咲さん、映画の世界観などはいかがでしたか?

杉咲さん:
監督が実際にイギリスまでロケハンに行かれた庭のシーンなど、花が本当にきれいで、ずっと眺めていたくなるような映像でした。あと、魔法学校にメアリが初めて入るシーンなんですが、台本には「すごい」といセリフが書いてあったんですけれど、初めてその映像を観た時に、本当に美しくて、思わず私が「きれい」と言ってしまったんです。それを聞いた監督が「『きれい』の方がリアルだから、セリフを『きれい』に変えましょう」と言ってくださって変更になりました。それぐらい本当に美しい映像でした。

MC:そういったやり取りもあったんですね。先ほど監督にもお聞きしましたが、世界155の国と地域で公開していくことについて、杉咲さんはいかがでしょうか?

杉咲さん:
すごいなと思います。30秒の予告映像だけで、たくさんの声が掛かったって、さっき監督がおっしゃっていました。

米林監督:
そうですね、30秒の予告映像が流れ始めた時から、いろんな世界の国の配給会社に手を挙げてもらえたということは嬉しいことだと思いますし、世界の皆さんにも楽しんでもらえるような作品になっていると思います。

MC:ここからは杉咲さん、米林監督からお客さんに質問、そして来てくれたお子さんたちから杉咲さん、米林監督へそれぞれ質問する、質問コーナーにしたいと思います。早速ですが、杉咲さん、会場の皆さんに聞きたいことはありますか?

杉咲さん:
一番好きだったキャラクターを聞きたいと思います。メアリが好きだった人?

MC:半分以上のお客さんが手を挙げていますね。

杉咲さん:
やっぱりメアリ人気ですね。

MC:メアリちゃんも喜んでいます。

杉咲さん:
じゃあピーターが好きだった人? (会場を見て)あー、ピーターかっこいいですよね。

米林監督:
神木さんが演じてくれたピーター、かっこいいですよね。

MC: 男の子もたくさん挙げてくださいましたね。

杉咲さん:
フラナガンさんが好きだった人? (会場を見て)ふふふ(笑)。

米林監督:
あんまり人気ないですよね。

杉咲さん:
私はフラナガンさんが一番好きなんです。

米林監督:
フラナガン、いいところにやってきますからね。

杉咲さん:
他は...キブが好きだった人? (会場を見て)あー、猫も人気ですよね。

米林監督:
今回二匹出てくるので。

杉咲さん:
ディブとギブですね。でもやっぱりメアリが...

MC:多かったですね!

杉咲さん:
ふふふ。

MC:喜んでいますね、メアリちゃんも。

米林監督:
あんまり喜ぶと、舞台から落ちますよ(笑)。

MC:では、米林監督からも皆さんに質問をお願いします。

米林監督:
ただでさえ上映後にしゃべることはすごくドキドキするんですが...。でもあえて、今日はお子さんもたくさん来られているので、聞いてみたいですね。面白かったですか? 楽しんでもらえましたか? 楽しんでもらえた方は拍手してくれたらうれしいです。

会場:
(大きな拍手)

米林監督:
怖くなかった? 大丈夫? ありがとうございます!

MC:それでは、今度は会場にいるお子さんたちからも質問を受け付けたいと思います。

男の子1:
メアリのように嘘をつくことはありますか?

杉咲さん:
嘘をつくこと...。ちょっと知ったかぶりをすることはあります。タクシーに乗っていて「どこどこにお願いします」と言う時に、全然道に詳しくないのに、タクシーの運転手さんに「どっちの道から行きますか?」と聞かれて、「どっちの道がいいですかね?」と知ったかぶりをしたらバレちゃって...。「じゃあいいですよ、任せてください」と言われました(笑)。

女の子1:
女優や映画監督にはどうやったらなれるんですか?

杉咲さん:
もともとドラマがすごく好きで、一つの期間にやっているドラマを全部観ているぐらい好きです。それぐらいお芝居を観るのが好きだったのですが、そのうち観るだけではなくて自分がやりたいと思うようになりました。私は志田未来さんという女優さんに憧れていたので、志田さんが入っている事務所にオーディションを受け、女優になれました。

米林監督:
僕は、実は監督になるつもりはありませんでした。アニメーターとしてスタジオジブリで仕事をしていたら、ある日、宮崎監督に呼ばれて「お前、次の監督やれ」と言われ、なぜか知らないけれど、こういう道に入ってしまいました。でも多分、まずは"なりたい"と思うところからスタートすると思います。そうすれば、そこの道にまっすぐ進めると思うので、あとは努力次第ですね。"努力"と"運"ですね。

女の子2:
杉咲さんには、メアリにとってのピーターのような大切な存在はいますか?

杉咲さん:
メアリは自分の命を懸けてでもピーターのことを守りに行こうとしますが、私にもそういう存在はいます。それは家族です。やはり最後まで自分の味方でいてくれるのは、自分のお母さんだったり、家族だと思うので。

男の子2:
監督に質問したいことがあります。絵をうまく見せるためのコツはなんですか?

米林監督:
僕も知りたいところですが、いろいろな物に興味を持つところからだと思います。今回も舞台がイギリスだということで、イギリスの自然を観察しに行ったり、花々や雲を見てきたんです。まずは見て、それを自分の中に感動として取り入れて、それを正直に描けばみんなに伝わると思います。

MC:監督、実はサインを書かれるときに、よくキャラクターを描かれるとお聞きしましたが、今、実際に見せてもらうことは可能でしょうか?

米林監督:
大丈夫ですよ。じゃあ、メアリを描いてみましょう。

杉咲さん:
実際に監督が描いているのを見られるというのはすごく貴重ですね!

MC:杉咲さんは、絵を描くことは得意ですか?

杉咲さん:
得意です。

MC:どういった絵を描かれます?

杉咲さん:
似顔絵です。

MC:じゃあ杉咲さん、自分の似顔絵も描いたりされますか?

杉咲さん:
自画像は描きます。

MC:どういうところを特徴にして描かれますか?

杉咲さん:
眉毛です。結構太いので、そこが一番特徴的だと思います。

MC:杉咲さんも今メアリを描いてもらえますか?

杉咲さん:
大丈夫です。

MC:突然ですがお絵描きコーナーになりました。監督はサラサラっと描かれていますね。そして杉咲さんも真剣に描いています。杉咲さん、メアリちゃんの特徴はどこでしょう?

杉咲さん:
髪の毛ですかね?

MC:大きなリボンもかわいいですね。あ、メアリちゃんがポーズを取ってくれています。完成が楽しみですね。

米林監督:
こんな感じでどうでしょう。

会場:
おーー!

MC:すごいです!

米林監督:
一応、何百枚、何千枚と描いてきたので(笑)。

MC:では杉咲さんも見せていただけますか?

米林監督:
ちっちゃ!(会場 笑、拍手)

米林監督:
おでこの感じがメアリちゃんですね。

MC:でも髪の毛が特徴と言っていましたね。

杉咲さん:
そうですね(笑)。

米林監督:
もうちょっと大きく描いてもよかったんじゃないですか。

杉咲さん:
やっぱりアニメを描くのは難しいです。私は人間が得意です。

MC:そうですよね。ご自身で描かれてみて、何点でしょうか?

杉咲さん:
40点...(笑)。

MC:それでは最後に、杉咲さん、米林監督から、締めのご挨拶をいただきたいと思います。

杉咲さん:
皆さんと一緒に映画を観ることができて、自分にとっても特別な時間になりました。本当に幸せでした。私にとって、この映画は自分を確認できる場所といいますか、メアリの姿を見て、「自分は前向きに、ちゃんとズルしないで頑張っているかな?」と、改めて考えることができる作品です。普段、頑張っているつもりでも、なかなかうまくいかないことがありますが、「結果が出るのが5年後、10年後でもいいから、もう少し頑張ってみよう」と思えるような、そんな勇気をもらえる映画だと思っています。少しでも皆さんに、そういった勇気がこの映画を通してお届けできていたら、私もすごく嬉しいです。そして今日、この映画を観るのは二度目でしたが、初めて観たような感覚になって、すごく楽しめました。観る回数によって、違った楽しみ方ができる映画ではないかと思っているので、何回でもこの映画を観て楽しんでいただければ嬉しいです。

米林監督:
僕は、「観てくださったお客さんが自分の物語として映画と繋がってくれれば」という想いで、いつも映画を作っています。魔法というものは人それぞれだと思っていまして、僕にとってはアニメーションで映画を作ることだったりします。それはお子さんにとっても、それぞれ自分のしている大切なことが魔法だと思いますし、大人にとっても大切にしていることが魔法だと思います。ほうきで空を飛んだり、変身をしたりするような魔法は使えなくても、自分にとっての大切なもの=魔法を持ちながら、これから過ごしてくれたら嬉しいです。

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