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原田眞人監督×岡田准一主演で日本映画史上初めて描く"関ヶ原の戦い"
故・中嶋しゅうさんをしのび、大ヒットを誓う!
「関ヶ原」完成披露イベント&完成披露試写会舞台挨拶

2017年07月18日

「関ヶ原」完成披露イベント&完成披露試写会舞台挨拶

<後列左から、原田眞人監督、滝藤賢一さん、伊藤歩さん、西岡德馬さん、
前列左から、平岳大さん、有村架純さん、役所広司さん、東出昌大さん>

司馬遼太郎著の歴史小説「関ヶ原」が、原田眞人監督・脚本によって戦国エンタテインメント超大作として誕生! 岡田准一さんを主演に豪華キャストが大集結し"関ヶ原の戦い"を日本映画史上初めて描く。"愛"と"正義"を貫き通した純粋すぎる武将・石田三成の戦いの幕が開ける!
7月18日に行われた「関ヶ原」の完成披露イベントと完成披露試写会舞台挨拶に、主演の岡田准一さんをはじめ、有村架純さん、平岳大さん、東出昌大さん、伊藤歩さん、滝藤賢一さん、西岡德馬さん、役所広司さん、原田眞人監督が出席しました。アーバンドック ららぽーと豊洲 シーサイドデッキで行われた完成披露イベントでは、関ヶ原の合戦シーンに見立て、大砲や甲冑隊の姿が並ぶレッドカーペットに、登壇者がさっそうと登場。あいにくの雨にもかかわらず来場したファンの大歓声を浴びつつ、大盛り上がりのトークを展開しました。
その後、ユナイテッド・シネマ豊洲に場所を移して、和気あいあいとした舞台挨拶を行いました。さらに忍者の赤耳役で出演された中嶋しゅうさんをしのぶ一幕もあり、本作の大ヒットに向けて、関ヶ原ご一行が士気を高めていく様子が見られました。
そんな大盛り上がりを見せた本イベントをレポートします!


【完成披露イベント】

登壇者がレッドカーペットに到着

 

岡田准一さん(石田三成役)
役所さんと「この会場に船で登場したかったね」と、話していました。映画が完成して、ついにみなさんに観てもらえます。「関ヶ原」の企画は、30数年誰も挑戦しえなかった原作者・司馬遼太郎先生の聖域とされている作品です。それが今こうして完成し、皆さんに報告ができることをうれしく思います。大好きな俳優さんや、尊敬する方とお仕事できて幸せでした。ぜひ観てください!
有村架純さん(初芽役)

今回時代劇への出演が初めてで、所作やアクションに対して戸惑いがあり、難しいところもありました。でも、原田さんをはじめ、素晴らしいキャストの方々に囲まれて、刺激的な撮影の日々をおくることができました。私としても、とても大事な時間を過ごした現場です。キャスト、スタッフが込めた思いを感じてもらえたらうれしいです。
平岳大さん(島左近役)

この映画はキャスト、スタッフの情熱とエネルギーが凝縮された映画です。見所も満載です。公開後、また劇場に足を運んでください!
東出昌大さん(小早川秀秋役)

本当にスケールの大きい映画になっています。僕は原作ファンなのですが、邦画史に燦然と輝く作品になったと思います。ぜひ楽しみにお待ちください。
伊藤歩さん(蛇白/阿茶役)

見事に雨が上がり、ここに気持ちよく立てていることを幸せに思います。私は東軍の家康公に仕える伊賀者として、(有村さんが演じた)初芽と対峙します。今日は女性の方が多いですが、「関ヶ原」の物語を、これだけ多くの女性に興味を持っていただけてうれしいです! 公開を楽しみにしていてください。
滝藤賢一さん(豊臣秀吉役)

本作を試写で鑑賞して圧倒されました。凄まじいです。すごくスピーディーに展開するので、一つ一つのシーンを楽しみにしてください! 僕自身、二度三度と映画館に足を運びます。みなさんもぜひ何度も足を運んで観てください。
西岡德馬さん(前田利家役)

(史実と同じように)雨は止み、霧も晴れて、今日これから関ヶ原の戦いが始まります。どうぞ、ご堪能ください!
役所広司さん(徳川家康役)

この度V6に入ることになりました、役所広司です(笑)! 豊洲に初めて来ましたが、ここから「関ヶ原」が全国に向けて始まると思うとワクワクします! 素晴らしい映画ができました。公開したらぜひ観てください!

原田眞人監督

今回の「関ヶ原」の撮影では、雨が効果的に降ってくれました。特に(有村)架純ちゃんの忍者バトルのシーンは、比叡山の山中なので、人工的な雨を降らせられなくて困っていたんです。そしたら自然の雨、しかも豪雨が降りました! その豪雨の中で、彼女は太ももむき出しで頑張って演じてくれました。家康と三成の最後の対面のシーンも、雨が効果的に降ってくれて、映画の神様は「関ヶ原」を応援して、雨を降らしてくれたんだと思います。今日の豪雨や雷雨も映画の神様のおかげ、効果だと思います。その効果をぜひ劇場のスクリーンで楽しんでください!


MC:まずは原田監督に質問です。なぜ今「関ヶ原」を映画化されたのでしょうか?

原田監督:
「なぜ?」と問われれば、このキャストが揃うのが今だったからです。それに、岡田さんが三成を演じられる歳になるのをずっと待っていました。それが今なんです。

MC:そしてなぜ今、三成の物語が人々の胸を打つのでしょうか?

原田監督:
これは今の政治家があまりにも情けないからでしょう。ひどいですよね、みんな。言うこともやることも、正義がない! 石田三成は「純粋に正義とは何か?」と考えて、「大一大万大吉(だいいちだいまんだいきち)」と言う旗印のスローガンを打ち出しました。「今の日本にこういう人が現れて欲しい!」と思える人物です。徳川家康や豊臣秀吉はすでに評価されていますから、今こそ石田三成を再評価すべき時期だと思います。

MC:岡田さん、今の言葉を受けていかがですか?

岡田さん:
そうですね。三成の評価が今後変わり、良いイメージになればいいなと思っています。撮影前に、三成公のお墓の前で「喜んでもらえる三成公を演じます!」と誓いました。

MC:完成作をご覧になった感想をお聞かせください。

岡田さん:
もともと原田監督の作品に出演することが夢でした。若い頃、先輩方に「時代物ができるようになれ!」と言われたんです。この作品でやっと先輩方に観てもらえる時代物ができました。本格エンターテインメントの合戦物を、原田監督に撮ってもらいました。この作品に出演できたことに涙が出ます。出て良かったと思える作品です。

有村さん:
本当にスケールが大きくて、圧倒されながら観ました。夢中になって観ていたので気がついたら終わっていました。自分が出ていない、六時間に及ぶ関ヶ原の合戦は圧巻でした!

平さん:
合戦シーンはド迫力で、映像が美しいです。普段立ち入りのできない場所で撮影しているので、「この美しい国はどこだろう?」と思うほど、美しい映画になっています。

東出さん:
原作は上・中・下巻で、歴史物に馴染みのない方は拒否反応を示すような「石田家のなんとか」「徳川家のなんとか」とキャラクターが多いですが、今回の映画は人物造形がすごく細やかで、一人一人が生きているなと感じました。わかりやす過ぎず、難し過ぎず。僕は一原作ファンとして、二回三回と観たいなと思いました。ベタ褒めしてごめんなさい。原作ファンも「これが関ヶ原だ!」と思うものに仕上がったと思います。

伊藤さん:
みなさん大絶賛されていますが、私も大絶賛しています! この作品への出演は一生の宝物です。合戦シーンのエキストラの方の動き、馬の数と動き、槍隊の動きもすごいです。役者のみならず、そういったすべての方の力で完成した作品だと感じました。

滝藤さん:
脚本の時点でものすごく面白かったです。それが映画になってさらに面白くなりました。駆け引きだとか腹の探り合いが、凄まじいスピードで進んでいくので本当に楽しめました。

西岡さん:
初号試写が撮影所の試写室であり、原田監督がその時に「黒澤明の『七人の侍』に負けずとも劣らない、素晴らしい作品ができました」と話されていたんですが、まさしくその通りだと思いました。ラグビーには「One for all, All for one」という言葉があります。それは「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という意味ですけれど、それが三成の「大一大万大吉」と同じ意味として映画の中で描かれています!

役所さん:
日本映画で戦国の合戦を描いた作品はたくさんありますが、原田監督の戦国映画は明らかに独特の作品になっています。自分の出演作はなかなか冷静には観られないものですが、岡田くんが汗水たらして動き回り、新しい三成像を作り上げています。映画においては、何度観ても新しい発見がある作品が、いい映画だとされています。この「関ヶ原」はそういう映画です。

MC:本作では"誰も知らない関ヶ原の戦いの真実"が描かれていることにちなみまして、キャストのみなさんには"誰も知らないご自身の真実"を伺います。

岡田さん:
自分で言うんですか(笑)?

東出さん:
僕はあります! 夜の11時ぐらいまで山の上の文化財で撮影して、そこからロープウェイで降りて、麓のロケバスで岡田さんと一緒になりました。僕はその時「ビール飲みたい!」としか考えていなくて、岡田さんに「こういう晩は帰ったら何をされるんですか?」とたずねたところ、「帰ったら12時だから、トレーニングかな」という答えを聞いて、「うわっ、鉄人だ!」と思いました。

役所さん:
僕も以前一緒に仕事をした時に、岡田くんは夜中に一人で木刀を持って走っていましたよ。

岡田さん:
その時に役所さんを誘いましたけれど、すごく優しく、「僕はいいや」と言って断られました(笑)。

MC:みなさん薄々気づいていたと思いますが、岡田さんは"鉄人"だということですね。次は有村さん、お願いします。

有村さん:
誰も知らない真実......。

岡田さん:
有村さんは初の時代劇ですよね。これだけ活躍されているのに「初めてなので勉強したいんです」と素直に言い、すごく頑張っていたのは素敵でした。

MC:では平さんの"誰も知らない真実"を、みなさんでお願いします。

岡田さん:
(平さん演じる)島左近は僕の師匠的な存在なので、劇中でいさめられるんですが、すごい顔で僕を見てくるんです。なので、メイクをした時は顔を合わさないようにしていました。みんなからは「ライオン丸」と呼ばれていました。

平さん:
顔が怖いってこと(笑)? 実は映画の撮影が始まる頃に結婚したんです。その前に東出くんとは一度しか会っていないのに、本読みの時に東出くんが「これ飲んでください」とワインをくれました。かっこいいんですよね。

MC:伊藤さんの"誰も知らない真実"は?

伊藤さん:
どうでもいいことですが、私足の人差し指が長いんです。

岡田さん:
それはさすがに知らないですね!

MC:滝藤さんの"誰も知らない真実"は?

滝藤さん:
誰も気づいていないと思いますが、大量の汗をかいてハンカチで拭いたので(メイクが落ちて)白いハンカチが茶色になりました!

MC:西岡さんの"誰も知らない真実"は?

西岡さん:
私も足の人差し指が長いです。これは親指より人差し指が長いということで、親より出世するという意味があります。ただし、時代劇で足袋をはくと、形が合わないのでめちゃくちゃ痛いです。

役所さん:
僕もね、足の人差し指が長くて、足袋をはくと指が痛いです。もう一つは昔から腕に福毛と呼ばれる金色の毛が生えています!

岡田さん:
福毛は顔に生えますよね?

役所さん:
えー、生えないよ!

MC:最後に主演の岡田准一さんからご挨拶をいただきます。

岡田さん:
原田監督のもとに素晴らしいキャスト・スタッフが集まって、何年経っても色褪せない映画ができ上がりました。ぜひ来月の公開の際は、映画館で体験してください!

【完成披露舞台挨拶】

岡田准一さん(石田三成役)
映画が完成し、今日こうしてみなさんに映画館で観ていただくことをうれしく思います。観る前に言うのも何ですが、原田監督のもと、何年経っても色あせない映画ができ上がりました! ぜひ楽しんで観ていただければうれしいです。
有村架純さん(初芽役)

会場には女性の方が多くいるようですね。歴史物や時代劇は難しく思われがちですが、本当に男と男の戦いが熱くて、前のめりになって観られる作品だと思います! ぜひ最後まで楽しんでください。
平岳大さん(島左近役)

僕はこの作品を二度観ているんですが、何度観ても面白いですし新しい発見がありました。みなさんも今日は楽しんでください!
東出昌大さん(小早川秀秋役)

映画会社の社員用の試写室でしか観ていないんですが、僕も二回三回と観たいです。今日、このような大きなスクリーンで観ていただけることは我々にとって最上の喜びです。ぜひ最後まで楽しんでください!
伊藤歩さん(蛇白/阿茶役)

私も平さんと同じく二回観ました。女性のお客様も多いですが、ぜひスピード感に乗って観てください。とにかく登場人物がスピーディーに出てくるので、その一瞬一瞬を逃さないようにキャッチしてください!
滝藤賢一さん(豊臣秀吉役)

会場が涼しくて良かったです(笑)。というのも、映画はとても熱いドラマになっていますし、男も女もガンガンぶつかっていくという素晴らしい作品です。最後まで楽しんでください!
西岡德馬さん(前田利家役)

私は原田眞人監督の作品に出演するのは初めてです。いつも監督の作品を拝見しまして、「こいつ、こんなに上手だったかなぁ」と、出ている俳優(の芝居)を、とてもうまく感じていました。今回、「自分も一度、料理してもらえたらな」という念願が本作で叶いました! 自分としては反省する部分がありますが、映画は監督が「オーケー!」と言ったらオーケーなので、多分オーケーです(笑)。素晴らしい映画なので、ごゆっくりご堪能ください。
役所広司さん(徳川家康役)

原田監督の作品にはたくさん出してもらっているので、今西岡さんが言ったように、「こいつ、こんなに上手だったかなぁ」と思われる一人かもしれないです(笑)。監督は本当に役者の長所や魅力を引き出すことが素晴らしく上手なんです。今回の岡田くんは、今までにない石田三成像を作りあげていて、躍動感溢れる石田三成になっています! どうぞ楽しんでください。
原田眞人監督

今日はいろいろな意味で感無量です! 完成披露自体、いつも感無量となりますが、この劇場は家から近く、車で来て観ることが多いんです。この一番大きなスクリーンの座席が半分以上埋まっている光景は見たことがなかったんですが、今日は満席で、そこに自分の作品が上映されるのはとてもうれしいです。今月の六日に俳優の中嶋しゅうさんが逝去されました。中嶋さんは忍者の赤耳役で出演されており、ここに謹んでしのびたいと思います。その前に岡田さんも、中嶋さんと作品についてお話しされていたので、ここで一言お願いします。

岡田さん:
中嶋さんはものすごくかっこいい方で、僕の憧れの俳優さんでした。現場でお話する機会も多くて、黒澤監督作品「影武者」のことも話してくれました。お話した中で「映画にこだわりがあって、いい監督とやりたい。原田監督作品は絶品だ!」と笑顔で話されていたことを特に覚えています。この作品を観る前に亡くなられたので、映画が大ヒットして、この場にいるみなさんと中嶋さんにご報告できたらなと思います。


MC:本作は昨年の夏に撮影しましたが、緊張感のある現場の様子を伺っています。撮影中の印象的なエピソードをお聞かせください。

岡田さん:
原田監督がすごく怒ることで有名なんですよね? なんて言うんですかね...。

平さん:
気合いを入れる!

岡田さん:
平さんから聞いたんですが、怒られたのは中学生の部活以来だったんですよね? 初日の三日間ぐらい...。

平さん:
そうですね。初日は大丈夫でした。

原田監督:
(怒ったのは)二日目と三日目ね(笑)。

岡田さん:
しっかり覚えているじゃないですか! でも、本当に緊張感のある現場でした。エキストラの参加者が一人も笑っていないんです。撮影で戦闘シーンを撮っていると、端っこのエキストラの方が楽しそうに笑うことはよくあるんです。だからスタッフさんが「笑わないでください!」とお願いするんですが、この映画の撮影では誰一人笑っていないし、お願いする声すら必要なかったです。本当に"関ヶ原"が撮れたんだと思います。

MC:有村さんはいかがでしたか?

有村さん:
私は舞台のアクション経験しかないので、映像では初めてでした。忍びとして短刀を持って戦ったのですが、三条河原の処刑場シーンではハプニングがありました。実は、岡田さんのおでこにポンと短刀が当たって...。

岡田さん:
そうそう、斬られたんですよ(笑)!

有村さん:
冷や汗が止まらなかったです! あの時は本当に申し訳ありませんでした。

岡田さん:
いえいえ。あの時はまさか、「そういう動きする?」という感じでタイミングがずれてしまい、架純ちゃんに斬られました(笑)。でも、斬られたのをごまかしながら芝居を続けています。そのテイクを使ったとしても、後ろから撮っているのでわからないと思います!

原田監督:
何カットか細かく撮っているので、たぶん本編には使っていませんね。ただ、その話を今すると、深刻なそのシーンでみなさんが笑ってしまうので、ここは一旦忘れてください。

MC:平さんは、先ほど監督の「喝!」が入ったお話をされていましたが?

平さん:
毎日が戦いだったので、途中から僕たち(西軍)が戦さに勝てる気がしていました。

岡田さん:
西軍と東軍で戦いまして歴史的に石田三成の軍は負けるんです。けれど途中から士気が高まって勝てる気になりました(笑)。平さんと「これ、いける(勝てる)よね?」と、現場で盛り上がりました。

原田監督:
西軍の石田三成の陣地から先に撮影していますからね。戦う相手がいないので、それは勝てますよ(笑)!

岡田さん:
そうですね。あれは勝てる要素満載の時でした!

MC:続いて東出さんは?

東出さん:
鼓の稽古をしました。でも、今回は苦労話をしたいわけではないんです。とにかく原田組は全体として準備期間が長くて、これほど周到に準備する組は初めてでした。僕自身は合戦になかなか参加しないのですが、とにかく馬がすごいんです。岡田さん演じる石田三成の馬をはじめ、馬を使った画がすごいので楽しみにしていてください!

MC:伊藤さんは?

伊藤さん:
蛇を使う役でしたが、撮影の途中で監督から、「蛇は本物?」と聞かれました。監督の指示で本物の蛇を手にしていたのに!

原田監督:
伊藤さんに懐いたみたいで、小さい蛇が伊藤さんに纏わりついていました。それに伊藤さんも「蛇を持って帰りたい」と言っていましたよね?

伊藤さん:
撮影の前日に蛇と対面して、指導を受けました。その蛇のトレーナーさんに「噛まないと聞いているんですが、噛みますか?」と尋ねたら、「蛇は食べさせると体のラインに出てしまうので(映画の撮影のために)一週間ほど絶食させました。なので、お腹が空いているので噛むかもしれません」と返されました...。幸い噛まれませんでしたけれど(笑)。あと本編ではカットされましたが、蛇を懐に入れたら居心地が良かったのか、そこから蛇を表に出すことが大変でした。

MC:滝藤さんは?

滝藤さん:
メイクが特殊メイクだったので朝の四時から始め、長くて四、五時間かかりました。それに着物も暑かったです。でも、楽しかったです!

MC:西岡さんは?

西岡さん:
緊張感を持って撮影現場に行きました。これまでお会いした時は穏やかな印象でしたが、現場の原田監督は怒鳴っていました。でも、重臣を前に長台詞を言うシーンでは、視界に大勢の人がいても、「自分の敵は監督だ!」と思い込んで、私と監督が戦う感覚で臨むことができました!

MC:役所さんは?

役所さん:
本当に優しい監督です。ちっとも怒鳴ることはないです(笑)。僕も特殊メイクをしたのですが、そのメイクさんがペットで蛇を飼っているそうで、「餌は?」と尋ねたら、「冷凍ネズミです!」と教えられたんです。冷蔵庫に冷凍ネズミがある図を想像したら...。でも蛇は美しく、可愛かったですよ。

MC:原田監督は?

原田監督:
予想はしていましたが、とにかく合戦シーンが大変でした。自分がエキサイトして、スタッフに気合いを入れるために喝を入れました。あとは、映画の原点である「ボーイ・ミーツ・ガール」という石田三成と初芽の二人の出会いから始まっていくので、この二人の関係性を崩さないように、ふさわしい音楽を見つけるまで悩みました。最終的に素晴らしいスコアが生まれましたが、そこに到達するまでいろいろありました。現場では聴けなかった音楽ですが、二人の情感を生かすため、東洋と西洋の音楽を融合させました。

MC:多くのキャラクターが登場しますが、それぞれのキャラクターの背景が見えるのは素晴らしかったです。それぞれご自身のキャラクターの魅力をご紹介ください。

岡田さん:
石田三成は敗戦の将。新しい体制ができるときに負けた人なので、本当の三成像はこれまで描かれていないと思い、原田監督の台本にある人間らしい、いろいろな面のある三成像にこだわって演じました。

東出さん:
小早川秀秋は、豊臣秀吉の奥さんの兄の七男なんです。生まれた時から秀吉さんがイケイケだったので、「肉親が欲しい」と秀吉の傍に連れていかれたんです。だから秀吉は義理の父みたいな関係。ところが秀吉に実の子が生まれたら、「お前、あっち行け!」と小早川家に行かされたので、自分の生まれをすごく呪っている人物です。これまでのイメージである単純な裏切り者で軟弱な秀秋ではなく、その精神的な揺れや複雑な面を出せているので、この小早川秀秋に出会えたのはうれしかったです。

役所さん:
今回の映画の中では三成と家康はお互いが引き立つように、真逆のキャラクターでいたいと思いました。度量の広さ、それに部下の意見を先に聞く点は、会社の社長として本当にいい手本になると思うので、それが徳川家康の魅力です。それに企業戦士が観ると参考になる映画です。あとは家康の(ふっくらとした)腹部もかなり魅力です(笑)。

MC:最後に岡田さんからご挨拶をお願いします。

岡田さん:
映画をご覧になり、面白ければぜひたくさんの方に勧めてください。そして公開後は劇場で観てください。「関ヶ原」をよろしくお願いします!

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