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福山雅治、役所広司、広瀬すずほか超豪華キャスト陣が
レッドカーペットに集結!
「三度目の殺人」完成披露試写会

2017年07月31日

「三度目の殺人」完成披露試写会舞台挨拶

<左から、是枝裕和監督、斉藤由貴さん、広瀬すずさん、福山雅治さん、
役所広司さん、吉田鋼太郎さん、満島真之介さん>

「そして父になる」から四年、二度目のタッグとなる福山雅治さん主演の是枝裕和監督最新作「三度目の殺人」の完成披露試写会を7月31日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行いました。
本作は、是枝監督が近年描いてきたホームドラムから一転、オリジナル脚本によって描かれた、法廷を舞台とした心理サスペンス。日本映画史に残る法廷劇がついに完成しました。さらに、本作が第74回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門へ出品されることが決定! イベントには、主演の福山雅治さんをはじめ、役所広司さん、広瀬すずさん、吉田鋼太郎さん、斉藤由貴さん、満島真之介さんという超豪華キャストと、是枝裕和監督が集結! レッドカーペットにキャスト陣が登場すると、観客から大歓声が沸き上がりました。舞台挨拶では、お互いの第一印象や是枝組のチームワークの良さなどを披露。終始目が離せない盛りだくさんの完成披露試写会の模様をレポートします。


【レッドカーペット】

登壇者がレッドカーペットに登場

福山雅治さん(重盛役)

撮り終えたばかりの作品ですが、皆さんに観てもらえることを楽しみにしています。
役所広司さん(三隅役)

やっと、皆さんに観てもらえる日が来ました。是枝監督の新たなジャンルの映画ができたと思います。今日は楽しみです。
広瀬すずさん(山中咲江役)

今までに見たことのない監督の表情を、現場でたくさん見られた作品です。どんな風に皆さんに届くのか楽しみです。
吉田鋼太郎さん(摂津大輔役)

是枝監督、福山さんの代表作になるのではないかと思います。どうぞ、お楽しみに。
斉藤由貴さん(山中美津江役)

(撮影で)すずちゃんの首筋を嗅ぐ機会があったのですが、そんなことはなかなかないと思うので、そういう演出をしてくれた監督に感謝の気持ちでいっぱいです。今回、念願が叶い、是枝監督の作品に参加できて本当に感謝しています。
満島真之介さん(川島輝役)

冬が一番似合わない男なんですが、是枝監督が雪の中で捻挫しておじいちゃんのように足を引きずるなか、北海道での撮影を頑張りました。すごい映画に仕上がったので、楽しみにしていてください。
是枝裕和監督

今こうやって並んで自己紹介しているだけでも、最高のキャストと映画を作ったんだなという実感に浸っています。やれることは全部やりきったなと思っています。あとは一人でも多くの方に、この映画を届けられればいいなと思います。


【舞台挨拶】


福山雅治さん(重盛役)

本作を関係者以外の方に観てもらうのは初めてなので、どういった感想を持ってもらえるのか、すごく楽しみです。
役所広司さん(三隅役)

やっと完成して皆さんに観てもらえます。映画には好き嫌いがあると思いますが、僕はこの映画が大好きです。どうぞ楽しんでください。
広瀬すずさん(山中咲江役)

こうして前作に続き、是枝監督の作品に出させてもらうことができて、幸せです。本作が、皆さんにどんな風に受け止めてもらえるのかすごく楽しみです。映画を観て、たくさん考えさせられるかもしれないですが、それを受け止めてもらえるとうれしいです。
吉田鋼太郎さん(摂津大輔役)

映画も出演者の皆さんの演技も重厚ななか、ちょっとだけゆるい弁護士を演じました。福山さんの同期という時点でだいぶ無理がありますが(笑)。僕を見て、ちょっとゆるい気持ちになってもらえればと思っています。
斉藤由貴さん(山中美津江役)

広瀬すずちゃんのお母さん役を演じましたが、私の役は歯に何かがつまったような...謎めいた役です。やっと念願の是枝作品に参加させてもらえたので、頑張って演じました。
満島真之介さん(川島輝役)

僕、こっち側(観客側)から舞台を見たいんですよ。何度見てもこのキャストの並びはすごいですよね。もともと裏方から役者になったので、たまらないです。みなさん、すごくカッコいいし、可愛いし、監督は小動物っぽいですし(笑)。こんなにも濃い方々と一緒にお仕事ができることを幸せに思っていました。福山さんとは北海道から撮影が始まり、ずっとバディとして隣を歩かせてもらいました。いろんな話を聞かせてもらい、僕もいろんな話をしました。僕には兄だけがいないんですが、最高のお兄ちゃんができた気分です。
是枝裕和監督

本当に僕もこちら側(観客側)から舞台を見たいです。これだけのキャストで映画を作れたことをまず誇りに思います。撮影が終わって、そんなに時間が経っていないものですから、もう自分の元を飛び立ってしまうのかという心境です。新しいチャレンジをしたからこそかもしれませんが、納得した作品ができあがりました。皆さんの中で、この作品を豊かで大きなものに広げてもらえたらなと思っています。


MC:本作は、8月30日から開幕するヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式に出品されることが決定しました! デビュー作「幻の光」で同映画祭の金オゼッラ賞を獲られましたが、今回再び出品が決まった今のお気持ちをお聞かせください。

是枝監督:
一本目の作品で初めて訪れた映画祭がヴェネチア国際映画祭だったので(ヴェネチアは)特別な場所です。自分を初めて世に出してくれた恩もありますし、そこに22年ぶりに参加するということで、ずいぶん長く作品を作ってきたんだなという思いもあります。自分が成長した証である作品をヴェネチアの方に観てもらえることが楽しみです。

福山さん:
嬉しいです。僕は監督の「そして父になる」にも出演したのですが、その時に初めて海外の映画祭に行きました。レッドカーペットを歩いて、上映後のスタンディングオベーションを体感したのも、すべていい経験だったので、また一緒に行けたらどんな景色が見られるのかなと思っています

役所さん:
世界中から何百作とエントリーしている映画の中から選ばれること自体、すごいことです。昨日も世界水泳を見ていて、外国で日本人の選手ががんばっている姿を見ると、「是枝監督もがんばろう!」という気持ちになりますね。

広瀬さん:
私も「海街diary」でカンヌに行ったんですが、今度はヴェネチアと聞いて、すごすぎてよく分からない状態です(笑)。でも、この作品が世界のいろんな人に届くんだなと思うと、ワクワクします。

MC:斉藤さん、さきほど「待望の是枝作品」というお話でしたが、オファーがきた時は、どういう思いでしたか?

斉藤さん:
ようやくきた! やったという感じでした。

是枝監督:
斉藤さんとは、いつか一緒に作品を作りたいなと思っていました。満を持してという感じです。

斉藤さん:
是枝組には、是枝さんご本人が持っていらっしゃる独特なおだやかな雰囲気が流れていて、お芝居に対して、落ち着いて深く考えることができます。そのなかで、演技できることがすごくうれしかったですし、何より是枝監督が「どんな風に考えられますか?」と最初に聞いてくださったんです。だからこそ、「自分で考えて提示できるものがないといけないな」と、身が引き締まる思いがしました。

MC:吉田さんと満島さんは、福山さんと絶妙なトリオ感を出されていましたが、お二人はどういう気持ちで今回の役に挑まれたのでしょうか? また現場の雰囲気はどうでしたか?

吉田さん:
僕は福山さんと共演させてもらうのが初めてで、最初にお会いした時に、福山さんが嫌なヤツだなと思ったんですね(笑)。

福山さん:
それは役じゃなくて、僕が?

吉田さん:
目を合わせてくれなくて、一言も口をきいてくれなかったんです。「おはようございます」と低い声で挨拶はしてくれたんですが...。「やっぱりスターだから、こういう人なんだ」「この人と二カ月やるのはたまったもんじゃないな」って思ったんです。ところが、その後の福山さんは、まったくそういう人ではなかったので、おそらく福山さんなりに緊張していたんじゃないかなと思いました(笑)。

福山さん:
すごく緊張していました。今さら、50歳も近くなってこんなことを言うのもなんですが、基本的に、人見知りなんですよ(笑)。

吉田さん:
そうですよね。

福山さん:
人見知りっていうのが、どんどん似合わない年齢になってきているんですが(笑)。たぶん鋼太郎さんも人見知りなんで、人見知りシンクロだったんじゃないかなと思います。

吉田さん:
人見知り同士が会っちゃったんですよね。

福山さん:
それで一言も口をきかない現象が起きまして。その際は失礼しました(笑)。

吉田さん:
こちらこそ(笑)。

満島さん:
こういうお二人に挟まれて楽しかったです。タクシーの後部座席に三人で座っているシーンがあるんですが、右を見ると福山さん、左を見ると鋼太郎さんという濃い三人が並ぶ、たまらない状況になって、どうやって息をすればよいか分からなくなったりしました(笑)。

福山さん:
みんな分かっていると思うけれど、あなた(満島さん)が一番濃いよ(笑)。

満島さん:
(撮影を経て)すごく仲良くなったんですよ。

吉田さん:
基本的に三人とものんべえなので、よく飲みに行きました。

満島さん:
福山さんの行きつけのお店に行ったり、北海道ではタコを食べましたね。

福山さん:
満島くんが現場を盛り上げてくれました。こんなに人から嫌われない人もめずらしいというぐらい、稀代のムードメーカーですよ。現場を明るくしてくれました。

吉田さん:
そうですね。

満島さん:
すごくシリアスな作品なのに、撮影の裏ではずっと走り回って、皆さんに絡んでいました。

MC:福山さん、二回目の是枝監督とのタッグはいかがでしたか?

福山さん:
是枝監督の撮影は驚きの連続なんですよね。「そして父になる」では、子どもたちに台本を渡さずセリフを当日に伝え、子どもが台本と違うことを言っても、子どもについていくという状況での撮影で、驚きながらも楽しかったんです。でも、今回は今回で監督自身もすごくクリエイティブの森の中で戦っていて、それを間近で見ながらワクワクし、驚きの連続でした。仕上がったものを観たら、「見事なところに着地したな」という感想を持ちました。今回で二作目ですが、是枝監督の予定調和じゃない部分に、奥行きと鋭さが増したような印象を受けました。

MC:難しい役でしたが、どういう気持ちで挑まれたんでしょうか?

福山さん:
役所さん演じる三隅が殺人犯なんですが、こわいけれど魅力的な人で引き込まれていくんですよね。役所さんと本読みをした時に、もうその段階で僕は重盛として三隅に引き込まれていて、役としても、一個人としても役所さんのたたずまいに魅力を感じました。今思い返すと、三隅に重盛の輪郭を作られたと思います。

役所さん:
福山さんとのシーンが多かったんですが、楽しくて刺激的でしたね。四畳半の接見室でのシーンが多く、そこに福山さん以外に鋼太郎さんと満島くんもいたんですが、二人はほとんどセリフがないもので、「満島くんは寝ているのかな」それとも眠たい役作りをしているのかなと思ったりしていました。

満島さん:
寝ていないですが、ちょっと夢見心地でした(笑)。

MC:広瀬さんは、福山さん、役所さんと共演していかがでしたか?

広瀬さん:
福山さん演じる重盛役には、私自身いろんなことを考えさせられました。また、私も役所さん演じる三隅さんのことを心の中でずっと想いながら演じていたんですが、予告映像で三隅さんを観た時、(自身が演じた咲江にとっての三隅との)ギャップに「これは誰なんだろう」と思い、寂しい気持ちになりました。

福山さん:
是枝監督やカメラマンさんから、「とにかく広瀬すずちゃんに会うと、みんな甘酸っぱい気持ちになる」と聞いていたんです。ただ、いろんな可愛い子やきれいな人がいるから、そんなことないでしょと思っていたんですよ。で、実際にお会いしたら、まぁ、甘酸っぱくなる(笑)。何なんでしょうね。

役所さん:
僕はですね、斉藤さんにも甘酸っぱい気持ちになります(笑)。

MC:最後に、役所さんと福山さんからご挨拶をお願いします。

役所さん:
今言った僕たちの軽口は忘れて、映画を楽しんでください。もし良かったら、いろんな人に薦めてください。

福山さん:
とても文学的であり、「自分だったらどうするんだろう」「自分は一体どの人物に近いんだろう」と考えさせられる、そういうエンターテインメント性を持ち合わせている作品になっていると思います。今日は存分に楽しんでください。

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