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天然発言連発に共演者ツッコミの嵐
"本能寺ホテル"オープン記念セレモニー&完成報告会見

2016年12月12日

"本能寺ホテル"オープンセレモニー&完成報告会見

<左から、風間杜夫さん、堤真一さん、綾瀬はるかさん、濱田岳さん、鈴木雅之監督>

日本の歴史上もっとも有名で、今なお多くの謎に包まれた大事件「本能寺の変」。その前日にもしも、現代を生きる女性がタイムスリップしてしまったら? 400年の時を超え、日本史上最大の謎を独自の解釈で描く歴史エンターテインメント「本能寺ホテル」の完成報告会見が12月12日に行われ、主演の綾瀬はるかさん、堤真一さん、共演する濱田岳さん、風間杜夫さん、鈴木雅之監督(「HERO」シリーズ)が出席しました。 同日、会場となった千葉・アパホテル&リゾート東京ベイ幕張では、窓明かりを利用し、高さ180mを誇る建物の側面に「本能寺」の文字がライトアップされ、1日限りのリアル"本能寺ホテル"のオープンセレモニーも行われました。その後行われた会見では、綾瀬さんが天然発言を連発し、堤さんら共演者からツッコミが入る場面も。終始笑いが絶えず、和やかな雰囲気に包まれた会見の模様をレポートします。


綾瀬はるかさん(倉本繭子役)

みなさん、本日はお越しくださいましてありがとうございます。よろしくお願いします。
堤真一さん(織田信長役)

素敵な映画ができました。ぜひ、たくさんの皆さんに観ていただきたいので、宣伝よろしくお願いします。

濱田岳さん(信長の小姓・森蘭丸役)

絶世の美少年だといわれる森蘭丸を演じる違和感は、僕が一番わかっているので、今日は優しくしてください(笑)。
風間杜夫さん(本能寺ホテル支配人役)

謎のホテルの支配人で、アパホテルも経営しております(笑)。大変すばらしい作品に仕上がっていると思います。ぜひ、みなさん宣伝よろしくお願いいたします。
鈴木雅之監督

なかなかいい映画に仕上がったと思いますので、ぜひ皆さんに観ていただいて、宣伝よろしくお願いします。

MC:本能寺が炎上するシーンは、本当に圧巻だったんですが、実際に炎の中で撮影されたんですよね?

綾瀬さん:
そうなんです。今まで、あんなに大きな炎に近づく経験はなかったので、本当に熱くて、ちょっと怖かったです。ハラハラしながら、でも、繭子の気持ちとリンクさせながらお芝居しました。

MC:堤さんはいかがでしたか?

堤さん:
もちろん、スタッフがしっかり準備をしてくれたんですけれど、点火する前は「もし何かあったら、こっちに逃げてください」って、逃げ道を教えてくれました。

MC:先にそんなことを言われたら、不安になりますよね!

堤さん:
一応、僕はビビッてはいけない役なんですが、内心はめちゃめちゃビビっていました(笑)。

綾瀬さん:
私は(避難経路の件)言われていないんですよ。だから、結構怖かったです。オープンセットで風も強かったので、ドキドキしていました。

MC:騎馬での合戦シーンは、本当に迫力がありました。さっそうと馬を乗りこなしているように見えたんですが、撮影はいかがでしたか?

堤さん:
(乗馬は)約30年ぶりでした。僕って、馬乗れそうなイメージでしょ? 昔ドラマで3日くらい練習した程度で、実際は全然乗れないんですよ(笑)。今回、馬に乗るって聞いていたけれど、「お小姓さんが引っ張ってくれるから、乗っているだけでいい」と聞いていました。でも、急に監督が「走らせる」と言うものですから、撮影の合間に一時間くらい練習しました。駆け足は怖かったんですけれど、ものすごく言うことを聞く馬で、合戦シーンで本当は鬼の形相で走らせないといけないんですけれど、馬がうまく走ってくれたので、嬉しくてニヤニヤしてしまいました(笑)。長いワンカットが使われていないのは、そのせいです。戦好きということで、許してもらえれば...。

鈴木監督:
でも、笑っているシーンは使っているんです。本当に笑っちゃっています。お芝居じゃないです。

MC:合戦シーンはもちろんですが、堤さん演じる信長がカッコ良すぎます。綾瀬さん、いかがでした?

綾瀬さん:
カッコ良かったですよね。いいなぁと思いました。

堤さん:
それだけかい(笑)!

綾瀬さん:
でも、本当にカッコいいなと思いました!!

堤さん:
ありがとうございます。

MC:京都を中心にしたロケだとうかがっていますが、思い出に残っているエピソードを教えてください。

濱田さん:
撮影はこんな雰囲気で、毎日楽しかったです。姫路ロケのときだったんですけれど、田口さん(共演する田口浩正さん)と姫路ロケの移動中、新幹線で飲んでいたら、僕だけ乗り過ごしてしまったことがありました。僕と田口さんは新大阪から先の、姫路までの距離感がよく分かっていなくて、新横浜から飲みながら「姫路までの距離ってどれくらいですかねえ?」なんて話をしていたら、とある駅で堤さんが新幹線の窓をドンドンドンと叩いていたんです。実はもう姫路に着いていて、「あっ、大変!」って...(笑)。田口さんは、荷台の荷物をサッと取って降りたんですが、ちょうど僕が降りる寸前でドアが閉まってしまって、結局僕だけ(次の停車駅の)岡山まで行ってしまいました。

堤さん:
その日、みんなで晩ご飯を食べる予定だったんですけれど、岡山から姫路に止まる新幹線がなかなかなくて、結局岡山で駅弁を食べていたらしいです。

濱田さん:
姫路以降は、もう僕の座席じゃないので、一生懸命に飲み終わった残骸を片付けながら、車両のつなぎ目にずっと立っていて、さみしかったです(笑)。帰りも指定券がないので、ずっとつなぎ目で揺られながら、みんなが待つ姫路に戻りました。田口さんとあんなに楽しく過ごしていたんですけれど、急転回でした(笑)。最初は状況が把握できなかったです。

堤さん:
僕は車両が違ったので、(姫路に着いて)ホームで待っていたんですけれど、二人とも全然降りてこないので「これはおかしい」と思いました。二人の乗っている車両まで行って、慌てて窓を叩いて知らせたんですけれど、二人ともゲラゲラ笑っていて、しばらく気づいてくれませんでした。

MC:綾瀬さんとのご共演が多かったと思いますが、改めて印象に残っていることはありますか?

風間さん:
繭子さんは当て書き(綾瀬さんを想定して書かれた)で、綾瀬さん本人も、本当におっとりした自然体の女優さんなのですが、ときどき「私、今日お腹の調子が悪いんです(笑)。」って女優にあるまじきことを言うんですよ(笑)。そんな隙のある綾瀬さんが好きです。

MC:堤さんは、共演いかがでしたか?

堤さん:
もう相変わらずでした。監督が現場で「チラシがひらひら落ちるんだよ」って説明していると「えっ、違う人に語りかける?」って聞き間違えていました。誰もそんなこと言っていないんです(笑)。自分で言っていて、覚えていないでしょ?

綾瀬さん:
多分、そう聞こえたんだと思うんですけれど、覚えていないです。

堤さん:
あと、僕と綾瀬さん、岳くん三人でスタンバイしているときに、結構真面目に中国の話をしていて、天安門事件の話題になったとき、天安門事件のことを「てんやもん?」って言うんです(笑)。話の流れでわかるでしょ!

濱田さん:
綾瀬さんのフィルターを通すと、あの天安門事件もてんやもんになるんです(笑)。「サザエさん」の事件みたいになってしまう。素敵な方です。毎日、そんなことが起こっていて、「今日は何を言ってくれるんだろう」と、お会いするのが楽しみでした。今回、初めてご一緒しましたが、綾瀬さんのことを嫌いな人はこの世にいないだろうなと思うほど、現場のムードメーカーであり、素敵な方だなと思いました。

綾瀬さん:
素敵っていうか、それだけ聞くと変な人ですよね!

MC:でも嫌う人がいないなんて、最高の褒め言葉じゃないですか。

綾瀬さん:
本当ですか?

濱田さん:
本当ですよ!!

MC:今回の作品は京都の名所がたくさん登場しますが、ロケーションという点ではどんなところにこだわりましたか?

鈴木監督:
僕が言うのもなんですが、本能寺のロケはだいたい7~8箇所くらいの有名なお寺で撮影したので圧巻の本能寺が撮れたなと思います。あとは現代の撮影シーンもあったので、現代と過去をどう住み分けるかがなかなか難しかったです。(本能寺ホテルがある)京都は古都のイメージですけれど、戦国時代と近くなってしまうので悩みました。

綾瀬さん:
どこも本当にきれいな場所でした。でも蝉の鳴き声がすごかったです。

鈴木監督:
蝉のせいで、セリフが聞こえないこともありました。

MC:京都といえば、夏は本当に暑いイメージですが、猛暑での撮影はいかがでしたか?

堤さん:
京都の衣装さんに「京都で戦国ものをやったらあかん」って言われたんですけれど、本当に地獄のような暑さでした。甲冑ってだいたい黒じゃないですか。もう下手したら目玉焼きできるくらい熱くなるんです(笑)。しっかり衣装を作っていただいたおかげで、本当に暑かったです。

綾瀬さん:
甲冑を着た皆さんは、カツラの額から粒があふれ出して...。

堤さん:
汗な(場内爆笑)。

綾瀬さん:
すみません、汗の粒があふれ出していました(笑)。だから田口さんとか、本番直前までメイクさんが抑えていました。

MC:綾瀬さんと風間さんにご質問です。もしお二人が戦国時代にタイムスリップしたとすれば、何をやってみたいですか? もしくは誰に会ってみたいですか?

風間さん:
この映画で堤くんが演じた信長が本当に素敵な人なんです。あの信長なら、会ってみたいな。天下統一のために一緒に働きたいと思うんですが、僕、馬に乗れないんです。歳も歳で、足腰も弱いので、戦地に着く前に石につまずいたりしちゃうんじゃないかなと思います(笑)。そういう心配があるので、戦場から帰ってきた兵隊たちををもてなす戦国時代の宴会部長みたいなことをやってみたいです。

綾瀬さん:
(風間さんと)一緒になっちゃうんですけれど、私も信長に会ってみたいです。信長とともに、ちゃっかり天下統一を目指したいです。隣で「行け、行け」みたいな(笑)。

MC:続いて、堤さんと濱田さんにうかがいます。本作ではある日突然、400年先の未来人から自分の知らないことを告げられますが、もし皆さんの前に未来人が現れたら、どんなことを聞いてみたいですか?

濱田さん:
信長さまや蘭丸くんのように、頭が柔軟ではないので、実際に未来人に会ったら、結構怖くなっちゃうと思います。一緒に新幹線でお酒を飲みながら、親睦を深められたらなと思います(笑)。

MC:未来のことを知りたくないですか?

濱田さん:
ちょっと怖いですね...。それより、僕は過去に行きたいです。昔の人たちの平均身長は今よりは低かったと思いますので、そういう人たちに「男ってね、身長じゃないんだよ」と上から目線で言ってみたいという夢があります(笑)。

堤さん:
やっぱり、400年後の世界についてどんな風になっているのか聞いてみたいです。車が空を飛んでいるのか、平和な世の中になっていて、争いごとやスポーツがなくなっているのかとかいろいろなことを聞いてみたいです。

【質疑応答】

Q:もし本作の信長のように、今日が人生最後の一日だと告げられたら、どんなことをしたいですか?

堤さん:
僕は家族と過ごすだけで十分です。真面目すぎた(笑)? でもやっぱり、娘と一緒にいたいかな。

綾瀬さん:
私も、会いたい人に会って「今日で失礼します」とあいさつをします。

濱田さん:
あと一日かぁ...。さっきの新幹線の話の続きで、泥酔して死ぬんですかね(笑)。

風間さん:
僕はお寺様でお参りして、般若如来とか、薬師如来とか、手を合わせて静かな一日を心穏やかに過ごして、自分の今までの人生を振り返って...。ってそんなわけないです(笑)。新宿で飲んでいると思います(笑)。

Q:堤さんは信長にどんなイメージをお持ちでしたか? その上でどのような点を意識して、演じられましたか?

堤さん:
やっぱり信長は、家康、秀吉に比べると、一番武士として、男らしいイメージがありました。今回に関しては、そういう部分もあるけれど、自分が目指していることが何なのか、見失いかけている、そんな少し弱い部分も見せて人間的に演じるべきだと思いました。

Q:綾瀬さんはご自身が演じた繭子とどんな共通点を感じていますか?

綾瀬さん:
繭子が、信長の決断したことについて理由を知りたくて合戦の中に突っ込んでいくシーンがあるんですが、そういう気になることに対して突き進む感じは、すごく共感できるなと思いました。

Q:綾瀬さんと堤さんは「プリンセス・トヨトミ」や「海街diary」などで共演していますが、お互いの印象を教えてください。

堤さん:
綾瀬さんは皆さんが持つ印象通りで、とても純粋です。

綾瀬さん:
堤さんは、大阪のおいちゃんという感じです。なんだろう...声が渋い!

堤さん:
それだけかい(笑)!

綾瀬さん:
今回演じられた織田信長のように、芯が一本通っていて、すごく優しいです。

MC:それでは最後に、綾瀬さんと堤さんからご挨拶をいただきます。

堤さん:
本当に映像もすごく素敵で、でき上がりにビックリしました。観終わった後に自分が一歩踏み出せるような、そんな映画なので、正月明けに若い方もご高齢の方も楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします。

綾瀬さん:
歴史エンターテインメントと言われていますけれど、本当に面白く、笑いあり、ハラハラドキドキもあり、本能寺の変という歴史的出来事をこの映画では描いています。現在と過去を行き来することで、新たな視点で描いているので、世代を超えて楽しめる作品だと思います。よろしくお願いします。

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