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巨大イチョウ並木に豪華俳優陣が感動!
「ボクの妻と結婚してください。」完成披露試写会

2016年10月03日

「ボクの妻と結婚してください。」完成披露試写会

<左から、佐藤ありささん、込江海翔さん、吉田羊さん、
織田裕二さん、原田泰造さん、森カンナさん、三宅喜重監督>

2012年に単行本が刊行され、世代を問わない究極の恋愛バイブルとなった「ボクの妻と結婚してください。」(樋口卓治著)が待望の映画化! そんな本作の完成披露試写会を10月3日、東京国際フォーラムにて行いました。
主役・三村修治を務めるのは、四年ぶりの映画主演となる織田裕二さん。修治の最愛の妻であり、一児の母・三村彩子役の吉田羊さん、修治が妻の『結婚相手』として見初めた、伊東正蔵役の原田泰造さん、そして本作のメガホンをとった三宅喜重監督をはじめ、豪華キャスト・スタッフ陣が勢揃いしました。
上映前の舞台挨拶では、本作の代名詞ともいえるイチョウの葉が舞い散るなか、キャスト陣が登壇! 舞台には高さ3m、幅4.2mの巨大イチョウ並木が出現し、会場は歓喜に包まれました。舞台上では、「最近うるっときたエピソード」を全キャストが告白。織田さんは、「昭和の人間なので泣くことが恥ずかしいのだがこの作品を観て泣いてしまった」と明かしました。また、織田さんと吉田さんの本物の夫婦さながらのかけあいや息子役を務めた込江海翔さんの成長を喜ぶ様子も。そんな温かい雰囲気が漂う完成披露試写会の様子をレポートします。


織田裕二さん(三村修治役)

今日は雨の中来てくれて、本当にありがとうございます。四年ぶりの映画出演になるんですけれど、本当に「ようやく巡り会えたな」と思ったのが、この「ボクの妻と結婚してください。」でした。今はただ、この作品に会えて本当に良かったとしか言いようがないぐらいです。素敵な作品になりました。ぜひ今日はそれをたっぷりと堪能してください。
吉田羊さん(三村彩子役)

皆様の期待を決して裏切らない作品にできあがりました。私と織田さんは、(台本に)泣くと書かれていないのに、現場でダラダラ泣きながらお芝居をしました。皆様、ハンカチ、バスタオルの準備はよろしいでしょうか? こうやって自分でハードル上げているんです(笑)。短い時間ですけれど、最後までおつきあいください。
原田泰造さん(伊東正蔵役)

ようやく完成披露試写会ができます。本当に嬉しいです! 僕も織田さんと吉田さんの二人を見ながら、(自分に)関係のないシーンでカメラさんの後ろで泣いていたこともあったぐらいでした。すごく温かい雰囲気の現場でした。この作品に出られたことを幸せだと思っています。
込江海翔さん(三村陽一郎役)

僕、正直すごく緊張しています。この映画はとてもいい映画なので、ぜひ最後まで楽しんで観てください。

MC:
緊張されているということですけれど、立派なご挨拶、織田さんどうですか?


織田さん:
立派だし、撮影していた頃よりもまた大きくなりました。この夫婦からできた子なので、本当に立派です(会場笑)。

森カンナさん(片岡喜子役)

本当に素敵な映画ができあがりました。この映画に関われたことが嬉しくて幸せです。
佐藤ありささん(清瀬モモ役)

私も、こんなに泣き笑いができて、せつないけれども、観終わった後になんだか爽快な気持ちになる素敵な作品「ボクの妻と結婚してください。」の大ファンです。この作品に携われたことが本当に幸せです。
三宅喜重監督

キャストとスタッフの方たちが本当に力を合わせて作りました。自信をもって皆さんに観てもらえる作品に仕上がっていると思います。今日は泣いて笑って楽しんで帰ってください。

MC:織田さんにとっては四年ぶりの主演映画ということですが、この作品を選んだ理由は?

織田さん:
次に何をやるかといった時に「前作(「踊る大捜査線」シリーズ)を超えるようなモチベーションで臨める作品」というのを探していました。実は、ずっとこういう作品をやりたいと思っていたんですけれど、なかなか出会えなかったんです。そんな中、この作品の企画があって「これです! ずーっと恋い焦がれていたのは、この作品です。僕がやりたかったのは、これなんです」と言いました。その時点で涙がでそうなぐらい嬉しかったです。

MC:今回はどういったチャレンジになりましたか?

織田さん:
最初、「ボクの妻と結婚してください。」っていうタイトルを見たとき、「はっ? なんじゃそりゃ! ふざけているのかな」と思ったんです。でも、どんどん話を読んでいくうちに、「これは、今まで三十年近く役者業をやってきた何かがリセットされるような、そんな作品になるんじゃないかな」と思い始めたんです。実際に撮影をしていたら、ここにいる皆さんもそうですけれど、みんな本当に温かい人たちばかりに囲まれている作品なんですね。この年齢になると、いろんな汚れがあったりうがった見方をしたりしてしまうんですけれど、そんなものも全部忘れてスッキリできるんです。あまり簡単に奇跡とかって言葉を使いたくないんですけれど、「あっ、これは奇跡だな。」と思いました。本当にみんなが(奇跡を)起こしてくれたというか、そんな映画をつくれたことが本当に嬉しいです(会場拍手)。

MC:吉田さんは、日本映画を代表される織田さんとの初共演はいかがでしたか?

吉田さん:
もう、なんだろう、「自分の人生にこんな未来予想図があったなんて」という感じです。織田さんと夫婦役をやりながら、心のどこかで「織田裕二がいる!」って思っていました(笑)。

三宅監督:
お二人は、実際の夫婦というか、本当に普段からしゃべってコミュニケーションをとったり、役通りの似たもの夫婦かなと思いました。

吉田さん:
私が俳優として大事にしたいと普段も思っている、「カットがかかったら終わりではなくて、カットがかかった後も役の余韻に浸るような、そういう役作りができる方とお芝居をしたいな」ということをすべて織田さんが叶えてくれました。また、織田さんもそういう風に私のことを思ってくれたので、お芝居上の夫婦というよりも、本当にお互いに心を通わせて心で対話できる関係性を現場で築きあげることができました。それはとてもありがたかったなと思います。

織田さん:
昭和の人間なので「男が泣くって嫌だな」って思っているんですけれど、不覚にも泣いてしまったところもありました。でも、本当に吉田さんもそうですけれど、三宅監督やスタッフの方たちみんなが、(演技に)集中していられる環境づくりをしてくれたことがすごくありがたかったですね。

MC:修治という男性は、結婚相手としてはどうでしょうか?

吉田さん:
アリですね。自分勝手ではありますけれども、世の中の物事を"面白い"、"楽しい"に変換していく彼の性格は、私の人生における狙いと似ているところがありますので、はい。OK(笑)!

森さん:
そうですね。(物事を)"楽しい"に変換をするというところは、私にも似ている部分があります。でも、大変なことがあっても、「これは『楽しい』に変換してみよう」という気持ちはあるんですが、私はまだ、逃げてしまうようなところがあるんです...。修治のすごくまっすぐなところは素敵だと思います。

佐藤さん:
仕事にまっすぐ過ぎて、私の方も向いてよって思う時もあると思うんですけれど、お互いの存在だけでお互いを強くしてくれるというのが、理想の夫婦像だなと思ったので、いいなと思いました。

MC:原田さん、伊東正蔵という役を演じる上で意識したことは?

原田さん:
いろんなことを考えました。このぐらいの年まで独身貴族なのは、僕の中ではくりぃむしちゅーの有田くんとか、チュートリアルの徳井くんとかなんですけれど、彼らを頭の中のどっかに置いて撮影に臨んでいました。成功したと思います(笑)。

MC:お笑いの観点からみて、本作はいかがでしたか?

原田さん:
テーマ的には暗いストーリー、テーマなんですけれど、あったかくて楽しくて、感動するというか、不思議な映画ですね。ストーリーも全部知っているんだけれど、観ていて不思議な涙が流れたというか...。なんか、いいなと思いました。

MC:込江さんは、織田さんと吉田さんとの家族を演じてどうでしたか?

込江さん:
二人とも、テレビでよく観る人だったんですけれど(笑)、とてもおだやかで明るかったです。撮影に早く慣れるというか、演技じゃなくて、普段会話しているみたいに演技をしていて、二人ともテレビで観ている通りだなと思いました。

織田さん:
これは、妻(吉田さん)の功績ですね。やっぱり、僕らも最初現場に入っている時とか、ちょっとは緊張しているんですよ。それをいち早く役の環境にしようと、みんなが撮影している時のちょっと空いている時間に彼女(吉田さん)がちゃんと(込江さんとの)親子関係をつくっていってくれたから、すんなり撮影に入ることができました。もう素晴らしいですね。

吉田さん:
そうですね。(込江さんと)一緒にいる時間が一番長かったのかな。

MC:森さんは女を捨てているアシスタントプロデュ―サーという役でしたが、役作りでこだわった点は?

森さん:
(女性なのに女を捨てているという)ギャップを見せることができたら面白いかなと思って。まぁ、ひどい顔で出ています(笑)。スッピンです。こんな大きなスクリーンであんな顔が映るとなると、ちょっと嫌な気持ちなんですけれど(笑)。そこを面白くできたらなと思いました。実は、母から聞いたんですが、私の小さい頃の初恋の相手が織田さんなんです(会場拍手)。(小さい頃)織田さんを観て、「私はこの人が好き」って言っていたみたいです。それを聞いていたので、現場に入る時「初恋の人と共演できるんだ」と、実はものすごく緊張していたんですけれど、登場シーンで織田さんが(私のことで)面白いセリフを言ってくれたので、緊張がほぐれました。

MC:織田さん、ハンカチを出していますが。

織田さん:
汗、かいちゃった(笑)。衝撃の告白でした。でもすごく嬉しいです。ありがとうございます。

MC:佐藤さんは本物のセットや駅前などで撮影を行ったそうですが、こちらの現場はいかがでしたか?

佐藤さん:
小堺一機さんやずん飯尾さんといった本当にスペシャルな方と(収録のシーンも)セットを組んで撮影をして、その場にいるだけで楽しかったです。飯尾さんが考えてくれたネタがあるんですけれど、私もそれを一緒にやったりして、本当に楽しくて笑っている間に(撮影が)終わっちゃったなって思いました。織田さんとのシーンでは、(織田さんが)撮影の合い間にネタ帳に書き込みをしていて、本当に「あっ、修治だ!」って思いましたね。すごく感動しました。

MC:監督は小説を映画化するにあたって、こだわった点はありますか?

三宅監督:
小説はすごく面白い話だなと思いましたし、主人公の修治のキャラクターもすごく変わった人で、変わったことを思いついて実際に行動しようとする人なので、観る方にはできるだけ修治と同じ気持ちになってもらえるというか、(修治を)応援したくなる映画にしたいなと思って、いつもやっていました。

MC:皆さんが最近涙したエピソードを教えてください。まず、織田さんから。

織田さん:
逆からでもいいですか(笑)?

MC:では、監督からお願いします。

三宅監督:
うるっとすることってないんですけれど、年とともに子どもに対してうるっとすることが多くなってきました。子どもが小学校二年生なんですけれど、家の近くに大きな坂があって、子どもと一緒に自転車で遊びに行った時に、子どもが帰りに小さい自転車で一生懸命その大きな坂を超えるんですね。それを見ると、うるっという感じを覚える時があります。

佐藤さん:
最近、北海道にいる大好きな祖母から手紙をもらったんですけれど、「遠くにいるけれどつながっている」と感じてうるっときました。ちょっと離れているんですけれど、今、すごく北海道に行きたいです。

森さん:
今、一生懸命考えていたんですけれど、最近泣いていないですね。枯れているのかなと思うぐらい、最近泣いたという記憶がないです(笑)。でも、本作の試写会の時は、監督の隣でボロボロ泣いていました。

込江さん:
僕はこの映画の出演が決まって学校に行ったら、学校の人たちが「映画に出るじゃん」「じゃ、今度観に行くね」って言ってくれました。すごくいい友達をもっているなって思いました(会場拍手)。

原田さん:
僕はね、もう最近何にでも泣く。一番最近泣いたのは、ネットをいじっていて、カピバラとカピバラじゃない動物が一緒に寝ていたり、寝ているカピバラの上に鳥がいっぱいいるのとかを見ていたら、自然と涙が出ちゃいました(笑)。(カピバラって)本当に優しいんです。織田さん、カピバラって優しいんですよ。「カピバラ 優しい」で検索したら出てくると思います。

吉田さん:
私もそんなにうるっとすることはないんですけれど、ついさっきここに来る前のスタンバイ中に、劇中のシーンの声が聞こえたんです。私の「一緒に生きてよ!!」っていうセリフに、うるっときちゃいました。

織田さん:
いつも自分で泣く(笑)。

吉田さん:
自分で泣くんですよ(笑)。すみません。自分の出演作で泣けるし、まだがんばれるって思うんですよ。

織田さん:
僕は昭和の人間ですから泣きません(笑)。羊さんの話を聞いていて(羊さんと)似ているところがあるのかなと思ったんですけれど、僕もスタンバイしてる時に、なんかちょっとこの作品の主題歌が流れていたり、セリフが聞こえてくると、その時の気持ちとか思い出しちゃうんですよ。羊さんはたぶん照れて、そんなことを言っていましたけれど、それだけ自分の中で出し切れた証なのかなと思いました。昭和の人間ですが、恥ずかしげもなく泣いてもいい映画だと思っています(会場拍手)。

MC:最後に織田さんから皆さんにメッセージをお願いします。

織田さん:
映画を観てもらう前なので、僕らが勝手に興奮しているみたいに見えて申し訳ないんですけれど(笑)、僕自身終わった後にできれば完成披露試写会を早くやりたいなっていうぐらい、素敵な作品に出会ったと思っています。意外と、「ラブストーリー?」と引いてしまうような映画じゃないです。女性の方にはもちろんですけれど、特に育児とかで疲れているお母さんとか、できれば、男子というか、おじさんたちにも観てほしい映画かもしれません。ぜひ周りを巻き込んで本当に多くの人に観てもらいたい映画になったと思っていますので、この映画を観てそういう気持ちが芽生えたら、ぜひ伝えてください。本当に今日はありがとうございました。

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