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平成生まれの作家・朝井リョウが描くリアル
直木賞作品「何者」遂に映画化

2016年08月30日

「何者」完成披露試写会舞台挨拶

<左から、三浦大輔監督、岡田将生さん、二階堂ふみさん、
佐藤健さん、有村架純さん、菅田将暉さん、山田孝之さん>

五人の大学生が「就職活動」を通して自分たちが「何者」なのかを模索する、リアルすぎる青春を描いた、朝井リョウさんの直木賞受賞作品「何者」が遂に映画化。こちらの完成披露試写会が、8月30日TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われました。キャストの登場と舞台挨拶に、会場には大きな拍手と歓声が溢れました。

物語では、「就活対策本部」と名付けた部屋に定期的に集まる五人の大学生の、友情、恋愛、裏切りといった様々な感情が交錯していく青春の姿がリアルに描かれていきます。「内定」が取れた時、彼らは「何者」になるのか。青春の終わりと人生の始まりを、豪華キャスト陣が演じます。
監督は人間の在り方へ深く切り込む演出で、数々の賞を受賞している鬼才・三浦大輔監督。「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「愛の渦」にみる、人間の葛藤や想いを描く演出が、本作でも発揮されています。
舞台挨拶では、五人の大学生と先輩という役柄そのままのわきあいあいとした雰囲気。それぞれのイメージカラーの差し色を身につけた紹介には、会場から「かわいい」「かっこいい」の歓声。そんな、大盛り上がりの舞台挨拶の様子をお届けします。


佐藤健さん(二宮拓人役)

この映画のことをいち早く観たいと思ってくれて、雨の中、今日こうやって来てくれたことを、ものすごく嬉しく思います。(台風の影響で)当初予定していた外のイベントが中止になってしまって、残念なんですけれど、その分ここで楽しく話ができたらと思います。
有村架純さん(田名部瑞月役)

撮影をしたのは、3月くらいなので、もう半年前っていうことですよね。早いなって気もしますし、すごく懐かしいなって気もして...。今日を迎えることができて、とてもよかったです。少しの時間ですけれど、楽しんでください。
二階堂ふみさん(小早川理香役)

みなさまにお会いできてうれしいです。短い時間ですが楽しんでいってください。
菅田将暉さん(神谷光太郎役)

天真爛漫系男子ということで、劇中ではバンドシーンがあったり、基本的には就活の話ではあるんですけれども、誰が見ても共感できるような、ねちっこいものがいっぱい詰まっている作品です。出演することができて嬉しいです。ここに立っていることがすごく幸せだと感じています。
岡田将生さん(宮本隆良役)

こんな豪華なメンバーの中に混ぜてもらって、本当に嬉しいですね。今回、ちょっと変な役をやらせてもらっているので、今日はちょっと変な感じで楽しくお喋りできたらいいな、と思っています。
山田孝之さん(サワ先輩役)

ずっと南の方にいたんですけれど、今日のこの舞台挨拶に「やばい、間に合わない。」って思って台風の風に乗ってきたんですが、そのせいでレッドカーペットをなくしてしまってすみません(笑)。僕はこのスターキャストが集まっているところに便乗してしまおう、って気持ちだけで来たので、あんまり喋ることはないんですけれども(笑)、よろしくお願いします。
三浦大輔監督

多分、皆さん、僕にはあまり興味ないと思いますので、なるべく六人に喋ってもらって、僕は茶々入れるくらいにしたいと思います(笑)。この機会に来てくれて本当に嬉しく思います。あとでちゃんと話しますけれども、とりあえず、六人の話を楽しんでいってください。


MC:今回、皆さん本当に素敵な黒の衣装でまとめてくれていますが、実は、それぞれに差し色があるということで...。

佐藤さん:
気付いちゃいましたか?

MC:気付きました。

佐藤さん:
皆さん、気付きました? そうなんです。黒のフォーマルでそろえていると見せかけて、実は、みんなそれぞれ違う色を差し色にしているというコンセプトの衣装になっています。どうですか、皆さん。

会場:かっこいいー。

佐藤さん:
現場で話をしているときに、基本五人でいることが多くて、「ゴレンジャーみたいじゃない?」とか「戦隊ものみたいじゃない?」って話になりました。舞台挨拶やるときに、みんな黒で同じ色を差し色にする舞台挨拶って結構多いと思うんですけれど、「何者」を考えたときに、本当にそれぞれが違う個性の役だったんです。だから、それぞれの色を全部変えて、壇上に立った方がこの作品に合うんじゃないかと思いまして、やってみました。

MC:いかがでしょうか。

佐藤さん:
私は、赤レンジャーでございます。

有村さん:
私はピンクです。足元がピンク色です。

会場:かわいい!

佐藤さん:
二階堂さんは?

二階堂さん:
ジンジャーオレンジです。

佐藤さん:
(岡田さんは)ほんのちょっと紫。おしゃれですよね。

岡田さん:
本当は青がよかった。

佐藤さん:
青、空いていたのにね。

岡田さん:
空いていたんです。青でもよかった。

佐藤さん:
(菅田さんの膝に緑色の布が巻かれているのを見て)この緑、君の生き様を表しているようで、僕は好きだよ。

菅田さん:
ミドレンジャーです。だって、これくらいしなきゃ、緑。

佐藤さん:
多分、何も知らなかった人は、「足折っちゃったのかなー」って思いますよね。

菅田さん:
首を痛めている系男子とか、そんなノリです。俺だけ膝を痛めている系男子、そんなノリです。

佐藤さん:
(山田さんは)金。ゴールドですね。六人目の戦士です。

山田さん:
なんか色がどうこうっていうより、ゴレンジャーっていう設定でずっと紹介していくんだなってずっと気になっていたんだけれど(笑)。

MC:有村さん、今回は天真爛漫系男子、光太郎役の菅田将暉さんと、そして拓人役の佐藤さんとの間でナイーブな三角関係が繰り広げられるという、そんな挟まれている女の子の役でしたけれど、演てみていかがでしたか?

有村さん:
うーん、そうですね...(笑)。

岡田さん:
確かに答えづらい質問ではある。

有村さん:
多分、拓人の気持ちに(瑞月が)気づいていないので、本人としては悪気はないんですけれど、客観的に見ると、瑞月もちょっとダメだなぁってところもあったりはします。

MC:菅田さんはいかがでしょうか?

菅田さん:
いやぁ、大変ですよ。みんなのたけるん(佐藤健さん)よりモテるって設定ですから、僕は結構ドキドキしていました(笑)。でも、みんなでセリフを合わせるときに、有村さんに「光太郎のどういうところが好きなのかな?」って聞いたんです。今思えば愚問だなって思うんですけれど、そしたら、「まっすぐなところじゃない?」って言われたので、そこからは、あまり考えずにやろうって思いました。

山田さん:
何? 今の。のろけ(笑)?

菅田さん:
演技論です!

MC:二階堂さんは今回人一倍意識高い系女子という、理香の役を演じましたけれど、調べによりますと、ネット上では原作のイメージにぴったりな配役だという声が一番多かったそうなんですが?

二階堂さん:
ありがたいです。

MC:二階堂さんとしては、理香という女性は自分と重なっていたり、共感できるところってありましたか?

二階堂さん:
意外となかったですね(笑)。でも、意識が高いことは良いことだと思うので、理香さんを見習って意識を高く持って歩んでいきたいなと思います。

MC:岡田さん、今回はいろんな方から愛される今までのイメージとはかけ離れた一匹狼的な隆良という役を演じましたけれど、同じ部屋でも皆さんとワイワイできないようなポジションを演じて、いかがでしたか? ちょっと寂しかったりしましたか?

岡田さん:
僕は数日間の撮影で終わったので、あんまり皆さんとお話しなかったんですよね。

佐藤さん:
僕たち、けっこう一緒に遊んだ記憶あるんですけれど、僕たちとの思い出、すべて忘れ去られているんじゃ...。

菅田さん:
あ、最低ー。

佐藤さん:
最低ー。

岡田さん:
菅田くんと二階堂さんが、本当に元気なんですよね。その元気に巻き込まれて、ワイワイしていました。

MC:山田さんは以前「バクマン。」のイベントに出演した時、高校生役を演じた佐藤さんに、「高校生に見えない」というツッコミをいれていたという噂がありますけれども、今回、大学生を演じられたキャストの皆さんは、どう見えましたか?

山田さん:
そりゃもう大学生に見えましたよ。役をやっている時は実年齢は関係ないですからね。そんなことよりも、「何者」のフォントがすごくかっこいいですよね。

菅田さん:
これいいですよねー。かっこいい。

MC:佐藤さんと監督からメッセージをお願いします。

三浦監督:
この企画が始まったのは、二年くらい前です。朝井リョウさんの「何者」という小説を映画化しようと動き出してから、二年経ってやっと企画が実現しました。僕はこの小説をいかに映像化するか、映画化するかっていうことにまい進してきました。結果、これだけの豪華なキャストがそろって、素晴らしい演技をしてくれて、それがこれから映る映像に刻み込まれています。僕自身もこういう機会は初めてですし、すごく満足のいくものができましたので、皆さんも楽しんで観ていただけたら本当に嬉しいです。やっぱり、作ったからにはヒットさせたいですし、いろんな人に観て欲しいので、今回観て気に入れば、周りの人に勧めてくれたらと思います。公開日は10月15日なので、その時もまた盛り上がっていけたらいいなと思っています。

佐藤さん:
あっという間に(時間が)過ぎて、無駄話しすぎたかなって、すごく反省しています...(笑)。三浦監督のもとで、そしてこのメンバーで、芝居にまっすぐに向き合えて、良い作品を作り上げることができたことを、心から幸せに思います。(映画を観て)きっと、皆さんそれぞれ違った感想を持つと思うんです。そういう意味で、多分語りたくなるタイプの映画だと思うので、観終わった後に、この中の誰に共感してどんなことを思ったのか、たくさん語り合ってくれたら嬉しいなと思います。

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