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「バケモノの子」舞台となった渋谷に"凱旋"!
監督&キャストが特製ケーキでヒットをお祝い

2015年07月29日

「バケモノの子」大ヒット御礼舞台挨拶

<左から、細田守監督、宮﨑あおいさん、染谷将太さん>

細田守監督の最新作「バケモノの子」の大ヒット御礼舞台挨拶を7月29日、TOHOシネマズ 渋谷で開催しました。映画の舞台にもなっている渋谷での"凱旋"に、細田監督をはじめ、声優を務めた宮﨑あおいさん、染谷将太さんも感激しきり! また、同日、同じく渋谷で開催中の「バケモノの子」展にもそろって足を運び、「バケモノの子」一色に染まった夏休みの渋谷を満喫した様子でした。

封切りからわずか18日間で、早くも観客動員数210万人を突破しており、そのお祝いとして、特製のサプライズケーキも登場! 「ここにいるお客様と一緒に食べたい」と言う細田監督に対して、染谷さんは「僕は食べられない」とコメント。一体、なぜ? お祝いムードに包まれた当日の模様をレポートいたします。

宮﨑あおいさん(少年期の九太役)

朝早くから映画をご覧くださって、ありがとうございます。初日を迎えて、(舞台挨拶が)終わった後にみんなで軽い打ち上げをするんです。その雰囲気がとても良くて、すごく幸せな初日でした。改めてこうやって、舞台挨拶をさせてもらえるのは、とても幸せだなと思います。
染谷将太さん(青年期の九太役)

本日はありがとうございます。この夏、この渋谷で「バケモノの子」を観るというのは、本当にいいなあと思います。自分もこの夏、一番したいことです。今日は楽しんでいってください。
細田守監督

今日は朝早くからありがとうございます。大ヒットを記念した舞台挨拶ということで、これも皆さんのおかげだと思っています。しかも、先ほど染谷くんも言いましたが、ここ渋谷で「バケモノの子」のお話ができるのがとても楽しみです。


MC:映画の舞台が渋谷、そして本日の舞台挨拶が渋谷での開催ということで、どのようなお気持ちですか?

細田監督:
渋谷を舞台にするって、アニメ映画にとっては、ハードルが高いんですよ。新宿を舞台にした映画は多いんですけれど、渋谷を舞台にした映画は前例がないかもしれないですね。渋谷ってややこしいじゃないですか。慣れていないと自分がどこにいるのかわからずに、迷子になりそうな...。地上はもちろん、地下もそうですよね。東横線の乗り場は去年のロケハン中に変わったり...(笑)。でも、そういう迷宮みたいなところが、面白いと思います。全然違う場所に連れて行かれちゃうんじゃないかと思わせる面白さがありますね。そう考えると、渋谷という街が俄然魅力的に見えて、そこが渋谷と渋天街につながるという発想になっていると思います。

MC:細田監督といえば、写実的な描写で知られていますし、特に今回は、渋谷のスクランブル交差点が非常に緻密に描かれていますよね。

細田監督:
渋谷はみんなが知っている街なので、描くのにはとてもプレッシャーを感じますね。たくさんの人が行き交う中、紛れていく感じをちゃんと映画として描けるのか、スタッフと一緒に作り上げていきましたが、大変でした。きっとこの後、劇場を出てスクランブル交差点に行くと、まるで映画村に来た感覚になってもらえると思います。そうなればいいなと思い、作品を作りました。

MC:今のお話を聞いて、宮﨑さんと染谷さんはいかがですか?

宮﨑さん:
映画の中に普段知っている渋谷がたくさん描かれています。今回(本作を制作した)スタジオ地図におじゃまして、制作過程を少し見学させてもらいました。背景を担当するスタッフさんが、「この通りには、こんな木が生えている」「109の近くには、こういう塔が立っている」といった本当に細かい部分まで、現実とリンクさせて描かれていて、素晴らしいなと思いました。

染谷さん:
そうですね。今後、渋谷も開発されて、風景がどんどん変わっていくなかで、今の渋谷があそこまでリアルに描きこまれて、映画として残るのが素敵なことだなと思いました。

MC:今日はせっかくですから、今だからこそ細田監督に聞いてみたいことがあれば、質問をぶつけてみてはいかがでしょうか?

宮﨑さん:
実は私は、監督が絵を描けるということも知らなかったんです(笑)。海外で監督がサインをしながら、花ちゃん(宮﨑さんが「おおかみこどもの雨と雪」で演じた役柄)の絵を描いていて、驚いたこともあったんですが...。
今回アニメーションが制作される現場を見学させてもらって思ったのですが、完成までにあるいろいろな工程の中で、何が一番大変で、何が一番面白いのか教えてください。


細田監督:
大変なのは、何を作るか決めることですね。企画というか...。どういう内容なら面白いか、映画にしたら楽しいかを考えることです。それとお客様と気持ちを共有できるかも大切ですね。何の手がかりも、よりどころもないところで、テーマを1つに絞らないといけないのがすごく大変ですね。映画って、観てもらわないとわからないですからね。
楽しいのは、ありがたいことに、才能あるスタッフそして素晴らしいキャストの皆さんに恵まれて、たくさんの人たちと作品作りができることですね。どんどん作品の世界観も広がっていきますし、その広がりを目の当たりにするのが本当にワクワクする瞬間だと思います。例えば、原画をチェックしたとき、「うわあ、すげえ」って思うんですよ。最初は自分が設計図を描いたものなのに、素晴らしいアニメーターさんの手にかかると、その出来上がりに圧倒されてしまうんです。アフレコのお芝居でも、あおいさんの第一声で「あっ、九太だ」「(九太が)本当にいるよ」と思わせてくれる感動が、面白いですね。その感動は、映画にもたくさん詰まっています。


染谷さん:
アフレコの演出で、一番の軸にしているものは何ですか?

細田監督:
今回、青年期の九太を染谷くんと一緒に造形できて、とても楽しかったんです。染谷くんはすごく勘がいい役者さんで、演技の幅と表現のチョイスがすごく面白いんですよ。ちょっとしたやりとりを通して、染谷くんの反応を見ながら、その先を一緒に探っていける感覚がありましたね。映画って監督が作るというイメージが強いかもしれませんが、あおいさんも染谷さんもすごい表現者なので、一緒に作っていける楽しみをもたらしてくれますね。答えになっていますかね(笑)?

MC:そして皆さんは舞台挨拶が始まる前に、渋谷ヒカリエで開催中の「バケモノの子」展を訪問したそうですね。感想はいかがでしたか?

宮﨑さん:
すごかったですよね。映画を観た後で遊びに行くと、(映画の)違った見方もできると思います。1つのシーンが生まれるまでにこれだけたくさんのスタッフさんが関わっているんだと、そういう"人間"を感じられる場所でした。体感できるゲームもたくさんありますから、ぜひ体験してほしいなと思います。

細田監督:
チームラボさんにお願いして製作した「熊徹道場」という、バーチャルで修行が体験できるコーナーがあるんです。役所広司さん演じる熊徹の声を浴びながら、(九太を演じた)あおいさんと染谷くんが修行している様子が、まるで映画のようで良かったですよね。二人ともかなり高得点だったんじゃないですか。

染谷さん:
皆さんもぜひ行ってみてください。今着ているTシャツも、会場で売っているんですけれど、間違えてレディースを買っちゃいました...(笑)。皆さんも気を付けてください(笑)。

MC:さて、「バケモノの子」は今月11日に公開されて、昨日(7月28日)までに観客動員数210万人、興行収入27億円を突破いたしました! そしてこの大ヒットをお祝いして、特製のサプライズケーキをご用意しました。

 


宮﨑さん:
あっ(ケーキの上に)チコがいる。

染谷さん:
ケーキは食べたいですけれど...、僕には(相棒なので)チコは食べられないですね。

細田監督:
おいしそうだし、お祝いムードが出ますね。ぜひ、今日劇場にいらっしゃったお客さんと一緒に食べたいですね。小さく切れば、300人分に分けられないですかね(笑)。

MC:それでは最後に、細田監督からご挨拶をお願いします。

細田監督:
こうやって皆さんにご挨拶できる機会も限られるんですけれど、改めて、この作品は恵まれているなと思います。スタッフ、キャストにも恵まれているんですけれど、やはりお客様に支えてもらっているのが幸運だと思います。皆さんと一緒に、ヒット御礼を迎えることができて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。

 

 

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