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岡田准一 「永遠の0」を超える感動を...
「海賊とよばれた男」製作発表会見

2015年11月28日

「海賊とよばれた男」製作発表会見

<上段左から、山崎貴監督、鈴木亮平さん、染谷将太さん、ピエール瀧さん、野間口徹さん、
下段左から、綾瀬はるかさん、吉岡秀隆さん、小林薫さん>

百田尚樹氏の同名ベストセラー小説を、岡田准一さん×山崎貴監督という「永遠の0」チームの再タッグにより映画化する「海賊とよばれた男」の製作発表会見が11月28日、本作を撮影中の東京・世田谷の東宝スタジオで行われました。会見には岡田さん、山崎監督をはじめ、吉岡秀隆さん、染谷将太さんら同日情報解禁となった新キャストが勢ぞろいいたしました。

主演を務める岡田さんは「ぜひ『永遠の0』を超える感動をお届けしたい」と早くも武者震い。また、岡田さんをはじめ、吉岡さん(「三丁目の夕日 シリーズ」)、染谷さん(「寄生獣」シリーズ)と近年の山崎組"主演"俳優が一堂に会する豪華なキャスティングに、監督本人が「山崎組アベンジャーズ」と胸を張る場面も。初出しとなるメイキング映像上映後に行われた会見の模様をレポートいたします。

阿部秀司プロデューサー

今、メイキング映像をご覧になったと思いますが、実は我々は何も観ていないんです。先ほど舞台袖では、「観たい、観たい」と言い合っていました。そういう意味では皆さんが初めて映像をご覧になっており、うらやましく思います。
原作は2013年の「本屋大賞」を受賞した作品です。その頃、我々は「永遠の0」という作品の公開直前でして、山崎監督を含め我々にとって、「海賊とよばれた男」は気になる作品ではありました。こうして映画化できるというのは、夢のようです。しかもスタッフ、キャストが再結集しまして、我々が作った「永遠の0」という大きな山を超えて、素晴らしい作品にしたいと思い、一丸となって取りかかっております。作品が完成するまでには、まだ時間があります。そして公開までには1年くらいあります。どうぞ皆さんの力で、この映画を応援してもらいたいと思います。
山崎貴監督

ようやく、この素晴らしいキャストを紹介できるときが来て、嬉しく思っています。実は直近の僕の作品の主演3人(岡田さん、吉岡さん、染谷さん)がここに揃っておりまして、山崎組アベンジャーズのような状況になっております(笑)。原作も長いですし、映画にするには難しい話だったので、信頼できる人たちの力を借りたいなと思いまして、無理を言って集まってもらいました。そういう意味ではとても心強い仲間を得ました。さらに初めてご一緒する皆さんも、いつかお仕事をしてみたいと思っていた方々ばかりなので、現場も楽しく頑張っております。
時代としては戦後、日本がしょんぼりしていた時代に、今でさえ考えられない掟破りなことをした男たちがいて、「なぜその決断に至ったのか?」「どんな思いでチームとして日承丸をイランに送ることを選んだのか」を、一緒に探りたいという思いで撮影を進めております。それを伝えられる躍動感あふれる映画にしたいと思っています。
岡田准一さん(国岡鐡造役)
こんなに豪華なキャストの皆さんと一緒に作品に取り組めること、とても嬉しく思っています。本当に楽しい現場で、山崎組の先輩方や新たに加わる方々と一緒にお芝居できて、幸せな毎日を送っています。現場では"店主"と呼ばれながら、頑張っております。ぜひ応援よろしくお願いいたします。

MC:今回は大ヒット映画「永遠の0」のスタッフが再結集しており、「永遠の0」がライバルということにもなりそうですが...。

岡田さん:
これだけのキャストの皆さんが揃っていますし「永遠の0」がライバルになるので、ぜひ、「永遠の0」を超える感動をお届けしたいです。
吉岡秀隆さん(東雲忠司役)

「永遠の0」がライバルということで、三丁目から援護できるよう駆けつけました(会場笑)。頑張ります...。東雲の人柄の良さというものが、ハツラツと表現できればと思っております。
染谷将太さん(長谷部喜雄役)

本当に毎日、エネルギッシュで活力ある現場でして、エネルギーをもらい、楽しんで演じています。長谷部という役もハツラツとしていて、自分自身はよく「目が死んでいる」と言われるんですが(会場笑)、今回はめちゃくちゃ元気な目でやっております! 自分自身完成が楽しみです。
綾瀬はるかさん(鐡造の最初の妻・ユキ役)

お越しくださってありがとうございます。短い間なんですけれど、鐡造さんを陰ながら支えていく心優しい妻の役どころです。
小林薫さん(甲賀治作役)

僕は山崎組への参加が初めてで、どんな雰囲気の現場なのかとドキドキしておりました。でもここにいらっしゃる「気配を消させたら日本一」と言われる野間口さんが(会場笑)、気配を消すどころか、現場やセットの裏ではとても存在感を放っております。和気あいあいとした雰囲気で僕も楽しく演じています。いい雰囲気が流れた現場ですし、完成が楽しみです。
鈴木亮平さん(武知甲太郎役)

武知という役は、途中で国岡商店に入るいわば中途採用のポジションなんですけれど、元陸軍の大佐で英語が堪能な情報戦のプロという、僕が今まで演じた役の中で、最もカッコいいんじゃないかと思う役です。とても光栄です。
僕も山崎組に初めて参加させてもらい、これだけ豪華な山崎組アベンジャーズに新加入させてもらうヒーローの気持ちで頑張っております。とにかくスケールの大きな山崎監督の世界観にしっかり馴染んで、作品に貢献できるよう頑張りたいと思います。
野間口徹さん(柏井耕一役)

先ほど存在感の話が出ましたけれど、もしかすると皆さんのお手元の資料に、僕が山崎組初参加と紹介されているかしれませんが、僕、実は「ALWAYS 三丁目の夕日」に出ております。それを吉岡さんも監督も忘れていたという...。

吉岡さん&山崎監督:
失礼しました(会場笑)!

野間口さん:
そんな存在感の無さですが、今回はちゃんと覚えてもらえるような演技をお見せしたいと思っております。頑張ります!
ピエール瀧さん(藤本壮平役)

藤本という役は、戦後間もない頃、GHQから国岡商店にラジオ修理の仕事をもってくるという役でございます。まだ撮影には1日しか参加できていなくて、35歳までバイトをしていた野間口さんとしか会っていないんです(笑)。改めて錚々たるメンバーの方々と、ご一緒できて光栄だなと思います。男気あふれるドラマですので、よろしくお願いいたします。


MC:10月上旬のクランクインから、約1カ月半経ちましたが、現時点の手応えはいかがでしょうか? 現場の感想なども教えてください。

山崎監督:
国岡商店のチーム感といいますか、すごく応援したくなる空気が出ているので、面白い映画になるんじゃないかという手応えは感じています。

岡田さん:
国岡商店の皆さんとも、いいチームワークが生まれてきて、監督からも「脚本を超えるお芝居になっている」と言ってもらいました。

山崎監督:
役者さんのお芝居が脚本より全然面白いんですよ。これはいいなあと思いますね。

MC:今回は年配の役を演じる大変さもあると思いますが、いかがですか?

岡田さん:
追々、歳を重ねた鐡造の姿も観てもらえると思いますが、(鐡造の)生涯を演じますので、皆さんに支えられながら、楽しんで演じています。

MC:九州弁はいかがですか?

岡田さん:
野間口さんが九州出身なので、教えてもらっています。「そこ、ちょっと違うんですよね」ってすごく注意されます...。

山崎監督:
現場では"店主"モードなので、店主しゃべりで偉そうな態度になっていますよ(笑)。

岡田さん:
60歳になるとすごく偉くなるので、阿部プロデューサーに対しても偉そうになってしまいます(笑)。衣装が違うんで、自然とそういう雰囲気になりますね。

阿部さん:
すごいですよ。まるで同世代と話しているような錯覚に陥ります。岡田君、じゃなくて本当に店主です。

MC:吉岡さんはいかがですか?

吉岡さん:
楽しくやっています。山崎監督の人柄の良さがそのまま出ている現場で、いつも安心して演じています。

MC:染谷さんはいかがですか?

染谷さん:
国岡商店は店主をトップに、家族のような存在なのですが、現場も心地良いです。そんないい時間が流れています。

MC:「寄生獣」のときとは違いますか?

染谷さん:
そうですね。血が飛び散ったりはしないので...(笑)。殺伐感はないですね。右手も普通です(笑)。

MC:綾瀬さんはいかがですか?

綾瀬さん:
私は皆さんに比べて、短い時間の現場ですが、皆さん仲が良くて、いつも笑いあっています。それが作品にとっても、いい刺激になっていて、男気あふれる熱くて温かい作品になるんだなと確信しました。

山崎監督:
男ばかりで撮影しているんで、綾瀬さんが現場に来たときの、キャストのはしゃぎっぷりがすごいんです(笑)。みんな浮かれていましたね。

MC:小林さんはいかがですか?

小林さん:
(現場は)すごくいい雰囲気です。今、お話に出たように男所帯なので綾瀬さんが来ただけで、はしゃぐというか、どう対応したらいいのか戸惑いもあったりして...。それと僕は、山崎組に参加するのが初めてなのですが、国岡商店のセットが1階は完璧にできていて、2階より上はCGになるんですよね? なので、僕らがまだ見えていない世界が、映画が完成したときに初めて観られるのが楽しみですね。こういう経験はあまりないので、面白いなと思います。

MC:その分、監督は責任重大ですね。

山崎監督:
今、とてもプレッシャーを感じていますけれど、すごくいい映像になると思います。スタッフには「小林さんがそう言っていたし、分かっているだろうな?」と伝えます。

MC:鈴木さんはいかがですか?

鈴木さん:
僕もピエールさんと同じで、まだ1日しか撮影に参加していないので、皆さんの仲の良さがうらやましいですね。その1日の撮影で京都の舞鶴まで行ったのですが、どんなシーンかと思ったら、車の横でとある風景を見ているだけというシーンなんですよ。それだけで舞鶴に行ったんですね。いやいや、不満じゃないですよ! 今後も日本各地で撮影をするそうで、僕もいろんな場所に行けるそうなので、ちょっと観光もできるかなって期待しているんですよね。

山崎監督:
そうですね、これからも日本全国をお邪魔して、撮影させてもらう予定です。

MC:語学が堪能という役どころですが?

鈴木さん:
僕も大学時代、語学を専攻していまして、武知甲太郎のモデルになった男性が、たまたま大学の先輩だったんですよ。英語をしゃべるシーンもたくさんあるので、先輩に恥じないように演じたいですね。

MC:続いて、野間口さん。ここまで撮影いがかですか?

野間口さん:
撮影中、ずっと幸せで、多分撮影が終わった頃には"海賊ロス"になっているんじゃないかと心配です。

MC:ピエールさんはいかがでしょうか?

ピエールさん:
鈴木さんと同じく、まだ皆さんとご一緒していないので、チーム感は実感できていないんですが、山崎組は非常にプロフェッショナル集団なので、現場にいても楽しいですし、勉強にもなりますね。

MC:山崎監督と本作以外でもお仕事をされたことがある岡田さん、吉岡さん、染谷さん、野間口さん、ピエールさんにご質問ですが山崎監督の演出で驚かされるのは、どんなことでしょうか?

岡田さん:
CGの分野ではトップレベルですから、先ほど小林さんもおっしゃっていましたが、完成した映像を観て驚かされることは何度もあります。お芝居に関しては可能な限り、(俳優で)撮れるものは撮ろうというスタンスです。

MC:吉岡さんはいかがですか?

吉岡さん:
同じです。(現場で)「頭の上で飛行機が飛ぶよ」と言われて撮影したシーンが、(完成された映像で)本当に飛んでたりしますので、すごいなといつも思います。毎回、映画の完成を楽しみにしています。

染谷さん:
自分もいつもそう思いますね。しかも、役者が芝居をしやすいように、VFXとのいい距離感を考えてくださっているのがすごいなと思います。

野間口さん:
そうですね、常連として思うのは...(笑)、監督の演出が丁寧過ぎるほど丁寧だってことですね。まあ、それくらいですね(会場笑)。

ピエールさん:
この撮影が始まる前に、衣装合わせをしたんですが、監督から「いい加減、痩せてもらえますか?」と言われました(笑)。戦後が舞台なので、そんなお腹の人はありえないですって...(笑)。だから「永遠の0」には呼ばれなかったんだなと思いました...。ダイエットもしていますが、CGで何とかなりませんか?(会場笑)

MC:それでは最後に、岡田さんから一言メッセージをいただきます。

岡田さん:
皆さん、今日は本当にありがとうございます。山崎監督をはじめ、スタッフ、キャストの皆さんとの信頼感がある現場になっております。国岡商店の国岡鐡造も、店員を愛し、信頼した人物なので、その信頼感がうまく表現でき、ご覧になる方にも信頼を得られるような映画に育てていければと思っています。公開は来年の冬になりますが、それまでぜひ応援のほど、よろしくお願いいたします。

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