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細田守監督の最新作「バケモノの子」ついに公開!
豪華キャスト陣が、アフレコ裏話で大盛り上がり

2015年07月11日

「バケモノの子」初日舞台挨拶

<後列左から、細田守監督、熊徹、
前列左から、広瀬すずさん、染谷将太さん、役所広司さん、宮﨑あおいさん、大泉洋さん>

細田守監督の最新作「バケモノの子」が7月11日、ついに全国公開を迎えました。同日、東京・TOHOシネマズ スカラ座で初日舞台挨拶を行い、細田監督、役所広司さん、宮﨑あおいさん、染谷将太さん、広瀬すずさん、大泉洋さんが登壇いたしました。本作は人間界<渋谷>とバケモノ界<渋天街(じゅうてんがい)>という2つの世界を舞台に、バケモノ・熊徹とその弟子となった九太の師弟関係を通した成長と冒険を描いたオリジナルストーリー。

登壇者の皆さんは、映画に感動したお客様からの熱い拍手に迎えられると、感無量の面持ち。アフレコ裏話では、大泉洋さんが染谷将太さんに"釈明"する場面も。また、宮﨑あおいさんの"北海道好き"が明らかになり、ご当地出身の大泉さんは大喜びでした。舞台挨拶当日の模様をレポートいたします。

役所広司さん(九太の師匠・熊徹役)

今日は初日からありがとうございます。こんなたくさんの皆様に観てもらって幸せです。とにかく細田監督の作品に参加することができ、素晴らしい声優さんと共演できたことを本当に幸せに思っています。この作品を、たくさんのご家族、友人、愛人(会場笑)、いろんな人と楽しんでもらえると嬉しいです。どうか、皆さん宣伝してください。よろしくお願いします。
宮﨑あおいさん(少年期の九太役)

今回、大好きな細田監督の作品に参加できたことをとても嬉しく思います。本当に素晴らしいスタッフの皆さんが揃ったこの作品に参加することができて幸せです。また、観に来てくださったら嬉しいです。ありがとうございます。
染谷将太さん(青年期の九太役)

(客席から「染谷く~ん」の声援が飛び)そういうの、生まれて初めてです(笑)。ありがとうございます。青年期の九太を演じ、本当に充実した時間を過ごせました。そしてこんなに素晴らしい作品に参加できて、光栄です。こうしてご覧になった皆さんが、温かい顔をしていらっしゃって幸せです。
広瀬すずさん(九太が人間界で出会う女子高生・楓役)

今回、初めて声優のお仕事をして、スクリーンから自分の声が聞こえるのが不思議な感覚だなと思いました。今日から、どんどん「バケモノの子」が広がっていくのが楽しみです。今日は来てくださって、ありがとうございました。
大泉洋さん(熊徹の悪友でサル顔のバケモノ・多々良役)

皆さん、すでにご覧になったんですよね。皆さんの拍手の大きさを感じて、私がこの映画を初めて観た時の感動がよみがえってきます。映画館を出て「素晴らしい映画だぞ~」と叫びたくなったあの気持ち...。そして真夜中にもかかわらず、役所さんに「素晴らしかったですね」と熱い思いでメールをしたのを思い出しました。今、うちの娘が4歳なんですけれど、この映画のストーリーにとても食いつきまして、「観たい、観たい」と言い出しました。やっぱり、この映画のストーリーが小さな子どもでも興味を持つ、黄金のストーリーなんだなと実感いたしました。ただ、娘がどう間違えたかわかりませんが「オバケの子」と覚えてしまいまして、まるでお岩さんの子どもみたいな話になってしまいました(笑)。将来、娘が観てくれて、お父さんが出ていることを誇りに思ってもらえる作品に参加できたことを感謝しております。
細田守監督

今日は皆さん、お集まりいただきありがとうございます。こうして初日に来てくださるお客様のお顔を見ると、長かった製作期間が報われた気持ちです。スタッフ、キャストにとても恵まれた作品なんですが、お客様のお顔を見ると、改めて恵まれていると感じます。


MC:キャストの皆さんに、お気に入りのシーンを教えてもらいたいと思います。

役所さん:
僕のお気に入りのシーンは9歳の九太が訓練を始めるところです。九太が素振りをするんですけれど、うまくいかずに顔が赤くなるところですね。アフレコをしながらも、かわいいなと思いました。

宮﨑さん:
私が好きなのは、熊徹の家の近くにある壁に絵が描いてあるんですが、それが九太が成長すると(絵が)変わっているんですよ。お気づきになった方、いますか? ぜひ、もう一度観てもらいたいです。

染谷さん:
そうですね。いっぱいあるんですけれど、青年になった九太と熊徹の戦いのシーンで、握手をするところですね。ちょっとした言葉を交わすだけなんですけれど、その熱さというか、温かさがいいシーンになりましたね。

広瀬さん:
そうですね。九太に楓ちゃんが駐車場でしおりを渡すシーンですね。初めて楓ちゃんが自分の気持ちを伝えるシーンで、私にとっても大切にしていたシーンなので、すごく好きです。

MC:今のお話を聞いて、細田監督もうんうんとうなずいていましたが、いかがですか?

細田監督:
あそこのシーンのアフレコをしていた広瀬さんの姿を思い出します。1テイク目から「なんで、こんなことができるんだろう」と思うほど、すごい臨場感がありました。この前もリリーさん(熊徹の悪友でブタ顔のバケモノ・百秋坊を演じるリリー・フランキーさん)とお酒を飲む機会がありまして、「広瀬すず、天才だ」という話を1時間41分くらい話したんです(笑)。そういう話でお酒が飲めるのっていいなと思いました。

MC:バケモノを演じた大泉さんは、お気に入りのシーン、いかがですか?

大泉さん:
さっきから"バケモノ"を強調していませんか? 気のせいですか?
(お気に入りのシーンは)九太がいよいよ戦いに行くというところで、百秋坊と一緒に引き留めるですが、最後は抱き合って泣くというシーンですね。でも、アフレコのときに、途中で染谷くんが帰ってしまったんです。もともとスケジュールの都合だったんですけれど、私とリリーさんで「この感動のシーンで、なぜ染谷くんは帰っちゃったの? このシーンこそ一緒にアフレコできたらいいのに...。でも帰っちゃったんじゃ、しょうがないね...。」と話していたら、監督が「そうですね。呼び戻しましょう」と言い出しました。私は若干焦ったわけですね。僕が呼び戻したみたいになったら、いやだなあと思ったんです。結局、染谷くんは呼び戻されましたね。そのとき、奥さんとスーパーで買い物をしていたんだって?


染谷さん:
(買い物に)行く手前でした。

大泉さん:
それで染谷くんが来てくれて、結局三人でアフレコができました。

MC:染谷さんは呼び戻されたとき、どんな心境でしたか?

染谷さん:
僕も皆さんと一緒にやりたいと思ってはいたんです。マネージャーから「戻れる?」って連絡が来たときは、正直「洋さんだな」と思いました。

大泉さん:
アハハハハハ! いや、でも監督、決して強制はしなかったですよね?

MC:誰が犯人なんですか?

細田監督:
(無言)

大泉さん:
しゃべってもらっていいですか? 僕じゃないんですよ、監督が最終的に「呼び戻しましょう」って言ったんですよ!

細田監督:
うん、うんうん。連絡がつけば、ということで...。

大泉さん:
そう、連絡がついちゃったからなんだよね。染谷くんは、電話出るタイプなんだね。でも三人でアフレコできて良かったよね。うん、思い出深い...!

MC:アフレコ中にハプニングなどはありましたか? 役所さん、いかがですか?

役所さん:
僕は大泉さんやリリーさんがいないときでも、呼び戻さずに一人でアフレコをしていました。

大泉さん:
アハハハハハ! いや、でもあのシーンは感動的ですから。あそこで呼び戻そうと決めた監督の決断がすごいですね。

MC:広瀬さんはアフレコ、初挑戦だったんですよね? 先ほど、天才というお言葉も飛び出しましたが?

広瀬さん:
3年間このお仕事をしていて、一番緊張しました。楓ちゃんのセリフを届けたいという気持ちが強かったです。尺が決められているなかで、マイクの前に立ったら、冷や汗をかいちゃって...。第一声はガタガタで、タイミングにも乗り遅れてしまいました。

MC:宮﨑さんは、初めての男の子役でしたが、いかがですか?

宮﨑さん:
そうですね。アフレコの前には、自分の声を何パターンか録音して、男の子に聞こえるか確かめていました。やっぱり難しいですね。

細田監督:
あおいさんはもう男の子とか女の子とか関係なくて、表現する力がすごいですからね。あおいさんはどんな役を演じても、主人公なんですよね。負けない意志や強さ、どんな目にあっても絶対に折れない。前作の「おおかみこどもの雨と雪」でもそうなんですが、今回の九太もそういうものをすごく求められる役で、あおいさんの表現力がこの映画にすごく力を与えていると思います。

MC:これまで細田監督の作品は、「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」と3年ごとに夏休みに公開されています。そこで、もし夏休みが3日間あったら、何がしたいか教えてください。

役所さん:
僕はもうずっと夏休みなので...。

MC:どういうことですか?

役所さん:
あまり働いていないので、3日間休みもらっても、ちっとも嬉しくないです。それよりも働きたいですね。

宮﨑さん:
私は北海道が好きなんですけれど...。

大泉さん:
(北海道出身なので)えっ、すごく嬉しい!

宮﨑さん:
よく家族でレンタカーに乗って、牧場をめぐってソフトクリームを食べるという旅をしているんです。北海道はいいですよね。

大泉さん:
おいしいソフトクリーム屋さん、教えます! いい店、知っています。

染谷さん:
自分は散歩が好きなので、散歩をしたいです。東京の面白いところ、合羽橋とかですかね。

広瀬さん:
うーん、3日間?

MC:4日間でもいいですよ。

広瀬さん:
最初の1日目は家に引きこもります。あとの3日間は地元に帰って...。

大泉さん:
全部で3日間でよくないですか? 我慢できずに、ツッコみますけれど...。

広瀬さん:
お昼まで寝たいな...と思いまして...。

MC:素敵な夏休みですね。

広瀬さん:
ありがとうございます。

大泉さん:
私は4歳になる娘を函館に連れて行って、いとこに会わせたいなと思います。

MC:北海道PRはそれくらいでいいですか...?

大泉さん:
もちろんです。宮﨑さんにもPRしてもらいましたからね。ぜひ夏休みは、北海道にお越しください。

■写真撮影の際には、登壇者の皆さんが客席に、映画の人気キャラクター"チコ"のぬいぐるみを投げ入れプレゼントする場面もありました。

MC:最後に細田監督、ご挨拶をお願いします。

細田監督:
夏に少年が一皮むけて成長するというシンプルな物語です。たくさんのスタッフと長期間の作業があって完成した作品です。皆さんに観てもらって嬉しいです。とても幸運な作品だと思います。夏休みですので、たくさんの子どもたち、昔子どもだった人たちに観てもらいたいなと思います。近所のお子さんとかに薦めてもらえると嬉しいです。今日は本当にありがとうございます。

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